2026/07/01 - 2026/07/14
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funasanさん
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今回は旅のハイライト、バンドンからジョグジャカルタまでローカル列車による長時間(約6時間)の鉄道旅です。
客車は「エグゼクティブ」(参考)クラス、座席は座り心地が良く、リクライニングも十分で仮眠もできます。お腹がすけば、食事や飲み物のワゴンによる車内販売があります。また、食堂車もあり、車窓の眺めを楽しみながら食事ができます。
ただし、色々、予期せぬトラブル・困難もありました。シニア旅行者としては、それを楽しむ余裕が必要です。
参考:鉄道料金(IDR100=0.9円換算)
◎Exective: IDR 580,000(5220円)
◎Panoramic: IDR 950,000(8550円)
◎ホテル上級会員の世界
https://www.amazon.co.jp/dp/B09GN879DN/
私のホームページに著書紹介、旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/work/index.htm
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早朝、ホテルの窓から外を見ると、バンドンの街が美しい朝焼けに包まれていました。何だかとても嬉しい。昨夜はぐっすり眠れて、寝起きの体調は非常にいい。74歳のシニアはこれだけで嬉しいのです。
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しかも、天気も良く、今日は絶好の鉄道旅行日和になりそうです。列車の出発時間(07:45)が早いため、ホテルでゆっくり朝食を楽しんでいる時間はありません。
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そこで前日、ホテルのレストランマネージャーにお願いして、朝食の代わりに持ち帰り用の弁当を用意していただきました。
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朝6時30分、レストランに行くと、既に2人分の弁当パックが用意されていました。部屋でスーツケースなど出発の準備を済ませ、チェックアウト、そして、朝7時予約のタクシーに乗ってバンドン駅に向かいました。
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バンドン駅に到着すると、同じ列車に乗る乗客達が続々と集まってきています。周囲を見ると、乗客の大半は地元インドネシアの人たちのようです。
ここで少し「苦労話」をお伝えします。インドネシアのローカル鉄道は、私にとって全くの未知の世界でした。列車の種類、経過時間、乗り心地、そして、座席予約等、各種のAIを使って調べまくりました。 -
この列車検索でチケットの予約サイト「tiket.com」(参考)が非常に役に立ちました。https://www.tiket.com/en-us
写真中段の「Whoosh」をクリックすると、ジャカルタ・バンドン間を結ぶ高速鉄道、「Trains」をクリックすると、インドネシア国鉄(KAI)の在来線長距離列車のオンライン予約・座席指定が可能です 。 -
《インドネシアの鉄道切符を自力で予約》
まずは「Trains」のページを開いて「Bandung→Yogyakarta」を検索。初めて利用する日本人には、列車名も客車クラスも駅名も分からないことだらけ。日本語表示もありません。
「本当にこれでジョグジャカルタまで行けるのか?」――シニア夫婦の個人旅行、ここからが最初の難関でした。 -
検索すると列車がズラリ。料金も所要時間も、Economy、Executiveなどの客車クラスも違います。調べに調べて選んだのが、7:45発 Argo Wilis(アルゴ・ウィリス)。Executive Classで、13:34ジョグジャカルタ着、所要5時間49分。Panoramic車も連結される、車窓を楽しむには絶好の長距離列車です。
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この長距離鉄道には紙のチケットが必要と注意書きがありました。そこで、前日、予約コードを持ってバンドン駅へ行き、チケットを発券してもらいまいました。「ARGO WILIS / 10B」「BANDUNG 07:45」「YOGYAKARTA 13:34」、そして座席番号までしっかり印字されています。
「これで本当に乗れる!」 -
さあ、ここから約6時間、待ちに待ったジャワ島横断鉄道旅行の始まりです!ホームへ向かうため駅構内の高架橋を進むと、そこは、綺麗な花と大きな写真パネルが飾られ、まるで画廊のような雰囲気でした。妻は大喜びで、「写真を撮ってよ~」。
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高架橋の電光掲示板にも、「ARGO WILIS Bandung-Surabaya Gubeng 07:45」の表示が出ています。私たちは途中のジョグジャカルタまで乗車します。乗り場は3番線(Jalur 3)。いよいよ待ちに待ったArgo Wilisとのご対面です。
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今日の私は忙しい。乗客が乗り込んでくる前に、真っ先にExecutive客車に入り、まだ誰もいない車内を撮影しました。座席はゆったりした2+2配置で、明るく清潔感のある車内です。私は自分の席には座らず、真っ先に向かった先は…
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食堂車(写真)です。まだ空いているうちに大きな窓際のテーブル席を確保しました。モーニングコーヒーを注文し、パソコンも広げて、ここをしばらく私の「移動する書斎」にします。
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食堂車のブラックコーヒーは1杯13,000ルピア(117円)。種類は、Arabica Papua(パプア産アラビカ)と、Arabica Gayo & Robusta Dampit(ガヨ産アラビカ+ダンピット産ロブスタ)の2種類がありました。わずか100円程度で「インドネシア産コーヒー」を飲める。これだけでも食堂車に来た甲斐がありました。
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7時45分、Argo Wilisはバンドンを出発。食堂車の大きな窓からは都会の景色はすぐに消え、鮮やかな緑の水田が一面に広がってきました。コーヒーを飲みながら、ゆっくり流れていくジャワ島の田園風景を眺める。
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水を張った田んぼには若い稲が整然と並び、その中では農作業をする人の姿も見えます。観光地ではなく、列車の窓から眺めるジャワ島の日常風景です。「この列車を選んでよかった」と思いました。
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バンドンからジョグジャカルタまでは約6時間。ランチタイムを挟むので、モーニングコーヒーを飲みながら、妻と食べる昼食を事前調査をしました。
まず目についたのが、KAI名物の「Nasi Goreng Parahyangan Legend」。ナシゴレンに鶏肉、卵、野菜、クラッカーなどが付いて44,000ルピア(396円)。もう一つの「Nasi Rames Nusantara」は、白いご飯に鶏肉、卵、テンペ、麺などを盛り合わせたインドネシアらしい一皿です。 -
こちらには、フライドチキンとポテトの「Chicken Strip & Potato Wedges」、そして白いご飯に牛肉の黒胡椒炒め、野菜などを添えた「Nasi Sapi Lada Hitam」。こちらも各44,000ルピア(396円)です。思った以上にメニューは充実しています。
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モーニングコーヒーを楽しんだ後、妻の待つ指定席(写真)へ戻ります。車内は明るく清潔で、頭上には大型の荷物棚、前方にはモニターも設置されています。
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こちらが私たちの指定席。2+2配列ですが、座席は大きく、足元にもかなり余裕があります。大きな窓から車窓を楽しめるのも嬉しいところ。約6時間の長距離移動でも、これなら快適に過ごせそうです。
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座席近くには220~250V対応の電源コンセントもありました。スマートフォンやパソコンを充電しながら使えるので、長時間の鉄道旅行にはありがたい設備です。
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しばらくすると、ワゴンを押した車内販売がやってきました。飲み物だけでなく、朝食用でしょうか、弁当も山積み。Argo Wilisでは食堂車に加えて、こうした車内販売も行われています。
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私たちは車内販売ではなく、ヒルトン・バンドンで出発前に用意してもらった朝食ボックスを開けます。卵、チーズ、ハム、野菜、リンゴ、バナナに水。私が糖質制限をしているため中身を指定したので、見た目は少々質素です。もっといろいろリクエストすれば、かなり豪華な朝食弁当になったことでしょう。
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座席で朝食をいただきながら、窓の外を眺めます。バンドンの市街地を離れ、列車はいよいよパラヒャンガンの山岳地帯へ。水田の向こうには大きな山が迫り、南国らしいヤシやバナナの木も見えてきました。
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さらに進むと、山の斜面を利用した見事な棚田が現れました。鮮やかな緑の水田が斜面に沿って幾重にも重なり、その間にはバナナの木。Argo Wilisのバンドン側区間は、山や谷、棚田を眺められる景勝区間として知られています。
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朝食を食べ終えると、早起きしたせいか少し眠くなってきました。そこで座席をめいっぱいリクライニング。ご覧の通りかなり深く倒すことができ、足元にも余裕があります。これなら6時間近い長距離移動でも、途中でひと眠りしながら快適に過ごせそうです。
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長距離列車で気になるのがトイレですが、こちらもまったく問題なし。洋式の便器に洗面台、手すりも備えられ、車内のトイレとしては十分きれいに保たれていました。
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お昼近くになったので、妻を誘って食堂車へ。さて、今日のランチは何にしましょうか。まずは妻とメニューを見ながら作戦会議です。最強の武器を出します。スマホのグーグル翻訳です。何でも教えてくれます。
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「Mie Godog」は野菜や卵を加えたインドネシア風の温かい麺料理。そして「Nasi Sapi Lada Hitam」は、黒胡椒で味付けした牛肉とパプリカ、玉ねぎをご飯に添えた一品。どちらも44,000ルピア(396円)。メニューには「LIVE COOKING」の文字もあります。
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こちらもすべて44,000ルピア。チキンカレー、バリ風魚料理、タリワン風チキン、そして鶏のサテ(串焼き)など、インドネシアらしい料理が並びます。いろいろ迷った末、妻とは「サテなら中身も分かっているし、これにしよう」と相談。
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そして私が選んだのはこちら、「Bistik Legend」55,000ルピア(495円)。牛肉のハンバーグ風ステーキに目玉焼き、ポテト、野菜が添えられています。これなら間違いないでしょう。妻はサテ、私はハンバーグ――ようやく注文が決まりました。
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意気揚々と注文すると、返ってきたのは予想外の「No、No」。なんとこの日は、メニューに載っている料理は提供しておらず、食べられるのは弁当タイプだけとのこと。仕方なくランチは諦め、温かい紅茶だけを注文しました。
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これも、見知らぬインドネシアの鉄道旅行ならではのご愛嬌。 窓の外を流れるジャワ島の景色を眺めながら、しばしティータイムとなりました。青い空と白い雲の下に、黄金色の田んぼがどこまでも広がっています。
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その向こうには南国らしい椰子の木が並び、さらにその背後を幾重にも山々が連なっています。これぞジャワ島の鉄道旅行、という雄大な風景です。
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それにしても不思議です。ジャカルタやバンドンの空はいつも灰色に曇っていました。青空がない!しかし、バンドンを離れると空一面の“青空”。インドネシアの都市のスモッグの凄さがよく分かります。
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約6時間の列車旅を終え、ようやくジョグジャカルタ駅に到着しました。バンドンから長い距離を走ってきましたが、思ったほど疲れを感じません。
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乗車するときは写真を撮る余裕もなく、真っ先に車内へ入りました。そこで到着後、改めて私たちが乗ってきた列車と一緒に記念撮影。快適だった6時間の鉄道旅行の相棒とも、ここでお別れです。
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列車には、大きな窓が特徴の「PANORAMIC」と書かれた特別車両も連結されていました。その前でも記念に一枚。食堂車、車内販売、のどかな田園や山岳風景――約6時間の長旅でしたが、退屈する暇もなく、鉄道旅行そのものを楽しみながらジョグジャカルタに到着しました。
参考:鉄道料金(IDR100=0.9円換算)
◎Exective: IDR 580,000(5220円)
◎Panoramic: IDR 950,000(8550円)
日本の鉄道と比較すると「グリーン車」に6時間も乗って5220円です。さらに、パノラマカーでも8550円です。インドネシアの長距離列車の旅、お勧めです。
→「ジョグジャカルタ マリオット」ホテル(4連泊)に続く
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