2026/03/26 - 2026/03/28
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kemigawaさん
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2026年の旅の始めは40数年ぶりに訪れる鹿児島です。
鹿児島と言えば桜島や最近は知覧特攻平和会館などがよく話題になります。
今回は鹿児島市内の幕末・維新に活躍した薩摩の偉人たちの足跡をたどりつつ、薩摩のグルメと文化などを堪能したいと思います。
2・3日目(後編)は桜島や仙厳園などの鹿児島の代表的な観光地と、美術館や文学館などの文化施設を巡りました。
お陰様でお天気が変わりやすい春先としては珍しく、3日間とも朝から良いお天気で鹿児島を楽しく旅することができました!
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1日目(前篇)はまち歩きガイドさんの案内で「西南戦争最後の激戦地 城山で西郷を偲ぶ」に参加した様子を中心にお届けします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- ANAグループ ソラシド エア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
3月27日(金)
6時に起床して、朝の散歩へ。
ホテルから徒歩15分ほどの照国神社へ行きます。
こちらは島津家第28代当主・島津斉彬公を祀る神社で、鹿児島市で最も大きな神社だそうです。 -
照国神社の敷地には、斉彬、久光、忠義の3人の銅像が建っています。
名君と讃えられる島津斉彬は富国強兵を進め、西欧科学の導入を計り、集成館事業を推進しました。
また人材登用に努め西郷・大久保らを育てました。 -
島津久光は斉彬の異母兄弟で、国父として藩の実権をにぎり、幕末期には公武合体を重視し、幕府と朝廷との間の調整役を果たしました。
生麦事件、寺田屋事件にも深く関わっています。 -
島津忠義は第29代当主で、最後の薩摩藩主。
慶応3年王政復古の大号令後、議定となり他藩と手を組み版籍奉還に尽力しました。
後に公爵となり、貴族議員も務めました。
※議定=王政復古により置かれた明治新政府の官職名。総裁・参与とともに三職の一つ。皇族・公卿・諸侯の中から選ばれた。 -
1時間ほど散歩をして、午前7時の開店と同時に天文館のコメダ珈琲へ。
今日の朝食はこちらでモーニングをいただきました。
トーストにサラダもつけてヘルシーに! -
朝食後ホテルを8:30に出発して、ホテル近くのバス停からカゴシマシティビューに乗車して名勝・仙厳園へ。
昨日観光案内所で購入したキュート(CUTE)を利用します。
キュートは鹿児島市街地&桜島観光に便利なバス・電車・フェリー乗り放題で、1日券1300円です。 -
仙厳園は1658(万治元)年に19代島津光久によって築かれた島津家の別邸。
桜島を築山に錦江湾を池に見立てた雄大な庭園です。
正面入口の券売所で入場券(1600円)を購入して園内へ。 -
入り口でもらったマップを見ながら、園内を回ります。
「正 門」
明治になって開通した道路に合わせて、29代忠義が建てさせた高さ7m以上の正門。裏山の楠を使い、上部には丸十紋と桐紋が彫られています -
「御 殿」
御殿は、29代忠義の代には一時本邸として、また国内外の要人を招く「迎賓館」としての役割も果たしました。
邸内の美しい装飾や建物から望む桜島の絶景が有名です。 -
「薩摩焼」
薩摩焼は、16世紀末に朝鮮から渡来した陶工によって始められた、鹿児島を代表する工芸品。
豪華絢爛な「近代薩摩焼」は、斉彬の代に誕生しました。 -
「釘 隠」
釘を隠すための飾りで、邸内に11種類あるそうです。
薩摩焼で「桜島大根」がデザインされたものや、幸福の使者と考えられたコウモリの姿のものも。 -
「謁見の間」
謁見の間は、来客への応接に使用された部屋。
二間続きで廊下も畳敷きであることから、一度にたくさんの人と会うことができました。 -
「中 庭」
池をのぞむ中庭。池の中には八角形のくぼみがあります。
中国文化(風水)の影響を感じることができます。 -
御殿などを中心に1時間ほど見学。
この辺で薩摩名物の両棒餅(ぢゃんぼ餅)を食べて休憩しましょう!(^^)!
脚本家・小説家の向田邦子さんはエッセイ集「父の詫び状」の中で、ぢゃんぼ餅の思い出を書いています。
詳しくは3日目の「かごしま近代文学館」の中で・・・ -
ぢゃんぼ餅は、餅に2本の竹串をさしており、この形は、武士が腰に大小の刀を2本さす姿からきていると伝わっています。
江戸時代より薩摩武士に愛されてきたそうです。 -
ぢゃんぼ餅を食べて元気回復、一旦正面入口を出て「尚古集成館(島津家歴史博物館)」へ。
幕末、島津藩主島津斉彬は軍事のみならず産業の育成を進め、富国強兵を実践しましたが、その中心となったのが工場群「集成館」です。
現在内部は島津家の歴史・文化と集成館事業を語り継ぐ博物館となっています。 -
尚古集成館を見学後、再び仙厳園内へ。
時刻は11時を少し過ぎたところですが、早めの昼食を食べましょう。
2Fの御膳所 桜華亭はすでに満席でしたので、こちらの仙厳園茶寮に入りました。 -
注文したのは、鹿児島県奄美大島の郷土料理「鶏飯」。
蒸し鶏やしいたけなどの食材をご飯の上にのせ、鶏がらスープをかけていただきます。
スープが美味しく、あっという間に完食です(^-^; -
仙厳園茶寮で昼食後、もう少しまだ見ていない庭園などを散策します。
桜島をバックにした庭園の眺めは絵のような美しさです。 -
庭園を反時計回りに歩いていくと、竹林を過ぎたところに「猫神社」が出てきます。
猫神社(ねこがみしゃ)は全国でも珍しい、猫を祀った祠。 -
猫を愛する多くの方々をあたたかくお迎えする場所として、鹿児島で長く愛されているそうです。
神社内には可愛らしい猫の像があちらこちらに・・・ -
午前9時半に仙厳園に入園し、昼食をはさみ2時間半ほど園内を見学。
そろそろ次の目的地へということで、仙厳園前からキュートを利用してカゴシマシティビューに再び乗車します。
時刻は12:19です。 -
仙厳園を出発して、錦江湾沿いを南下して天文館を通り、終点のJR鹿児島中央駅へ。
こちらで一旦下車して、カゴシマシティビューに再度乗車して「維新ふるさと館前」へ向かいます。
駅前の「若き薩摩の群像」は、薩摩藩の留学生たちを称えるモニュメント。
近代日本の発展に寄与した重要な歴史的象徴です。 -
維新ふるさと館の最寄りのバス停で下車して、甲突川を渡りふるさと館へ向かいます。
甲突川付近の一画には、幕末・維新に活躍した薩摩の偉人たちの誕生地が密集しています。 -
「維新ふるさと館」では、幕末の薩摩や日本の様子と明治維新を支えた英雄たちの姿を展示、映像、ゲームなどで分かりやすく紹介してくれます。
入館すると間もなくして、地下1階にある体感ホールで「薩摩スチューデント、西へ」が上映開始。
薩摩藩が鎖国時代にいち早く海外に目を向け、英国へ留学生を派遣した様子をダイナミックに再現したドラマです。 -
1階の展示室では、薩摩の「郷中(ごじゅう)教育」が印象に残りました。
年長者が年下の者に指導する教育制度で、武士階級の子は6~7歳になると地域ごとの郷中に入り、剣術から武士の心構えに至るまで学んだそうです。
この郷中教育から、西郷隆盛や大久保利通といった日本を大きく変えた人物が育っていったのですね。 -
維新ふるさと館を90分ほど見学して、本日の最終目的地「桜島」へ。
甲突川沿いの「維新ふるさとの道」を通って路面電車の駅へ行く途中に、「大久保利通」の銅像がありました。
ご存知のように、大久保は西郷の幼馴染で薩摩藩の下級武士の家に生まれ、共に郷中教育を受けて育ちました。島津久光に見い出され、明治維新を成し遂げるために大活躍をしました。 -
鹿児島に来て初めて路面電車に乗ります。
高見橋電停から水族館口まで、例によってキュートを利用して乗車。 -
水族館口で下車して、徒歩7~8分ほどで桜島フェリーターミナルへ。
ここでもキュートを利用してフェリーに乗船。
桜島へはフェリーで15分の船旅です。 -
桜島に到着後、今度はサクラジマアイランドビューに乗車して、桜島の西エリアをバスで回ります。またまたキュートが活躍!
北岳の4合目、海抜373mにある「湯の平展望所」で下車して、素晴らしい景色を楽しみます。 -
鹿児島の市街地から見る桜島も素晴らしいけれど、せっかく鹿児島に来たからには桜島に上陸して、間近に火の島のパワーを体感しましょう!
-
サクラジマアイランドビューで1周して桜島港に戻ってきました。
時刻はすでに午後5時を回っていますが、ガイドブックで見てぜひ行きたいと思っていた場所があります。 -
桜島港から徒歩10分ほどの場所にある「桜島溶岩なぎさ公園足湯」です。
なんと日本最大級の100mの足湯です。 -
前方には鹿児島市街、そして後方には桜島を眺めながら、ゆったりと源泉かけ流しの天然温泉が無料で楽しめます。
今日一日歩き回ったので、足湯で暫し疲れを癒します。 -
足湯で疲れを癒し、再び桜島港へ。
17:45発のフェリーで鹿児島市街へ戻ります。 -
夕陽に照らされた雄大なシルエットを見ながら桜島とお別れです。
勇ましく噴煙を上げる姿に、西郷さんや大久保さんは勇気づけられたでしょうね。 -
鹿児島港に戻り、再び路面電車に乗車して水族館口から天文館通電停へ。
時刻は午後6時半になります。
今日の夕食は天文館の中心部にある「うなぎの末よし」さんへ。 -
創業1932(昭和7)年の老舗のうなぎ専門店です。
鹿児島県大隅産鰻を秘伝のたれと備長炭で焼き上げた炭火焼の蒲焼をいただきます。
久しぶりにうな丼を食べ、疲れが吹き飛びました!
この後キュートを利用して鹿児島中央駅へ行き、アミュプラザ鹿児島などを巡りお土産の下見をして、ホテルへ。
キュートが大活躍した一日でした。 -
3月28日(土)
おはようございます。
今回の旅もはや3日目、最終日です。
ホテルで朝食バイキングをいただきました。
さつま揚げや薩摩汁などの郷土料理もあり、美味しかったです。 -
午前9時前にホテルをチェックアウトして、スーツケースを預け観光へ。
鹿児島市立美術館へ行く予定ですが、少し遠回りをして歩いていると・・・
「月照上人遺跡の碑」に偶然出会いました。
安政の大獄で幕府に追われた勤皇の僧として知られる清水寺の月照が、留め置かれた旅館・俵屋の跡。この後西郷と錦江湾に入水しました。 -
そして碑のそばには「山形屋」。
1751(宝暦元)年創業の鹿児島の老舗デパートです。
建物がレトロで立派ですね。 -
美術館の方へ向かって歩いてくと、今度は「小松帯刀」の銅像に遭遇。
文久2年に若くして薩摩藩家老となり、西郷・大久保ら薩摩藩士の活動を支え続けました。 -
さらに進むと西郷さんの銅像前に出てきました。
銅像前の道路の反対側から西郷さんを掌にのせるポーズで、ボランティアさんが写真を撮ってくださり、よい記念になりました! -
西郷さんの銅像を通り過ぎると、目的地の「鹿児島市立美術館」に到着。
こちらの美術館は、薩摩藩主島津氏の居城であった鹿児島(鶴丸)城二の丸跡にあります。
昭和29年に開館し、その後昭和60年10月に新しい美術館としてオープンしました。 -
旅行に行くとその土地の代表的な美術館を訪れたくなります。
こちらではどんな出会いがあるでしょうか、楽しみです。
常設展の入館料600円をお支払いして館内へ。
コレクションは、大きく3つに分けられるようです。
(1)郷土ゆかりの作家、(2)桜島コレクション、(3)西洋美術 -
桜島のコレクションがあるのは、さすが鹿児島ですね(^-^;
また日本の近代洋画の発展に貢献した黒田清輝や藤島武二など有名な作家も鹿児島出身なのですね。
大好きな印象派のモネやセザンヌなどの作品もあり、1時間半ほどゆっくりと鑑賞させていただきました。
なお館内は一部を除いて、写真撮影も可能でした。 -
美術館の次はその後ろ側にある「かごしま近代文学館」へ。
かごしま近代文学館は、1998(平成10)年に開館。
鹿児島にゆかりのある近代文学に関する資料を収集・保管し、展示公開しています。 -
1階の展示室の「ゆかりの作家たちの情熱」コーナーでは、鹿児島ゆかりの5人の作家(海音寺潮五郎、林芙美子、椋鳩十、梅崎春生、島尾敏雄)が創作に傾けた情熱や創作過程をジオラマ等で紹介しています。
今回の旅行に備えて2冊ほど西郷・大久保を主人公にした小説を読みましたが、その1冊が海音寺潮五郎さんの「西郷と大久保」でした。
海音寺さんの西郷への愛情がよく分かります。 -
そして2階の展示室で目を引くのが「向田邦子の世界」です。
脚本家・小説家の向田さんは、小学3年生から2年余り過ごした鹿児島の地を「故郷もどき」と呼び、特別に愛しました。こちらでは、遺族より約9,000点に及ぶ膨大な資料を寄贈いただき、展示しています。
エッセイ集「父の詫び状」の中で思い出を書いています。
母がこの「じゃんぼ」を好んだこともあって、鹿児島にいる自分はよく磯浜へ出かけた。
海に面した貸席のようなところへ上り、父はビールを飲み、母と子供たちは大皿いっぱいの「じゃんぼ」を食べる。このあと、父は昼寝をし、母と子供たちは桜島を眺めたり砂遊びをしたりして小半日を過ごすのである。 -
かごしま近代文学館を午前11時から1時間半ほどゆっくりと見学。
その後グリーンリッチホテルへ戻り、預けたスーツケースを回収して、13:10発のリムジンバスで天文館バス停から鹿児島空港へ。
鹿児島空港に到着後、お土産を色々購入して少し遅めの昼食を食べます。 -
空港2階のレストランを回り、こちらの老舗デパートが営む山形屋食堂エアポート店へ入りました。
決め手はこちらの食堂で食べられる「とんかつ川久」さんの黒豚とんかつ!
食べログで「とんかつ百名店」に選ばれたそうです。 -
川久は精肉店が営むとんかつ屋さんで、渡辺バークシャー牧場の鹿児島県産純粋黒豚を使い、分厚く切った肉に薄めの衣をつけて、低温の油でじっくりと揚げています。
そしてタレは全て川久オリジナルで、とんかつソース・しょうゆタレ・ゆずみそタレの3種類。
分厚くジューシーなとんかつを美味しく頂きました!(^^)! -
鹿児島空港には国内空港では初めての足湯があると聞いていたのですが、残念ながら天然温泉足湯「おやっとさぁ」は営業休止中でした。
※「おやっとさぁ」は鹿児島弁で「お疲れさま」「ご苦労さま」という意味。
おとなしく食事を済ませ、セキュリティチェックを受けて6番搭乗口へ。 -
帰りの飛行機はANA628便16:40発です。
定刻より少し遅れて離陸、揺れの少ない快適なフライトで羽田空港に18:25に到着。
今回の旅行は前の職場の旅友が急な用事でキャンセルになり、急遽ひとり旅となりましたが、幕末・維新の歴史に興味がある自分には充実した旅になりました。
また機会があれば一緒に旅行しましょうね。
・・・終わり・・・
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