2024/09/16 - 2024/09/16
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piglet2017さん
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2024年度は、かつてのヴェネツィア共和国の領土を中心に、北イタリアの世界遺産を巡ってきました。
ヴェネツィア観光3日目。平日、月曜日となったので、いよいよヴェネツィア共和国の心臓部、サン・マルコ寺院とドゥカーレ宮殿を見学します。
- 旅行の満足度
- 5.0
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コッレール博物館を見学している間にアックア・アルタの水も引き、サン・マルコ広場を歩けるようになったので、サン・マルコ寺院に向かいます。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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正面ファサードを飾る13世紀のモザイク画に描かれたサン・マルコ寺院です。4頭の馬は既に置かれていますが、アーチのモザイク画は中央門の上だけで、他のアーチはシンプルです。中央門から聖マルコの遺体が寺院内に運び込まれています。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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現在の中央門のモザイク画は、19世紀の「最後の審判」に変わっていました。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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中央門のアーチの縁を飾る浮彫は、13世紀のロマネスク彫刻です。フェッラーラでも見てきたような中世の月歴図もありました。季節ごとの仕事を描いた月歴図ですが、11月に行う仕事とは何なのでしょうか?
サン マルコ寺院 寺院・教会
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中央門のアーチの上に置かれた第4回十字軍の略奪品の一つ、古代ローマ、ネロ皇帝時代の馬のブロンズ像です。間近でカモメが鑑賞中でした。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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第4回十字軍の戦利品は、南側のファサードにもありました。美しいレリーフが施された6世紀の柱です。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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柱の近くにある4世紀の群像彫刻も第4回十字軍の略奪品です。ディオクレティアヌス帝が始めた四帝分治制を記念したもので、4人の皇帝が並んで立っています。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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サンマルコ寺院の日時指定券は、ヴェネツィア訪問予定の5日間とも、1か月以上前の時点で既に完売していました。当日券の列に14時過ぎに並びましたが、10分足らずで入場できました。2024年当時は、寺院+博物館で10ユーロでしたが、2026年現在は20ユーロとなった代わりにコーラス加盟教会群やトルチェッロ大聖堂、サルーテ聖堂の聖具室にも無料で入れるようになっています。滞在型の旅行者にとっては、現在の方がお得なチケットになっているようです。
玄関廊には、13世紀に制作された天地創造のドームがありました。サン マルコ寺院 寺院・教会
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空には鳥、海には魚が創造されました。龍のような生物もいます。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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水の中に住んでいる内は問題ないようですが、翼ができて陸に上がってきた竜は退治されてしまいます。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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仮面のような顔のライオン、いたずらな目をした豹、象や白馬など、動物たちは2匹セットで創造しています。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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アダムは、動物たちの飼育係となったのでしょうか。動物たちはペアになっているのに、アダムがひとりぼっちなのはかわいそうだなあと思った創造主は、イブを創造、モザイク画では楽園を追放されるまでのエピソードが描かれていました。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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ノアの方舟のモザイク画もありました。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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洪水後、自家製ワインを飲み過ぎて酔っぱらって眠りこんでしまったノア。息子たちが衣服をかけてノアの体を覆う場面です。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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「ノアの酩酊」は、ドゥカーレ宮殿の外壁を飾る彫刻の中にもありました。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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玄関廊のモザイク画を楽しんだ後に、寺院内に入りました。面積の広い中央の身廊エリアに入れないようロープが引かれ、狭い側廊を歩くように規制されているので、列に並んでじわじわと前へ進んでいくような状態でした。イコノスタシスと身廊の間にもフェンスが置かれていました。入場から退場まで2~3人しか並べない狭い通路を一方通行で歩いていくので渋滞するわけです。寺院内のドームも身廊の真上にあるので、側廊からはよく見えませんでした。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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寺院内の見学は、足元にある12世紀の床モザイクが一番面白かったという結果となりました。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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寺院の上にある博物館には、第4回十字軍の折、コンスタンティノープルから略奪してきた馬の像のオリジナルが展示されていました。間近で見ると、まるで生きているかのような出来栄えです。
サン マルコ寺院 寺院・教会
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馬のレプリカが設置されているバルコニーに出てきました。海外ドラマ『ヤング・ポープ 美しき異端児』で、ジュード・ロウがサンマルコ広場を埋め尽くす群衆に向かって説教をしたバルコニーからの眺めです。アックア・アルタの水が乾いて普段通りになったサン・マルコ広場には、観光客や鳩が戻り始めています。
サン マルコ広場 広場・公園
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馬の向こうには、サン・マルコ時計塔が見えます。
サン マルコ時計塔 博物館・美術館・ギャラリー
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星座が描かれた天文時計です。サン・マルコ寺院内は金色のモザイクで覆われていましたが、時計の文字盤には金よりも高価だったラピスラズリが贅沢に使われています。青色がとても美しいです。
サン マルコ時計塔 博物館・美術館・ギャラリー
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両側にアーチが連なるサン・マルコ小広場です。かつて2本の円柱の間で死刑が執行されたと聞いたので、ヴェネツィア人に倣って柱の間は通らないようにしました。
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聖テオドロスが踏みつけている鰐もよく見えました。
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1720年創業、ヴェネツィア最古のカフェ・フローリアンで休憩します。カフェ内は6部屋に分かれているようなので、豪華な内装の3部屋を指定して、空席が出るまで待ちました。
カフェ フローリアン カフェ
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待つこと10分ほどで、第一希望の元老院の間に案内されました。ドゥカーレ宮殿の元老院の間と同じく、壁も天井も金色のヴェネツィアらしいインテリアです。2024年はヴェネツィア・ビエンナーレが開催されていましたが、この部屋はヴェネツィア・ビエンナーレ発祥の地なんだそうです。
カフェ フローリアン カフェ
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ハムとチーズのサンドイッチ、苺風味のケーキ、地元産の赤ワイン、カフェラテを注文、カフェラテは銀のコーヒーポットとミルクが別々に運ばれてきて、自分でカップに調合して入れるので、たっぷりの量を楽しめました。ハプスブルク帝国領となったことが影響しているのか、水のカラフェも付いてきました。お店の前で開催中の生演奏代金12ユーロも加算され、合計11263円でした。
カフェ フローリアン カフェ
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ドゥカーレ宮殿前に戻ってきました。2階の回廊の柱をよく見ると、中央の2本の柱だけ、ピンク色に塗られていました。ドージェ専用の席で、ここから広場で行われるお祭りなどのイベントを観覧しました。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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City Pass - All Veniceがあれば、予約不要で優先入場できます。かつてドージェの就任式が行われた巨人の階段を上がっていきます。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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2階のロッジアから黄金の階段で4階まで上がりました。階段のヴォールト天井は、漆喰とフレスコ画で豪華に装飾されています。こちらの階段は女神ヴィーナスがモチーフになっていました。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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パッラーディオ設計の扉をくぐって謁見の間に入ります。扉の上には、ティントレット「聖カタリナの神秘の結婚」がありました。こちらの絵もそうですが、ドゥカーレ宮殿を飾る絵画には、ドージェの姿が描きこまれている作品が多く見られました。絵画に登場するドージェが奉納した作品ということなのかもしれません。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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謁見の間に入りました。ドゥカーレ宮殿では、このように黄金とフレスコ画で飾り立てられている部屋を見学していくことになります。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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天井にはヴェロネーゼの板絵がはめ込まれていました。小さなオコジョの姿も見えました。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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ティントレット「聖マルコの助けを借りて、聖母マリアを崇めるアンドレア・グリッティ総督」。塩野七生さんの『小説イタリア・ルネサンス』やトルコドラマ「オスマン帝国外伝」に登場するアルヴィーゼ・グリッティの父親にあたるドージェです。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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武器の間の窓からは、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島やジュデッカ島の眺めが楽しめました。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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ドゥカーレ宮殿で最も広い大評議会の間にやってきました。正面にはティントレットの「天国」がありました。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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絵の中心には、「ヴェネツィアのためにキリストに取り成す聖母」と「受胎告知」が描かれていました。大天使ガブリエルがマリアに百合の花を差し出しています。キリストは、シャボン玉のような透明の球体=地球を持っていて、右手から大天使ミカエルが天秤を差し出しています。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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天井に接した壁面上部には、歴代ドージェの肖像画が並んでいました。共和国ヴェネツィアの歴史で、唯一ヴェネツィアの君主になろうと画策したドージェ、マリーノ・ファリエルの肖像画は黒幕で覆われていました。外交にも軍事にも長け、経済にも強い万能の人で、一般市民の選挙があれば文句なく君主になれたかもしれない人物だったようです。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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壁には、ヴェネツィア共和国の歴史画が並んでいました。ティントレットの息子、ドメニコ・ティントレットの作品「コンスタンティノープルの攻防」です。第四次十字軍に参加したヴェネツィア兵が、「動く橋」を伝って城壁に飛び移ろうと試みています。緋色のヴェネツィア旗が塔の上に翻った瞬間、戦いはヴェネツィアに有利となっていき、金角湾の城壁は次々とヴェネツィア軍に占拠されることとなります。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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ドゥカーレ宮殿の見学の最後の3部屋は美術館のようになっていました。カルパッチョの「サン・マルコのライオン」も展示されていました。
ボスのフォロワーによる「黙示録的幻視」も展示されていましたが、狭い部屋で混雑していて全体を撮影することはできませんでした。人間の上に置いた太鼓を叩いて地獄の雰囲気を盛り上げている悪魔がいます。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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左側にいる狐の目に惹かれました。このボスのフォロワーの作品は、本当の地獄の恐怖を描いていて残酷シーンも多い点が、ファンタジックなボス自身の作品との相違点でした。
ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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地獄絵を見た後の見学ルートは溜息橋に続いていました。ドージェの公邸が見学ルートになく、ため息をつきながら溜息橋を渡ります。
ため息橋 建造物
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監獄へ連行される囚人たちが最後に目にしたというサン・ジョルジョ・マッジョーレ島です。
ため息橋 建造物
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かつてはドゥカーレ宮殿の正面玄関だった布告門が、現在は宮殿見学の出口となっていました。ライオンに見送られて、ドゥカーレ宮殿を後にしました。
布告門 史跡・遺跡
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