ハレクラニといえば、ハワイNo.1のホテルというイメージがある。
現に4トラだって、憧れのホテルにハレクラニとバリ・ウブドのアマンダリを2TOPで掲げているくらい。
でも、果たして、ハレクラニって、アマンと肩を並べるほどすばらしいのだろうか?
これは、完全に個人の趣味の問題だと思うし、ホテルの評価なんて、本来好みに大いに依存するものだと思うけど、私個人の感想は、ハレクラニは決して憧れのホテルと呼ばれるにふさわしいと思わない。
何が私の好みじゃないかというと、ホテルの部屋のエクイップメント、インテリア、そしてエクステリア。それからホテルスタッフのドライなサービス。
バスルームの機能はあまりよくない。バスルームと部屋の間はワードローブで仕切られているが、これは、鏡の張られた引き戸。
うっかり両サイドを開けたまま、シャワーを浴びて出てきたら、
カーテンの無い窓越しに、隣のシェラトンの宿泊客と目があってしまう。
非常に不便。
部屋の内装も、センスがいいとか悪いとかいうレベルじゃなくて、
とにかくシンプル。ちょっと寂しい感じもする。
あのお値段を払ってこの広さ?と悲しくなるのも事実。
フロント付近のお花などは素敵だけど、宿泊フロアの廊下や、共用のバルコニーなどは、雰囲気を出すための努力が全く感じられないものだった。
そして私が一番気に入らなかったのは、バルコニーの手すり。
どうしてこれを使ったのか?と思えるくらい無機質で、チープなその素材、
海が見える部屋でもあの手すり越しに見ると、気分はダウン・・・。
自分の部屋からだけの景色を見てもがっくりなのに、ホテルの方を向き直ると、当然すべての部屋がこの手すりを利用しているわけで、
その上、青いリクライニングチェアやら、バルコニーの椅子たちも合い混じってとっても安っぽいリゾートホテルの感。
一方、同行者はロイヤルスイートに滞在だった。
こちらは、そのお値段を考慮すればまあ、妥当なお部屋だし、設備も、インテリアもとても充実していた。
ただし、テラスの手すりは、デラックスルームのそれとなんら変わりない。
手すりをカメラの中に収めないように苦心するのは同じことだった。
ハード面は満足できなかったが、食事のお味は美味しかった。
ルームサービスで頂くディナーもとても美味だった。
しかし、これもまた、このお値段なら当然か。という気持ちも芽生える。
そして、事前に予約しておいたルームサービス以外は、「とても混んでいる」を理由にカフェオレひとつにも1時間近く待たされた。
ほかのトラベラーの方が、スタッフが名前を覚えてくれて感激した。というコメントを残されているが、私は一度も名前を呼ばれたことはなかった。
それどころか、フロントスタッフはいつも下を向いていて、通りかかってこれといって、反応もなかった。
プールのスタッフは、こちらが子連れで、オトナのプールで遊んでいるせいか、特別フレンドリーでもなかったし、言葉遣いも丁寧ではなかった。
ホテルスタッフがすれ違うときに挨拶をするが、本当に一言だけの挨拶で、
今まで宿泊したホテルではよく声を掛けられる「How was your day?」とか、「How are you today?」とか、「where is your little one?」とかいうプラス一言は一度もなかった。
4泊の滞在中別段取り立ててホスピタリティーを感じる場面にも出会わなかった。ただし、フロントスタッフはロイヤルスイートに滞在した同行者のことは覚えていたようだった。
私はバリのアマンダリも経験があるが、すべてのカテゴリーにおいて、
アマンダリが数段上のサービスを提供していると思う。
私はほかのハワイのホテルに滞在経験がないので、比較のしようがないけど、これがNo.1だとしたら、ワイキキのホテルはもっとサービス向上に努めるべきだと思った。
今回は少々辛口コメントで失礼します。