チェンマイ郊外のぞうさんキャンプ

2005/01 - 2005/01

チェンマイから北方のファンに向かう幹線道路を、１時間近く走って。
Ｔ字路になった交差点角の「メーサー・エレファント・キャンプ」の看板を見つけて左折して、さらにしばらく走ると・・。
そこに、チェンマイ名物の１番大きなぞうさんたちのキャンプがあります。

よく、団体旅行客がツアーで連れて行かれる有名な場所ですが、おいらはひとり旅なのでレンタルバイクに乗って、ゆっくりと遊んできました。

エリア チェンマイ(タイ)

おいらが乗ってきた赤いバイク。

団体ツアーなどでなく、個人でエレファント・キャンプに行こうとすると、チェンマイ市内からの公共の交通機関は無くて、レンタバイクを借りて行くか、市内でソンテウをチャーターして行くしか交通手段はないみたいです。

チェンマイから２５キロメートルほど離れた渓谷にある、ゾウのトレーニングセンター。

メーサーエレファントキャンプはメーサー滝の近くにあります。この門のわきにある入り口で入場料金を支払うことになります。

門の上に掲げられているのは、在位６０年になられるタイのプミポン国王の写真。

こちらで入場券を買いました。

メーサ・エレファント・キャンプの案内
入場料（ショー見学含む） 80バーツ
ゾウトレッキング（約1時間） 500バーツ
ショーの時間（1日2回） 8：00〜8：40
9：40〜10：30

観光客の多い１２月から４月にかけてのハイ・シーズン（乾季）には、さらに13：00からのショーもあるので、1日３回になるようです。

入場料金を支払い、右に折れて川沿いのだらだら坂を下ると、お土産とかぞうさんのエサを売っています。
「バナナ」と「さとうきび」のセットで２０バーツでした。

このぞうさんバナナを人間が食べると酸味と渋みが強くて、とても食べられたものではありません。
けれど、宿で一緒になった友人が旅行中なのにお腹をこわしてしまい、タイ人のともだちに相談したとき、このゾウさんバナナがお腹に良いと言われて、丸ごと1本をがまんしながら、すごい顔してイッキ食いしていました。笑

この橋を渡ると、いよいよメーサー・エレファント・トレーニングキャンプに入ります。

さて。
入り口の、この大きな絵を描いたのは、いったい誰でしょう？！

実は、キャンプのぞうさんたち、なんです。

ほらね♪

橋を渡ると正面に、エレファントキャンプの案内図と、所属ゾウさんの写真付き案内板があります。
写真付きの案内板には、それぞれの所属ゾウさんの「名前」「性別」「年齢」「担当者名」が、タイ語と英語で案内されています。

ゾウさんは全員で８０頭弱、こどもが７頭くらいだったと思います。

ここの良いところは、そもそも見世物としてスタートしたものでなくって、元来タイのひとたちが大好きなぞうさん（チャーン）の生活を、なんとか快適に楽しく過ごせるようにと考えられているところ。

橋を渡って、案内板のあるこの階段をさらに真っ直ぐ進むと、すぐにエレファント・ショーの開かれている広場に出ます。

ショーをするけっこう広いグランドと、ゾウさんの休憩所があります。

そして、それをぐるりと取り囲んで大きな観客席が設定されていて、ほぼ満員の盛況でした。

ちょうど、広場ではショーが始まったところでした！

数十頭のぞうさんたちが次々に繰り広げるユーモラスなショーや、サッカーゲームなどのプレイ、ゾウによる昔ながらの材木運びを再現したショーも。

あとで川での水浴びなどを見学できます。並んでバナナをねだる仔ゾウたちに手渡しで食べさせたり、ゾウの背中に乗って場内を散歩したりするのも、タイならではの楽しみ。。。

こちらでのんびりと食事しながら待機してるのは、ショーのあとに一般客を乗せるトレッキングのぞうさんと象つかいのカレン族のひとたち。

そのショーの中でも、特に人気のある「お絵描きぞうさん」の即興芸術。

「お絵描きぞうさん」のペイント作業を熱心に見守る観客たち。

ぞうさんの、絵の具セット！

描き終わって。

ぞうさん画伯、じぶんでお片付け。笑

ミュージアム・ショップ？？では、ぞうさん画伯たちの描いた傑作がポスト・カードのセットになって販売されていました。

きれいな切手も売っているので、チェンマイ郊外の山の中のここのポストからも、直接エアメールを出すことも出来るんです♪

「わーい、仕事が終わった終わったゾウ！！」

なんだか、足取りも軽くはずんでる帰り道ですね。

ぞうさん画伯の描いたばかりのアートの原画が、こんな風に売りに出ていました。
なかなか上手ですよね・・・けっこう、評判です♪

ぞうさんスナップ１

ぞうさんスナップ３

ぞうさんスナップ４

ぞうさんスナップ５

ぞうさんスナップ６

ぞうさんスナップ７

ちいさなぞうさんが、お互いの鼻をからめて、チャンバラみたいなことをして、じゃれあってました。

ぞうさんスナップ８

ちいさなぞうさんたちが勝手に遊んでるその背後で、そろそろとトレッキングのお客様を乗せたぞうさんたちが行列をつくって出発です。

ぞうさんスナップ９

ちょーだい！ちょーだい！

集団で、さとうきびやバナナの、おねだりタイム。

ぞうさんスナップ１０

もっと、ちょーだい！ちょーだい！

おねだりぞうさん。

ぞうさんたちの歩いた道には、しっかりとその証拠の「おきみやげ」が、ほっかほかの湯気を立てていました。