2011/10/17 - 2011/10/28
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yamada423さん
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イタリア北部のスイス国境の街 ティラーノ 2011.10.20 12:58
ベルニナ急行の赤い看板をつけた黄色いミニ・トレイン
Street mini train, a sign board of Bernina Express on it
ティラーノは北部イタリア ロンバルディア州ソンドリオ県の町で、世界遺産に登録されて有名なスイスのアルブラ/ベルニナ鉄道(レーティッシュ鉄道アルブラ/ベルニナ線)の南の基点。人口9136
Tirano is the southern start point of Albra/Bernina route of Rhaetian Railway,UNESCO World Heritage.
先に公開した「2011ヨーロッパ鉄道の旅12日間/概要」http://4travel.jp/traveler/810766/album/10617323/
に続いて個別の都市ごとの旅日記に基づいた写真旅行記の連載を進めます。
第6回はようやく鉄道の旅の出発です。
2011.10.20(木Thurs)
今回の鉄道の旅の起点ヴェネチアで長居をしてしまったので、今日からいよいよ鉄道の旅が始まる。前夜は早めに寝てしまったので夜中に何度か目が覚めた。
早すぎたが4時すぎには起きて着替えを済ませ、荷支度を整えた。
スイスのクールでは駅にキャスターケースを預けてもいいように、パジャマだけカメラバッグに入れた。
今日は雨のためカメラバッグをカバーするための生協のビニール袋が役立ちそうだ。
キャスターが一個破損して無いので、うまく転がせるか気になるが、サン・タンジェロの水上バス停まで400m足らずなので何とかなるだろう。
5:50のヴァポレットに乗るので10分前にホテルを出た。夜明け前の暗く、雨で水溜りができた石畳を傘を指して歩くのは容易ではない。通りがかった中年の女性に道を尋ねると、乗り場はこっちだと教えてくれた。幸い彼女も同じ行き先だった。
定刻に来たヴァポレットの船室で見覚えのある男の子がジーッと私を見続けるので、一昨日鐘楼の上で出会った男の子に違いないと思い母親に尋ねるとやはりそうだった。昨日はブラーノ島に泊まり、すごく景色がよかったと話してくれた。
20分で駅前のFerrovia着。駅構内はひっそりとして待つ人はごく少ない。駅の軒下にはホームレスが何人も寝ていた。ビュッフェは未だで食べるところはない。ホームに停車した列車を写したりしながら列車を待った。
6:45になってようやく出発ホーム7番が表示された。8号車106席(最後列右窓側)
ユーロ・シティ9704列車ミラノ行きは約2時間半かかり、9:25着の予定。
ヴェネチアを出発したときは日の出時刻まで30分もあり外はまだ暗く、雨のためによけい暗くて何も見えない。7時半頃になって、やっとわずかに風景が確認できるようになった。
8時になってやや明るくなり、雨が止んだ。
車窓に見えるのは葡萄畑らしい。遠くの山並みが見えるようになり、少しだけ雲の切れ間が認められる。Veronaを過ぎると再び雨がひどくなり、窓ガラスは雨粒でいっぱいだ。
幸運なことにミラノに近づくと、今までの雨がウソのように晴れてきた。
9時半にミラノに着いたときには雲がほとんどない快晴だった。
ミラノ中央駅は巨大なカマボコ形の屋根が特徴のヨーロッパの終着駅の代表のような駅だ。1~21番線まである。
駅構内のカフェ・バーでピザとカプチーノの朝食。
ミラノを定刻に10:20に発車後、しばらくして検札が来て何やら説明するがさっぱり解らない。
たまたま乗車していた女性鉄道員が英語で説明するには「この車両はティラーノには行かないので次の車両に移るように」だった。
ティラーノまでは風光明媚なコモ湖に沿って走り、しだいに遠く、白く雪を戴いたアルプスの山並みが見えてきた。しだいに・・・見えてくるというのは、鉄道の旅の醍醐味だ。
ミラノから2時間半、12:50にチラーノ到着。
駅前のレストランで、次の列車の出発を考え、5分でできるというスパゲティーとビールで昼食にした。
眩しいほどの日差しのテラス席で、雪を戴いたアルプスの山を眺めながらのランチはとてもよい気分だった。
2011年10月20日(木Thurs)の列車運行記録
Venetia7:00EC9704→Verona8:07→Brescia8:43→Milano9:30
Eurostar City32.5ユーロ(ネット)
Milano10:35 R2556→Lecco11:10→Bellano11:35→Colico12:01→Sondrio12:23→Tirano12:50 10.75ユーロ(ネット)
以上はイタリア国鉄TRENITALIA
Tirano13:40R1656→Pontresino15:50/16:02R1956→Samden16:08/16:17RE1156→Tiefencastel→Chur18:03 48ユーロ(現地購入)
以上はスイスのレーティッシュ鉄道Rhaetian Railway
出発時刻の次の記号・番号は列車番号で時刻表による。
時刻は時刻表ではなく実際の時刻です。
撮影 CANON EOS40D EF-S 17/85 ,EF-S 55/250
参考資料
わがまま歩き イタリア(ブルーガイド)
Rhaetian Railway"Great railway experiences in the ibex country" Summer 2011
BARTHOLOMEW "ROAD ATLAS EUROPE"
<参考>
ロンバルディア同盟(伊:Lega Lombarda)は、1167年12月1日に結成された北イタリア・ロンバルディア地方の26(最終的には30)の都市(クレモナ、マントヴァ、ベルガモ、ブレシア、ミラノ、ボローニャ、パドヴァ、トレヴィーゾ、ヴィチェンツァ、ヴェローナ、ローディおよびパルマ等)による軍事同盟、後には経済同盟の性格も持つ。教皇派(ゲルフ)の中心。
神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世はロンカリアでの議会で北イタリア支配を要求し、1158年と1166年に北イタリアに侵攻した。これに対抗するため、ミラノを中心としたロンバルディアの都市はローマ教皇アレクサンデル3世の支持を得て軍事同盟を結成した。
旅行記2011①~⑤は前記の概要編http://4travel.jp/traveler/810766/album/10617323/にURLの記載があります。
第6回公開 2011.12.17
毎週土曜の夜に新編公開予定「土曜旅画劇場」(入場無料)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- JTB
-
2011.10.20(木Thurs.) いざ 出発!
ヨーロッパ鉄道の旅の出発日の朝のヴェネチア サンタ・ルチア駅6:24
すでに営業はしていますが東京駅のように明るくはありません。
日本では震災の後は節電で照明を控えていましたが、徐々に元に近づいているように感じます。どちらがよいかは国民の選択でしょう。 -
窓口も停電で明かりが消えているのではありません。6:25
外は未だかなり暗いのでこんな様子ですが、昼間eチケットの交換に来たときには自然光が入ってもう少し明るかったです。 -
ヴェネチアからミラノまでのユーロスター・シティとミラノからティラーノまでのローカル列車の切符
TRENITALIAのネットで購入したeチケットをサンタ・ルチア駅でこの切符に換えました。鉄道の旅の記録・記念品の意味もあります。 -
サンタ・ルチア駅前の大運河沿いですがまだ夜が明けていません。6:26
日の出(7:31)まで約1時間あります。 -
駅構内をこの大型掃除車で清掃します。
列車を待つ間しばらく見ていましたが、人が普通に歩くより速く、しかも障害物をうまく避けてやっていました。さすがプロ。 -
9704列車 ミラノ行き6:58発のホーム7番がようやく表示されました。6:43
発車の15分前です。 -
イチオシ
7番線 行き先MILANO 出発時刻06:58 列車番号9704 6:47
出発時刻が遠くから見ると86:58に見えてしまいます。 -
乗る列車の後部機関車 6:48
列車番号9704 EUROSTAR CITY -
行き先MILANO 出発時刻06:58 列車番号9704 のほかに途中の駅到着時刻が表示されます。JRにはないでしょう。
PADOVA 07:24 VERONA 08:03
この列車は7:00にヴェネチアを発車しました。
楽しかった2日間の思い出を胸におさめてヴェネチアにお別れです。
「ありがとう ヴェネチア! また来るね」(;_;)
2019年に8年ぶりに再訪しました。
このときはベネチアから5カ国7都市2100キロの列車の旅で、終着駅はアムステルダムでした。
1. 2019ヨーロッパ鉄道の旅15日間 準備編
https://4travel.jp/travelogue/11538558
2. ヨーロッパ鉄道の旅2019ハイライト
https://4travel.jp/travelogue/11592184 -
ミラノ到着前の車内の様子 9:24
2時間半の間、前半は薄暗い雨の中を走りましたが、ミラノに近づくに連れて晴れ間が見えてきました。遠くの山並みもはっきり見えるようになり、これから向かうスイスも晴れてくれそうな気がしてきました。
この2等車の座席は入り口の近くだけが同じ向き2列で、それ以外はテーブルを挟んだ対面2列の4席です。
http://www.amoitalia.com/trenitalia/frecciarossa.html -
ミラノ中央駅到着ホーム 9:38
ヴェネチア出発後、途中までかなりの雨でしたがミラノに近づいて晴れてきました。ラッキー! -
EUROSTAR CITY
CITYがつくのは国内線のユーロスターで、IC(Inter City)の高速列車のようなものです。
イタリア鉄道紹介サイト「イタリア鉄道を乗りこなす」
http://wikitravel.org/ja/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E9%89%84%E9%81%93%E3%82%92%E4%B9%97%E3%82%8A%E3%81%93%E3%81%AA%E3%81%99 -
2等車 禁煙 aria condizionata(Air conditioning)
日本にも昔「冷房車」ってありました。
ヨーロッパの列車のクラス(等級)分けは私の知る限り全て1等(first class 略称1)と2等(second class 略称2)です。
日本では戦後しばらくたって国民の「総中流意識」が広まり、「2等」が不評となり「普通車」になったようで、
1等はそれに伴い「グリーン車」に変わりました。実施は1969.5.10であるとNHK「今日は何の日」で聞きました。
外国人には判りづらく、国際的ではありません。
今の時代にグリーンはエコとの連想が働き、安いキップと勘違いする人もいるでしょう。
私がJRの社長なら迷わずにファーストクラス
First Classに変更しますね。
これが国際標準でしょう。
普通車は今のままでも構いません。
イギリスはFirst class とStandardです。
「ファースト」の語感を素敵に思うのは「ファースト」に縁がない一生を過してきたシニアの感傷でしょうか。
それでもいいや。
最近ではファーストfirstとファストfastの誤った混用がはびこっています。
ファースト・フードfirst foodなんてありません。ファスト・フードfast food(素早く出てくる食事)、ファスト・ファッションfast fashion(お手軽衣料品)、ファスト・アイドリングfast idling(エンジン始動直後の高回転アイドリング)など。 -
機関車のノーズは日本の昔の新幹線なみの傾斜です。9:39
極端に鼻が長い形状の空気抵抗削減効果はそれほど大きいものではないが、新幹線のデザインはトンネルや住宅地を高速走行する列車が発する衝撃波の害を減らすための苦肉の策でしょう。
優れたデザインを生むイタリア人に自慢しないほうがいいね。
今回の旅行で走った1900Kmの鉄道で経験したトンネルはスイスの山間地だけで、伊・独・仏の高速列車での経験はなかったように思います。 -
ミラノ中央駅 9:39
<kunyuさん の旅行記http://4travel.jp/traveler/kunyu/album/10753239/からの引用です>
ホーム上の円形の屋根がとても美しいです。ミラノ中央駅は1931年に完成し、建築家フランク・ロイド・ライトに「世界でもっとも美しい鉄道駅」と称されたそうです。 -
右が乗ってきた列車です。1等が最前にあります。
少しでも早く着くようにでしょうか(笑い) -
ティラーノ行きは R2556列車 10:20発
8番線 9:53発
Rがつくのはローカル(regional)列車です。 -
ガラス天井の駅構内は二つに分かれています。9:58
こちらはイスもあり待合室のようです。 -
こちらは売店などもありコンコースのようです。
-
仕切りの上部には絵が描かれていてなかなか良い雰囲気です。9:54
時間があれば外に出て駅舎の写真を撮りたかったのですが出来ませんでした。
最後のパリでは6つの駅舎を撮りました。
ヨーロッパ鉄道の旅完結 パリの6終着駅巡り2011⑳
https://4travel.jp/travelogue/10650803 -
インフォメーション(案内所)窓口 9:55
-
イチオシ
乗ってきた列車のEUROSTAR CITYの先頭の電気機関車
ヨーロッパの高速列車は全てかどうか知らないが電気機関車による牽引方式です。客車の台車にはモーターがないのでその分静かです。
日本の電車の台車構造はこちらが参考になります。
小さな旅 西武鉄道武蔵丘車両検修場
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10678436/ -
ミラノ中央駅。朝食はこのカフェ・バーで食べました。10:02
-
La Pizzeria ここのピザです。
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朝食のピザ3.0ユーロとカプチーノ1.6 10:03
日本のピザ・チェーン店の具だくさんピザと比べると至ってシンプルです。 -
配達人から品物を受け取る従業員
-
メトロへの連絡階段 10:13
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駅構内をパトロールする警備員 10:14
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正面のBAR-CAFFEが朝食の店で、左は地下鉄への階段のようです。10:14
-
VSCITAはuscita出口です。10:15
ヨーロッパではUをVと書いた表示を見たことがあります。
例:VNIVERSITE DE PARIS パリ大学
古代ラテン語にはUは存在しなかったそうです。 -
これから乗る列車の表示です。10:16
10:20発 TIRANO行き -
ミラノ出発後まもなくの検察に来た車掌 10:27
乗った車両はティラーノまで行かないので、一つ前の車両に移るように言われました。
私がイタリア語を解さないので、たまたま乗り合わせた女性鉄道員に英語に通訳させて教えてくれました。 -
これからしばらくは左右の車窓の景色を見ながらの列車の旅です。10:51
窓は上半分が下げられるので、撮影時のみ開けます。 -
-
イタリア北部はアルプス山脈の裾の山岳地帯に近く、岩山が間近に見られます。
-
イチオシ
標識の75,80が何を表すのか分かりません。10:51
鉄道に詳しい方がいたら教えてください。
数値から推測すると制限速度(上が登り、下が下り)ではないでしょうか。 -
ここに見える送電線の碍子は青色です。
白が当たり前と思っているので、青はめずらしく感じます。
柔道着と同じですね。 -
ヨーロッパの鉄道の線路幅(軌間gauge)は標準軌 1435ミリです。10:55
これは日本の新幹線や一部の私鉄が採用していますが、JR在来線は狭軌1067ミリです。 -
イチオシ
コモ湖の一部であるレッコ湖が見えてきました。
コモ湖はヴァルテッリーナ渓谷を流れてきたアッダ川からの流れを主にしている。 形は逆Y字形に分岐していて、東南部分は湖畔にレッコが有る事からレッコ湖と呼ぶ。 レッコ湖の部分から再びアッダ川が流れ出ている。 -
この小屋は石を塗り固めて造られています。10:59
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コモ湖はローマ帝国の皇帝やユリウス・カエサルが保養のために訪れたと言われている。現代でもヨーロッパきっての避暑地として知られ、湖畔にはヨーロッパの各王室や富豪等が建てた豪奢な別荘が立ち並んでいる。
面積146km2 (イタリア3番目の大きさ)
最大水深 410m
水面の標高 199m
高嶺の花は私には縁がないですね。遠くから眺めるだけがよいです。 -
コモ湖は細長い湖なので、いつまで走っても「ここもコモこ、ここもコモこ」でした。
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ここもコモ湖です。
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最初の停車駅Leccoの駅で停車です。11:08
「黄色い線より前に出ないで下さい」の看板があります。
Do not go beyond the yellow line -
Lecco駅のホームの時計
バスの行き先表示などでよくある例ですが、電光表示板の文字は写真に撮るとモザイク状になって読めません。人間の目は残像を認識するので瞬時の変化に気付かず読めるのです。 -
コモ湖の南端に位置する町Lecco
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Lecco駅を発車しました。11:09
停車時間はほんのわずかです。 -
これからしばらくは左の車窓に保養地コモ湖が続きます。
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イチオシ
なんという美しさ! ため息が出そうです。11:26
庶民には縁が無いところのようです。 -
Varenna-Esino Perledo駅 11:28
道路地図の地名はVarennaなので近隣の町の名前を付け足したのでしょう。
日本でも「那須塩原」「岐阜羽島」などよくある例です。 -
駅には改札口はないので、乗客は線路を跨いで外に出たりもします。
左の女性は荷物を大きめのソフトキャリーケーストもう一つの手荷物に分けています。低いホームからの列車の乗り降りにはこの方が楽です。 -
山の中腹は住宅地になっているようです。別荘かも知れません。
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トイレ、水のみ場、くず入れなど一通り揃っています。
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列車を待つ人 11:29
-
車内が空いているときにはキャスターケースはここに置きました。
スイス観光は6月から9月がシーズンで、冬のスキーシーズンまでは端境期で乗客はほとんどいません。 -
コモ湖湖畔は道路と鉄道が並行している区間がほとんどです。
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ベッラーノはコモ湖中央東に位置する温泉保養地のようです。11:33
http://www.touringclub.it/destinazioni/43885/Stazione-di-Bellano-Tartavalle-Terme -
うっすらと雪化粧の国境の山並みが見えてきた感動の一瞬です。11:45
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だいぶ山が迫ってきました。
-
イチオシ
Colico駅 11:47
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イチオシ
遠くに見えるアルプスの山々はうっすらと雪を戴いています。 11:49
-
白い雲が山肌に影を落とす
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雲間からのぞく頂上付近は真っ白です。11:58
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雪山にわくわく気分です。 11:59
晴れてよかった! -
MORBEGNO駅 12:00
ヴェネチアを出発して5時間経ちましたが、まだ道半ば以前です。
この駅の手前15Kmでコモ湖は終っています。
他の駅には「黄色の線より前に出ないで下さい」との注意書きがありました。このホームは狭くて中央に割れ目があり、注意書きを守るのは容易ではありませんね。 -
列車を降りて外へ出るには、跨線橋などはないので、線路を跨いで行きます。「列車にご注意ください」などの放送はありません。自己責任で注意するのは当たり前ですね。
目の不自由な人は誰かが介助すると思います。 -
ミラノ方面上り列車の電気機関車 12:04
-
電気機関車の先頭はわずかに傾斜がついています。
-
2等客車
窓は上半分が下げられます。時々撮影時にだけ下ろしました。 -
青空に突然現われる雪山は感動的です。12:07
列車の旅っていいなー。
「マッターホーンが見えてきました」なんて書くと、虚偽記載で検挙されてしまいますね。 -
コモ湖湖畔を含めて、ティラーノまで道路と線路は並行しています。12:12
この3階建ての家は棟が南下がりの段違いになっており、明り取りか換気口、煙突らしきものが見えます。 -
教会の鐘楼
-
山の南斜面は棚田のような葡萄畑です。12:20
日当たりと水はけと温度の変化が大きい土地では美味しいワイン葡萄がとれるそうです。 -
葡萄に均一に陽が当るように畝は南北にできています。
-
ティラーノまであと20KmのSondrio 12:23
-
この家の屋根は昔ながらの石を屋根材にしています。12:24
-
山の斜面の導水管と送電線があるので水力発電所があるのでしょう。12:26
-
ここも一面葡萄畑です。12:27
収穫は終えた時期ですが、黄葉はまだです。
2006年にフランスのブルゴーニュへ葡萄畑の黄葉の撮影に行ったときにはちょうどよかったです。
ブルゴーニュの葡萄畑の黄葉とディジョン市内(フランスの旅2006③)
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10500245/
この葡萄畑はNINO NEGRIのです。http://www.ninonegri.net/eng/
ニーノ ネグリ Nino Negri
1891年設立、スイスとの国境にそびえるヴァルテッリーナ地方を代表する造り手。『ガンベロロッソ』年間最優秀醸造家カシミーロ マウレ氏が社長を務め、渓谷の急斜面の段々畑という畑作業が非常に難しい場所で素晴らしいワインを造り出しています。「今日、ヴァルテッリーナのワイン造りが素晴らしいゴールに到達した最高の功績者はカシミーロ・マウレ氏だろう。この地域のワイン造りの再生のために彼は36年間の実績とともに道筋を作った。(ガンベロロッソのコメントより)」
ピエモンテのネッビオーロとはまた違う、素晴らしい味わいを持つニーノ ネグリのヴァルテッリーナは、各ワインガイドで常に高い評価を受けています。
http://item.rakuten.co.jp/toscana/10022332/ -
イチオシ
-
青、白、黒の風景は何度見ても飽きません。12:34
-
最後の停車駅 TRESENDA-TEGLIO 12:41
駅名(地名)は下記のロード・マップに載っているので辿れます。
BARTHOLOMEW "ROAD ATLAS EUROPE"
帰国後にヴェネチアからパリまで地図で駅名を確認しマーカーペンで色付けして見ました。楽しかったです。 -
イタリアの列車から撮った最後のアルプスです。12:45
-
ティラーノには12:50到着です。
7時にヴェネチアを発って約6時間かかりました。
ここが今日の宿泊地ではありません。
午後はスイスの世界遺産ベルニナ・アルブラ鉄道を乗り継いでスイス北東部の町クールまで行きます。
自分の足で歩くわけではありませんが、ながーい旅です。 -
ティラーノ駅Tirano
イタリア語はなんて書いてあるのか全く?です。 -
旅行者のお供か駅の主(ヌシ)か判かりませんが可愛いですね。12:57
狆(ちん)でしょうか。 -
到着したイタリア国鉄ティラーノ駅の待合室。
-
イタリア語はわかりませんが、窓口はこんな雰囲気です。
今は閉まっています。 -
駅前広場にはベルニナ急行の赤い看板を載せたミニ・トレインが待機していますが客は一人もいません。すでにシーズン・オフの感じです。
-
スイスのレーティッシュ鉄道にティラーノ駅の旅行者案内所 12:59
英語表記もあるので助かります。 -
イチオシ
ミニ・トレインの運転手は手持ち無沙汰の様子 13:00
-
なんて書いてあるのでしょうか。
地名だけしか解りません。
機会があったら本屋で辞書を見てきます。
どなたか教えてくれるといいのですが。(他の画像のイタリア語も)
読者のためにボランティアさんいませんか? -
レーティッシュ鉄道ティラーノ駅の世界遺産表示 13:01
UNESCO WORLD HELITAGE
Rhaetian Railway
In the Albura/Bernina Landscapes
Stazione di Tirano
レーティッシュ鉄道の標記は上からドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語、英語であるが、駅名はティラーノがあるイタリア語。
ロマンシュ語はスイス南東部・グラウビュンデン州のロマンシュ語地域で使われ、スイスの4番目の国語として認められている。独、仏、伊、ロマンシュ語 -
駅前のこのレストランでランチしました。
-
わずかに黄葉が始まっています。
-
列車内では飲まなかったので喉が渇きました。
イタリアのビールはドイツに劣らず美味しいです。
好みにもよるかもしれませんが私には合いました。 -
5分でできるといわれて注文したスパゲッティ。13:16
美味しかったです。ここティラーノはイタリアです。
そういえばヴェネチアではスパゲッティ食べなかったなー。
ラザニアは2度も食べたのに。 -
イチオシ
遠くに白い山を望むこの街に一泊しても後悔しないと思います。 でも日程の都合で今日はクールまで行きます。車でなくて列車で、です。分かった?
車で・・・クールまで
ヨーロッパ列車の旅の実質的な初日です。今回の旅行の4日目にして初めて列車に乗りました。ミラノからは天気に恵まれ車窓の景色を堪能しました。
次回2011⑦は列車の旅のハイライト、スイスの世界遺産レーティッシュ鉄道アルブラ・ベルニナ線の旅です。
https://4travel.jp/travelogue/10627134
https://4travel.jp/travelogue/10629116
長時間のご乗車ありがとうございました。yamada423
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