2025/11/21 - 2025/11/21
585位(同エリア593件中)
玄白さん
アイスランド滞在5日目は、南部のヴィークにあるホテルから、レイキャビクまで290kmのドライブ。11時にレイキャビク市内に入った。午後1時にクジラウォッチングツアーを予約してあるので、それまでは限られた時間だが、レイキャビク市内の観光である。そんなに時間はないので、観光は、ホフディ・ハウスとハットルグリムス教会のみ。
鯨ウォッチングツアーは、ポスターにあるような豪快なジャンプは見られなかったが、とりあえずクジラに出会うことはできた。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前日のヴァトナヨークトル氷河関連の絶景を楽しんだ後、今日のレイキャビクまでの移動距離を少しでも少なくしておきたいということで、一昨日のレイニスフィアラに近いヴィークにあるホテルで一泊した。
この日は一気にレイキャビクまで移動なので、朝7時に朝食を済ませ、7:30にホテルをチェックアウト。まだ暗いうちに出発 -
およそ290kmのドライブで10:30にレイキャビク市内に入る。この日の最初の目的地はレイキャビク北東部の静かな街並みの中にあるホフディ・ハウス。なんの変哲もないノルウェー風の洋館だが、歴史的にはエポックメイキングな場所である。1986年10月にアメリカ大統領レーガンとソ連共産党書記長ゴルバチョフの会談で核軍縮交渉で大きな進展があり、東西冷戦終結に向けた動きがここから始まったのである。
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ホフディ・ハウスの敷地内にあった銅像。調べてみるとEinar Benediktsson(エイナル・ベネディクトソン)という人物で、アイスランドの詩人で起業家で、かつてはここに住んでいた人物だそうだ。
ホフディ・ハウスは一般的な観光スポットとしてはマイナーな存在ではあるが、レーガンとゴルバチョフによると東西冷戦終結の出発点となった現代史上、記録される場所なので、レイキャビクに来たからには訪れておきたかったのである。 -
このあたりは海に近い閑静な地域である。
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次に向かったのはココ。レイキャビク観光の目玉スポット、ハットルグリムス教会である。高さ74.5mでアイスランドで最も高い建造物である。
火山の国アイスランドでは、あちこちで見られる火山性の地形、柱状節理をモチーフにした建築デザインである。第二次大戦終結直後に建設が始まり、41年かけて1986年に完成している。 -
内部は、華美な装飾や彫刻は無く、シンプルな内装である。正面のパイプオルガンはドイツ製だそうだ。宗派はプロテスタント系のルター派である。
現在のアイスランドでは、教会に通う信仰心の篤い人は少なく、クリスマスのような特別な日にだけ教会に行くという人が増えているらしい。このあたり、キリスト教と仏教の違いはあるが、日本とよく似ている -
一か所だけ幼子イエスを抱くマリアのステンドグラスがあった。
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祭壇もいたってシンプル。
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アイスランドで一番高い建物なので、エレベータでてっぺんの展望台に上ってみた。
360度の眺望が利く。なお、料金が日本円換算で\1,720/人と高額である。もっとも、アイスランドでは、あらゆるモノ、サービスが日本の3~4倍と高いので驚くにはあたらない。
カラフルな住宅街、港が良く見える。 -
展望台での眺望を楽しんでから、教会の外へ。振り返ってもう一度教会の外観をパチリ。
敷地入り口に立つ銅像は、レイフ・エリクソンという人物のものである。
西暦1000年頃、歴史上はじめて北米大陸に到達したアイスランド人である。学校で教える歴史ではアメリカ大陸を発見(?)したのはコロンブスで1942年ということになっているが、それより500年近くまえにヨーロッパの人間がアメリカに到達していたのである。 -
教会の近くにLokiというアイスランド伝統料理レストランがあったので、夕食はここで摂ることにして、様子見でカフェ代わりにここでティータイム。
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玄白はコーヒー、ワイフはライムギアイスをオーダー。
コーヒーは650kr(¥800)、ライムギアイスは1500kr(\1,800)だった。物価の高いアイスランドなので、こんなものかと納得。
ライ麦アイスは、アイスランドの伝統パン “地熱で蒸した黒いライ麦パン(Rúgbrauð)” を砕いて、バニラアイスに混ぜ込んだアイスクリームである。 -
13:00出航予定の鯨ウォッチングツアーを予約してあるので、港に向かう。車は港のツアー出発桟橋から400mほど離れた駐車場に停めた。
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日が短い時期なので、太陽は西の低い位置にある。
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ツアー会社の窓口でスマホの予約バウチャーを見せて、乗船券を受け取る。
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今回利用したのはELDINGという会社のツアーである。
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出航15分前になったので、乗船する桟橋へ移動。乗り場の建物のなかに、大きな鯨の骨格標本がぶら下がっている。
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定刻通り、鯨ウォッチングクルーズに出発。およそ2時間ほどのクルーズで、レイキャビクの港の前の湾内を巡るらしい。
港を出ると、沿岸警備隊がなにやら、訓練をやっているようだ。
なお、アイスランドは、自国の軍隊は持っておらず、防衛は警察と沿岸警備隊、およびNATOに依存している。
シェンゲン協定とNATOには加盟しているが、EUには加盟していない。一時期、加盟も検討されたようだが、EUの規制、特に捕鯨など漁業関連の規制を嫌って、無加盟ということになっている。アイスランドの主要産業は漁業なのである。 -
沖に出てからレイキャビク市内を遠望する。左側にハットルグリムス教会が見える
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港をでたところで遭遇した沿岸警備隊のヘリコプターが、まだ飛んでいる
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薄い海霧が出ていたので、太陽を背に虹が出た。淡いがダブルレインボーになっている。
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結構、長い時間、虹が見えていた。一番明るい部分をアップにて。
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洋上はかなり寒いので、ツアー会社が希望者に防寒用のレインコートを提供している。レインコートを着込んだワイフ!
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雲がかかった山並み。
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何艘かの鯨ウォッチングツアーの船が集まってきた。このあたりにクジラがいるようだ。
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出航後40分ほど経って、ようやく鯨に出会えた。船内放送で、鯨の説明をしたようだが、鯨の種類の英語など知らないので、種類はわからない。
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しばらく、この鯨を追跡していると、鯨の潮吹きをカメラがとらえた。
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尾びれだけ水上に出して、潜っていく。
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連写でもう一枚。
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しばらくして、また鯨に遭遇。乗船券の裏に何種類かのクジラの写真が載せてあるので、背びれの大きさ、形からどうやらミンククジラのようだ。
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そろそろ港に戻る時間になった。南西方向には雲のすき間から日がさしこみ、天使の階段が見えている。
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今宵のホテル、「ALDA Hotel」にチェックイン。
最後のこのホテルは4☆で、露天風呂、サウナもある充実したホテルである。 -
夕食がてら、近いのでもう一度ハットルグリムス教会へ。中は昼間見学したので、ライトアップされた外観だけをスマホで撮影。
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昼間、ティータイムに休憩したレストラン「LOKI」へ。旅行会社の担当のOthman氏によると、値段はリーズナブルでアイスランド料理が楽しめるオススメのレストランだという。
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最後の晩餐は2種類のビール、羊肉のスープは二人でシェア。メイン料理は玄白はスモークした羊肉、ワイフはライ麦パンペーストをオーダー
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ホテルまでのんびり歩いて帰る。アイスランドは治安の良さではヨーロッパ随一なので、夜でもなんら不安はない。
明日は10時発のフライト。空港まで52kmをドライブし、レンタカーを返却し、せっかく両替したアイスランドクローネの現金を使う機会が全くなかったので、空港の売店でワイフのショッピングタイムを確保するため、朝食抜きで朝6時半にチェックアウト。
初めてのアイスランドだったが、予想以上に見どころが多く、まだ行ってみたいところがたくさんある。機会があれば、再訪してみたいと思いながらの帰国の旅であった。
~完~
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