2026/05/29 - 2026/06/08
9149位(同エリア15861件中)
コヨーテさん
この旅行記のスケジュール
2026/05/29
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飛行機での移動
8:46 HND ≫ 14:49 SIN (SQ 631)
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Bedok 85
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毎年恒例になりつつある Sweden Rock Festival 参戦。
今年ももちろん、気持ちはすでにスウェーデンの空の下。
…だったのに、なぜか去年、今年と6月になると大きな仕事をぶち込むわが社。
去年は「必要最低限だけ仕事する」というギリギリのラインで休暇を強行し、北欧旅をねじ込み成功。あれはあれでスリリングだったけど、今年はもっと平和に行きたかった。
しかし今年は、「ちょっと休暇を…」なんて言える空気ゼロ。むしろ、『この状況で海外?冗談だよね?』 という職場の空気が可視化されていたレベル。
それでも Sweden Rock は私の楽しみであり、仕事を頑張るための燃料でもある。諦めるなんて、そんな選択肢は…<一応>考えたけど無理だった。
そこで出した結論はただひとつ。
リモートワークで穴をあけずに、強行突破する!!
(だめなら会社辞めるか?← 一瞬考えた)
こうして、「仕事は通常運転、心はフェス、身体は北欧」という奇妙な三位一体スタイルで挑んだ今年の遠征。
これはそんな、“仕事とフェスの両立という無茶をやった人間の備忘録”
5月29日(金)8:46 HND ≫ 14:49 SIN (SQ 631)
5月30日(土)0:05 SIN ≫ 7:10 CPH (SQ 352)
8:46 コペンハーゲン≫ 12:05 ヨーテボリ(Öresundstågen 1034)
6月2日(火)ヨーテボリ ≫ ルンド(Østerport)
ルンド ≫ クリスチャンスタッド (skanetrafiken)
6月3日(水)~ 6月6日(土) Sweden Rock Festival
6月7日(月)19:30 CPH ≫ 22:05 HEL (AY 962)
6月8日(火)0:45 HEL ≫ 19:35 NGO (AY 79)
20:55 NGO ≫ 22:00 HND (JAL 208)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- シンガポール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2026年の夏休み。
本来なら「さあ、スウェーデンへ!」と胸を張って休暇に入るはずだった。しかし現実は、仕事の都合でどうしても“完全オフ”とは言えず、今年もやむなく リモートワークしながらのスウェーデン遠征 となった。
旅行前も激務続きで、毎日ほぼ3時間睡眠。そして出発当日。
朝8:55発の便だから早起きしてリムジンバスで空港へ…の予定だったけれど、結局 寝る時間がなく、そのまま徹夜で空港へ向かう という強行スタイルに。
早朝のリムジンバスは国際線の第3ターミナルには行かず、第1ターミナルで乗り換えが必要。普段、空港内の連絡バスなんて乗らないし、国内線に乗ったこともほとんどない田舎者は羽田でウロウロ&オロオロ。
そんな中、リムジンバス停の外国人スタッフがとても丁寧に案内してくれて、無事に国際線ターミナルへ到着。SKY LOUNGE SOUTH 空港ラウンジ
-
家を出るときは朝食も取れず胃の中は完全に空っぽ。出国手続きを済ませて、ようやく辿り着いたラウンジで 軽食をいただく。
前日の昼から何も食べていなかったせいで、朝からいきなり から揚げ~~! 徹夜明けの体に、油と塩分がやけに嬉しい。
国際線でプライオリティパスが使えるラウンジは、日中はこの Sky Lounge South のみ。そのせいか、いつ来ても混んでいて、受付で待たされることもあれば、入場規制がかかることもある。
この日はタイミングが良く、すんなり入れたものの、数分で満席。相変わらず、カップラーメンやお味噌汁を何個も取りに行って、バッグにそっと忍ばせる人がいるね……。
いや、私も“ただ飯”目当てでラウンジに入るけどさすがに お持ち帰りまではしない なぁ。 -
それにしても、円安と物価高が止まらない。海外一人旅のハードルは年々上がっていて、気軽に「夏休みだし、ちょっと北欧へ」なんて言えない状況になってきた。
そんな中でも、私はできるだけ 特典航空券 を使って夏の一人旅を組み立てるようにしている。とはいえ、各社のマイレージプログラムや提携クレジットカードの改悪が続き、陸マイラーの身としてはなかなかマイルが貯まらず、残高もじわじわ減っていく。 -
いつもの北欧旅は AAマイルでFinnair を使うのが定番。昨年のうちにFinnairで往復取っていたものの仕事の関係で予定を縮めての滞在としフライト変更。直前に変更をかけたため、好みの航空会社やルート、時間が出てこない。
でてきても、このご時世どうなるかわからないカタール航空のドーハ経由。
で、往路は試しに UA(ユナイテッド航空)で検索したらシンガポール航空がでてきた。しかも、シンガポールでの乗り継ぎが2時間弱のものと 9時間の便を選べる!
大好きなシンガポールで9時間!これは迷う理由なんてない。外に出て、美味しいものを食べるに決まっている。
北欧に着く前から、もう気持ちはシンガポール。ウキウキ、ワクワク、食べたいものの妄想が止まらない。
「乗り継ぎ」というより、“シンガポールで朝ごはん&昼ごはんを食べるための寄り道” まさにそんな感覚!! -
飛行機に乗ったら、まずは シンガポールスリング。ラッフルズホテルの本物は今や 6,500円という強気の価格。だからこそ、機内で無料で飲めるシンガポールスリングはありがたい。(セコいね)
「これを飲んで、シンガポールまでぐっすり寝るぞ~」そんな気満々でグラス(プラスチックだけどね)を傾ける。 -
「さて、寝るか」と思いながら機内WiFiをオンにした途端、メールとチャットの通知が ドドドッ と押し寄せる。
しかも、シンガポール航空のマイレージクラブ会員のおかげで機内WiFiが無料 という、嬉しいような嬉しくないような状況。
結局、機内でもお仕事。まあ、チャットやメールに返信する程度だけど、“寝る気満々”だったはずが、気づけばしっかり働いている自分がいる。 -
定刻通りにシンガポールへ到着。入国前の空港内を歩いていると、何度か目にした お食事の自動販売機 がまた目に入る。
日本にも冷凍食品やラーメンの自販機はあるけれど、チャンギ空港のこれは なんだか本格的。パッケージの雰囲気も、写真の盛り付けも、妙に“ちゃんとしてる”。
「これ、味はどうなんだろう…?」と気になりつつも、今日はホーカーへ行く気満々なのでスルー。
でも、空港の自販機でここまで本格的な料理を売っているあたり、さすが24時間営業のチャンギ空港だなぁと思ってしまう。シンガポール チャンギ国際空港 (SIN) 空港
-
そして、到着後すぐにリモートミーティング が入ってしまった。シンガポールは入国がとてもスムーズとはいえ、降機後15分のスタートというタイミングはさすがに微妙。
ということで、イヤフォンをつけたまま空港内をウロウロ。チャンギ空港の美しい内装を背景に、まるで“空港内ウォーキングミーティング”。
旅のテンションと仕事モードが同時に走る、これぞリモートワーク遠征のリアル。 -
ミーティングの時間まで空港内をウロウロしていたら、ふと目に入ったのが Butterfly Garden。
ターミナル3のカフェの奥、まるでサンルームのようにガラス張りになった一角に、ひっそりと作られた 小さな庭園。チャンギ空港は巨大で近未来的な空港だけど、その中に突然現れる“静かな温室”のような空間は、まるで別世界。人の流れから少し外れた場所にあるせいか、空港の喧騒がふっと遠のいて蝶が舞うのをぼんやり眺められる。
すでに会議が始まったけれど聞いているフリして園内散策。こういう“旅の隙間の発見”って、なんだか嬉しい。会議中だけど・・・ -
Butterfly Garden は、どうやら “空港内に作られたバタフライガーデンとして世界初” らしい。(そもそも他の空港にもあるのか?)
ターミナル3のカフェ奥、サンルームのようなガラス張りの空間にひっそりと作られた小さな庭。空港の喧騒から一歩離れるだけで、空気がふっと柔らかくなる。入口に置かれた展示資料を読むと、この小さな庭には 数種類の蝶 が生息しているとのこと。
空港の中に突然現れる自然のポケット。旅の途中でこういう“余白”に出会うと、なんだか嬉しくなる。 -
イヤフォンをつけてミーティングに参加しながら、目の前では蝶がひらひらと舞っている。
いや、正確には「ミーティングできそうな静かな場所を探して歩いていたら、たどり着いたのがここ」 という感じなんだけど、結果的に“蝶を眺めながらリモート会議”という、なかなかレアなシチュエーションに。
空港の喧騒から少し離れた温室のような空間で、仕事の声がイヤフォンから流れつつ、視界には南国の蝶がふわりふわり。ミーティング中だけど正直聞いているフリだけだな。 -
「バタフライガーデン」という名前の通り、よく見ると 植物と完全に同化している蝶 があちこちにいる。葉っぱの模様に溶け込むように止まっていたり、花の影に紛れてじっとしていたり、ぱっと見では気づかないけれど、目を凝らすとそこら中に蝶が潜んでいる。
南国の蝶は色も模様も個性的だから、植物の緑や花の色と重なると、まるで自然の一部みたい。
さっき見たパイナップルに群がる蝶たちもそうだけど、この小さな庭の中では、「蝶を探す」というより“蝶に見つけてもらう” くらいの感覚になる。空港の中とは思えないほど、生命の気配が濃い空間。 -
バタフライガーデンというだけあって、よく見ると植物と一体化した蝶があちこちにいる。でも、じっくり見ているうちに気づいてしまった。
あれ、私…蝶ってそんなに得意じゃないかも。
南国の蝶は色も模様も派手で美しいけれど、種類によっては 蛾っぽい柄 のものもいて、蝶なのか蛾なのか、境界線が曖昧に感じてしまう。
ひらひら~っと飛んできて、肩や頭に止まることもある。
普通なら「わぁ、蝶が止まった」と思うところなんだろうけど、私の場合はどうしても “蛾が止まった” ように感じてしまう。
というのも、子供の頃に「蝶だ!」と思って捕まえたら、手が粉だらけになるほどの 立派な蛾 だったことがあって、その模様がとにかく不気味で、今でも記憶に残っている。
そのせいで、蝶の模様がちょっと複雑だと脳が勝手に「蛾かも…」と警戒してしまう。 -
バタフライガーデンは本当に美しくて、空港の中とは思えないほど自然が濃い空間なんだけど、私にとっては少しドキドキする場所でもあった。
でも、旅の途中でこういう“自分の意外な弱点”に気づくのも、なんだか面白い。蝶にドキドキしながらも、無事にミーティングをこなし、ひとまず 一仕事終了。
旅の途中で仕事を挟むくらいなら行かなきゃいいのに・・・とも言われるけど、そこまでしてでも行きたいのよ・・・ -
バタフライガーデンは 2階建て になっていて、上の階からはガーデン全体を見渡せるようになっている。
下から見ると“空港の片隅にある小さな庭”なんだけど、上に上がると一気に視界が開けて、緑の密度と湿度感が増して、ちょっとした トロピカル温室 のような雰囲気になる。
ガラス張りの天井から光が差し込んで、蝶がふわりふわりと舞っているのを見ていると、ここが空港なのか、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの一角なのか分からなくなる(笑)
巨大で近未来的なチャンギ空港の中に、突然ぽつんと現れる南国の自然空間。このギャップがたまらない。 -
バタフライガーデンでしばし南国気分を味わっていたせいか、イミグレーションに着いたときには 誰もいない。
チャンギ空港の入国はもともとスムーズだけど、この日はさらに拍車がかかっていて、まるで“貸し切りレーン”のような状態。
あっという間にイミグレ通過。これだけスムーズだと、旅のテンションが一気に上がる。 -
市内へ向かう前に、PCやガジェットが入った手荷物を預けほぼ手ぶらで歩きたいよね。
ターミナル3のレベル1にある手荷物預かり所で荷物を預かってもらう。SGD 11 (日本円で約1500円)この価格で身軽になれるなら、預けてしまったほうが断然ラク。 -
預け終わると、受付のPCから日本語案内付きのQRコード が出てくるという親切設計。小さめのボディバッグにボトルの水ぶら下げて身軽になったところでMRT乗るぞ~~!
と思ったその瞬間・・・
またもや 急なミーティングにお呼ばれ。
良くも悪くもタイミングが良すぎる。飛行機に乗っていたらスルーできたけれど、今回は地上にいるし、しかも“リモートワーク”とはいえ、この時期に旅行に出ていることにちょっと後ろめたさがあって、「やることやっておけば文句ないだろう!」という気持ちもあったりする。
旅の自由と仕事の現実が交互に襲ってくる、これぞリモートワーク旅の醍醐味(?)・・・ と思うことにし、これさえも楽しみにしよう! -
ミーティングの連続をなんとか乗り切り、ようやく 業務終了。
さてさてここからが本番!9時間の乗り継ぎを最大限楽しむために、すでに2時間近くロスしたけど、まずはMRTへ。
とりあえず向かったのは Tanah Merah。チャンギ空港からすぐの駅で、ここから東側の住宅エリアへアクセスできる。シンガポールのMRTは、観光で回る中心部はほぼ地下だけど、郊外に出るとこうして 地上を走る区間 が多い。車窓から見える景色が一気に“生活の街”になるのが好き。
このあたりは観光地とはまったく違う雰囲気。駐在員が住むようなコンドミニアムもあれば、シンガポール人が暮らす巨大な HDB(公営住宅) がどーんと並ぶ。
観光客がほとんど降りない駅だけど、私にとってはこういう“生活の匂いがするエリア”こそシンガポールの魅力って思っちゃうのよね。
シンガポール好きの私は最近シンガポールの ホームドラマ を見るのが大好き。何気ない日常や町の風景が映るだけで嬉しくなるし、HDBの廊下やホーカーのざわめきが出てくるとテンションが上がる。
そんな私を、シンガポールの友人は「変態」 と笑う・・・タナ メラ駅 駅
-
そんな変態な私は、HDBに併設されている コミュニティスペース を見つけると、
テンションが一気に上がる。広場のような場所、ちょっとしたステージ、住民が集まれるオープンスペース。
それを見た瞬間に、脳内で勝手に再生されるのはシンガポールのホームドラマのワンシーン。
「ここでチャリティーショーやるのよね」
「イベントで子供たちが踊ったりするのよね」
「おばちゃんたちが椅子並べて準備するのよね」
…と、ドラマで学んだ(本当かどうか知らない)文化を勝手に想像してニヤニヤしてしまう。
観光地でもない、ガイドブックに載るような場所でもない、ただの住宅街の一角。でも、私にとってはドラマで見てきた“シンガポールの日常”がそこにあるというだけで嬉しくなる。
この“生活の匂いがする場所を愛でる旅スタイル”、シンガポールの友人が「変態」と呼ぶのもわかる・・・ -
観光客がまず行かないような住宅街を歩いていると、つい気になってしまうのが HDB の内部構造。
高層棟の下には、子どもたちが遊べる プレイグラウンド があったり、住民が集まれるコミュニティスペースがあったり。玄関ドアの外にもう一枚鉄格子のようなドアがあったり・・・
観光地では見えない、“シンガポールの生活のリアル”がそこにある。 -
各棟をつなぐ通路には、スコール対策の 屋根付き通路(Sheltered Walkway) がしっかり整備されている。シンガポールの雨は横殴りで降ることも多いけれど、こういう屋根があるだけで生活の快適さが全然違うんだろうな。
ただの住宅街なのに、都市設計の細やかさが随所に見えるのがシンガポールらしい。HDB の配置、棟と棟の間の風の抜け方、緑地の配置、コミュニティスペースの使われ方。歩きながら、つい 都市設計なんて全然しらないけどあれこれ考えてしまう。 -
フラフラと住宅街を歩きながら、この日の目的地 Bedok 85(Fengshan Market) へ。選んだ理由は単純。
・チャンギ空港から近くてアクセスがいい
・ローカル感満載エリア
・そして近くにドリアン屋があれば最高
・今回はBCM(バクチョーミー)が食べたい
そんな欲張り条件を全部満たすのが Bedok 85。 -
ここには、BCM の二大巨頭が並んでいる。写真に写っている 左の Xing Ji Rou Cuo Mian(興記) と右の Seng Hiang(成香)。
本当は S サイズでこの2軒を食べ比べするつもりだったけど、ここ最近の睡眠不足のせいか胃の調子がイマイチ。(それでも食べるのかというツッコミはなしね)
というわけでこってり系の右ではなく、この日は あっさり系の左・Xing Ji に挑戦。 -
私が普段食べる BCM はドライ(混ぜ麺)+スープ、またはスープのみを選べるタイプが多いけれど、この店は潔く スープ一択。
透き通ったスープに細麺が絡んで、ふわっとしたミンチポークが優しい味。ローカルが「夜食に最高」と言う理由がよくわかる。胃が弱っている日ほど染みるタイプの一杯で、この日の私にはまさにベストチョイスだった。
本当は2軒食べ比べしたかったけれど、今日はこの一杯を丁寧に味わう日に。
ローカルの生活圏の中で、あっさり BCM をすすりながら、「やっぱりシンガポールのローカル飯は最高だなぁ」としみじみ思う。 -
肉団子にひき肉、そしてレバー。具材はしっかり入っているのに、スープは驚くほど あっさり。胃に優しいお味で、疲れた身体にふわっと染みる。
睡眠不足で胃の調子がイマイチだったから、「今日はこれがピッタリだな~」と思いながら食べ始めたんだけど…
食べているうちに 胃が動き出したのか、逆に物足りない気持ちが出てくる。あっさりすぎて、もう少しパンチが欲しくなるという矛盾。でも、しっかりお腹いっぱいになったので予定していた 2軒目の食べ比べはスキップ。
とはいえ、このお店の BCM、あっさりだけど 味はちゃんと美味しい。ホッとするスープ麺で、疲れた日に食べると本当に優しい。 -
BCM を食べ終えて、デザートも覗こうかな…と思ったけれど、「デザート食べるならドリアンでしょ」という結論に即到達。
ちょうど 6月はドリアンのシーズン真っ盛り。せっかくシンガポールに来たなら、お目当ての 猫山王(Musang King) を探しに行くしかない。私の中の“シンガポールドラマ脳”によると、ドリアンは HDB の下にある商店街みたいなフルーツ屋さん に並んでいる。
ドラマの中でおばちゃんが値段交渉してたり、近所の人が袋いっぱいに買って帰ったり、
夜になるとドリアンの山が積まれていたり、そんなシーンをよく見るから、「絶対この辺にあるはず!」と確信して歩き始める。
実際、地図にもそのように載っている。
なのに?? 目印いや鼻印の豊潤な香りもしてこないしHDB の下を歩いても、商店街の通路を覗いても、フルーツ屋はあるのに ドリアンがない。
シーズンのはずなのに、猫山王の影も形も見えない。
「え?ドラマの世界線と違う…?」
「私のドラマ知識、もしかしてフィクション…?」
そんな不安がよぎりつつ、ローカルの住宅街をウロウロしながらドリアン屋を探す。 -
HDB の外壁にずらっと並ぶ洗濯物。これを見ると「あぁ、シンガポールに来たなぁ」と思う。
色とりどりの服、タオル、シーツ。高層住宅の窓から突き出したポールに干されていて、風に揺れるその光景は、まさに シンガポールの日常そのもの。
観光地では絶対に見られない、“生活のリアル”がここにある。
シンガポールにはいろんな人種が暮らしている。そして HDB(公団住宅)は、その多民族性が偏らないように 人種配分制度 が導入されている。ざっくり言うと、国全体の人種構成に近い割合で入居者を調整している。
・中華系:最大約 87%
・マレー系:約 25%
・インド系・その他:約 15%
これによって、どの HDB でも特定の人種だけが固まらないようにしていて、コミュニティのバランスを保つ仕組み になっているそう。こうして洗濯物がずらっと並ぶ光景を見ていると、このように干すのは中華系かな?この建物の中には、いろんな文化の人が暮らしてるんだなぁと自然に感じる。
食文化も、言語も、宗教も違う人たちが同じ建物で生活しているという事実。
それを国が制度として支えているという徹底ぶり。シンガポールらしい合理性と多民族共存の哲学が見える。 -
Google Map を見ながら HDB の中をウロウロして、ようやくたどり着いたドリアン屋さん。完全にローカルしか訪れていない空間。
-
みんな複数購入してパッキングしてもらっていて、常連さんなのかご近所さんなのか、現地語が飛び交う中、私は超アウェイ状態で声もかけられず、ただウロウロしながらドリアンを見つめる。
でも??
お目当ての猫山王がない。
もうここまで来たから猫山王は諦めよう。普段日本では冷凍のドリアンしか食べてないから、ここで生のドリアンが食べられれば本望! -
奥からお姉さんが出てきて「ドリアン食べたことあるの?」と聞かれたので、もちろんあると答える。
「飛行機の乗り継ぎでドリアン食べたくてここまで来たんだけど、ここで食べられる?」
と聞くと、大笑いしながら商店街の中央にある 東屋のベンチ に座って食べればいいよ、と。 -
ひとりで食べるからと小さめのドリアンを選んでもらい、東屋に陣取る。
周囲には夕暮れのベンチで涼むお年寄り、近くのコンビニでビールを買って飲んでいる下着姿のおっちゃんたち…。超ローカル感満載の場所で、ひたすらドリアンを頬張る変態日本人。 -
頂いたドリアンは D101
猫山王や黒刺のような高級種ではなく、Red Prawn や D24 と同じく テーブルドリアン(家庭用ドリアン)。猫山王のような豊潤さや苦み、黒刺のようなねっとり濃厚な甘さはないけれど、無難に甘くてクセもなく、普通においしい。
歩き回って猫山王を探した結果がこれだったので、ちょっと残念だったけれど、まあこれは 次回のリベンジ案件 に。
ドリアン屋さんを後にし、帰りは Bedok駅 を目指す。Bedok は郊外の大きな駅で、ショッピングモールやホーカーも併設されている。
「軽食かデザートを買って空港に戻ろうかな~」と考えていたところに上司から電話(涙)
電話しながら歩いていたせいで、道中の写真も撮れず、ショッピングモールにも寄れず、軽食もデザートも買えず、そのまま空港へ直行。
旅の自由と仕事の現実が交互に襲ってくる、これぞリモートワーク遠征、そしてサラリーマンの宿命。 -
当初は空港でもあちこち回る予定だったけれど、シャワーも浴びたいし、本命の旅はこれからだから無理はしないことに。
とりあえず ジュエルの噴水(Rain Vortex) だけ見て帰ろう、と寄り道。
ちょうど 20:30 のショーが終わる瞬間 に駆け込みで鑑賞できて、ライトアップされた噴水の迫力に一瞬で旅モードが復活する。 -
預けていた荷物をピックアップしに行くついでに空港内をウロウロしていると、
あちこちで スヌーピー が出現。どうやら The Snoopy Adventure というイベントが開催されているらしい。
このところシンガポールに来るたび、こういうキャラクター系イベントが空港を埋め尽くしている気がする。
・今年の正月 → ディズニークルーズ就航記念でディズニーのオンパレード
・一昨年 → キティちゃん生誕50周年でサンリオがチャンギをジャック
そして今回はスヌーピー。
しかも・・・ -
スヌーピーだけじゃなく、ベルちゃんまでしっかり展示されているあたり、チャンギ空港の本気度がすごい。
空港なのにテーマパークのようで、旅の最後にこういう“ゆるい可愛さ”を見せてくれるのがチャンギらしい。 -
シンガポールは空港に入ってから、搭乗口で 再度保安検査 がある。そのため搭乗時間は通常 1時間前。蒸し暑いシンガポールの街を歩き回ったから搭乗前にどうしても シャワーを浴びたく、その時間も踏まえて空港に戻ってきた。
ラウンジへ向かい、レセプションでシャワーの空き状況を聞いてみると「今は誰も使ってないから、好きなだけ使っていいよ!」
超ラッキー!
汗だくで歩き回った身体をシャワーで洗い流し、洋服も着替えてさっぱりすっきり。深夜便だからお化粧もせず、スッピンのまま。
あ、シャワールームの写真は撮ってない(笑)Marhaba Lounge (Changi Airport T3) 空港ラウンジ
-
シャワーで生き返ったら、やっぱり タイガービール。ビールのつまみにケーキ??
そこは突っ込まないでほしい。(旅のテンションってそういうもの)
でも、ビール飲んじゃった。さっきドリアン食べたのに・・・
飲み干してから気づいた。 -
ジュエルの噴水を見て、スヌーピーのイベントを横目に歩き、汗だくで郊外を彷徨い、猫山王を探して HDB をウロウロし、結局 D101 を東屋で頬張り、上司の電話で締められたローカル旅。
そんな つかの間のシンガポール滞在 を楽しんで、次なる目的地 コペンハーゲン へ向かう深夜便に乗り込む。
旅はまだまだ続く・・・ いや、これからがスタートだった
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