2026/05/18 - 2026/05/18
901位(同エリア34354件中)
Kちゃんさん
日本の路線バス最長路線として奈良交通の「大和八木-新宮」路線が話題となりますが、路線バス関連のWEB記事を見ていましたら伊豆半島西側の路線が紹介されていました。 伊豆半島は東側にこそ伊豆急行線が伊東-下田を結んでいますが、西側は険しい海岸線もあり鉄道はおろかバス路線も海岸線を通して運行される路線はありません。 そういうなかで西伊豆松崎へのアクセスは東海岸経由で「下田からバス」もしくは三島から伊豆箱根駿豆線を経て「修善寺-松崎」というものです。 そこへWEBの記事は「三島-松崎」を結ぶ東海バスの西伊豆特急路線を紹介していたものです。 170km/所要6時間を超える大和八木-新宮路線には及びませんが、70km/所要2時間以上となるこの路線も首都圏に近いエリアでは珍しいものと言えます。 春になって「この路線に乗ってみる」と言う願望が急に強くなり決行した次第ですが、どうせなら帰路も「話題になりそうな乗り物に」ということで、今回は三島を起点に松崎まで乗りバス、帰路は乗り鉄で東海岸を経る伊豆半島一周になりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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予定の空いていた平日に決行です。
まずは品川駅から新幹線で三島を目指します。 -
平日というのに「ひかり」もほぼ満席。
この1年くらいで新幹線の混雑具合も大きく変わりました。
以前はこだま・ひかりの自由席はガラガラでいつでも飛び乗れる感覚でしたが。 -
さすがに新幹線。 40分で三島到着です。
「三島」ってこんなに降りる客が多いの? と驚くほどの方たち。
多くはビジネス客のようで三島周辺の企業への訪問でしょうか?
こういう中ででは、のぞみ中心の東海道新幹線過密ダイヤで、こんなローカル駅に停まるひかりやこだまは30分に一本、というのでは混雑も伺えます。 -
三島駅南口です。
最近は北口(新幹線側)にホテルや商業施設が新たにオープンしそれなりに開発されてきましたが、こちら側は昔ながらの風景です。 -
東海バスの「西伊豆特急・快速 松崎行」が入線。
WEB記事では「観光バス・高速バスタイプ使用」とされていましたが、やってきたのは全くの路線バス、ノンステップタイプでした。
今回の「乗りバス」的にはこれはこれでOKです。
しかも、この車両は路線バスマニアにはたまらない希少となった旧モデル。
いすゞの山岳急こう配路線向け強力エンジン(15000㏄V8エンジン)を積んだ長尺車でした。 -
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市内路線と全く変わらない運転席。
東海バスは先進的で料金箱には「クレカタッチ」も採用されています。 -
運転手さんに「下田行きに乗り継ぐには堂ヶ島が良いか? 終点の松崎が良いか?」尋ねると、「この春からこの路線は沼津営業所管轄になったばかりで判らない」と言いつつも、親切に運転席から降りてバス案内所へ行き、伊豆半島一帯の時刻表を持ってきてくれました。
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発車します。
せっかくの「乗りバス」なので最前部のいわゆる「マニア席」に座ります。 -
伊豆箱根鉄道の踏切
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一旦国道1号へ出て136号へ入り
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「伊豆市」とか「伊豆の国市」とか最近の行政区割りでできた市町村の名前はどこがどこだかピンときません。
帰ってから調べるとかつての長岡・韮山あたりが伊豆の国、修善寺・湯ヶ島あたりが伊豆市のようです。 -
伊豆中央道に入ります。
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有料道路なんですね。
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綺麗な畑。
この辺りはイチゴの産地のはずです。 -
最初の停留所は「伊豆長岡」
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温泉地らしからぬ簡易なバス停です。
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再び有料道路に戻ります。
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狩野川。
大昔は「暴れ川」と呼ばれ水害の多かった狩野川も50年ほど前の放水路の完成で、最近では下流域でも安心のようです。 -
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またまた料金所。
どうやら別の道路、修善寺道路ですね。 -
大仁。
有名なレジスター/POSシステムの会社が所在します。 -
再び狩野川。
狩野川が蛇行しているのか? 道路が蛇行しているのか?
何度も狩野川を渡ります。 -
だいぶ上流域らしい川の姿になりました。
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ここで有料道路はおしまい。
この先の南下は一般道になりますが、驚いたことにこのバスは「修善寺」に寄りません。 -
一般路、それも険しい上りにかかります。
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小さい集落と川沿いのわずかな土地に田植えが終わったばかりの水田が見えます。
長閑な山あいの風景 -
次の停留所は「舩原温泉」
古い方なら御存じの舩原ホテル/純金風呂で話題だった温泉です。 -
野太いV8エンジンの音とともに運転手さんは結構な勢いで登っていきますが、さすがに大型バスの後ろには一般車が数珠つなぎとなります。
適当な待避所で左に寄せて先に行かせます。 -
こんな高いところまで登ってきました、土肥峠
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下りに入ります。
運転手さんは排気ブレーキを駆使しながら慎重に下ります。 -
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峠超えもおしまい。
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土肥の市街地に入ります。
一般の観光客の車両などは街の入り口付近から土肥港へ抜けるバイパス路へ案内されますが、路線バスは昔ながらの狭い街中へ入ります。 -
一般路線タイプのバスなのでトイレはありません。
土肥温泉停留所でトイレ休憩。
三島からここまで1時間40分要しています。 -
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バス停付近の公園です。
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トイレ休憩を終わって出発。
大きな温泉宿です。 -
ここでやっと海が見えてきました、
しばらく海辺を走ります。 -
恋人岬
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「クリスタルビーチ」などと洒落た名前の停留所
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と、思えばこんなノスタルジーを感じさせるような停留所も
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西伊豆の海岸線も結構険しく、国道もアップダウンが続きます。
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堂ヶ島温泉到着
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堂ヶ島の停留所はレストハウスの駐車場です。
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堂ヶ島で降りるか? 松崎まで行くか? 迷っているうちにバスは発車。
結局、西伊豆特急・快速線を終点まで乗ることにしました。
ということで堂ヶ島の絶景は車窓から。 -
松崎に到着です。
結果的には恋人岬から松崎までは同じ料金ですので、ここでの乗り換えが正解でしたか? -
バスターミナルというだけあって小規模ですが島型の発着所と営業所。案内所があります。
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案内所内部です。
待合室を兼ねていますね。 -
路線図と時刻表
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松崎の街は観光地というよりも比較的大きな集落。
地元の方の街ですから、農協、信金、各種商店、のほかにこのようなボーリング場/パチンコ店も。 -
バスターミナル隣のガソリンスタンドですが首都圏よりもだいぶお高い設定。
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乗り継ぐ、下田行きのバスがやってきました。
このバスの始発は先ほどの堂ヶ島ですね。
本来のダイヤですと乗り継ぎは30分ほどあったのですが、先ほどのバスで到着してから気がつくと三島からのバスは20分遅れで到着していますので、付近の散策もできませんでした。 -
乗り継いだバスは新しいエルガですが中型タイプのミオ。
社内もだいぶ狭い感じです。
残念ながら最近のモデルは「マニア席」がないものが増えています。
(マニア席のところを燃料タンクにしている)
仕方なく中ほどに着席。
車輌の構造とか乗り降りの安全とか理由はあるでしょうが、大人のヲタクは別として子供たちが「バスの運転手にあこがれる」一定の効果はあったでしょうから惜しいものです。 -
下田に向けて発車しました。
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しかしすぐに国道を外れてこんな生活道路に侵入。
この路線も地元生活者の路線なんですね。 -
松崎ー下田のバス路線は雲見とか波勝崎など海岸線を経るものと思い込んでいましたが、山越えに入ってしまいました。
こんな狭い山道ですから中型バスの使用は納得です。 -
こんな集落をつないでいきます
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右、下田 ですがまっすぐに進みます。
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ほんと地元生活者の方々の路線。
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伊豆急行 蓮台寺駅によります。
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ということで下田駅に到着です。
松崎から¥1400です、三島からの合計は¥4100と路線バス感覚では結構なお値段。 -
駅前ロータリー付近にはいくつかのお店があります。
帰路の踊り子まで若干の時間がありますので地魚など味わいたいところ。 -
いくつかお店を品定めします。
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しかしいずれもが、いかにも「観光客相手」という様相丸出し。
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お値段はともかくも「朝獲れ」「漁港直送」のイメージはありません。
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こんな芸濃人の色紙を並べるお店も
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駅構内のこちらも
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似たり寄ったり。
「サーモン」「まぐろ」を下田で食す必要はありません。 -
駅前ロータリーの外をうろつきます。
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寝姿山ロープウェイ
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と、ここで
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回転寿司ですが、チェーン店ではなく地味な構え
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思い切って入ります。
回転すしですがお客は少なく「回転レーン」は機能せずほぼ板さんと1対1のカウンター席同然です。
(お会計はお皿の種類に応じた回転すしスタイル) -
一般メニューには目もくれずホワイトボードの「地魚」
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地魚ばかり3皿注文。
これが「当たり」でリーズナブルに地魚を堪能。
お美味しゅうございました。
「メジナ」「おじさん」「目鯛」、どれも一般魚市場では比較的価値がなく、しかも足が速いなど市場性の無い魚ばかりです。 -
駅構内へ戻ります。
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土産物店
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ビールにコロッケ
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金目鯛煮つけ、真空パックです
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観光案内書です。
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各種悪アクティビティーチケットは自販機で買えます。
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さて、今回2つ目の目玉である乗り鉄。
改札が始まります。 -
伊豆急リゾート21、金目鯛
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でも、私が乗るのはこちら。
サフィール踊り子です。
昨年短区間だけ乗りましたが改めて始発からの乗車に挑みます。 -
プレミアムグリーン車
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グリーン個室ですね、
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そしてこちらが普通車、というかこの列車は普通車でも「グリーン」です。
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こちらが編成表
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今回は先頭車の
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先頭席、確保です。
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ルーフ横にも窓があり解放感抜群
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ラゲージスペースも豊富ですね。
JR東日本は東北新幹線車両にしても各車両にラゲージスペースを設けているなど来日客などにも一定の配慮をしていますが、東海道新幹線車両はラゲージスペースは限られ、またドア横の最後尾席は有料とするなど方針は全く異なります。 -
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発車します。
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カフェテリア。
このテーブル席は予約制でしかもスマホの専用サイトからでないと受け付けないというものだそうですが、平日のこの日は暇そうでした。
座席でコーヒーを飲みたい、とテークアウトを聞いてみましたが。「扱っていない」「サフィールアテンダントに聞け」というそっけない返事。 -
稲取あたりから海が見えます。
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その「サフィールアテンダント」が来ました。
何のことはない、社内ワゴン販売です。 -
アイスコーヒー、¥500。
新幹線よりもお高い? -
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伊豆高原は伊豆急行の車両基地。
「普通車」「リゾート」などいろいろな車両が見られます。
特に普通列車用車両は東急東横線のお古だったり、JR京浜東北線のお古だったり、興味深いですよね。 -
伊東駅。
温泉地にしては殺風景な駅でした。
ここからはJR伊東線になります。
ちなみに、サフィール踊り子のみを味わいたい方には「下田―伊東」がお勧め。
この伊豆急行線内だけであればグリーン料金¥1600で約1時間の乗車を楽しめます。
これがJR線内となると途端に料金は上がり「伊東-横浜」なら¥2300、「伊東―品川・東京」なら¥4460に跳ね上がってしまいます。 -
熱海以降は急に都市化が進んだ東海道線沿線の風景
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戸塚付近で成田エクスプレスのE259と並走です。
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品川駅に戻ってきました。
結果的には各乗り継ぎ時間が短く結構な駆け足旅となってしまいました。
伊豆半島の西海岸には海岸沿いに鉄道路線はなくバスを乗り継ぐことになります。
今回のルートで三島から修善寺まで約3時間半、料金は¥4320。 これが東側ですと熱海~下田はJR伊東線/伊豆急行線を乗り継いで1時間40分、¥2200。
踊り子など特急ならば1時間20分、約¥3800でいけますので、いかに鉄路が早く安いかがわかります(反対にローカル路線バスの料金が高いことに驚きですが)。
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