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台東区根岸は落語家の林家正蔵一門の家があることで知られています。<br />特に初代林家三平と7代目林家正蔵は師匠名を「根岸」と名乗って有名でした。<br />また。この地域は関東大震災や太平洋戦争で罹災しなかった場所も多く、昔の街並みや建造物が残っています。<br />台東区根岸を主にお寺を中心に巡ってみました。<br /><br />

落語家林家正蔵一門で有名な台東区根岸で寺巡り

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2024/03/13 - 2024/03/13

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キャンサー50

キャンサー50さん

台東区根岸は落語家の林家正蔵一門の家があることで知られています。
特に初代林家三平と7代目林家正蔵は師匠名を「根岸」と名乗って有名でした。
また。この地域は関東大震災や太平洋戦争で罹災しなかった場所も多く、昔の街並みや建造物が残っています。
台東区根岸を主にお寺を中心に巡ってみました。

旅行の満足度
3.0
観光
3.0
交通
4.0
同行者
その他
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル
  • JR山手線鶯谷駅南口から北東へ向かいます。<br />まず見つけたのが要傳寺。<br />元和元年(1615)の創建です。<br />根岸古寺めぐり7番札所です。<br /><br />

    JR山手線鶯谷駅南口から北東へ向かいます。
    まず見つけたのが要傳寺。
    元和元年(1615)の創建です。
    根岸古寺めぐり7番札所です。

    要傳寺 寺・神社・教会

  • 要傳寺本堂。<br /><br />

    要傳寺本堂。

    要傳寺 寺・神社・教会

  • 次に出会ったのが世尊寺。<br />応安5年(1372)の創建で、慶安2年(1649)には寺領7石5斗の御朱印状を拝領しました。<br />根岸古寺めぐり5番札所です。<br /><br />

    次に出会ったのが世尊寺。
    応安5年(1372)の創建で、慶安2年(1649)には寺領7石5斗の御朱印状を拝領しました。
    根岸古寺めぐり5番札所です。

    世尊寺 寺・神社・教会

  • 世尊寺本堂。<br />

    世尊寺本堂。

    世尊寺 寺・神社・教会

  • 世尊寺大師堂。<br />弘法大師と六地蔵尊を祀っています。<br />世尊寺は根岸では一番古い寺だそうですが、本堂より、この大師堂が古さを象徴しているようです。<br /><br />

    世尊寺大師堂。
    弘法大師と六地蔵尊を祀っています。
    世尊寺は根岸では一番古い寺だそうですが、本堂より、この大師堂が古さを象徴しているようです。

    世尊寺 寺・神社・教会

  • 世尊寺境内にあった、珍しい駒型の庚申塔。<br />説明板によると、造立年は延宝2年(1674)とかなり古いものです。<br />日月、青面金剛像、その脇に二童子、足元には四夜叉があり、その下に一猿と二鶏が陽刻されています。<br /><br />

    世尊寺境内にあった、珍しい駒型の庚申塔。
    説明板によると、造立年は延宝2年(1674)とかなり古いものです。
    日月、青面金剛像、その脇に二童子、足元には四夜叉があり、その下に一猿と二鶏が陽刻されています。

    世尊寺 寺・神社・教会

  • 世尊寺の北隣が西念寺です。<br />寛永7年(1630)の創建です。<br />根岸古寺めぐり4番札所です。<br /><br />

    世尊寺の北隣が西念寺です。
    寛永7年(1630)の創建です。
    根岸古寺めぐり4番札所です。

    西念寺 寺・神社・教会

  • 西念寺の境内の一角にある、身代わり地蔵です。<br />織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と三代に仕えた、お通という女性が見つけたお地蔵様だそうです。<br />それを祀った草庵を元に開山されたのが西念寺です。<br /><br />

    西念寺の境内の一角にある、身代わり地蔵です。
    織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と三代に仕えた、お通という女性が見つけたお地蔵様だそうです。
    それを祀った草庵を元に開山されたのが西念寺です。

    西念寺 寺・神社・教会

  • 西念寺のやや東に位置するのが安楽寺。<br />寛永4年(1627)下谷坂本に創建、元禄6年(1693)当地に移転しました。<br />根岸古寺めぐり3番札所です。<br /><br />

    西念寺のやや東に位置するのが安楽寺。
    寛永4年(1627)下谷坂本に創建、元禄6年(1693)当地に移転しました。
    根岸古寺めぐり3番札所です。

    安楽寺 寺・神社・教会

  • 安楽寺本堂。<br />

    安楽寺本堂。

    安楽寺 寺・神社・教会

  • 安楽寺の西、御行の松通り沿いにあるのが、西蔵院不動尊。<br />ちょっと南に行ったところにある西蔵院の境外仏堂です。<br />そこには「御行の松」とよばれる松があることで知られています。<br /><br />

    安楽寺の西、御行の松通り沿いにあるのが、西蔵院不動尊。
    ちょっと南に行ったところにある西蔵院の境外仏堂です。
    そこには「御行の松」とよばれる松があることで知られています。

    根岸御行の松 西蔵院不動尊 寺・神社・教会

  • 西蔵院不動堂。<br />

    西蔵院不動堂。

    根岸御行の松 西蔵院不動尊 寺・神社・教会

  • こちらが「御行の松」。<br />歴代輪王寺宮(上野の寛永寺に常住していた、かつての門跡の一つ)がその在任中に1度、「御加行」「御繞堂」と言って、100日間、毎朝、種々の修法を行い、上野山内の寺社を巡拝した際、根岸の御隠殿からこの松の下で必ず休まれたことから来ていると言われています。<br />現在の松は4代目です。<br /><br />

    こちらが「御行の松」。
    歴代輪王寺宮(上野の寛永寺に常住していた、かつての門跡の一つ)がその在任中に1度、「御加行」「御繞堂」と言って、100日間、毎朝、種々の修法を行い、上野山内の寺社を巡拝した際、根岸の御隠殿からこの松の下で必ず休まれたことから来ていると言われています。
    現在の松は4代目です。

    根岸御行の松 西蔵院不動尊 寺・神社・教会

  • 4代目の隣には、祠で守られて1代目の松の枯れ木が置かれていました。<br />

    4代目の隣には、祠で守られて1代目の松の枯れ木が置かれていました。

    根岸御行の松 西蔵院不動尊 寺・神社・教会

  • 御行の松近くにある、正岡子規の歌碑。<br />「薄緑 御行の松は 霞みけり」。<br /><br /><br />

    御行の松近くにある、正岡子規の歌碑。
    「薄緑 御行の松は 霞みけり」。


    根岸御行の松 西蔵院不動尊 寺・神社・教会

  • 不動尊境内にあった、狸塚。<br />落語中興の祖、名人といわれた三遊亭円朝(1839~1900)が書き上げた「根岸お行の松 因果塚の由来」に因んで、地元の有志がシャレで作ったそうです。<br /><br />

    不動尊境内にあった、狸塚。
    落語中興の祖、名人といわれた三遊亭円朝(1839~1900)が書き上げた「根岸お行の松 因果塚の由来」に因んで、地元の有志がシャレで作ったそうです。

    根岸御行の松 西蔵院不動尊 寺・神社・教会

  • 不動堂から御行の松通りを南下するとすぐある西蔵院。<br />創建年代は不詳ですが、江戸幕府開府以前の創建と考えられています。<br /><br />

    不動堂から御行の松通りを南下するとすぐある西蔵院。
    創建年代は不詳ですが、江戸幕府開府以前の創建と考えられています。

    西蔵院 寺・神社・教会

  • 西蔵院本堂。<br />

    西蔵院本堂。

    西蔵院 寺・神社・教会

  • 西蔵院山門前にあった「根岸小学校発祥の地」碑。<br />学制発布の2年後の明治7年(1874)、西蔵院の庫裏に根岸学校が開設されました。<br />その後、いくつかの校名を経て、台東区立根岸小学校になりました。<br /><br />

    西蔵院山門前にあった「根岸小学校発祥の地」碑。
    学制発布の2年後の明治7年(1874)、西蔵院の庫裏に根岸学校が開設されました。
    その後、いくつかの校名を経て、台東区立根岸小学校になりました。

    根岸小学校発祥の地 名所・史跡

  • 西蔵院をさらに南下するとあるのが永稱寺。<br />栃木県那須に創建された寺は、寛永年間(1624~1645)に当地へ移転しました。<br /><br />

    西蔵院をさらに南下するとあるのが永稱寺。
    栃木県那須に創建された寺は、寛永年間(1624~1645)に当地へ移転しました。

    永稱寺 寺・神社・教会

  • 永稱寺本堂。<br />

    永稱寺本堂。

    永稱寺 寺・神社・教会

  • 永稱寺境内にあった「羅紗切鋏ノ元祖 弥吉師之碑」。<br />「羅紗切鋏」とは今で言う裁ち鋏のことです。<br />弥吉(吉田弥十郎)(1859~1901)は鋏職人です。<br />明治時代に入ってきたラシャ切り鋏に、日本刀の鍛錬技術を応用して現在の鋏の姿を創り上げました。<br /><br />

    永稱寺境内にあった「羅紗切鋏ノ元祖 弥吉師之碑」。
    「羅紗切鋏」とは今で言う裁ち鋏のことです。
    弥吉(吉田弥十郎)(1859~1901)は鋏職人です。
    明治時代に入ってきたラシャ切り鋏に、日本刀の鍛錬技術を応用して現在の鋏の姿を創り上げました。

    永稱寺 寺・神社・教会

  • 永稱寺の南隣が千手院です。<br />神田小柳町に創建、元禄9年(1696)当地に移転しました。<br />訪問時は3月上旬だったので、あまり色彩の無い境内でしたが、「下町の花の御寺」と呼ばれる花の寺です。<br />根岸古寺めぐり6番札所です。<br /><br />

    永稱寺の南隣が千手院です。
    神田小柳町に創建、元禄9年(1696)当地に移転しました。
    訪問時は3月上旬だったので、あまり色彩の無い境内でしたが、「下町の花の御寺」と呼ばれる花の寺です。
    根岸古寺めぐり6番札所です。

    千手院 寺・神社・教会

  • 千手院本堂。<br />

    千手院本堂。

    千手院 寺・神社・教会

  • 千手院五智堂。<br />五智如来を祀っています。<br /><br />

    千手院五智堂。
    五智如来を祀っています。

    千手院 寺・神社・教会

  • 千手院の裏手の路地に面して、いかにも古そうな廃家がありました。<br />こちらは旧陸奥宗光別邸です。<br />陸奥宗光(1844~1897)は日本の幕末の武士にして、明治期の外交官、政治家です。<br />「カミソリ大臣」と呼ばれ、伊藤内閣の外務大臣として不平等条約の改正のため、尽力したことでも有名です。<br />別邸は、陸奥宗光が明治16年に購入したもので、都内で現存する明治の洋館の中で一番古いものです。<br />洋館はかなり傷んでいる印象で、解体するか修復するかが火急のように見えました。<br /><br />

    千手院の裏手の路地に面して、いかにも古そうな廃家がありました。
    こちらは旧陸奥宗光別邸です。
    陸奥宗光(1844~1897)は日本の幕末の武士にして、明治期の外交官、政治家です。
    「カミソリ大臣」と呼ばれ、伊藤内閣の外務大臣として不平等条約の改正のため、尽力したことでも有名です。
    別邸は、陸奥宗光が明治16年に購入したもので、都内で現存する明治の洋館の中で一番古いものです。
    洋館はかなり傷んでいる印象で、解体するか修復するかが火急のように見えました。

  • 鶯谷駅まで戻ってきました。<br />こちらは鶯谷駅北口近くにある元三島神社。<br />弘安の役(1281)の際に河野通有が伊予国大三島神社に必勝祈願した後、当地に分霊を勧請して創建したと伝えられます。<br />下谷七福神のひとつ寿老神が祀られています。<br /><br />

    鶯谷駅まで戻ってきました。
    こちらは鶯谷駅北口近くにある元三島神社。
    弘安の役(1281)の際に河野通有が伊予国大三島神社に必勝祈願した後、当地に分霊を勧請して創建したと伝えられます。
    下谷七福神のひとつ寿老神が祀られています。

    元三島神社 寺・神社・教会

  • 元三島神社境内にある、河津桜。<br />訪問時の3月上旬、満開で見事でした。<br /><br />

    元三島神社境内にある、河津桜。
    訪問時の3月上旬、満開で見事でした。

    元三島神社 寺・神社・教会

  • 鶯谷駅から今度は西へ向かいます。<br />こちらはラブホ街の一角にひっそりとある八二神社。<br />明治5年、元加賀百万石藩主前田氏が当地に移住し、屋敷内に社殿を築造して、八坂犬神、稲荷大神、菅原大神を守護神として三神社と称しました。<br />大正13年前田氏は屋敷を開放し、土地を住民に分譲すると同時に、三神社を八二神社と改称しました。<br />現在は鉄門が閉ざされています。<br /><br />

    鶯谷駅から今度は西へ向かいます。
    こちらはラブホ街の一角にひっそりとある八二神社。
    明治5年、元加賀百万石藩主前田氏が当地に移住し、屋敷内に社殿を築造して、八坂犬神、稲荷大神、菅原大神を守護神として三神社と称しました。
    大正13年前田氏は屋敷を開放し、土地を住民に分譲すると同時に、三神社を八二神社と改称しました。
    現在は鉄門が閉ざされています。

    八二神社 寺・神社・教会

  • 八二神社からやや西へ向かうとある、子規庵。<br />俳人・歌人の正岡子規(1867~1902)が、松山から明治27年に移り住み、明治35年に亡くなるまで住んでいた家です。<br />戦火で焼失しましたが、門人の寒川鼠骨等の尽力により、昭和25年、ほぼ当時のままの姿に再現されました。<br />入庵料、500円。<br /><br />

    八二神社からやや西へ向かうとある、子規庵。
    俳人・歌人の正岡子規(1867~1902)が、松山から明治27年に移り住み、明治35年に亡くなるまで住んでいた家です。
    戦火で焼失しましたが、門人の寒川鼠骨等の尽力により、昭和25年、ほぼ当時のままの姿に再現されました。
    入庵料、500円。

    子規庵 名所・史跡

  • 子規庵の向かいにあるのが、台東区立書道博物館。<br />洋画家であり書家でもあった中村不折(1866~1943)により昭和11年に開館された博物館で、不折が収集した中国及び日本の書道に関する古美術品、考古出土品(重要文化財12点、重要美術品5点を含む)などが所蔵されています。<br />博物館は中村不折の旧宅だった建物です。<br />不折の作品や関係資料を展示する中村不折記念館を併設しています。<br /><br />

    子規庵の向かいにあるのが、台東区立書道博物館。
    洋画家であり書家でもあった中村不折(1866~1943)により昭和11年に開館された博物館で、不折が収集した中国及び日本の書道に関する古美術品、考古出土品(重要文化財12点、重要美術品5点を含む)などが所蔵されています。
    博物館は中村不折の旧宅だった建物です。
    不折の作品や関係資料を展示する中村不折記念館を併設しています。

    台東区立書道博物館 美術館・博物館

  • 台東区立書道博物館の裏手にあるのが、ねぎし三平堂。<br />昭和の爆笑王の異名をとった、林家三平の品々を展示した資料館です。<br />ねぎし三平堂は、三平の息子、9代目林家正蔵の自宅でもあります。<br /><br />

    台東区立書道博物館の裏手にあるのが、ねぎし三平堂。
    昭和の爆笑王の異名をとった、林家三平の品々を展示した資料館です。
    ねぎし三平堂は、三平の息子、9代目林家正蔵の自宅でもあります。

    ねぎし三平堂 美術館・博物館

  • ねぎし三平堂をさらに西へ行くとある、根岸薬師寺。<br />根岸薬師寺の近辺にはかつて御隠殿址があり、輪王寺宮一品法親王が、公務外時の休息の場として利用する、輪王宮の別邸「御隠殿」があったといいます。<br /><br />

    ねぎし三平堂をさらに西へ行くとある、根岸薬師寺。
    根岸薬師寺の近辺にはかつて御隠殿址があり、輪王寺宮一品法親王が、公務外時の休息の場として利用する、輪王宮の別邸「御隠殿」があったといいます。

    根岸薬師寺 寺・神社・教会

  • 薬師寺前には、かつての御隠殿を描いた絵は掲げられていました。<br />敷地はおよそ三千数百坪、入谷田圃の展望と老松の林に包まれた池をもつ優雅な庭園で、ことにここから眺める月は美しかったと言われています。<br /><br />寺巡りはここで終了、ここまで来るとJR山手線日暮里駅はすぐ近くです。<br />小さな寺社をゆるゆると巡った街歩きでしたが、元三島神社で満開の八重桜を見れたのが最大の収穫でした。<br />春近しを感じさせる光景でした。<br /><br />

    薬師寺前には、かつての御隠殿を描いた絵は掲げられていました。
    敷地はおよそ三千数百坪、入谷田圃の展望と老松の林に包まれた池をもつ優雅な庭園で、ことにここから眺める月は美しかったと言われています。

    寺巡りはここで終了、ここまで来るとJR山手線日暮里駅はすぐ近くです。
    小さな寺社をゆるゆると巡った街歩きでしたが、元三島神社で満開の八重桜を見れたのが最大の収穫でした。
    春近しを感じさせる光景でした。

    根岸薬師寺 寺・神社・教会

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