2025/12/05 - 2025/12/08
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wakupaku2さん
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この旅行記のスケジュール
2025/12/06
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韓国は戦争が終わったわけでなく、休戦状態の国です。
「北緯38度に軍事境界線」
DMZ(DeMilitarized Zone)は「非武装地帯」 坡州(パジュ)市
ソウルから50キロくらいの場所です。それを越えたら北朝鮮。
50キロというのは東京から埼玉や神奈川のギリギリ通勤圏あたりです。
パスポートを行きかえりに軍人さんがチェックするセンシティブな国境地帯が、大観光地になっています。ツアーでないといけない場所で、ツアーガイドさんの説明で現代史を学び、とても有意義でした。
朝鮮戦争(1950年6月25日 ~ 1953年7月27日)は韓国では韓国戦争と呼ぶそうです。
「DMZ」は双方の侵入を防ぐ目的で一面に地雷が敷設されている、「生物の楽園」でもあります。
ネットフリックスの「愛の不時着」の舞台。
DMZの展望台からは北の人々や車、自転車まで見えます。
韓国は体格がよく、身長が高くなっているのに、北の平均身長は155㎝だとガイドさんが話して下さいました。
撮影できない場所が多いので、感想をこめて旅行記にします。
★★以前にはツアーがあった板門店(JSA)=共同警備区域(JSA)へは行けません。→2023年7月にアメリカ兵士が軍事境界線を越えて北朝鮮に越境した事件があり、板門店(JSA)ツアーが全面中止です。
南北境界線(DMZ)ツアーは沢山ありますが、朝早いので、ホテルにお迎え付にしました。
今回のソウル旅で、一番外国人が多かったのがDMZでした。
※画像はDMZ行のツアーバスと手作り資料で説明して下さるガイドさんです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ジンエアー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
DMZツアーはベルトラから申込。(バスにKLOOKとあったので、KLOOKやコネストからも同じツアーを申し込めます。)
宿泊地のドーミーイン仁寺洞に朝7時10分お迎え。
仁寺洞でも江南でも、同じ時間に小型車が迎えに来て、大型バスの待つ場所へ。
弘大入口(ホンデイック)駅前で大型バスに乗り換えて出発です。
催行会社は「ソウルシティツアー」。日本人だけで32人です。多言語のツアーもあるし、他のツアーバスもあり。大盛況です。
可愛いカイロを頂きました。弘大 散歩・街歩き
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ツアー行程は臨津閣(イムジンガク)公園→自由の橋→平和のゴンドラ(見るだけで乗る時間無し)→第3トンネル→DMZ展示館→都羅展望台(トラチョンマンデ)→統一村(車窓から見学)→市庁駅で解散
観光の基点が、「臨津閣観光案内所」
「臨津閣(イムジンガク)公園」:軍事境界線から7kmの場所にある平和記念公園。
ツアーバスが多い事!! これが毎日だから・・国境は韓国一の観光地かもしれないです。明洞や江南で外国人は東京ほど見かけません。DMZだけ多いのです。DMZと日本旅行がセットなのかしら??臨津閣観光案内所 散歩・街歩き
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「平和(ピョンファ)ランド」
駐車場を挟んで、遊園地が見えます。
臨津江(イムジンガン)の近くにある遊園地イムジンガク (臨津閣) 建造物
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「坡州 臨津閣平和ゴンドラ」
坡州(パジュ)市は、軍事境界線を接する、最前線の街です。非武装地帯(DMZ)付近を流れる川「臨津江(イムジンガン)」沿いには「臨津閣(イムジンガッ)国民観光地」と呼ばれる平和公園があります。公園の一角に観光ゴンドラが2020年9月にオープンし、DMZへ行く韓国初のロープウェイとして注目を集めました。川を渡った先には「キャンプグリーブス」の展示館と簡易展望台があります。
ゴンドラで入れるのはCCZ(民間人統制区域)というところで、DMZ(非武装地帯)に入れる訳ではありません
★ゴンドラに乗りたい時はゴンドラ確約のツアーにしましょう。
今回は時間がなくて乗れませんでした。DMZ (非武装地帯) 建造物
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「平和の橋」 臨津江鉄橋 帰らざる橋 自由の橋
イムジン川(臨津江)にかかる橋
1953年に休戦協定が結ばれ、国連軍と北朝鮮の間で捕虜の交換。
1万3千人ほどの戦争捕虜たちが「自由万歳!」と叫びながら南側に渡って帰還したことが名前の由来。自由の橋 建造物
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ガイドさんが手作りの紙で説明。
右派の大統領の時は北に向けて大音量でKPOPを流すので、北からは汚物風船が飛んでくる→衛生上、展望台は封鎖。
左派の大統領の時はKpopを流さない→展望台に行ける。
京義線のレールの上です。京義線ブックストリート 広場・公園
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臨津閣 平和の鐘「平和の鐘閣」
2000年に建てられた「平和の鐘閣」 -
上:電気柵
下の画像:「望拝壇(マンべダン)」 北朝鮮に残された家族に、祈りを捧げる場所 -
「爆撃を受けた蒸気機関車」
上:駅名標には北朝鮮の開城(ケソン)工業団地まで22km、ソウルまで53kmと表示
下:銃弾の跡一杯の蒸気機関車 爆破された蒸気機関車
日本統治時代に製造された貨物用機関車「ミカ(Mika)型蒸気機関車」
朝鮮戦争前、機関車は京義線を走り、ソウルと平壌を結ぶ主要輸送手段でした。
しかし、1950年(朝鮮戦争勃発)時、北朝鮮軍が南進した際、この機関車は臨津江(イムジンガン)付近で砲撃を受け、大破しました。北朝鮮軍に使用されないようアメリカ軍が銃撃して破壊しました。 -
「望郷の歌碑」
離別家族を惜しむ歌が刻まれる。
ボタンを押すと音楽が流れます。
下:売店。記念に買ったのは、マグネットです。 -
「慰安婦像」
朝鮮戦争の時代とはずれているのに、なぜか金ぴかのかわいい少女像2つ。
慰安婦像です。なぜなぜ??
世界中からの観光客に、なんと説明しているのでしょうか?
恨の感情に怖さを感じます。(日本は原爆を落とされたアメリカが大好きで不思議だ、と世界から言われる国ですから) -
「世界86の国の石」
「平和の鐘」の周囲には、世界各地から集められた石が展示されています。これは朝鮮半島の平和を願うため。
この中には日本からの石も4つ含まれています。
9番:広島(原爆被害の記憶)
59番:長崎(原爆被害の記憶)
77番:沖縄(戦争体験の地)
23番:福岡(元寇の時代に関連する歴史) -
「統一祈願フェンス」
離散家族の願いが書かれた短冊。
日本のおみくじのようです。 -
「臨津江(イムジンガン)スカイウォーク(トッケ橋)」
「制限区域」の表示
、戦争の爆撃で破壊された「トッケ橋」があります。残されていた橋脚に一部改良を施し、2016年12月「臨津江スカイウォーク」としてオープン。「トッケ橋」の銃撃の弾痕を間近で見られるほか、とうとうと流れる臨津江を一望できます。
見学には別料金(大人:2,000ウォン) -
「臨津江(イムジンガン)スカイウォーク(トッケ橋)」
「6.25戦争(朝鮮戦争)当時の銃弾の痕」 -
上:右が橋脚だけが残された「トッケ橋」
下:「臨津江トッケ橋 ここは統一される日に撤去されます」という言葉 -
ランチはキンパ 時間がタイトで、寒いです。
買ったキンパがとても美味しいです。 -
統一大橋 (検問時間 15分) 1998年に完成。
臨津江に架かる「統一大橋」を通過します。通過後は民間人統制区域となるため、橋の南端のゲートには検問所が設置されていて、許可を受けないと通過できません。軍人さんがバスに乗り込んで、パスポートチェックを行き帰りにします。臨津江 滝・河川・湖
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「南侵第3トンネル」
統一大橋を無事に通過し、更に15分ほど移動すると、ツアーの目玉「南侵第3トンネル」に到着
脱北者が情報を伝えたとされる、1978年に発見された3番目のトンネル。
ダイナマイトで穴を爆発させてトンネルを作る作業がイヤで、脱北したそうです。
第3トンネル歩きは辛いです。体調不良の方は遠慮しましょう。長々と続く下り坂を歩き、帰りは登り坂です。トンネル内は照明で明るいです。写真撮影禁止。第3トンネル 史跡・遺跡
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「ドラ展望台 都羅展望台(トラチョンマンデ)」
展望台から北の人の歩く姿が見えました。
備え付けの望遠鏡で、ガイドさんに角度を設定してもらって、見えました。
トラックが走っていました。
あちらは厳戒態勢なのに、こちらは観光地です。都羅山展望台 山・渓谷
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板門店(JSAには)行けないですが、こんなパネルがありました。
下は軍人さんのモニュメントです。
実物の軍人さんは撮影不可。 -
「鄭周永の牛」
「統一大橋」を渡って帰ります。橋の麓に牛の模型があります。
韓国の財閥現代グループ(Hyundai Group)創業者の鄭周永(チョン・ジュヨン)会長 は、北朝鮮・江原道の出身で、牛一頭分のお金をくすねて韓国に来て成功しました。
橋が完成し、「故郷の北朝鮮に恩返しをする」として、牛1001頭をこの統一大橋を渡って北朝鮮に送ったことで有名です(「牛の行進」)。この記念で、橋のたもとに牛の銅像があります。
隣国でありながら、近現代史をあまり知らないので、ガイドさんの話がとても興味深かったです。
ゴンドラに乗るツアーや、スタバからDMZを眺める、脱北者の話を聞く、など、多種のツアーがあります。
ソウル旅行時には是非。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- Mugieさん 2025/12/19 09:30:55
- こんにちは!
- たまに聞くDMZの意味が初めてわかりました。
dangerous のDではなく、非武装地帯そのままなんですねー
ソウルに行くと買い物して美味しいものを食べての繰り返しになりがちですが、このツアーも面白そうです。
愛の不時着を見たので、地雷が埋まっているくだりで、ドラマを思い出しておかしくなりました。
北朝鮮の国境の街ものぞいてみたいものです。
ムギー
- wakupaku2さん からの返信 2025/12/19 21:17:52
- Re: こんにちは!
- ムギーさん、
読んで頂けて光栄です。
そう、ソウルリピーターでもDMZは行ってない人が多いようです。
私は旅の計画はベルトラを見る事から始めるので、DMZは必須。
歴史と説明が深くて、とてもよかったです。是非是非。
ガイドさんの質が高いです。
国境の観光収益はどこに行くのでしょう??って気になりました。
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