2025/10/02 - 2025/10/03
25位(同エリア324件中)
かっちんさん
釧路湿原の北西部に位置する阿寒郡鶴居村(あかんぐん つるいむら)は、釧路総合振興局内では唯一の村となっています。
鶴居村の「ホテルTAITO」に泊まり、翌日早朝に宿のご主人が案内する「湿原体験ネーチャーガイドツアー」に参加し、「キラコタン岬」へ向かいます。
10月の朝5時過ぎは牧草地に放射冷却による朝霧が立ち込めます。その幻想的な世界の中にタンチョウ家族の姿を見かけます。
朝霧が晴れた頃、釧路湿原に突き出た「キラコタン岬」へ向かいます。
ここは釧路湿原の特別保護区域に指定され、かつて絶滅したかと思われていたタンチョウが大正13年(1924)に再発見された場所の一つです。
岬までは徒歩でしか行くことができず、天然記念物地域の国有地でもあるため、立ち入りには許可が必要です。
「キラコタン」はアイヌ語で逃げてきた村という意味で、当時海の近くに住んでいた人たちが大津波に襲われそこから逃げてきたと言われています。
8時になると、タンチョウたちは全員目覚め、一斉に餌をついばみに現れます。
車道を歩くタンチョウの姿も見られ、自然の中で生活している様子が観察できます。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・北海道鶴居村HP
・日本で最も美しい村HP
・HOTEL TAITOのHP、館内掲示
・テクニカルオート「鶴居村ホテルTAITO」
・日昭牧場だより「1番牧草収穫中です!」
・畜産ZOO図鑑「サイロと堆肥(たいひ)舎」
・緑産業「伝統と実績のBAUERスラリータンカーシリーズ」
・Metoree「スラリータンカー、メーカー6社」
・鶴居村「タンチョウの生態」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
今晩の宿「鶴居ノーザンビレッジホテルTAITO」
このホテルは大正5年(1916)に和田旅館として創業。
「TAITO」の名前は、有限会社「泰都」の社名からで、安泰に栄える願いがこもっています。
「美人の湯」は、1200mの地下から温泉掘削に成功したアルカリ性の強い温泉で、肌がツルツルになります。 -
「レストランと温泉施設の建物」(TAITO)
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「北欧を感じるお洒落な建物」(TAITO)
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「1階の洋室」(TAITO)
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「牧場を思わせる裏庭」(TAITO)
これから入るお風呂は、露天風呂があり、お肌がツルツルになるので気持ちもすっきり。 -
いよいよ夕食(TAITO)
鶴居村産阿寒ポークの和風ステーキと鱒と甘えびのお刺身など。 -
「鶏たたき鍋」(夕食)
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「お蕎麦と天ぷら」(夕食)
新得町産蕎麦粉の冷やし蕎麦と鶴居村産山菜の天ぷら。 -
「デザート」(夕食)
たっぷり盛られたアイスクリーム。
地元の食材をメインにした料理に堪能しました。 -
翌朝「湿原体験ネーチャーガイドツアー」
「キラコタン岬」は釧路湿原内にある突き出たところで、役場近くの宿からの距離は18.7km。
途中の久著呂(くちょろ)地区では、タンチョウが自然のままの姿で生活しています。
朝4:50、車に乗せてもらい出発します。
案内役は宿のオーナーでプロの写真家の「和田正宏氏」。
参加者は私一人だけだったので、料金は少し高めの9,500円ですが、それだけの価値があります。 -
「最初に出会うのはエゾシカの家族」(車窓)
時刻は5:03。 -
「青いシートの中は牧草」(車窓)
刈り取った牧草を牛舎近くにある水平型の「バンカーサイロ」に積み上げ、その上にシートをかぶせ、重しとしてタイヤを載せています。
昔よく見られた塔型のサイロは使われていません。
なるほど。。。 -
「朝霧の中を歩くタンチョウ」(時刻は5:33)
早起きのタンチョウのつがい。
タンチョウはなわばり意識が強く、別のつがいは近くにいません。
この場所は農道の中の一本道。 -
「草の中のエサを探しているタンチョウ」(農道)
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「はじめました 朝の体操」(農道)
人間と同じような。。。 -
「手(いや羽)を思いっきり伸ばして・・・」(農道)
-
イチオシ
「腕(羽)を振り上げて・・・」(農道)
-
「ちょっと疲れたぁ」(農道)
くちばしの先は凍り付いた白い息。 -
「あれっ、すれ違い夫婦」(農道)
かも知れません?? -
「東の丘陵地から昇る朝日」(車窓)
時刻は5:50。
当日、海から昇る日の出は5:20でした。 -
「オレンジ色に染まる朝霧の中を歩くタンチョウ」(車窓)
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すれ違う「大型のトラクター」(車窓)
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牽引しているトレーラーは「スラリータンカー」(車窓)
BAUER製の家畜用スラリータンカー。
スラリーとは家畜糞や尿などの液体混合物のこと。
スラリータンカーはスラリーをバキュームなどのポンプで吸引して積載し、運搬するものです。 -
「キラコタン岬」に到着(時刻は6:17)
釧路湿原の特別保護区域に指定され、かつて1920年代に絶滅したかと思われていたタンチョウが再発見された場所の一つ。
長い間、人を簡単に寄せ付けないゆえの湿原の聖域といわれる場所。
釧路湿原を流れるチルワツナイ川の蛇行とその美しさは絶景です。
天然記念物区域であり、国有地であるため立ち入りには文化庁の許可が必要で、案内役の和田さんは立入りの許可を得ています。 -
「キラコタン岬」の位置関係
「現在地」は車が入れる場所で、トイレの施設があります。
ここから「キラコタン岬」まで徒歩で行きます。
途中から「天然記念物区域(斜線部分)」に入ります。
隣にある「宮島岬」は片道徒歩2時間かかるようで、やはり「天然記念物区域」です。 -
「クマ出没注意」(キラコタン岬への道)
ガイドさんからクマに出会った時の対応について学びます。 -
「ガイドの和田さん」(キラコタン岬への道)
歩いている途中で時々ストックで木の幹を叩き、クマに人間がいることを知らせています。 -
「森の子どもたちのマザーツリーになるプロジェクト植林地」(キラコタン岬への道)
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これが「植林地」(キラコタン岬への道)
白い筒の中に植林されています。
エゾシカに木の芽を食べられないようにしています。 -
「成長してきた若い木」(キラコタン岬への道)
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「TAITO 百年の水源保護林」(キラコタン岬への道)
釧路湿原を守るため水源林。
広さ10.1ヘクタールに降った雨は地下水となって湿原の縁に湧き出し、釧路湿原を潤しいています。
湿原は周辺の丘陵地からの安定した水の供給で維持されており、森林が豊かであるほど、その働きは大きくなります。 -
「小高い丘に佇む1本の木」(キラコタン岬への道)
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「アキアジ沼」(キラコタン岬への道)
キラコタン岬周辺には数多くの湧水があり、その流れが「アキアジ沼」にへ注ぎ、沼は「チルワツナイ川」へとつながっています。 -
天然記念物「釧路湿原」(キラコタン岬への道)
ここから先は「天然記念物指定区域」なので、立ち入りを許可されているガイドさんとともに入ります。 -
「サルノコシカケ」(キラコタン岬への道)
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巨大な「コゴミ」(キラコタン岬への道)
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ボサボサ頭の「ヤチボウズ」(キラコタン岬への道)
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湿原の地層「泥炭地」(キラコタン岬への道)
ガイドさんが飛び跳ねると柔らかい地層なので周りにいる足元に振動が伝わります。
ストックを泥炭地に突き刺すとズルズルッと入ります。ストックに50cmほど入った泥の跡が見えます。
植物繊維が積もっている泥炭は燃えるそうです。
泥炭は1年間に約1mm積もります。釧路湿原の泥炭層の深さは5mほどあるので、5,000年かけて積もったことがわかります。
笹が生えているところは泥炭地ではありません。 -
イチオシ
秋色の「キラコタン岬」到着
釧路湿原の最深部にある「キラコタン岬」。
黄金色に染まるヨシやスゲの茂る湿原とその中を蛇行する「チルワツナイ川」が目の前に見えます。 -
思い出の記録「春のキラコタン岬」(2019/6/6に訪問)
緑があり、春の釧路湿原です。 -
隣の「宮島岬」(キラコタン岬)
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草が生えていないところ(キラコタン岬)
「チルワツナイ川」を眺めた場所。
草はエゾシカが食べてしまっています。 -
「高台からの眺め」(キラコタン岬)
さらに高台に上がったところからの眺めは、周りの木々が茂りよく見えません。 -
思い出の記録「春のキラコタン岬」(2019/6/6に訪問)
6月初めに来ると、美しい釧路湿原が眺められます。
遠くには釧路市街地、製紙工場の煙が見えます。 -
思い出の記録「広大な釧路湿原を移動するエゾシカたち」(2019/6/6に訪問)
こんな絶景が見られます。タンチョウもいます。
旅行記にしているのでご覧ください。
『釧路湿原のキラコタン岬ツアー2019~湿原の絶景とタンチョウ・エゾシカとの出会い~(鶴居村)』
https://4travel.jp/travelogue/11571495 -
「木に巻き付く太いツル」(キラコタン岬)
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「蜘蛛の巣の芸術品」(キラコタン岬からの帰り道)
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「タンチョウの家族」(車窓)
キラコタン岬を後にし、帰り道で見かけました。
先頭は悠々と歩くお母さん、続いてお父さん、「待ってえー」と追いかける子どものタンチョウ家族。 -
イチオシ
「飛び姿が綺麗に揃うタンチョウ家族」(車窓)
子どものタンチョウも頑張って飛んでます。
春に生まれたヒナは、生後100日程度で飛べるようになります。 -
「雄阿寒岳と雌阿寒岳」(車窓)
阿寒の山々が見えます。 -
「道路を横切るタンチョウ親子」(車窓)
久著呂(くちょろ)地区あたり。 -
イチオシ
「親子の色の違い」(車窓)
子どもは、顔と首回りがまだうす茶色をしています。 -
「羽を広げて踊りはじめるタンチョウ」(車窓)
こちらを意識しているようで見ています。 -
「片足立ち」(車窓)
口を開けて鳴いています。
足元は自家製ハイヒール。 -
「疲れたあ」(車窓)
ちょっとひと休み。 -
「後ろ姿はどう、美しいかな?」(車窓)
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「そうだ、みんなにも見てもらおう」(車窓)
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イチオシ
「さあ、はじめるわよ」(車窓)
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「あれっ、みんな無関心」(車窓)
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「着地寸前のタンチョウ」(車窓)
別のタンチョウが足を曲げてこれから着陸体勢。 -
「無事、着地成功!」(車窓)
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イチオシ
「一斉に羽を広げて踊るタンチョウたち」(車窓)
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イチオシ
「真っ赤なベレー帽がお洒落」(車窓)
頭頂部は羽が生えておらず皮膚が露出しています。
興奮すると赤色の部分が広がります。 -
「刈り取り後のデントコーン畑」(車窓)
エサを探すときは、なわばりが関係ないようです。 -
「朝食」(TAITO)
9時前に宿に戻り、4時間の早朝ツアーが終わります。
朝から動き回り、釧路湿原の素晴らしい景色とタンチョウと出会うことができ、美味しい朝ご飯になりました。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 春光さん 2025/12/08 11:17:21
- 宮島岬
- かっちんさん
いつもなかなか行けない地方の景色を届けていただき感謝します。若いころ、もう30年以上前のことになりますがキラコタン岬の隣の宮島岬までバイクで行ったことがあります。今はもちろん、当時でもバイクで入っていいところではなかったんでしょうが、前日キャンプ場で出会ったライダーが行けたと聞き、いてもたってもいられず地図を頼りに牧場を突っ切ったり林道さらにはけものみちを辿って相当苦労して到着しました。そこには同じように苦労して到達したライダーが一人おりお互い健闘を称えあいましたw。達成感は半端なかったです。今となっては若気の至り以外の何物ではなく二度とあのような旅はできませんがあの時行ってよかったと思います。
- かっちんさん からの返信 2025/12/08 21:09:04
- RE: 宮島岬
- 春光さん
宮島岬までバイクで行った思い出は凄いですね。
若い頃は未知のものに挑戦したくなり、その目的に到達したときの達成感は何ともいえない気持ちだったと思います。
今では時効となっている話を聞かせてもらってありがとうございます。
若い頃に経験した無謀さ?が、その後の人生に役に立っていると思います。
かっちん
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