真夏のスイス・イタリア旅4　氷河急行でサンモリッツへ

2010/07/01 - 2010/07/16

ルツェルン1泊、グリンデルワルト2泊、ツェルマット2泊の後は、氷河急行でサンモリッツへ。

エリア サンモリッツ(スイス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空

7/6、10:13発の氷河急行に乗り、ツェルマットからサンモリッツへ。この電車だけは予約がないと乗れないので、出発前に日本から鉄道会社のサイトで予約をし、乗車前日に駅で切符を受け取りました。

車内の様子。現在は、一等も二等も基本的にすべてパノラマカー。天井近くまでガラス張りになっている代わりに、窓は開きません（エアコンあり）。

この外人さんが耳につけているのは、備え付けのオーディオガイドのイヤホン。日本語を含めて6カ国語で見所の説明が流れてきます。各ポイントに来ると、車内にピンポンという合図が流れ、イヤホンをつけるとその地点に合わせた説明が聞けます。

このガイド、結構頻繁に流れてきて、観光案内だけでなく、スイスの歴史や現状についての説明もあったりして、おかげで、長い乗車時間も飽きずに過ごせたと思います。

車窓には、風光明媚な風景が続きます。ガラスに反射しうまく撮れないので、あまり写真には撮ってないのですが。

ただ、この路線以外にも、それまでに乗ったいろんな鉄道でさんざんスイスらしいきれいな景色を見慣れてしまったので、この鉄道が特にすばらしい！とは正直、あまり思いませんでした。

この電車には食堂車はありません。どうせなら利用してみたかったのですが。でも、せっかくなので、席でふるまわれるというコース料理を予約しておきました。

これはメイン料理のビーフストロガノフ？みたいなのと付け合わせはにんじんとリゾット。一度配られた後、時間をおいて、お代わりはいかが？と回ってきます。スゴイ量なので辞退しましたが、近所の外国人のおばあさまはしっかりお代わりしてました！

お味の方は、、、まあまあというところかな。
値段の割には？？？
正直、ちょっともったいなかったかなとも思いました。。（一人41CHF）

デザートはチーズかティラミスから選びます。

ティラミスは大きさがいろいろなのですが、私たちには小さめのをチョイスしてくれたような雰囲気(笑)。（メインも残していたし）

途中2箇所ほど、10分程度停車する駅があるので、ホームに降りてちょっと散歩。これはどこの駅だったかな？　車両を連結してました。

途中で見かけた、ソーラーパネル。

クールに到着。ここまで来れば、あと少し、、とはいえ、、まだあと2時間半です。

ようやくサンモリッツに到着〜。18:12着です。

サンモリッツの宿は。ホテルBELLAVAL。
駅のすぐ目の前です。氷河急行の到着ホームからだと、階段を下りて地下通路を進むと、出たところがもうホテルです。

ホテルの部屋の窓から。
本当にすぐ真下が駅です。

レイクビュー、テラス付きのお部屋です。
真正面ではないけれど、ちょっと左を向くと湖。

お部屋の中。広くはなく簡素ですが、清潔。
上の階のスリッパの音がしたり、洗面所が狭かったりはしたけれど、1泊85CHFのお値段と立地からしたら、大満足。

しかも、このホテルは2泊以上泊まると、サンモリッツ地域でバスやロープウェイ、ケーブルカーにすべて無料で乗れるカードをもらえるので、それも加味したら、めちゃくちゃお得だったのでは。ただし、カードをもらうときに、現金で保証料40CHFが必要（あとで返してもらえます）。

食事がてら、町までお散歩。町は駅を挟んで反対側の坂を登っていったところになりますが、郵便局側のエスカレーターが使えます。

もう7時すぎですが、まだこの明るさ。でも、お店はほとんど閉まっていて、閑散としています。

お昼氷河急行のランチがボリュームあったので、夕飯は軽くすませたいところだけど、あいにくこの街にはちゃんとしたレストランしかなさそう。。。スーパーももう閉まってるし。

悩んだ末に入ったのは、ＨＯＴＥＬ ＳＣＨＷＥＩＺＥＲＨＯＦのレストラン。外のメニューには20CHF程度の定食があったので入ってみたけど、中で出されたメニューには載ってない。。。もしかして、ランチメニューだったの？？？ドイツ語わからないので、謎のまま。

結局、適当にメインを2品とサラダ、お水を頼んで80.5CHF。お味は割とおいしかったかな。

でも、お客さんはほとんどホテルの宿泊客っぽかったです。

こんな立派なホテルもあったりして、やはりここはお金持ちのリゾート地という雰囲気。ツェルマットやグリンデルワルトがシャレー風のこじんまりしたホテルが多かったのと比べると、街の感じが全然違います。

翌日は、無料の交通カードを使って展望台まわり。

まずはサンモリッツの駅前からNo.１バスに乗りCorvaschへ。バスの車窓からの風景もなかなかきれいでした！

バスを降りたら、目の前の乗り場からロープウェイに乗って登っていきます。

展望台からの眺め。遠くの山と湖が、とってもきれい！

標高3303mというだけあって、展望台の周りは雪山。この水たまり？なんでこんな色なんでしょう？？

きれいな山を見ながら一杯。寒いのでビールじゃなくてホットチョコレート。

三脚たてて、写真に没頭する夫。寒い〜、早くして〜。

次は、Muottas Muragiの展望台へ。Corvatchからバスに乗って、今度はサンモリッツ駅では降りずにそのまま通過し、Punt　Muragl Talstaionまで。ここがそのバス停。1時間に1〜2本とそんなに便数が多くないので、帰りのバスの時間もしっかりチェックして、いざ出発。

展望台に登るケーブルカーの駅。あんまりかわいい建物なので、レストランかと思って通り過ぎちゃいました(^^;)。

このケーブルカーに乗ります。

展望台からの絶景。ツェルマットやグリンデルワルトの展望台から見たのとは、また全然違う雰囲気で心が洗われるような気分。

地元の小学生？の団体。　キャーキャー走り回ってました。どこの国でも子どもは元気。

ガイドブックによると、この展望台にはレストランがあって、「夜景を見ながらのお食事がステキ」とあったのだけれど、あいにく冬のオープンに向けてホテルを建設中（すでにあるのを改築中？）のようで、この時期は仮営業。ちょとした売店や簡単なレストランぐらいはあったけど、夜間のケーブルカー営業はしてなかったようです。

（ここは、本来冬がシーズンなのですね＞スキー）

これがホテルの完成予定図。2010年12月18日オープン。

またNO.1のバスに乗って、駅まで戻ります。

最後はケーブルカーでピッツネイル展望台へ。サンモリッツ駅から、街の中心街あたりにある乗り場からケーブルカーに乗って行きます。

ここは寒くなかったので、ビールで乾杯♪

みんな写真撮ってます。

ガイドブックでおなじみの、ブロンズ製のヤギちゃん。

帰りはケーブルカーに乗らず、歩いて降りることにしました。小さく見える青い電車が、乗ってきたケーブルカー。

サンモリッツの街へ下る道は、お花がいっぱい咲いてたりして、絶好のお散歩コース。

街がだんだん近づいてきます。

途中、ハイジの家があります。
ここは、ハイジの映画（実写版）で、ロケに使われたところのようです。

小屋の横では、若い外国人のカップルのほほえましい光景が。

今にも、小屋からハイジが飛び出してきそうです。

ハイキングルートを示す標識。ハイジに釣られて訪れる日本人が多いのでしょうね。日本語も。「クリーンなエネルギーのツアー」。うーん、なんか言いたいことはわかるような、わからないような？

駅に止まっている、レーテッシュ鉄道の赤い電車が見えてきました。

街まで降りてきました。教会の塔が見えます。

スイス滞在中、グリンデルワルトでもツェルマットでもお世話になった、スーパーcoopはサンモリッツにもありました。（水を買おうとしたら、ノンガスだけ軒並み売り切れ。日本人が買い占めちゃったのね。。）

スイスのシンボルともいえる、エーデルワイスのお花。野生の花には出会えなかったので、街に飾られていた鉢植えをパシャリ。

チョコレートショップ。今回は真夏で溶けちゃいそうなのでお土産には買わなかったけど、こんな風な薄い形のチョコがよく売られていました。

このお店、「日本店もよろしく」という日本語の看板が出ていました。「レダラッハ」というお店です。日本語サイトもありました。http://www.laderach.com/

COOPで買ったサラミとビール。このサラミが、やわらかくて、おいしかった！　食べきれなかったらどうしようと思ったけど,あっという間に完食。

ハーフボトルがあったので、赤ワインも買ってみました。いくらだったか忘れちゃったけど、ビールに比べてすごく割安だった記憶が。

同じくCOOPで買った、サラダ用野菜とマカロニサラダ、ヨーグルト、パン。この日の夕飯はこれでおしまい(笑)。

明日はいよいよスイスに別れを告げ、イタリアに向かいます。

この旅行記へのコメント （2）

• noodleさん 2010/10/03 14:06:52

  サンモリッツ！

  Bikke3さん　はじめまして
  
  サンモリッツの詳しいハイキングやロープウェイの場所などだけでなく、素敵な写真に見入ってしまいました。
  来年こそは長年の夢であったイタリアに行きたいと計画と言うよりは妄想をしている今日この頃です。
  ボルツァーノから2時間半くらいで車で行けるそうで、それも魅力です。
  まだまだ妄想の域を出ていない旅行の計画ですが、Bikkeさんのお陰で妄想が又広がりました。
  
  これからも沢山の旅行記楽しみにしています！！
  
  Noodle

  bikke3さん からの返信 2010/10/03 19:34:28

  RE: サンモリッツ！

  
  Noodleさん、こんにちは。
  
  私も妄想から計画、実行にたるまで2年以上かけて、やっと実現しました！
  ぜひ、また行ってみたいとまた妄想のスタートです(^^)。