2000/06/14 - 2000/06/14
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4nobuさん
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ロストック
貨物とフェリーの港湾、造船所、漁港を持ちバルト海に面した旧東ドイツ唯一の世界に向けた重要な港でだったのでどんなところかと、また統一後どう変ったのかと関心があった。
ヴァルノウ河の広い河口という恵まれたところにある港として13世紀にはもうハンザ同盟に参加しその後15世紀には同盟の重要な貿易都市に発展する。
一面この価値によって各国の目が注がれ30年戦争当時にはデンマーク、スウェーデンに占拠された。
第二次世界大戦では造船と海運の中心地であったために破壊され、また、その後の東独社会主義の開発計画によって古い面影は部分的にしか残らなかった。市のパンフレットに記載された1809年の風景画には塔や教会が林立している。
ヴァルネミュンデ
北11kmの河口にあるロストックの外港。今日ではロストックの港機構のすべてを負っている。すなわち河口湾のブライトリンクには海運とフェリーのための大きな波止場があり、今は狭い運河状となった昔のヴェルノ河(Alt Strom)には漁港と(主にヨットの)レジャーポートがある。
河口西の砂浜はバルト海有数の海水浴場で、それに沿ってレストラン、ホテル、セミナーハウスが並び、さらにその後背には商業地があってバルト海のレジャー拠点となっている。
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駅から旧市街に入るところにあるシュタイン門と1/3程残った城壁。門はこれとクレペリナー門の二つが残っている。
ここでは東独の国民車トラバントがいまだに多い。ドイツ人て本当に物持ちがいい。 -
ノイヤーマルクト広場に面した市庁舎。
欧州の町は市庁舎を中心に歴史的な雰囲気の建物が囲んでいるのだが、この町ではそのような雰囲気がない。
広場を囲む建物の切妻だけは復旧したが華やかさがない。 -
市庁舎の正面。背後に7本の小塔がある変ったデザイン
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マルクト広場で\100ショップならぬ1マルク(99ペニッヒ)ショップをはじめて見る。
背後に広場を囲む切妻の家が見える。 -
聖母マリエン教会。13世紀末創建で現在の十字型のバジリカ会堂式構造になったのは15世紀後半。北ドイツ最大の規模のひとつ。市内の4つある教会で戦災に会わなかったのはここだけで他の教会の多くはドイツ統一後の復旧。
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幅広の塔屋は18世紀末の完成
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補修中の正面。珍しくステンドグラスでない。これがこの地方の特徴なのだろうか
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同じくステンドグラスでない後陣
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1472年製の天文時計。文字盤は1643年に作り直す。
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新市庁舎からクレペリナー門までが歩行者専用のメイン通りで、その両側にはこのような中世の雰囲気の切妻建物が多い。ただその裏の北の河際には労働者用の無粋な建物が並ぶ
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通りにはこのような近代デザインの建物も混在する。
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メイン通りのクレペリナー通りの中間にある大学広場の噴水(生きる喜びの泉)
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通りの西端には名の由来の煉瓦作り6層のクレペリナー門。14世紀建造、現在は市立歴史博物館
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クレペリナー通りの北側一帯には中世の雰囲気が残り、その一角に元聖十字架修道院の文化歴史博物館があり、バルラッハの作品などが楽しい。
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文化歴史博物館の内部
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シュタイン門の近くにある有名な海運博物館内部。期待したわりには展示内容が古くて貧弱だった。これは帆船模型の部屋。
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かなり大きい17世紀木製帆船の模型
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18世紀ブリック型帆船
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午後にロストックの外港ヴァルネミュンデに行く。
旧ヴァルノウ河に沿った遊歩道。左にレストランが並び、右に多くのボートが係留された河畔。 -
河畔にはヨットマンと観光客相手の露店が並ぶ
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河に係留されたヨットやボート。週日なのに夕方になると沢山のヨットが戻ってくる。ここには写ってないが大型ヨットの多くがフェライン(Verein)という同好グループのようでお揃いの制服の中高年のメンバーだ。
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係留するボート。これはレストランボート
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河の風景。手前は帰港する漁船と小型ボート。奥に出港する帆船
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港内巡回する観光船に乗る。背景は以前からある造船所付近。
港全体は落ちぶれた雰囲気で、波止場に係留して荷役する船は皆無。波止場には曲がった形状の(統一した形状の商品ではない)雑木とくず鉄が積み上げられたまま。
この一帯は北欧系の名前をつけ新しいく改装された造船所だ。恐らくドイツ統一後に身売りしたのだろう。ただ建造中の船は小さな客船1隻だけでさびしそうで、今日は木曜日なのに人影は見えず、休日?。大国の統一は10年経ってもまだひずみがあって個人も会社も大変なんだと実感。 -
北欧へのフェリーが頻繁に出入りする。これだけが港の動き。
背景に冷却塔が見える、海岸に冷却塔とは解せない。⇒当時のメモを開くと石炭火力発電所だった。 -
停泊するフェリー
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ヴァルネミュンデ教会
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ヴァルネミュンデの海水浴場。砂浜にはビーチチェアーがならぶ。
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ホテルの東方に奇妙な塔を発見し15分ほど歩く。なんと貯水槽。
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この旅行記へのコメント (6)
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- とんちゃん健康一番さん 2007/09/19 09:28:13
- お誕生日おめでとうございます♪
- 4nobuさんへ☆
『お誕生日おめでとうございます!!
4nobuさんにとって素敵なお誕生日でありますように!!』
これからも素敵な旅を〜
>ヴァルネミュンデ教会
素敵な教会ですね。
ドイツは素敵な国ですよね!
- 4nobuさん からの返信 2007/09/19 21:45:58
- RE: お誕生日おめでとうございます♪
- ご挨拶いただき恐縮です。まだまだ行きたいところが多くて焦っており、
「後数年は旅が出来るかなー。その後はツアーで少しは続くかも知れないが」とかみさんと言っております。
皆さんの旅のお話しを読ませていただき、それで楽しむためにも自分なりの見聞を広めておくのがいいのでしょうね。
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- rimigardenさん 2007/09/16 16:34:11
- 私はロストックに行きそびれました(>_<)。
- ハンブルクで、
ロストック行きの列車に乗りそびれて
行くのをあきらめたことがあります。
ロストック行きは本数が少ない為、
悔しい思いをしました。
そう、で、この日は予定を変更して
メルンとかラッツェブルクをぶらぶらしたのでした。
(前お話しましたよね?)
ロストックって地球の歩き方では
一番最後にいつも掲載されていますが
他のドイツ各地に比べると
印象的にはどんな感じでしたか?
・・・りみ・・・
- 4nobuさん からの返信 2007/09/17 12:20:39
- RE: 私はロストックに行きそびれました(>_<)。
- りみさん今日は
ロストックの見どころは旧市街、海事博物館、郊外のヴァルネミュンデ、バート・ドベラーンなのでしょうがいずれも他のところより優れているとはいえないとおもいます。なにせ東独時代にインフラ整備と復旧から目を逸らしていましたから。私の訪れたのは10年ほど前ですから偏見、独断でしょうか。
それにこの付近にはもっと素晴らしい町が沢山ありますし、たとえば私にはツェレ、リューネブルクなどエリカ街道と言われるところとかシュヴェリーンなどの方が好ましかった。
メルン、ラッツェブルクへ行かれたのが正解だったのではないでしょうか。
ストックホルムは20年前に仕事で2週滞在しましたが観光は殆どゼロでした。
数年前に帆船模型製作の友人を連れてストックホルムのヴァーサ博物館行きを計画し、ついでに単独で漫遊するつもりでしたが友人の都合で取りやめになり漫遊も実現しませんでおしいことでした。
かみさんとの欧州ハイキングの帰りに単独で漫遊するので、来年当リに実現の可能性があります。
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- とらいもんさん 2007/09/10 07:27:06
- doitu!
- オハヨウございます
行ったこと無いドイツ!
(多分)ドイツらしさ一杯の景観かと存じます。
ありがとうございました
- 4nobuさん からの返信 2007/09/10 09:29:31
- RE: doitu!
- とらいもんさん 今日は&ご訪問有難うございます&ご無沙汰いたしております。
ネガフイルムからの取り込みが面倒でなかなかはかが行かなくて、またその余波で今年の旅の報告が出来なくてあせっております。
このドイツ旅だけで後2週間ほど、それに今年の米国立公園で2週間、ドロミテとベネルックスで3週間と報告が貯まってるのに、この秋はどこに行こうかとむずむずしているという正に旅きちがいです。
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