台湾南部で新年10★旗山★台湾バナナの里へ！ちょっぴり感傷モードの旗山老街さんぽ～後半～

2013/01/01 - 2013/01/01

2013年は高雄で迎えました。
元旦はひとりバスに乗って旗山へ。
旗山でバスを下車して、旗山老街に向かいました。

旗山の町が形成されたのは、日本統治時代の
1910～30年にかけてのこと。
この期間に、バロック建築や石のアーチ、旗山駅
などが建設されました。

また、旗山はバナナの産地として有名で、
特に1964～69年は日本への輸出量が最盛期でした。
現在もバナナそのものやバナナ関連商品が老街のあちこちで
販売されています。

後半の散歩もお祭りの飾りや儀式を見学したり、
日本統治時代の建築をめぐりをしたりしました。
日本人の子弟が通っていた小学校では、日本語が話せるおじいちゃんが
一生懸命説明してくれて、ちょっぴり感動でした。
海外に住んでいるせいなのか、台湾がそうさせるのか、
台湾の日本統治時代の建築を見て回ると、
時々感傷モードに入ってしまうことがあります。
今回も日が暮れてくるにつれて感傷モードに…

★★　台湾南部で新年旅行記　12/28～1/2　★★
01★台北★香港トランジットで台北まで
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10747857/

02★台北から墾丁へ！高鉄とバス乗り継いで台北→高雄→墾丁
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10747945/

03★恒春★恒春古城城壁と中山老街散歩
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10748035/

04★墾丁★ひとりの夕食はやっぱり夜市で！
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10748096/

05★墾丁★我在墾丁，天気陰…灯台を見に！
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10751659/

06★高雄★高雄不思議！五月天「諾亞方舟」高雄コンサ1230
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10751714/

07★高雄★鳳山県新城プチ散歩
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10751811/

08★高雄★2012年最後の夕日を見に西子湾へ！そして年越しライブ五月天諾亞方舟1231
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10751892/

09★旗山★台湾バナナの里へ！新年のお祭りモードの旗山老街さんぽ～前半～
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10752200/

10★旗山★台湾バナナの里へ！ちょっぴり感傷モードの旗山老街さんぽ～後半～
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10752296/

11★高雄★元旦の夕食は瑞豊夜市で
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10752775/

12★高雄★忠烈祠と武徳殿へ！バス乗り間違えて高雄市民に助けられる
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10752910/

エリア 高雄(台湾)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空 キャセイドラゴン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

旗山国小を見学したあと、目の前のグラウンドがにぎやかだったので、のぞいてみました。

すると…昼間、何かお祭りが行われていたようで、こんな風になってました。

新年の祈願祭かと思ったら、天后宮のお祭りだったようです。きっと大勢の市民が参加した盛大なお祭りだったのでしょうね…

こんな力作の建物（？）も建てられていました。

さて、グラウンドのすぐそばにあるのが、こちらの旗山区文化活動中心です。

みたところ、普通の建物に見えますが、これも日本統治時代の建築。これじゃあぜんぜんわからないと思いますが…

右側に回ってみたら、なんとなく…日本っぽさが漂ってますよね？

ここ、実は…

日本統治時代に武徳殿として建てられた建築。もともとの建築はこんなに日本っぽい建物だったのですが、屋根が建てかえられて今の形になっています。

○　武徳殿

日本統治時代の1934年に建てられた、唐式と日本式をミックスさせたスタイルの建築で、日本人が心身を鍛えるための武道館でした。1994年に火災に遭い、修復後、現在のような屋根になりました。

裏に回ってみたら、日本の風景がそこに…

鼓山国小を探していたら、日本統治時代に建てられたとみられる民家？がありました。

○　鼓山国小（旗山尋常高等小学校）

1906年に創建された日本人のための小学校。旗山国小が台湾人のための小学校であったのに対し、こちらは日本人の子弟のための小学校でした。

追慕…とほられた岩

何かと思えば、旗山尋常高等小学校の1933年の卒業生28名が卒業前夜に校内に設置したものだそうです。

異国の地での小学校生活、卒業式…時を越えて何か伝わるものがありました。

聖堂がある〜！！と思って写真を撮っていたら、台湾語でおじいさんに話しかけられました。「ここは日本人が通っていた小学校なんだ。聖堂がある小学校なんて、ここぐらいのものだよ。台湾で一番美しい小学校さ」って。私は台湾語はある程度わかるものの、台湾語はほとんど話せないので、「わーしーじっぷんらん、てぃやぼー」ってがんばって台湾語で返したら（笑）、おじさんが「日本人ですかー」って日本語で返してくれました。

おじさんは旗山の出身で、この小学校のことを一生懸命日本語で説明してくれました。ホント、感動しました。台湾で一番美しい小学校って言われたこと、心にくるものがありましたー

おじさんにお礼を言って、次は上水道を目指します。

○　旗山上水道

以前は旗山地区の用水がよく汚染され、疫病がはやったそうです。そこで、旗山街役場が簡易水道設備の建設を計画し、「旗山信用利用組合」との共同出資で、旗山上水道を建設しました。上水道は1925年に建てられたものです。この上水道は、高雄県内でもっとも早期にできた近代的水道設備で、もともと旗山街地区の住民3000名に生活用水を提供していましたが、その後5500名の住民の生活用水を提供するようになりました。日本統治時代が終わり、旗山地区の人口が増加すると、この上水道だけでは水の供給が困難になり、旗山上水道は1960、70年代に廃業しました。

次は鼓山公園を歩きます。

夕焼け見えるかな。

まずは階段のぼりますよー

そしてこちらの階段ですが、何かに似てると思いませんか？

そう、以前、ここには神社があったのでした。

○　鼓山公園

1904年に設立された公園。1936年日本政府による皇民化運動で公園内に神社が増設されました。第二次世界大戦後、神社は取り壊され、孔子廟が建てられました。

孔子廟に向かう途中、先ほどの上水道の名残りを発見。

孔子廟に到着したときは、すでに夕暮れ。

中には入れませんでした。

孔子廟の前からの眺め。

見晴らしいいです。

先ほど見学したお祭りの建物がライトアップされているのが見えました。

そろそろ5時なので、帰ろうかな。

帰り道、先ほどのお祭りの建物のライトアップを見ていきました。

こんな感じ★

老街をてくてくと。

バナナ紅茶とは、発想があたらしいー！！！

天后宮のほうに歩いていくと…

ん？？？またなにやら儀式が行われる雰囲気。

なんかキョンシーな世界！！！（古っ）

何かを唱え始めました。

その周囲では…

こんなにたくさんの人々が手を合わせてました。

ひとりくらいキョンシーがいてもおかしくない雰囲気…

とちょっとバチあたりなことを考えてしまいました。対不起…

手にしていた板を次々と炎の中に投げ入れてました。

普段着を着ている人のほうが少なかったくらい、お祭り参加者が多かったです。

天后宮もライトアップ。でも写真ぶれぶれ。

そろそろ6時になるので、バスに乗って高雄に戻ります。