2011/06/26 - 2011/06/26
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yamada423さん
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増田三男展の東京国立近代美術館工芸館(北の丸公園) 2011.6.26
Masuda Mitsuo's Bracing Metal Chasing in MOMAT
6月19日の浦和高校卒業50周年同窓会(http://4travel.jp/traveler/810766/album/10576819/)で案内された母校の工芸の先生、人間国宝増田三男展を最終日の6月26日に鑑賞に行ってきました。会場は北の丸公園内の東京国立近代美術館工芸館で、ここは旧近衛師団司令部庁舎で明治末期に建てられた赤煉瓦造りの、建物自体が工芸品のような美しい建物です。
前回ここを訪れたのは2009年3月末の桜の季節です。
小さな旅 靖国神社と千鳥が淵の桜http://4travel.jp/traveler/810766/album/10551127/(2009.3.26)
増田先生の作品を見る機会はほとんどありませんが、今回たくさんの作品に接して、精巧・緻密で深みと渋みと華やかさがバランスよく融合した美しさに感動しました。
50年余り前に教えを受けた時の先生より格段に進化を遂げた彫金の技巧が81歳の時に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、生涯現役で制作に打ち込んでこられた増田先生本人にお会いしたような懐かしさと親しみに包まれたひと時でした。
展示会のポスターは「増田三男 清爽の彫金」です。
行き帰りは地下鉄東西線竹橋駅が最寄駅です。内堀を渡ったところの東京国立近代美術館MOMATの前を行くと10分足らずで赤レンガの建物が見えてきます。
展示作品の撮影は禁止されていましたので、ポスターの写真を拡大してご紹介します。
増田三男先生の主要作品はこちらにご案内します。
http://www.nihon-kogeikai.com/KOKUHO/MASUDA-MITSUO/MASUDA-MITSUO-SAKUHIN.html
撮影 CANON EOS40D EF-S 17/85 IS USM
yamada423 2011.6.26
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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東京国立近代美術館の最寄駅「竹橋」1b出口 11:19
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内堀通りの右手横断歩道と竹橋を渡ると東京国立近代美術館が目の前です。
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竹橋の地名標識 11:23
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日曜日で家族連れをたくさん見かけました。
3世代ファミリーでしょうね。
私の街歩き写真はできるだけ人物を登場させ、その時代・場所・季節・雰囲気などの記録を後世に残します。
写真一般には「光と感動の記録」
これが私の写真に対する基本概念です。
この写真はあらかじめ構図や人物を考えていたわけではありません。人が来たから案内看板を入れて撮っただけですが、運良くファミリーのほかに首都高速の標識まで写りました。運の女神は基本的な技術と動物的な反射神経、それと感性が備わっていないと微笑んではくれないようです。
1968年の大学院卒業時の九州一周旅行の写真を見ると40年前の街並み・風景が見られます。(記録写真ARCHIVE)
1968九州一周卒業旅行①宮崎(青島・サボテン公園・都井岬)
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10492397/
1968九州一周卒業旅行②鹿児島・熊本(桜島・熊本城・阿蘇山)
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10507124/
1968九州一周卒業旅行③雲仙・長崎・佐世保・名神高速
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10549371/ -
お堀(清水濠)を渡って振り返るとパレスサイドビル全景が見えます。
パレスサイドビルディングは、東京都千代田区一ツ橋一丁目(竹橋駅前)にある高層ビルである。1964年着工、1966年竣工。毎日新聞社系列の「株式会社毎日ビルディング」が運営している。建築設計は日建設計であり、林昌二がチーフアーキテクトを務めた(Wikipedia)
クイズ:日建設計が設計・監理を勤めている、今話題の有名な建築物は何でしょう。
答はあ・と・で -
東京国立近代美術館 The National Museum of Modern Art Tokyo
http://www.momat.go.jp/
<参考>近代美術の殿堂として世界で最も有名で人気の高い近代美術館
MoMA/ニューヨーク近代美術館 Museum of Modern Art
http://www.geocities.jp/kozurevacation/nymoma.html
2002年から2004年にかけてマンハッタンの本館が日本人建築家・谷口吉生(建築家谷口吉郎の子息)の設計案により建築総工費900億円を掛け増築され2004年11月20日に再オープンし、これにより展示面積は1万2500平方メートルになった。
新館はガラスの壁面を通して外界との融合が図られ明るい雰囲気に包まれている。 -
東京国立近代美術館前の「増田三男 清爽の彫金」案内
http://www.momat.go.jp/CG/masuda2011/index.html -
東京国立近代美術館
The National Museum of Modern Art Tokyo -
「増田三男 清爽の彫金」案内 11:34
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左へ行くと科学技術館があります。
1964年(昭和39年) 3月に科学技術館完成。4月12日、開館。
http://www.jsf.or.jp/
開館間もなく初めて行ったとき、何を見たかは記憶がありませんが、何があったかは覚えています。 -
右に東京国立近代美術館工芸館が見えてきました。
左は首都高速道路 代官町入り口 -
サンゴシトウ(珊瑚刺桐)
昨年の夏、新宿御苑で見て名前を覚えました。
http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/sangosit.htm
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10476176/
<ひと息>
◇さんごし354は直角三角形の3辺ですね。
中学の算数で習いました。ピタゴラスの定理に基づいています。
すなわち[3二乗+4二乗=5二乗]
◇さんごしとう珊瑚死闘
沖縄の珊瑚礁でのオニヒトデとの闘いです。負けてしまうと白骨化してしまいます。ダイバー有志がオニヒトデ退治に協力して珊瑚の保護に当たっています。
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/8986/onihitodenohanasi.pdf -
北の丸公園石碑 11:38
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北の丸公園案内図
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北白川宮能久親王銅像
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北白川宮能久親王銅像の説明文
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東京国立近代美術館工芸館入り口の「増田三男 清爽の彫金」案内 11:41
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東京国立近代美術館 工芸館 案内
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東京国立近代美術館工芸館全景
重要文化財指定の明治洋風建築
工芸館の建物は、明治43(1910)年に建てられた、陸軍技師田村鎮の設計による近衛師団司令部庁舎を改修して、美術館仕様の建物としたものです。
http://www.chiyoda-days.jp/edo/building/6.html
私の見方では美術館により相応しい建築物です。
2011.3.6NHKスペシャルの「日本が太平洋戦争にの開戦決定のいきさつの物語」にこの近衛師団司令部庁舎が登場し一目でそれと判りました。
太平洋戦争(第二次世界大戦)の歴史的経過を思うと複雑な気持ちですが、高校の日本史・世界史の授業はその戦争を含む現代までは行き着かずに終わってしまいました。学習指導要領によるものかどうか知る由もありません。
終戦後の日が浅く、戦争に直接関与していた人物が多く存命であったため教科書には記載がほとんどなかった時代でしたが、50年たった今の教科書はかなり記述内容が変わっていると思います。 -
2011年6月28日に3組の長野洋さんからいただいたメールの一部を、スケッチと共にご紹介いたします。(小生あての挨拶は省略)
東京国立近代美術館工芸館(旧近衛師団司令部庁舎)スケッチ H23.6
3組の長野です(乾杯の音頭担当です)
私は美術が好きで増田先生の展覧会も6月初めに皇居東御苑、三の丸尚蔵館と共に国立近代美術館に行きました。
10年くらい前にうらわ美術館(先日同窓会を開催したホテルと同じビルに所在)にてやはり富本憲吉作品と共に人間国宝増田三男作品が並べられていました。
今回の展覧会で増田三男先生が陶芸家富本憲吉を師と仰いでいたことが分かりました。
当日国立近代美術館工芸館をスケッチしましたので添付します。 -
重要文化財 旧近衛師団司令部庁舎 11:42
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「増田三男 清爽の彫金」案内
<増田先生に関する参考サイト>
増田三男氏の主要作品
http://www.nihon-kogeikai.com/KOKUHO/MASUDA-MITSUO/MASUDA-MITSUO-SAKUHIN.html
伝統工芸なぞなぞ百科
http://www.reves-db.jp/NAZO-NAZO/009-D.html
工芸の効用
http://www.geocities.jp/hatanokoichi/kougeinokouyou.html -
「増田三男 清爽の彫金」展覧会ポスター(表)
これはA4サイズのポスターをデジタル複合機PIXUS MP600(CANON)でスキャンしたものです。プリント写真をデジタルデータにするのに便利です。
木の葉をスキャンしてもおもしろいです。
昔の写真をデジタル化した例です。
「小さな旅 茨城の海(五浦六角堂再建決定)2006/1987夏の思い出」
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10480302/ -
「増田三男 清爽の彫金」展覧会ポスター(裏)
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金彩黒銅箱 雑木林月夜 きんさい くろどうはこ 1993
作品4点の写真はポスターの切り抜きです。
増田三男氏の主要作品はこちらにご案内します。
http://www.nihon-kogeikai.com/KOKUHO/MASUDA-MITSUO/MASUDA-MITSUO-SAKUHIN.html -
金彩銀壺 山背 きんさいぎんこ やませ 1990
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鍍金箱 残月弧影 ときんばこ ざんげつ こえい 1964
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金彩竹林水指 きんさい ちくりん みずさし 1969
美術工芸品は庶民には全く手が出せませんが、無理して購入すると足が出てしまいます。正直なところ、手も足も出ません。(笑い) -
展示を見終わったところです。内部は撮影禁止でした。
東京国立近代美術館工芸館前のオブジェ 12:33
カラスが遊んでいました。 -
北の丸公園の猫 12:35
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千代田区北の丸公園 1 12:39
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北の丸公園の大銀杏(オオイチョウ)
普段「オオイチョウ」を耳にするのは大相撲中継の時の力士の髷についてですが、不祥事による中継中止のため最近しばらく耳にしません。
「相撲はスポーツではなくエンタテイメントの興行なのだから見ていておもしろければそれで良し。」これが日本の伝統です。
今の政治の世界は何ですか! 政(まつりごと)もきちんとやらず、見ていて面白くもないし、税金○○じゃないの? -
乾門警備派出所と手前のビヨウヤナギの植え込み
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この先250mに首都高速代官町入り口
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歩道橋から東京国立近代美術館、パレスサイドビルを望む。
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日曜日の午後、家族連れをたくさん見かけました。12:45
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国立公文書館 庶民には全く関心のないところです。
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東京国立近代美術館内のレストランH2O入り口。
こちらは道路側の入り口で、一般的には美術館からの連絡通路から出入りします。
クイーンアリス・アクア
http://www001.upp.so-net.ne.jp/datespot/kokoichiban/akua.htm
となりの国立公文書館の地下湧水を清水濠に排水しているとの案内板があるので(最後に写真あり)、その地下湧水H2Oを引いて利用しているのでしょうか。それともそんな粋なアイデアは持ち合わせていませんか。
「我田引水」は決して悪いことばかりに使わなくてもいいですよ。
我店引水 流行語にはなりそうもないですね。
NHK ラジオあさいちばん「当世キーワード」
「今、この新語・流行語にこだわると、世の中少しは見えてくるかも」の私のコーナー紹介で始まる「日曜あさいちばん 当世キーワード」(日曜午前5時半から放送)は、いつも多くのリスナーから反響をいただきます。新語アナリスト・亀井 肇さんが、昨今世の中で使用されてきた新しい言葉を毎週5〜6語紹介してくれます。
http://www.nhk.or.jp/r1-blog/200/23005.html -
石の階段を上がってみましたが・・・
昔こんな言葉がありました。「骨折り損のくたびれ儲け」 -
店内は30分待ちの混雑で諦めました。(敗戦)
以前ゴッホ展の後でランチを美味しくいただきました。
クイーンアリス・アクア
東京国立近代美術館2F
TEL:03-5219-3535 (レストラン直通) -
配線を見ると夜間は照明されるのでしょう。
私は敗戦を見ました。(笑い) -
紀伊国坂(きのくにざか)標識
説 明: この坂を紀伊国坂といいます。『紫の一本』という本には"紀伊国坂、松原小路より竹橋御門へ出る坂をもいう。今の灰小路の所、もと尾張紀伊候の御屋敷ありし故なり"とあり、『再校江戸砂子』には”紀伊国坂、竹橋御門へくだる小坂をいう。むかし此所に尾紀の両御殿ありしなり。今、赤坂に同名あり”とかかれています。
http://www.tokyosaka.sakura.ne.jp/chiyoda-kinokunizaka.htm -
再び東京国立近代美術館前に戻ってきました。12:49
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お堀(清水濠)を渡って竹橋駅へ向かいます。
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清水濠の下水溝の水は国立公文書館の地下湧水だそうです。
少しはお堀の浄化に役立っているのでしょう。 -
パレスサイドビルの地番表示 12:53
千代田区一ツ橋一丁目一番地
クイズの答:東京スカイツリー
所在地:東京都墨田区押上1丁目1-13
建築主:東武鉄道、東武タワースカイツリー
施工:大林組
設計・監理:日建設計
監修者:澄川喜一、安藤忠雄
階数:地上31階、地下3階(オフィス棟)
高さ:634m(電波塔)、約160m(オフィス棟)武蔵国のシンボルなので634
敷地面積:36,844.39m?(施設全体)
建築面積:31,832.60m?(施設全体)
延べ面積:229,410.30m?(施設全体)
東京スカイツリー定点観測所
http://tokyo-sky-tree.seesaa.net/
日建設計 東京スカイツリー設計プロジェクト
http://www.nikken.co.jp/ja/skytree/
東京スカイツリー建設プロジェクト|株式会社大林組
http://www.skytree-obayashi.com/
お疲れさまでした。北の丸公園への小さな旅へご一緒していただきありがとうございました。
コーヒーが画面から出てくる時代が生きているうちに現れるといいですね。
また機会がありましたらお誘いします。 -
<参考追加掲載>
東京スカイツリーについて関連記事を載せた後で、自室のテーブルの上の大学の同窓会誌(2011初夏号)が目に止まりました。
設計・監理を担当の日建設計と施工を担当の大林組の同窓生です。
記事にはアンテナを取り付けるゲイン塔の精度確保にGPSを利用してミリ単位の精度管理をしているとか、法隆寺の五重塔の心柱に似た制振システムを用いたなど、興味深い話が掲載されています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 吉川 正さん 2011/06/29 09:28:00
- 東京国立近代美術館
- 私も最終日(6月26日)に増田三男展に行く予定をしていたのですが、横浜で開催されたイベントに誘われたので、残念ながら行けませんでした。
しかし、東京国立近代美術館(工芸館を含む)には年に2〜3回位行きます。隣の北の丸公園の散策も大好きです。
私は写真は携帯電話でスナップショットを撮っていたのですが、家内に恰好悪いと言われ、リコーの小型デジタルカメラを買い、撮り始めたところです。
yamada423さんとは何故か撮影ポイントがよく似ているので、懐かしく拝見しています。
-
- 吉川 正さん 2011/06/28 08:55:58
- 東京国立近代美術館
- (東京)国立近代美術館へは年に2〜3回位行きます。そのうち、工芸館には時間に余裕のあるときに時々足を延ばします。
6月26日の最終日、増田三男先生の展覧会に行きたかったのですが、横浜の別のイベントに誘われていたので、迷った挙句横浜の方に行きました。
そんなわけで、yamada423さんの写真掲載は大変ありがたかったです。
国立近代美術館は周囲の環境ーーー特に本館隣の公園が好きでまた行きたいと思っています。
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