ジョムソン街道トレッキング 1. (カリ・ガンダキ川右岸、左岸) 3度目のネパール<3> 2025.11

2025/11/09 - 2025/11/10

ヨーロッパなどのトレッキングは、風景は美しく整備されており、快適に自然を楽しむことができますが、逆に何か人工的とも感じます。ネパールではトレッキングをしているのに、人の生活というものが否応なく目に入ってくるので、逆にそれが自然の風景なんじゃないのかと思えてきます。そして、何か懐かしさを感じ、そのことがとても心地よいのです。

2017年はヒマラヤ街道、2024年はプーンヒル・トレイル、に続いて2025年はジョムソン街道を4泊5日でトレッキングを楽しみました。　

今まででは1番軽めのトレイルにしましたが、ニルギリ(7,061m)、ダウラギリ(8,167m) などが近くに感じられそうなので、歩いてみたかったのです。2泊したロッジのオムズホームもロケーションがよく、食事も美味しくて満足でした。

3度のネパールダイジェスト版はコチラ
2017年(ヒマラヤ街道)、2024年(プーンヒル・トレイル)、2025年(ジョムソン街道) ネパール・トレッキングの軌跡
https://4travel.jp/travelogue/12018195

動画は10分
https://youtu.be/tzk4OCYDeLY

エリア ジョムソン(ネパール)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

7時ホテルで朝食、まだ早いのですいてます

Lake View Resort ホテル

地元食材もあって美味しい、特に豆カレーとナンがお気に入り

8時、西遊旅行からガイドのビルさんがドライバーとホテルにお迎えに来て、車で10分位でポカラ旧空港到着

昨年はウルトラライトプレーンに乗る際に、この空港に来ました

今は近距離の国内線などしか飛んでいないので、待合室はガラガラです

Tara Airにチェックインして、チケットをもらいました、自由席です

モバイルバッテリーは預ける荷物に入れるようにとのこと

ジョムソンに向かうという日本人男性が、1人で来られていたので少し話をしました

時間があるので外を見に行きました

ホテルにいた時はどん曇りでテンション下がってましたが、雲が流れてアンナプルナなど山が見え始めました

ジョムソンからの飛行機が到着したので一安心、車で8時間かけて行かなくて済みました

当初は5時ホテルお迎えで早い便に乗る予定でしたが、前日ジョムソンからの飛行機が戻っていないということで、前日変更になっていたのです(ネパールあるある)

ジョムソン空港へはヒマラヤ山脈の谷間を飛んで行くので、午前の早い時間でないと風が強くなり飛べないのです、行く場合は日程に余裕をみておく必要があります

ここから建物を出てセスナ機には歩いて搭乗

旅行者は我々日本人3名とガイドのみで、あとはネパールの人でした

ちなみに航空運賃はネパール人と外国人では異なります

セスナ機はたまに落ちるらしいけど、気にしない気にしないのでルンルン

左1、右2席の配置で眺めが良いのは進行方向右側

手動でプロペラ音が高くなって行くのが、いいですねー

マチャプチャレが近づいてくる、いいねー、テンション爆上がり

アンナプルナも近づいてくる

しかしプロペラ邪魔ですなー、後部座席の方が良かったのかな

マチャプチャレの角度が変わって、フッシュテイルに見えてきました

遊覧飛行よりいいやん !!

ダウラギリも操縦席の窓から見えてきた、近いねぇー

ニルギリも近づいてきた

たぶんダウラギリ氷河でしょう

アンナプルナは後方に見た方が良くなりました

興奮してどれがどれだかわからなくなってきたぞー

25分ほどで簡素な建物のジョムソン空港到着

滑走路 目の前にはニルギリ(7,061m)が迫力ある姿で迫ります

荷物を受け取ったら外国人は机上のノートに個人情報を記載します

ジョムソンから更にネパール奥地に進むとチベット国境のムスタン村があり、この案内板を見て行ってみたくなりました

歩いてロッジへ、ジョムソンは美味しいリンゴが有名なので、店先に沢山並んでました

リュック以外の荷物はガイドが持ってくれました

想像していたより街だなという感じ

過去2回で歩いたトレイルにはなかった綺麗な建物などが多い

飛行機も車も来れるからでしょうね

2泊するロッジ「オムズホーム」

空港からも近くいいロケーションでした

ホテル オムズ ホーム ホテル

フロントを抜けるとロビー

部屋への入り口もあり、共同トイレ、共同シャワーもありましたから、以前は建物がここまでだったのかもしれません

更に奥に増築したのではないかという建物が続き、我々はその2階でした

125は角部屋でした

テーブル、ソファもあって予想より綺麗で広い

昨年までに利用した山小屋とは全く違います

1泊約15,000円はネパールでは高級な部類ですから

トイレ(ネパール式水銃付き)、シャワーもあってたぶん一番いい部屋じゃないかな

ただし、ネパールではシャワー使うと床がべちょべちょになるので、トイレルームには専用のスリッパがあります

またお湯はちょろちょろだったので、シャワーじゃない方にレバーを切り替え、置いてあった足置きにしゃがんで使うと、水圧が少し強くなりました

色々試してみるもんだな

窓からはニルギリと洗濯物(笑)

シーツ、バスタオルなどが干してありました

屋上テラスからニルギリの眺めが素晴らしい

星空もここで眺めました

カトマンズからの人気エリアは3つ

2017年は青色エリア、2024年、2025年は黄色エリアでした

ランタン谷も美しいそうで現在、仲野太賀さんらの本「MIDNIGHT PIZZA CLUB」で人気急上昇中、行ってみたいけどスタート地点まで車で6時間は躊躇しますね

今回まわる周辺地図

初日はジョムソン空港周辺の川の右岸、左岸のみ歩きました

明日は車で地図右上にあるムクティナートに行きます

休憩後11:20スタート

埃っぽい車道を歩きましたので、トレッキングって感じじゃないなーと思いながら進みます

目指すは右上高台の村

いいねぇー、ニルギリ

山頂は３つに分かれていて、北峰7061ｍ、中央峰6940ｍ、南峰6839ｍとあり、サンスクリット語で「ニルは青い、ギリは山」という意味です。北峰はオランダ隊、中央峰は松山商科大学隊、南峰は信州大学隊がそれぞれ初登頂しました

ただしプーンヒル方向から見ないと青くは見えない気がする

急な石段を登ると

JHONAGHANG MAN SHANTI PARK という公園

ジョムソンのシンボル「リンゴ」と 記念撮影をして

お参り

をしたら

白い石造りが綺麗な SYANG村(2,820m)を散策

ここの眺めがこの日では一番素敵

マニ車を回しながら進むと、建物の色とのコントラストが良かったです

屋根だけが見える風景

屋根の周囲には冬場に使う薪が重ねて干してあります

戻ります

水は山からパイプでひいてありました

ニワトリの放し飼いは懐かしい風景の記憶と重なります

夜明けには起こしてくれますしね

違う道から降りました

すみやかに通過しないと、いつ落石があってもおかしくない急坂を下ります

飛行機がジョムソン空港に降下して来たと思ったら、その後、しばらくして離陸して行きました

この風景にはプロペラ機の音とサイズ感が似合うと思います

たぶん飛行場のサイズからしてジェット機が来るようにはならないでしょう

街に戻るとリンゴ売り

井上陽水は「窓の外ではリンゴ売り」

なんか歌を思い出してしまいました

ロッジ隣は人気のヒマラヤン・ジャバ・コーヒー

ネパールのコーヒー豆は苦味が少なくて美味しいんですよ

ランチタイムのフライドライスは大盛りだぁ

ちょっと無理かもと思いましたが、歩いたあとだし、美味しいので2人でシェアして完食しました

こういう味をつけるご飯には、ネパール米はあっているのでは

ホットサンドもまいうー

チーズもジャガイモ、野菜も美味しいからかな

マサラティーはクセになる味わいで、ほぼどこでも飲んでました

ジンジャーレモンティーも冷えた体には必須の刺激でした

14時スタート軍隊基地を通過

中国チベットが近いので警戒は必須のようです

山の斜面には「ウェルカム」の歓迎文字が書かれています

カリ・ガンダキ川の吊り橋を渡って対岸の村へ

ネパールトレッキングでは吊り橋がないとね

慣れるとビデオ、写真撮りながらでも歩けますが、スマホ落とすと終わりなので要注意

農作業をする人たち

ジョムソンはリンゴの木が多いです

ジョムソン後のポカラの予定を予約した旅行社の人に「ジョムソン行くならリンゴ買ってきて、お金がなくて買えないから」と言われました(笑)

ジョムソンの村と滑走路が眼下に見えます

トゥクチェピークの向こう側にダウラギリの先っぽが少し見えてきました

牛(ゾッキョ)さんは仕事中、お兄さんは賑やかな音楽をスマホから流してました

ニルギリが近くなってきた感じです、黄葉が進んできており綺麗

ティニ村(2,840m)の表示板

石積みの塀の間を進みます

肥料に詰めているようです

たまに案内板があることもあります

ググると、ティリチョ・レイクも素敵なところですが、2日もかかるんやぁー

眺めの良い寺院THINI YANGDUNG MONASTERYから

ダウラギリ方面

トゥクチェピーク方面とティニ村

ニルギリのヒマラヤ襞がいいね

更に少し上に登ると、たなびくタルチョも見られました

おじいさんがのんびり日向ぼっこしている姿も微笑ましい

戻って行くと、餌を食べる牛の親子

いやー、いい道だなぁー

旅行者は我が家のみで、ずっと貸切の風景です

この辺りも薪が干してありました

馬さんは仕事帰りかな

だいぶ降りて川が見えてきました

向かいの高台にあるホテル

YouTubeの動画には建築中と書きましたが、調べてみると右のホテルは廃業、そう言えばガイドさんが、お湯が出なくなり日本の旅行社は使わなくなったとか言ってましたね

左はもう完成しており1泊30万位で5泊からのようです、ひょっえー!!

川べりまで下ります

強風の中、往路とは別の吊り橋を戻ります

やはり午後からは谷間を抜ける強風が半端ないですね

振り返ると先ほど下った崖が見えました

ニルギリにかかる架け橋みたいな風景で素晴らしい

空港前、村中を歩いて戻ります

すれ違うツーリストバスはオンボロからデラックスまで様々

まずはビールが美味い !! ガイドのビルさんと乾杯

ネパールビールとちゃうんかい、ですが、ガイドさんがこれ飲みたかったのかな

ホテル オムズ ホーム ホテル

19時からロッジのレストランで夕食

この時にはストーブに火が入り、少しは暖かくなりました

生ビールのサーバーがあり3種類飲めます

この少し赤みががったのが美味しかったですね

ネパールワインは少し甘め

ブッフェとメニューからオーダーと選べるようでした

我が家はブッフェで少しづついただきました

おまけでチキンカレーも持ってきてくれましたが、あまり辛くなくて美味しい

とにかく、ジャガイモ大好き人間は芋が美味しいだけでも幸せ

デザートはゼリーにカシュナッツ、アーモンで混ぜただけですが素朴で美味しい

翌日ジョムソン街道2日目は、ヒンズー教、チベット仏教の聖地ムクティナートの寺院(3,798m)へ車で向かいます

to be continued ・・・