
2010/08/21 - 2010/08/22
14位(同エリア78件中)
kodeyanさん
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元禄時代1696〜1699の話しだそうな。
東シナ海沿岸を荒らしまわった海賊キャプテンキッドが三億ドルの財宝を地下宮殿に隠した。
ときは昭和12年、アメリカの新聞社が、それはどこだ、それは宝島だと宣伝したからさあ大変。
世界中から探検家が宝島に乗りこんだとさ。
平成の新発見なるか?!いざ夢と浪漫の宝島へ!
写真はトカラ行きの動機↓となった壁画
http://4travel.jp/traveler/kodeyan/pict/20126816/
船に積みこむ荷物がプレゼントボックスのようだ
【2010.10.14記】
つきこさんの宝島旅行記にトカラ馬の写真があります。砂丘や鍾乳洞内部の写真もありますのであわせてご覧いただけると幸いです。
島旅 トカラ列島/宝島編 秘境で探検?
http://4travel.jp/traveler/maikyukyu/album/10506544/
つきこさんありがとうございました!
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
海中都市をイメージした巨大壁画がお出迎え
島の北岸、前籠港にて。
中央に見える乳房の形をした山は女神山。 -
巨大壁画は見ごたえあり。
-
フェリーのなかで教えてもらったのだが
港から集落へ向かう途中で※トカラハブの出没するところがあるというので迎えの車が来ていなかったらどうしようと心配してしまった。
きちんと軽トラのお迎えがあり一安心。
宝島では民宿みずほ荘さんのお世話になる。
日差しが暑くて(痛い?)カーテン閉められず。
※トカラハブ
小宝島と宝島にのみ棲息する固有種のハブ -
右のコンクリートの建物がトイレで左に見えるのが洗面所とシャワー室。
東南アジアの安宿を思い出し楽しくなってきた。 -
右が食堂で左が客室。
床がコンクリのタタキだし、マレーシアのジョホールバルあたりの安宿みたいなんだなぁ。
なんだろう、独特なお香?の匂いがする。
中之島の奄美大島出身者が先祖の東集落でも同じような匂いが流れてきたことがあった。
この宿の女将さんのお母さんも奄美大島出身だというし奄美大島に関係したお香?だろうか? -
外のトイレや洗濯干しから母屋に戻るときニャンコが一緒に入ってきてしまう。
台所の食べ物を食べてしまうので中に入れちゃいけないのだが、絶妙なタイミングで室内に潜りこむんだなぁ、このコは。
女将さんの指示通り抱きかかえて遠くに放り投げ着地して振り返ったところでドアをバシッ。 -
昼食は、かた焼きそば。
暑くてもカラッとしていればいいのだが湿度が重い暑さにやられてほとんど食べられず
せっかく作って頂いたのに申し訳ないことをした。
弱った体で歩くのは不可能と判断し寝こもうかと思ったら女将さんから意外な情報あり。
5月から観光ボランティア制度というものができてボランティアガイドさんのスケジュールが空いていれば案内してもらえるというのだ。
宿泊先の民宿を通して予約してもらえるらしい。
即答でお願いします!渡りに船とはこのことか -
お盆の準備で忙しいなか午後4時から二時間ならOKということでNさんに案内していただく。
まず向かったのがイマキラ岳展望台。
象さんのお尻かと思ったら※トカラ馬だった。
残念なことに宝島のトカラ馬は二頭いたが一頭亡くなり一頭のみになっそうだ。(2010.8現在)
※トカラ馬
鹿児島県の天然記念物に指定されている希少価値の高い在来馬 -
イマキラ岳展望台から荒木崎を臨む。
中央に荒木崎灯台が見える。
同宿の女性がイマキラ岳に上る道路の側溝で(車から)トカラハブを見たといっていたので歩きで行く方は注意してくだされ。 -
さてさて海賊キャプテンキッドが財宝を隠したと新聞が伝えた観音堂と呼ばれる鍾乳洞がこの奥にある。
鍾乳洞付近はトカラハブの住処だという。
一人で行くのは無理かと思っていたから本当にNさんに感謝。 -
右に見える建物があとから造られた観音堂だ。
観音堂の手前と石段左端にある石垣裏にトカラハブが潜むことがあると教えてもらった。
ハブポイントを熟知した地元の人に案内していただき心強い。 -
鍾乳洞手前にある享保5(1720)年銘の
石地蔵 -
鍾乳洞からハブが出てきませんように・・
奥行きは400mとも500mともいわれている。
財宝を隠してもおかしくない場所だと思うが
ハブが子供を産む場所でもあるらしいので怖いから奥には進入せず。 -
鍾乳洞内部
パンフレットには「トカラ神道」と呼ばれた信仰の島内最大の拝所だとある。
鍾乳洞で祈るというのも考えてみると厳かだ。 -
鍾乳洞内部
YouTubeにとてもよくできた動画がありました↓
トカラ列島宝島〜最後の秘境〜観音堂大鍾乳洞
http://www.youtube.com/watch?v=vgMGzziMQ8Q
-
鍾乳洞内部右端の石製祠洞に祀られている木像
下野先生の本によると弁財天らしい。 -
鍾乳洞内 宝永2(1705)年の地蔵
-
鍾乳洞内左端の厨子に納まっている
勢至菩薩(せいしぼさつ)、 -
吐噶喇観音堂
このなかに拝顔したかったトカラ観音主木像がいらっしゃる。
通常鍵がかかっているのか未確認。
ごめんなさい。 -
こちらがその観音様である。
厨子に納まり日輪、瑞雲を背に立つ。
見たことがない観音様だ。う〜む・・唸る。
眼は水晶様のものを嵌めていたが盗まれて穴が開いている。
文明4(1472)の墨字があるトカラ最古の記録仏なのだそうだ。 -
すぐ左にいらっしゃる楠製寄木造りのトカラ観音主木像と見比べてしまうのはいけないと思うが・・
こちらも慈悲深いお顔でございます。 -
女神山
悪石島では「根神山」、中之島では「ねがみ岳」
小宝島では「うね神」と島で呼称が違うが島の聖地である女神山のビューポイントへ案内していただく。
アイヌ語で乳房をトカプといい、トカラ語源のひとつとされているようだ。
宝富士といわれるだけあり形が美しい。 -
平家のトリデ
源氏の追っ手を監視していたところだとか。
荒木崎灯台の入口付近にある。 -
荒木崎灯台
白い灯台がブルーの空に映える -
荒木崎灯台からイマキラ岳をのぞむ
写真では表現しきれず残念だが日本の風景とは思えない。 -
荒木崎灯台に立ち見回すと岩峰が群在し
ともかくすごい光景なのだ。
昆明は石林の風景を思い出した。
しつこいが日本じゃないみたいなのだ。 -
荒木崎灯台から城之山牧場を通り過ぎたあたりでNさんが面白いものがあるから見せてあげるというのでついていく。
このあたりの岩石は火砕流堆積物で新鮮な部分は緑色(青緑色)だが風化すると黄褐色に変化するそうだ。
ツートンカラーの見たこともない景色に興奮だ。 -
そしてこれが、見せたいものといっていたブツだ。
どうして私が奇岩好きだとわかったのだろう(笑)
鳥頭〜かわゆい。
いやぁトカラに来てよかった。
宝島に来てよかった。 -
違う角度からみると赤ちゃん恐竜なのだ
ぎゃお〜 -
大籠海水浴場へ
ここはもっと綺麗なエメラルドグリーンの海水浴場のはずなのだが濁りがあり海面から藻が顔を出している。
台風が来ないことが原因なのだそうだ。
南国では台風が海の底をひっくり返して澱んだものを攪拌する作用があったのだ。
知らなかった。 -
夢ハウス
宿泊可の施設だが敷地内にキャンプ場もある。
宝島はトカラ最南端でフェリーとしまの運行スケジュール上、南に行くほど滞在時間が短くなるから不利だとNさんはいっていた。
金曜23:50のフェリーに乗れば島に一泊して日曜20:30に鹿児島着なので鹿児島在住なら週末旅行も可能なわけで、確かにおっしゃる通り。 -
夢ハウス内部
でも私が見たところ、利用しやすいキャンプ場があるので一番若者旅行者が多いように思う。 -
大籠海水浴場 夕景
-
大籠海水浴場近くの砂丘跡
昔は砂丘が広がっていたそうだが植物に覆われてしまっている。 -
イギリス坂 ここでNさんとお別れ、感謝!です。
諏訪之瀬島の御岳大噴火で島民が脱出し諏訪之瀬島が無人島になってから11年後の1824年、事件は起こった。
イギリスの捕鯨船が牛をみつけて譲ってほしいと島に交渉にきたが、ダメといったら銃を持って襲ってきたので射殺してしまったという現場。
よっぽどステーキが食べたかったのだろう。 -
夕食前にひとっぷろ
友の花温泉保養センターへ。
開泉日 火・木・土17:30〜21:00 -
友の花温泉保養センター
塩化物強塩温泉 -
夕食
味付けはとてもよかったが食欲復活せず。
作っていただいたものを残すのは辛いね。
食堂のBGMは、ちあきなおみ。
女将さんは最近良さがわかってきたという。
なるほど、じっくり聞くと沁みる。
宝島の一番の思い出は、ちあきなおみだ。
http://www.youtube.com/watch?v=gydiqOmRrU8&feature=related
↑ ほんと沁みる・・
-
時間が足りないのが残念だが、せめて翌朝は日が明けるのを待って行動することにした。
十島村立宝島へき地診療所にて。
朝6時。 -
宝島郵便局
時間切れで小中学校には行けず。 -
港へ行く途中で女将さんにお願いして墓地に寄ってもらった。
朝陽が神々しい。 -
丸、四角など石の積み重ね方で生前どのような人だったかがわかるそうなのだ。
鹿児島に戻ってから帰りの飛行機まで数時間あったので黎明館へ行き質問してみた。
でもわからない、という返答。
どうしても調べたかったら県立図書館に行って宝島民俗史を調べたらといわれた。
そんな時間ありまへんで。 -
白砂にアダンの鮮やかな集合果を供えた墓は
昔からのお墓だそうだ。
これは島の文化だ。
とても記憶に残るお墓である。 -
女将さんに、なぜアダンを供えるのか聞いたら
甘いお菓子などない時代は、唯一甘みのある食べ物だったし一年中採れるからといっていた。
そんなに美味しいものではないらしいが。 -
前籠漁港にて
船を待つのか何思う。
哲学的朝の光景。 -
フェリーとしま上り便は牛さんと一緒だ。
みずほ荘さんの牛も高く売れますように。 -
船に乗ろうと荷物を背負ったら、後ろから女将さんの声が聞こえた。
「※アカショウビンが死んじゃった」
ほかの島民が運転する車のフロントガラスにぶつかってきて即死したらしい。
夜明けにキョロロロロロ〜と澄んだ鳴き声が部屋に響いていたが、こんなに麗しい鳥だったか。
でも、なぜいまここで・・自分の美しい姿を多くの人に見てほしかったのだろうか。
アカショウビンに手を合わせ中之島へ向かった。
※アカショウビン(赤翡翠)
カワセミ科の鳥。全体に鮮やかな赤褐色。日本では夏に渡来し冬に東南アジアへ渡る。
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