Gyeongju～鶏林～校洞など～

2007/09/21 - 2007/09/23

　慶州は屋根のない博物館と呼ばれるとおり、歩く端から遺跡にぶつかるんです。

・城東市場
・校洞の街並み
・鶏林
・石氷庫
を歩いてみました。

エリア 慶州(韓国)

　・・・といいながら、これは遺跡ではありません。
　慶州駅です。韓国の鉄道は私鉄なのかな？国鉄かな？？
　仏国寺から市内へ戻るバスへの乗降はここも便利です。　
　ソウルや釜山まで、鉄道でも行かれますが、釜山までなら高速バスの方が移動時間が半分で済むようです。

　駅前を東西に走る花郎路には城東市場が出ていました。

　葡萄やリンゴ、みかん、その他日本では見かけないフルーツが一杯です。

　慶州女中高の辺り。

　街中を歩いていくと直に視界に入ってくる古墳群。
　ちょっと登ってみました（すべての古墳に自由に入れるわけではないようです）。
　

　欅が生えて、ちょっと見、丘のような鳳凰台（ポンファンデ）。

　慶州市内は余りにも歴史が古いため、小山だと思って切り崩していたのが古墳で、工事を中止せざるをえなかったり、自宅の庭を掘っていたら遺跡が出てきて発掘調査隊がやって来て大騒ぎになったり、など市民の方にとっては必ずしも良いことばかりではないようで。

　古墳公園内でコンサート？なんかもあったり

　太鼓で民族音楽のようなものを演奏していたり、古墳はかなり市民に開かれています。


　後ろの方でカメラが回っていたりして、有名なバンドだったのでしょうか？

　あんまり古墳が多いので、もう、古墳はいいです、っていうのも分からないでも・・・。
　しかし考古学者にとっては、生唾ものなんでしょうなあ。

　街から外れると田んぼが広がっています。慶州も米どころなのですね。

　古い家並の観られる校洞まで歩いてみました。

　慶州駅からだと歩いて1.5km〜2kmくらい。
　少し外れているので、その辺のレンタサイクルを借りるといいかもしれません。
　最近のパリのように、コインを入れて借りるタイプのレンタサイクルも見かけましたよ。

　数百年前の貴族のお家もあるそう。

　一方、しぶい校洞の街並み（キョドンゴリモヤン）の外れに、きれいで立派な建物が。セコムしてるし。　
　この界隈では恐らく高級料亭に当たる瑶石宮（ヨソックン）。
　クジョルパンなどクレープのような生地に旬の素材のおかずを包んでいただくお料理やシンソルロという牛出汁の鍋物など、10〜20種類のおかずが並ぶ韓定食（ハンジョンシク）のお店です。

　って、文字ばっかりで料理の写真はありません。
　高級という言葉から程遠い私は、もちろん、入らなかったので。
　日本円で3000円くらいからお料理がいただけるようですよ。

　しばらく歩いていると、小さな林のあるところに出ました。
　誰にも言われなければ、ただの小さな林。
　「鶏林（ケリム）」でした。
　西暦65年に、新羅の王が生まれたという伝説の林です。

　ここから遠くに膽星台（チョムソンデ）が見えました。
　7世紀に作られた東洋最古の天文台。
　こんな人口も文明も小さい時代に、地震、日食、月食の観察、農作物の収穫の予測や占星術まで行われていたというのですから、ある意味、今よりよほど進んでいるような。

　鶏林の直ぐ傍に半月城（パノォルソン）があります。
　南に蚊川、東には雁鴨池（アナッチ）を置き、自然の丘陵を削って作られた要塞だったそう。
　風水っぽいですね。

　そう思っていたら、新羅四代王の昔脱解（ソッタルヘ・・すごい漢字ね）はこの土地がとても縁起の良い土地であるというので、人を欺いてまでこの土地を手に入れ、後に半月城を建てたのだとか。　

　でも今は、パワースポットというよりは、兵どもが夢の址、といった寂しげな雰囲気。

　なにやら人が群がっています。

　石氷庫（ソッピンゴ）でした。
　世界最古の冷蔵庫といわれるそうで、505年に新羅の王の命により建造され、1700年代に朝鮮王朝が再建したのだそう。
　
　冬に入れた氷が夏まで溶けず、宮中の食料を保存できたというのでびっくりです。

　どれどれ、おばちゃんにも見せてや〜、と覗き込むと、

　地味でした・・・・・。

　でも、天井には換気のために穴があって、内部は奥へ行くにつれ傾斜しており、外に排水できるようになっていて、本当に昔の人は知恵があるなあ、と。

　で、たらふく歴史あるものを観た後は、なんだか近代的なものが食べたくなりました。

　マックのプルコギバーガーです。

　さて、プルコギの味がするかな？？

　・・・そういえば、プルコギを食べたことがありませんでしたわ、私。
　多分、このバーガーはプルコギの味がしたのだと思います。甘辛くて。

　おしまい