2026/04/25 - 2026/04/25
1656位(同エリア3490件中)
まりも母さん
何度か訪れている 日光植物園。
日光駅から東照宮あたりの観光客いっぱいのエリアからは外れた
静かな所です。
研究機関の植物園には きれいな花壇は無く
森の中のような場所。
自然感あふれる園内を歩き 花たちを探します。
美しい景色と野草に出会える 大好きな植物園の遅い春です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
ゴールデンウィーク直前の土曜日
休暇の長い会社は今日から休みの所もあるそうで
朝も早めに出発。開園30分後に到着すると
既に駐車場は半分以上埋まっていました。
ゲート前にいったん車を停め 入園料を払って進みます。
最初に来た頃は4月の中旬の開園でしたが
現在は4月1日~11月30日 入園料大人500円(再入場不可)
受付で園内マップを頂きます。 -
車を停めたら フィールドステーション棟でトイレを済ませ
受付近くの植物から観察開始です。
最初に見つけたのはイカリソウ。
アカムラサキの花のものや -
白い花のものも。
不思議な花びらの形が イカリのようだと納得の花名。 -
同じイカリソウでも 花の形の異なるものも。
バイカイカリソウかも。
錨の形ではなく梅の形。 -
シャクナゲは咲始めのきれいな状態。
-
その近くに不思議な植物が。
花に色が無い 緑の花と言うのを見る事はあります。
これも緑の花なのか?初めて見る花?と思ったら・・・
ショウジョウバカマの花後の姿でしたー!
紫っぽい花が咲いている時より茎はグンと伸びていて
色があった花びら状の部分が緑になって残っていました。
全く別の植物かと思った。
花の時期だけしか知らなかったのでびっくりでしたわ。 -
今日は午前中の方が天気の良い予報。
日光の遅い新緑も グングン動き出した明るい森の植物園内。
気持ちの良い景色の中を歩けるのです。 -
園内の小径を進むと幹にビニールが巻かれた大木が。
地面からある程度の高さまでびっちりラップされています。
後で説明書きを見つけました。
これはカシノナガキクイムシのメスによるナラ菌によるナラ枯れ防止の処置でした。
園内では2024年秋初めて被害が確認されたそう。
うちの小さな庭も 近年急激に害虫被害が増えました。
いままで来なかった虫が増えて どの植物にも何かしらの被害が見られる感じです。
これらは温暖化の影響ではないかと思っています。
嫌だなぁ。環境破壊による温暖化は早急になんとかしないといけないと思う。 -
植物園の端 フェンス脇の道を進みます。
何度か来ているので おおよそのエリア感はつかんでおります。
このフェンスの向こうは大谷川。
水の流れる音がBGMとなっています。
明るい新緑が目に優しい散策路 -
園内には微妙な高低差、水の流れ、池などが。
少し高くなった石段の先には赤いヤマツツジが見えました。
山の中を歩いているような 自然の良い雰囲気なのです。 -
もう少し進むと トウゴクミツバツツジが沢山花を咲かせているのが見えて来ました。
丁度 ツツジの美しい季節でした。
今年は 桜をはじめ 全ての花が通年より早く咲いている感じです。
ツツジも進みが早い感じでしたね。 -
濃いめのピンクのトウゴクミツバツツジ。
関東の山林に多いこのツツジ。
平地のミツバツツジと似ていますが
雄しべの数が違うそうですね。
こちらの方が雄しべが多いのです。 -
咲く時期が少しづつ異なるこの三色のツツジ。
トウゴクミツバツツジ、シロヤシオ、ヤマツツジと三色が一緒に並ぶのは
中々見られない景色です。 -
白いツツジはシロヤシオ。ゴヨウツツジとも言います。
愛子内親王の御印としても知られています。
山で見るツツジの中では 私が一番好きな花です。 -
紅いヤマツツジも咲いています。
開花時期は普通もっと遅いハズが
もう沢山咲いていました。 -
フェンス越しに大谷川を眺めると
川向うに 憾満ヶ淵(かんまんがふち)の化地蔵が見えました。
以前は憾満ヶ淵ビューポイントとして
植物園側フェンスにゲートと 先に東屋があったのですが
老朽化?なのかゲートには鍵がかけられていました。 -
仕方ないので先に進みます。
園内でも大き目の「大池」番号21辺りからの景色が美しいです。
新緑と空が水面に映る春らしい景色 -
きれいなピンクのツツジが見つかりました。
これはクロフネツツジと名前があります。
黒船とあるけど アメリカから来た訳じゃなく
中国や朝鮮半島に自生するものらしい。 -
ミズバショウ池にやってきました。
ミズバショウ 見えますね。 -
ミズバショウの他 白い花はミツガシワ。
こちらはそんなに多くなく一部にまとまって咲いていました。 -
これは リュウキンカの黄色の花。
ミズバショウ、ミツガシワ、リュウキンカこれらは 初夏の尾瀬で出会う花です。
尾瀬まで行かなくても ここで会えましたね。 -
そして・・・え~~~!!
リュウキンカー!茎が長いやーん!なにこれ?
株元から長い茎を水中に伸ばした先に花が咲いる。
こんな風になっていたのか??
ダンナと 考えてみれば 尾瀬で見るリュウキンカは木道の下から伸びてきたやつ。
株元からこんな風に伸びているのは
木道があって見えなかったのかも。
ここでも 知らなかったよ~♪な事実が。 -
ちょっとだけまぁ可愛さの残るミズバショウちゃんがいらっしゃいました。
苞の大きさこの位じゃないとねぇ。
「夢見て咲いている水のほとり」って感じ出ませんわ。 -
ミズバショウはもう終盤で、でっかい葉っぱと苞になっちゃってるのも多数で。
オバケみたいに大きくなっちゃったミズバショウは~
夢見どころか「おおイビキで咲いてるおっさん花」ですよ。
なんでもやはり温暖化の影響か 苞が先にどんどん伸びちゃうそうです。
夢見るミズバショウちゃんはもう見られなくなるのかも・・・。 -
通御橋(かよいみはし)まで来ました。旧御用邸エリアの橋だけあって
厳かな雰囲気の橋です。 -
橋から見下ろす 田母沢川の石積みも良い景色で好きです。
戻る時 田母沢川でカワガラスが水浴びしていました。 -
橋の先 杉やもみじの多い林のエリアには沢山のニリンソウが咲いていました。
-
大きな木が沢山あり 巨石は苔生し 石灯籠も見えます。
この辺りは 田母沢御用邸のお庭だった場所です。
防空壕跡もある 歴史を感じるエリアになります。 -
ニリンソウは雑草並みに沢山咲いていました。
白い花が群生しているのは好きな景色です。 -
塀の向こうは旧田母沢御用邸。
この日はイベントがあったらしく園内放送が聞こえてきました。
今日は、時間があれば そちらへも久しぶりに行ってみたかったです。
が、植物園だけで4時間は滞在しちゃいましたよね。 -
また知らないツツジを見つけました。
トサノミツバツツジ
名前からして西日本のツツジなのだろうが、
もうトウゴクミツバツツジとの違いが 素人には判らない。 -
橋を戻って あとは歩いていない道を選んで見ていないエリアへ。
小さな水色の花。
ワスレナグサ。
とても小さな花なのに まつわる伝説や歌が多い花ですね。 -
植物園の東1/3程は旧御用邸エリア 昔 境であった塀が残っています。
ミズバショウ池も旧御用邸エリア内。
所管換となったのは昭和25年(1950) -
ヤマブキソウ
本当に樹木のヤマブキとそっくりな色と形の花。
ただし一重のヤマブキは花びら5枚で ヤマブキソウは4枚。 -
植物園のシンボル的な建物
赤い屋根の実験室。
戦時中 今の上皇様がここで勉強をされていたそう。 -
時間もお昼近くになりました。
実験室棟前の芝生広場には
ベンチやテーブルもあり お昼を食べているグループがいくつか。
特に飲食は禁止されていないようで
私たちもここでお昼を食べる事にしました。
ベンチの下にまでびっしりお花が咲いていてなんともメルヘンチック。
まぁ ここでコンビニで買ったお昼を食べようとしているのは
じじばばな私とダンナですけど・・・。
これを踏まないようにはがんばった。 -
つくば市の国立科学博物館の分園である つくば実験植物園は
飲食できないエリアの方が多いです。
ここも研究施設だから ダメかも?ダメだったら車内に戻って食べるようだな、
と思ってましたが、大丈夫でした。
池の畔やこの芝生広場 雪が降ったように白く見せているのは
小さなヒナソウの群落。 -
近づいてよく見ると真っ白ではなく うっすらブルーがかったかわいいお花。
グランドカバーにも良さそうに見えます。
でも 近所とかで見た記憶がないな~。
北米原産だとか。暑いのが苦手なのかな?
こんなに沢山咲いているのは初めて見ました。 -
サクッと昼食を済ませ 再び 植物探しへ。
面白いものがありました!
オオバナノエンレイソウだって!
エンレイソウは良く山林で見かけます。
大きな緑の葉っぱの真ん中にこじんまりと小さなお花がひとつ咲く植物。
これはその小さなお花がでっかい!
いつもの見慣れているエンレイソウと比べると 笑っちゃう位違うサイズ感
でも とてもかわいいです。北海道とか 寒い地域の植物だそう。 -
その近くに一輪だけ咲いていたトガクシソウ
日本人によってはじめて学名が付けられた植物でありながら
その新種学名の決定に際して 一番最初は誰かで争いとなり
「破門草」という別名がついてしまった いわくつきの植物として有名です。 -
ヤマイワカガミも沢山咲いていました。
冷涼な日光の気候と大きな木の下で 珍しい植物が一堂に見られました。 -
日本初に造られたロックガーデンには
かわいらしい白い花のタンチョウソウ
中国から朝鮮半島の植物 -
庁舎の建物前に鉢で展示されていたのは
コアツモリソウ
とても小さな花です。
よーく見るとたしかにアツモリソウに似た膨らんだ花が。
園内で発見されたものを鉢上げしたのだそう。
準絶滅危惧種の貴重な植物です。 -
まだ見逃しているエリアへ進みます。
ツツジの咲く小径を歩き 足元の花を探します。 -
チゴユリを見つけました。
この花も山歩きをするようになってから覚えた花。
それまで 野山に自生する植物は 本当に知らずにいたのです。 -
入口近くで緑の花か?と思ったショウジョウバカマの花後に続いて
またしても緑の花か?を発見。
こりゃ~お花っぽい形ですねぇ。
でもこれも違います
セリバオウレンの花後の姿。
この花びらみたいなのは中に種子が入っているようで。
この後 緑から赤っぽく変わって行くみたい。
花みたいな形で、長く楽しめそうな 植物ですね。 -
芝生の上に降った雪さながらのヒナソウの群落
小さな小さな花たちの集まりが作り出した
若葉の木々を背負った不思議な雪景色。 -
ぐるぐると歩いて いると あまり聞き覚えのないきれいな鳥の声が。
鳴き声のする方を探すと・・・
イカルが居ました。
イカル・・・久しぶりに見ました。
こんな良い声で鳴くのも知りませんでした。
しばらくイカルを観察し 飛び去ってからとまっていた木の方へ進むと -
美しい水の流れの畔の木でした。
自然な小川の水は澄み 若々しい草や葉がたっぷり茂っていました。 -
その流れの脇に並んでいたのはクマガイソウでした。
今日 一番見たかった花。 -
扇のような丸い葉を広げ
行儀よく同じ向きに不思議な花が咲いていました。
2023年に佐野市の群生地に見に行ってから
この花の怪しさに魅了されてしまったかも。 -
園内 この場所にだけ クマガイソウの群落がありました。
お花はちょうど見頃のようでした。 -
すぐそばには三ツ池があり
木立の中の静かな池の水面に新緑の木々がクッキリ。
こんな景色の中で イカルの美しいさえずりが聞こえるなんて
本当に素晴らしい植物園。 -
クマガイソウを見ているのは私たちだけ。
入れ替えに女性がお一人やって来た位。
イカルのさえずりも素敵でしたが、
他にもオオルリにも会う事ができましたよ。 -
大体園内の小径は歩き尽くしたと思うので、駐車場へ戻りつつ
足元の植物を探します。
すると またまた緑のお花かな?シリーズ第三段が。
4枚の花びらのようなところから 更に茎らしいのが伸びて
その先にも4枚のお花みたいなのが(実は葉っぱ)
キヌタソウなのか?ツクバネソウなのか??
これから お花が先端に咲かないと 素人には判断できません。 -
最後に まだ見ていなかったスイレン池をぐるりと。
黄色いミズバショウがひとつだけありました。
池の中を向いていてちゃんとした写真は無理でした。
アメリカミズバショウと札が。
植物園の解説によると ミズバショウ属の植物は
白いミズバショウとこの2種のみだって。
ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の境界にあったものが
それぞれに分かれて変化したと考えられると。
離ればなれになったきょうだい
同じ園内でも離れて暮らしていたのですね。 -
透明度の高い澄んだ水のスイレン池。
スイレンの葉はまだまだ小さく。
その下にびっしり生えているイトモの水中林 -
駐車場へ戻る道に大きなシロヤシオの木。
今日は約4時間 園内をくまなく歩き
沢山のきれいな、珍しい、野草たちに会い
澄んだ水と若葉の景色に癒されました。
静かな自然の中 派手さの無い所も 大好きな植物園。
また、季節を替えて何度でも訪れたい場所です。
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