2026/06/06 - 2026/06/14
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クルーズの旅も5日目・・・今日は境港です。
鳥取県の西端にある境港市は、人口が約3万3千人の小さな町ですが、三方が海に開け、基幹産業である漁業の水揚げ量は約12万7千トンで全国3位・・・カニやマグロでは日本有数の水揚げを誇っています。
また「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な漫画家・水木しげるの出身地としても知られ、JR境港駅から800m続く「水木しげるロード」には、作品に登場する鬼太郎や妖怪たちのブロンズ像が並び、多くの観光客で賑わいます。
山陰地方の観光名所と言えば、出雲大社・松江城・足立美術館などが人気スポットですが、いずれも以前に行ったことがあり、今日は入港が8時、出港が18時と時間もあるので、米子まで足を延ばすことにしました。
古くから城下町として栄えた米子は、明治以降も「山陰の商都」と呼ばれ、大きな区画整理や戦災・大火もなく、その街並みは今も残っています。
今回は「米子まちなか観光案内所」のガイドさんに城下町・米子の案内をお願いしました。
境港も米子も初めてなので、楽しみです。
写真は、JR境港駅に停車中の「鬼太郎列車」。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 船 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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<5日目>
今日は境港と米子の観光です。
境港と米子は鳥取県ですが、中海を挟んで左側は松江や宍道湖がある島根県・・・多くのクルーズ客は松江城や出雲大社に出かけたようです。 -
朝の6時過ぎ、ダイヤモンド・プリンセスは島根県の美保関を航行中。
山上の白い建物は、航空自衛隊・高尾山分屯基地のレーダー。 -
正面には「伯耆富士」とも呼ばれる、中国地方最高峰の雄大な「大山(だいせん:1,729m)」が聳えています。
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16階前方にある「サンクチュアリ」は、有料の大人専用リラクゼーションエリアで、18歳以上限定。
マストの間から大山が見えます。 -
ジャグジーもある、ローマ風呂のような造り・・・静かに過ごしたい人にはピッタリのスペースですね。
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6時45分からビュッフェで朝食。
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境港の入り口の灯台。
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この橋は、1972年に開通した「境水道大橋」(全長:433.9m)・・・橋の右側は島根県で、標高は約50mあるのに対し、境港市側は埋立地でほぼ0mと左右非対称となっています。
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海上保安庁の巡視船「PL53」が停泊中。
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♪ フジッコのおまめさん ♪ でお馴染みの「フジッコ」(本社:神戸)の工場が見えます。
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2004年に完成した全長1,446mの「江島大橋」。
5千トン級の船が下を通れるよう最上部の高さを約45mにしたため、松江側の勾配は6.1%(100m進む間に6m上がる)、境港市側の勾配は5.1%になっています。 -
これは、松江市側から境港市へ向かう写真・・・車のテレビCMで、アクセルペダルを「ベタ=めいっぱい」踏まないと上れない坂として、「ベタ踏み坂」と呼ばれて一躍有名になった江島大橋・・・天に登るような感じでしょうか?(写真はHPより)
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7時半に「境夢みなとターミナル」に着岸。
境港市内へは有料のシャトルバス(500円)がありますが、運行は9時半からなので、どうしようかと思って列に並んでいたら、” JR境港駅までタクシーで行くので、ご一緒しませんか ” とクルーズ仲間が声をかけてくれたので、「水木しげるロード」の入り口まで相乗りすることにして、出発! -
「水木しげるロード」は、JR境港駅から水木しげる記念館まで続く約800mの妖怪の道で、道路の両側には178体の妖怪ブロンズ像やお土産店、飲食店が立ち並び、年間の観光客は約二百万人・・・山陰地方では出雲大社・松江・鳥取砂丘に続く第4位の観光地です。
因みに、境港市役所の職員たちの発想により、23体の銅像でオープンした1993年の観光客数は、僅か2万1000人でした。 -
境港駅と反対側の地点で下車・・・タクシーに乗ったおかげで、往復しなくてもよいので助かりました。
でも、まだ8時半・・・店は閉まっており、人通りもなく閑散としています。 -
早速、妖怪たちがお出迎え。
「毛羽毛現」「白うねり」
「網切り」 「ろくろくび」 -
「三味長老」 「百目」
「のんのんばあとおれ」「猫又」 -
「水木しげる記念館」の開館は9時半なので、まだ入れません。
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記念館前の像は「鬼太郎(赤ん坊)とお父さん」・・・何とも可愛い、微笑ましい像ですね。
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「傘化け」「家鳴り」
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お店が少しづつ開店し始めました。
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「こなき爺」「一つ目小僧」
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マンホールの蓋には「一反木綿」。
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鬼太郎を挟んで「こなき爺」と「砂かけ婆」。
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「呼子」「ねこ娘」
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2014年、水木しげる92歳の誕生日にオープンした「妖怪お休み処 砂かけ屋」。
ここは妖怪着ぐるみたちと記念撮影できる人気スポットで、夜にはライトアップされて昼とは違う、今にも妖怪たちが出没しそうな雰囲気が演出されるそうです。 -
『防犯カメラ作動中』・・・効果がありそうですね。
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店名の「水木しげる文庫」や、入口にある「妖怪ポスト」が気になって、入ってみました。
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店内には鬼太郎や妖怪の本だけでなく、鬼太郎グッズなど、お土産品がズラリ。
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水木しげるロード完成式典で境港を訪れた水木夫妻のスナップ写真。
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壁にあるのは、2005年に当店がオープンした時に水木しげるが描いた直筆の鬼太郎。
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さて、「妖怪ポスト」ですが、
①妖怪板ハガキを選び、レジでお会計(700円) -
②色を塗り、あて先・宛名を書き、メッセージを書こう
③完成したらレジへ。必ずスタッフに確認してもらう! -
④好きな妖怪の消印を選び、5年後に届く妖怪ポストへ投函・・・長生きしなくちゃ。
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こちらの酒屋さんは『クルーズ船 歓迎』の看板を出しています。
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「豆腐小僧」
「蟹坊主」 -
「ねずみ男」・・・目先の金もうけのためなら平気で仲間を裏切るが、何故か憎めないキャラクターですが、不潔で物凄く臭い!
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「水木しげる夫妻」の像。
境港で育った水木 しげる(1922~2015)は、太平洋戦争で激戦地・ラバウルに出征し、爆撃を受けて左腕を失います。
復員後、紙芝居作家となり、その後、貸本漫画家に転向し、代表作『ゲゲゲの鬼太郎』などを残しました。
2010年に放映されたNHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』を思い出します。 -
妖怪神社にお詣りします。
参道入り口には「目玉おやじ清めの水」、左は一反木綿をモチーフにした鳥居。 -
手水舎の役目を果たす「目玉おやじ清めの水」は、茶碗風呂に入っている目玉おやじをイメージして御影石で作られ、茶碗の中に目玉を描いた直径38cmの球体が浮かんでいます。
水の力でクルクルと回っていますが、誰でも自由に触って回転を変えることができ、脇を流れる水で手を清めます。 -
御神体は高さ3m近くある黒御影石と樹齢300年の欅で、社殿はありません。
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「鬼太郎」の像・・・悪い妖怪と戦う時に使うリモコン下駄・髪の毛針・妖気アンテナ・ちゃんちゃんこなどの特殊能力と武器を持っています。
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「ゲゲゲの鬼太郎の塔」・・・目玉おやじが上から鬼太郎を見守っているのは2.3mの八雲石で、地下から天空に向けて妖気が立ち上がる様を表ます。
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鬼太郎のいる石台には水溜があり、野鳥など小動物が寛げる場所となっています。
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10時5分、観光客も増えてきました。
この外人グループはクルーズ客かな(?) -
「魔女の花子」・・・水木しげるの漫画『河童の三平』に登場するキャラクターで、魔女の子供。
この像は、境港出身の夫婦漫才師・宮川大助さんが2005年に寄贈しました。 -
駅前ロータリーには「河童の三平・タヌキ・カッパ」・・・水木しげるの漫画『河童の三平』に登場するキャラクターで、人間の子供『三平』と、三平にそっくりな河童の『かん平』、いらずら好きのタヌキが、最初は喧嘩していたが次第に仲良くなっていく、というストーリーです。
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駅に隣接した4階建ての「みなとさかい交流館」・・・境港市で最大の建築物で、1階には観光案内所や土産売店・回転寿司店などがあり、2階は隠岐汽船の乗り場などがあります。
因みに、境港から隠岐汽船(鬼太郎フェリー)で結ばれる隠岐の島町への「水木しげるロード」の延長も進められており、島には既に銅像10体が設置されているそうな。 -
左側のJR境港駅・・・外観は灯台のイメージですね。
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駅前のポストにも鬼太郎・・・いつもは一反木綿に乗って空を飛ぶ鬼太郎が、郵便はがきに乗っています。
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これは「水木しげる先生 執筆中」・・・鬼太郎、ねずみ男、目玉おやじと遊びながら妖怪漫画の執筆に没頭する水木サン・・・周りに潜む妖怪の声に、タハッ!
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タクシー利用のお陰で境港の観光が早く終わったので、当初予定より1本前の10時27分の電車で米子に向かいます。
境港は街中だけでなく、電車も駅もオール鬼太郎!!・・・JR境線には《鬼太郎・ねこ娘・目玉おやじ・ねずみ男・こなきじじい・砂かけばばあ》の6種類のラッピング列車が走っています。 -
私たちが乗るのは鬼太郎列車。
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「こなき爺」「砂かけ婆」に「一反木綿」・・・何だか楽しくなりますね。
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2両編成で、前の方の車両に乗ったら、こちらは「ねこ娘」・・・天井も座席もねこ娘だらけ!
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更に、それぞれの駅に妖怪名をつける徹底ぶりで、境港駅は「鬼太郎駅」!
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「一反木綿駅(上道駅)」 「こなきじじい駅(余子駅)」
「砂かけばばあ駅(大篠津町駅)」 「傘化け駅(河崎口駅)」 -
車窓から米子空港が見えてきました。
ここも別名は「鬼太郎空港」で、ANAが1日6便ほど飛んでいます。 -
50分ほど乗って米子駅に到着・・・ここは「ねずみ男駅」です。
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「ねずみ男」や「一反木綿」など、妖怪たちがお出迎え。
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2階のコンコースから見た北口側・・・真ん中に建つモニュメントは『米ッ子(こめっこ)合掌像』・・・米子だけに米ッ子です。
これは「米」という文字を視覚的に具現化したガラスアートで、各国の人を合掌して迎え入れる形を取り入れたものだそう。 -
明治35年に開業した「米子駅」・・・現駅舎は2023年の竣工で、南北をつなぐ「がいなロード」は全長140m。(米子弁の「がいな」は「大きい」「とてつもない」「すごい」といった意味を表す方言)
駅前はバスターミナル、周辺にはホテル・デパートなどがあります。 -
山陰鉄道の最初の敷設は、現在のJR境線・・・その理由は、物資の陸揚げ地・境港から鉄道建設用の資材や機関車を動かす石炭を搬入するため、明治35年に境~米子~御来屋間の35kmが開通し、その後、明治45年に京都⇔出雲間で山陰本線が開業、大正~昭和初期にかけて周辺の鉄道が整備されました。
鉄道の開通によって、それまで盛んだった米子の海運は衰えますが、 経済・社会の近代化は大きく進みました。 -
北口広場に置かれているのは、C57型蒸気機関車の主動輪(昭和13年:三菱重工業製)と、明治30年代にマッチ箱と言われた客車に使用されていた英国製の特殊車輪で、タイヤ・スポークがある珍しい車輪です。
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その前に置かれているのは、カバの彫刻(作品名:「Hippopotamus」)です。
「米子彫刻シンポジウム」の一環で2006年に設置されたものですが、なぜこの場所に設置されているのでしょう(?) -
11時半ですが、駅ビル1階にある観光案内所で教えてもらった和食居酒屋「旬門」で早めの昼食。
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「週替わり定食(1,100円)」と「海鮮丼(1,600円)」・・・この値段で、このボリューム!!・・・勿論、味も鮮度も抜群でした。
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13時11分発の「だんだんバス・まちなかコース」で「まちなか観光案内所入口」まで行きます。
因みに、米子弁の「だんだん」は、「ありがとう」「どうもありがとう」という感謝を表す挨拶言葉です。 -
バスを降りて、市街地を流れる旧加茂川に架かる京橋を渡ると「まちなか観光案内所」があります。
築150年のこの建物は「旧外江(とのえ)屋」の店舗で、魚問屋や畳屋が営まれていましたが、2018年から「米子まちなか観光案内所」の事務所となり、米子の町家・町並みの保存再生活動の拠点となっています。 -
ガイドさんと落ち合い、「米子まちなか散策マップ」を貰ってスタート。
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先ずは大山が見えるスポットへ。
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ここからは米子城の石垣も見えます。
ガイドさんが手にしているのは、かつての米子城の天守閣・・・何と天守が2つあります。
湊山に築かれた米子城は、山頂に五重の天守閣と四重の副天守閣(四重櫓)を持ち、「山陰随一の名城」とも称される壮麗な城であったと言われ、四重5階の国宝・松江城より立派だったそうですが、明治初期(1870年代前半)に天守など主要建造物は取り壊されました。 -
この通りは「鹿島小路」・・・豪商・鹿島本家と分家の屋敷の間にある小路です。
鹿島家は岡山の出で、江戸時代に米屋・質屋と手広く営み、城下有数の豪商となって米子城の修理や木綿座・為替座創設などに巨額の資金を拠出する等、城下の発展に尽くしました。 -
鹿島小路にある町家「茶舗かしま」(鹿島本家)・・・現在も家族の方が居住していますが、ガイドさんの案内で見学させてもらいます。
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米子の古い商家は京都や松江の商家と同じように、間口は狭いが奥行きは30m以上あるという細長い建物で、母屋の裏には中庭と蔵があります。
母屋は昭和初期の建築で、店・中の間・仏間・奥の間と並んでいます。 -
中庭には、何と米子城の天守閣にあったシャチホコがあります。
これは今から150年前、米子城の小天守閣を改築した際、鹿島家が修理費として大金を寄贈した記念として払い下げられたものです。 -
まちなか案内所から近い寺町の一角にある、通称 “ お寺銀座 ” と呼ばれる「寺町通り」・・・9つのお寺がズラリと横並びになった、全国でも非常に珍しいスポットです。
これらのお寺は米子城築城の際、伯耆の国の各地からこの地へ移築されたもので、異なる建築様式や仏教美術が楽しめます。 -
寺を集中させた理由は、米子城の北側を守る陣地として配置されたと言われ、現在も寺町通りの片側に400mにわたって9つのお寺が並んでいます。
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寺町の一角(左から2番目)にある浄土宗の「心光寺」は当初、尾高村にありましたが、米子城主・中村一忠の浄財によって、慶長年間(1596~1615)に現在の地に移ってきたと言われています。
檀家には、後藤氏・鹿島氏・坂口氏など有力な町人がいました。 -
木造の見事な楼門。
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本堂は昭和45年に類焼し、昭和49年に再建・・・現代建築の趣きですが、かつての龍の彫刻の額が掲げられています。
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庫裏(くり)の北側にある庭園・・・天保年間(1830~1844)に庫裏が再建された際に造られたと言われ、湧き水の池は「心字池」・・・小規模な庭園ですが、江戸時代の寺院庭園の様子をよく伝えています。
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心光寺の近くには、かつての遊郭「灘町遊郭」がありました。
『改訂米子の伝承と歴史』によると ” 明治十五年 灘町の吉祥院の検診所を置き、戸長が管理し、貸座敷取締人が事務をした ” とあるので、この頃には米子の遊郭も誕生していました。 -
窓に縦格子のついた古い家・・・灘町には十数軒もの料亭がありました。
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ガイドさんが見せてくれたのは、大正15年の写真・・・「於米子共立検番 三好君子表彰式紀念」と書かれています。
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旧加茂川に架かる京橋のたもとにある「橋守地蔵」・・・江戸時代には、ここに刑場があり、罪人はお地蔵さんに泣いてお詫びしたと言われます。
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京橋を渡った所にある立派な邸宅は、江戸時代、藩の米や鉄の回漕の特権を与えられた廻船問屋の「後藤家」・・・切妻屋根に本瓦、千本格子に家紋入の白壁など木造平屋建ての重厚な造りは当時の姿のままで、往時の繁栄を今に伝えています。
明治の初期までは、北側道路に面した敷地に数多くの蔵や付属建物も残されていたそうですが、現在では母屋と一番蔵、二番蔵、味噌蔵が残されています。 -
江戸時代中期(1714年)に建てられた主屋は、間口22.4m、奥行18.8mの一部2階納戸付の切妻平屋建・土蔵造りで、正面の大屋根は重厚な本瓦葺き、加茂川(外堀)沿いは直接物資の搬出入ができるようになっています。
(現在も人が住んでおり、内部は非公開) -
こちらは「判屋船越家」・・・船越家は江戸時代初期に岡山から米子に移り住み、寛永期(1624~1644)に当町の総支配を務めた有力商人の一人で、代々船問屋を営んでいました。
11代・船越清太郎は、明治40年には県会議員となり、米子桟橋組合長なども務めた米子の名士で、現存する建物は清太郎の代に新しく建て直されたもの。
道路に面して主屋が建ち、奥には庭園と土蔵2棟があります。 -
木造二階建の主屋は、四室の大型の町家建築。
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中の間の上部は吹き抜けになっており、採光窓があります。
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かつては入港船からはしけに荷を積み替え、旧加茂川を利用して商店の倉へと荷を運びましたが、水路の使用許可証に判を押す役だったのが船越家だったので「判屋船越」と呼ばれました。
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奥の竈場(くどば)と井戸場。
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奥座敷の先には縁を挟んで奥行きのある露地風枯山水の庭園と土蔵2棟があり、奥の築山は蓬莱山を見立てています。
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綺麗に整備された外堀通り・・・「まちなか観光案内所入口」のバス停はここにあります。
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錆びた看板をよく見ると「私有橋につき 駐車場内の通り抜け ご遠慮ください」・・・旧加茂川には小橋(個人所有の橋)がいくつも架かっています。
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旧加茂川沿いのあちこちに祀られたお地蔵さん・・・これは、大山(だいせん)の地蔵信仰に由来します。
ある時、大山の山頂に万物を救う地蔵菩薩が現れ、大山寺は「お地蔵さんが人だけではなく牛や馬も救ってくれる」と唱えて札を配ったことから、人々は家族の安全を願いながら牛や馬を連れて大山にお参りするようになり、やがて日本最大の牛馬の市が開かれるようになりました。
旧加茂川沿いの地蔵は、その地蔵信仰が大山の麓まで行きわたっていたことを物語っています。 -
お地蔵さんの上部には赤や白の紙が・・・これは「札(ふだ)打ち」といって身内に不幸があった時、霊を慰め、浄土に着くまでお地蔵さんにお守り頂くように祈るため、7日毎にお参りをして「南無阿弥陀仏」と書かれた白札を貼り、終わりの49日には赤札を貼る風習です。
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ここにもお地蔵さんと札打ち。
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13時半から1時間あまり、ガイドさんにゆっくり案内してもらって案内所に戻って来ました。
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案内所の壁に掛けられた米子城の写真・・・今、残っていればね~。
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米子城の石垣ですが、右側の石に注目!・・・これはどう見ても鯛にしか見えない「鯛石」。
2023年頃から城の案内人らが意識的に紹介し始めたそうですが、なぜ今まで見つからなかったのかが不思議なくらい・・・鯛石は天守台北側側面に生息しているので、ぜひ探しましょう♪ -
観光案内所のおじさんが「これは普通手に入らないお酒ですよ」と一杯サービスしてくれたのは、島根県安来市・吉田酒造の「しぼりたて無濾過生原酒 裏月山 縁(えにし)」・・・美味しかったですね。
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バスで再び米子駅へ・・・15時32分の電車で境港に戻ります。
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「ねこ娘列車」が停車中。
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ということは、前の車両は「鬼太郎列車」です。
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16時半前に境港に到着し、駅に隣接した「みなとさかい交流館」の1階「港のコンビニ 鬼太郎売店」でお土産をゲット。
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シャトルバスもタイムリーに来ました。
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ダイヤモンド・プリンセスと大山。
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船は定刻の18時に出港し、現在は18時40分・・・もうすぐサンセットです。
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19時15分、美しい夕日が日本海に沈みました・・・クルーズならではの眺めです。
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21時15分からはプリンセス・シアターでシアトリカルショー「シークレット・シルク」。
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『ウィキッド』などで知られる作曲家のスティーヴン・シュワルツと共同制作し、アジアの伝統と現代音楽を融合させた物語。
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このショーは、日本の民話『鶴の恩返し』がヒントになっています。
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愛と犠牲、冒険と魅惑というテーマを、神秘的なミュージカル・パフォーマンスにしたものだそうです。
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日本の民話がブロードウェースタイルのショーになるとは驚きですね。
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感動の45分間でした。
明日は青森に向けて、終日航海。
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