2025/05/25 - 2025/05/25
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ハッピーねこさん
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朝ミュンヘンを出発して、フランクフルトまでの道中、まずレーゲンスブルクへ立ち寄りました。
10年ぶりでしたが、変わらずいい町でした。
そしてもうひとつ、大好きな町へ寄り道。ヴュルツブルクです。
遡って数えてみると、今回5度めの訪問でした。でも、最後に訪ねたのは2017年なのでもう8年ぶりです。
ロマンティック街道の始まりの町。歩いて回れるコンパクトな町ながら、たくさんの見所がある素敵なところです。
まずは美しい教会群を訪ねながら、この町のハイライトともいえるあの場所まで。写真がちょっと多くなりましたがよろしければご覧ください。
以下、今回の旅程です。(☆印がこの旅行記の日です。)
5月13日(火) 自宅より福岡~羽田~フランクフルトに向けて機内泊
5月14日(水) フランクフルト~ハンブルク~マインツ
5月15日(木) マインツ~エッシュホーフェン~ルンケル
~リンブルク~マインツ
5月16日(金) マインツ~メーアスブルク
5月17日(土) メーアスブルク~シュタイン・アム・ライン
~コンスタンツ~メーアスブルク
5月18日(日) メーアスブルク~フェルトキルヒ~インスブルック
5月19日(月) 終日インスブルック
5月20日(火) インスブルック~ザルツブルク
5月21日(水) ザルツブルク~ベルヒテスガーデン~ザルツブルク
5月22日(木) ザルツブルク~ハルシュタット~バート・イシュル
~ザルツブルク
5月23日(金) ザルツブルク~ミュンヘン~エルディング
~ランツベルク・アム・レヒ~ミュンヘン
5月24日(土) 終日ミュンヘン
☆5月25日(日) ミュンヘン~レーゲンスブルク~ヴュルツブルク
~フランクフルト
5月26日(月) フランクフルト~ディーツ~ホーフハイム
~フランクフルト
5月27日(火) フランクフルト~ヘルボルン~ヴェツラー
~クロンベルク~フランクフルト
5月28日(水) フランクフルト~羽田へ向けて機内泊
5月29日(木) 羽田~福岡~自宅
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
レーゲンスブルクを発ちます。
2時間強の短い滞在でしたが、天気はまた雨でしたが、やはり素敵な町でした。 -
11:48の列車でまずはニュルンベルクへ。
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そこで乗り換えてヴュルツブルクまで。
約2時間の道のりです。 -
ニュルンベルクまでは車内も外の景色も全く撮影していませんでした。
車内が混んでいたのか、外はまた雨だったのか・・・日記にも特に何も書いておらず、空白の1時間。(笑)
(これは乗り込んですぐに撮ったらしき唯一の写真です。) -
定刻にニュルンベルクに到着してすぐに乗り換え。
ここもいい町ですよねー。フランクフルトまでの寄り道で、この町も有力候補で最後まで悩んだのですが、今回は断念・・・。
また訪ねられる日を夢見て♪ -
10分ほどの乗り継ぎで、こちらのICEでヴュルツブルクへ。
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まずまずの乗車率ですね。
1等車までの移動が面倒で2等車に座りました。
こちらの方は、すごく重そうな荷物でも軽々と棚に上げますよね。いつも感心。 -
ヴュルツブルクには13:52の到着予定。
その先、エッセンまで行くのですね、このICEは。
途中のケルンやドュッセルドルフ、デュイスブルク、また行きたいな~! -
雨も上がったようで外を撮影していました。
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空はまだ鉛色だけど。
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こんなかわいい風景だからOK!
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イチオシ
定刻にヴュルツブルク中央駅に到着しました。
ドイツ鉄道、この日は優秀でした。
2010年、2012年、2015年、2017年に訪ねたこの町。また来ることができて幸せです。駅からぶどう畑が見えるこの風景が大好きです。 -
今回のトピックス!!
この駅にとうとうエレベーターが設置されていました!
世界遺産の町の駅なのに、これまでエレベーターも確かエスカレーターもなく、トランク抱えての階段の上り下りが毎回ひと苦労でした。
前回来た時、確か工事中でしたが完成したのですね。
長年の念願が叶った~~! -
エレベーターで楽々移動して、まずはトランクをロッカーへ。
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コインロッカーも何だか最新式みたいになっていて、ちょっとドキドキ。
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英語表示が選べたのでどうにか解りました。
4時間まで5ユーロですね。 -
ふむふむ、出す時はこの手順で。
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このチケットを絶対に失くしてはなりません。
(万が一の時のために、入れたボックスの番号をいつもスマホで撮っておくようにしています。) -
身軽になって駅ロビーへ。この辺りは以前と同じ様子。
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駅前のロータリーもお変わりなく、です。
キリアン様の噴水と、あちらに見える塔は「ハウク教会(St John in Stift Haug)」ですね。真っ白い堂内の美しい教会です。 -
では、町歩きへ出発です。時刻はちょうど14:00。
16:54のICEでフランクフルトへ移動しようと思うので、3時間弱の滞在予定です。
でも、この路線はICEが30分~60分置きにあるので、それを逃しても大丈夫という安心感があります。 -
駅前に延びるカイザー通りを進みます。
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舗道の花壇。この町にはお花が至る所に。
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突き当りに見えてくるのが、バルバロッサ広場(Barbarossaplatz)。
トラムの交差する停車場。後ろに”HOTEL"と見えていますが、以前泊まったことがあります。ホテルというより小さな小さなガルニでしたが、とても居心地のいいお宿でした。 -
そこを更に進むとこちらが。
「ユリウスシュピタール(Stiftung Juliusspital Würzburg)」です。
1576年に設立された醸造所で、ワイン醸造のみならず病院や養老院の運営も行っているユリウスシュピタール。こちらはそのレストラン。
まだ入ったことがないので、いつの日か。 -
今日はトラムに会いませんねー!
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その先にこの像。台座を見ると Julius Echter の名。
ユリウス・エヒター・フォン・メスペルブルン(Julius Echter von Mespelbrunn)は、40年以上にわたりヴュルツブルク司教区を管轄した大司教であり、ドイツのローマ・カトリック神学者、建築家、行政改革者。
ほかにもヴュルツブルク大学設立、ユリウスシュピタール病院の創設、などなどいくつのも顔を持つ宗教家であり実業家。(1545年3月18日 - 1617年9月13日)
このあとマイン川の向こうに眺める「マリエンベルク要塞」の再建にも関わったそうで、一体どれほどの偉業を成し遂げたのでしょう。
この像はバイエルン国王ルートヴィヒ1世の命により建立されたそうです。 -
この町5度めにして、ユリウスさんのことを知りました。
そこを左に曲がると、町の中心部へ。
ドミニカナープラッツからシェーンボルン通りへと繋がっています。 -
街灯にもかわいいお花。
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そして左手にこちらが。
「アウグウティナー教会(Augustinerkirche Würzburg)」です。 -
オルガンの催しがあるのでしょうか。
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中へお邪魔します。
眩しいほど真っ白な堂内です。 -
拝廊上のパイプオルガン。凛とした姿。
先程のオルガンイベント、このオルガンから素敵な音色が響くのでしょうね。 -
その下に金色の聖母子像。
供えられたお花、気品がありますね。 -
内陣は珍しい造りです。
通常中央祭壇があるような場所には、独特のタペストリー。
以前訪ねた時も同様でしたが、ずっと前もそうだったかしらと振り返ってみると・・・ -
この町を初めて訪ねた2010年には、このような内陣でした。
中央祭壇部分はタペストリーに隠れているのかもしれませんが、天井が薄ピンク色で装飾も多少違うような。
現在は、タペストリーの両脇にパイプオルガンも見えますね。
2012年には現在の状態になっていました。
調べてみましたが情報は探せず。2010年~2012年の間に改装されたのでしょうね。 -
側廊の祭壇。
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側廊前方から眺めるパイプオルガン。
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外へ出ると工事中の箇所も。
どこの町も道路補修や建造物の修復など、ドイツは工事が盛ん。 -
ちょっと入った場所にこんなお店。
「ichiban」、和食屋さんでしょうか。近づいてメニューを見てみたらよかった。
日本食も愛されているのですよね。 -
その先にマルクト広場。
奥の赤い壁の教会は、「マリエンカペレ(St Mary's Chapel)」。
お隣の黄色い壁の建物は「鷹の家 (Falkenhaus)」。観光案内や図書館が入っているとか。壁の装飾がとても美しいのでもっと近づいて写せばよかったと今頃後悔。
陰になってしまいましたが、右手の泉は「Häckerbrunnen」。 -
飲めるお水のようですよ。
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その近くに素敵なカフェ。
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またもや”MATCHA"!人気ありますね~!
日本で茶葉不足、茶葉高騰、が深刻にならないことを祈るばかりですが。 -
そしてこちらに着きました。
「ノイミュンスター教会(Neumünster)」です。
11世紀に、旧大聖堂の跡地、そしてこの町の守護聖人である聖キリアンのお墓の上に建てられたという教会。お隣の「大聖堂」と並んで旧市街のほぼ中央に位置しています。
赤色砂岩を使ったファサードが目を引く、美しいバロック様式の教会です。 -
あの「ヴィース教会」を手掛けたドミニクス・ツィンマーマン(Dominikus Zimmermann)によるもの。
今回の旅では、ランツベルク・アム・レヒの「歴史的市役所(Historisches Rathaus)」でもツィンマーマンの作品にお目にかかったのでした。 -
独特のクーポラ。白い壁や柱に映えます。
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柱頭の飾りもシンプルで美しい。
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そしてこちらの像。
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ティルマン・リーメンシュナイダー(1460年頃~1531年)作、聖母子像です。
木を好む彼には珍しく、素材は砂岩だそうです。
彼はヴュルツブルクに工房をかまえ、祭壇や墓碑の彫刻を数多く手がける一方、1504年に市議会議員に選出され、1520年から1年間は市長も務めたマルチな人。
「レジデンツ(Residenz Würzburg)」前の泉に、彫像があります。
この町にゆかりの2人の芸術家、画家マティアス・グリューネヴァルト(アルザスはコルマールで観た「イーゼンハイムの祭壇画」の作者)、宮廷恋愛歌人のヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ、とともに。 -
窓から射し込む柔らかい光がいい雰囲気を醸し出しています。
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イチオシ
白い天井には美しい彫りと天井画。
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内陣上部もこの美しさ。
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内陣前にはこのお三方。
(後方の白と金の壁も美しい!) -
聖キリアンと彼の従者2名。彼らの遺体がこの場所にあったということらしいのです。
左から従者コロナトゥス、聖キリアン、従者トートナン、だそうです。 -
イチオシ
光輝く中央祭壇。
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シンプルなパイプオルガン。
何度訪ねても、美しい教会でした。
聖キリアンのご遺体は地下墓所に安置されているそうですが拝見せず。 -
そしてお隣のこちら、「聖キリアン大聖堂(Würzburger Dom)」へ。
「ノイミュンスター教会(Neumünster)」とは中庭のような部分で繋がっていますが、やはり正面から伺いましょう。 -
教会前にはお花の大きなアレンジメント!
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イチオシ
では中へ。
身廊の入口に立つとこの光景。この時点で早くもため息です。 -
堂内の薄暗さで、内陣の輝きが一層引き立っています。
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柱には歴代の司教たち。
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堂々たるお姿たち。
これらの墓碑の多くも、リーメンシュナイダーの作とのことです。 -
内陣の素晴らしいこと!
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イチオシ
清楚で高貴な雰囲気。時が止まったようです。
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天井の美しい彫りや装飾。
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柱頭やその周辺も。
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振り返るとパイプオルガン。
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なんという美しさ。
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こちらの聖母子像も、リーメンシュナイダー作。
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イチオシ
聖母子像と内陣。
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祭壇も数々あります。とても荘厳な雰囲気。
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細かな装飾がすごい!中央の絵画も素晴らしいですね。
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目にするものが、全て素晴らしい!
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キャンドルを灯してお暇しました。
ありがとうございました。 -
「大聖堂」からまっすぐに延びるドーム通りを進みます。
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甘いものも食べたいな~。
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「大聖堂」の塔とプチホテルの看板。
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左手に現れた噴水。けっこう肌寒いのに、子どもはお水が好きですね~。
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レストランの外席にもたくさんの人。
こちらの人は多少寒くてもお外が好きですね。 -
うわー、アイス屋さんにも行列が!
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市庁舎のお向かいには「フィアレーレンブルネン(Vierröhrenbrunnen)」。
フランケン地方の象徴フランコニアの像を頂き、周囲には「賢明」「正義」「思慮」「勇気」の四つの美徳を表した像が配されているのだとか。 -
それを支えているこの方!伝説上の聖獣かしら?
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見えているのは、ラーツケラー!
のちほど伺いますー! -
さあ、また先へ!
前を歩くお二人、なかなかの厚着ですよね。
この日のビュルツブルクの気温は、最高18℃ー最低9℃でした。
最近の日本の気温くらいですね。けっこう寒かった模様。
私は何を着ていたのかしら?と回想・・・。 -
振り返るとこの眺め。正面に「大聖堂」の塔が見えます。
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もう少し進んで振り返った図。
左手には「アルテマインミューレ(Alte Mainmühle)」の看板が見えます。
ということは・・・ -
こちらに到着しました!
マイン川の向こうに「マリエンベルク要塞(Festung Marienberg)」!
続きは後編にて。
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この旅行記へのコメント (2)
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- jijidarumaさん 2025/11/30 15:12:53
- Schloss Mespelbrunnメスペルブルン城は可愛い水城である。ここでユリウス・エヒターは生まれ育った。
- ハッピーねこさん、
今日は。
本編で出て来るJulius Echter von Mespelbrunnユリウス・エヒター・メスペルブルン侯はメスペルブルン城で生まれ育った。
小さな山村の水城はお好みに合う事でしょう。
jijidaruam
ご参考に:
私はレンタカーですが、確かバスや電車で行けるかもしれません。
レンタカーの行程はFrankfurtフランクフルト空港A3・46km=>(Aschaffenburg)A3・16km=>Weibersbrunnヴァイバースブルン(女の泉)L?6km=>HessenthalヘッセンタールL?8km=>Mespelbrunn ・Schloss Mespelbrunn メスペルブルン城(宿泊は傍にあるSchlosshotel Mespelbrunn 古城ホテル メスペルブルン城)
<黒い森とアルザス・シュヴァーベン地方の旅①シュペッサートの森の盗賊宿?の一夜>(先に投稿した25歳の若さで亡くなった作家Wilhelm Hauffヴィルヘルム・ハウフの童話作品『シュペッサートの森の宿屋』(盗賊の森の一夜)=>歴史小説『Lichtensteinリヒテンシュタイン』(1826年)を書いた小説家)
https://4travel.jp/travelogue/11040924
- ハッピーねこさん からの返信 2025/11/30 17:06:50
- メスペルブルン城!
- jijidarumaさん、こんにちは。
コメントを頂戴しありがとうございます。
ヴュルツブルクの町角で見かけて、名前を調べただけのユリウス・エヒター・メスペルブルン侯について、その生誕の地をさらりと教えて下さり、jijidarumaさんの博の深さに今更ながら恐れ入っております。
池に浮かぶ小城、はい、好みでございます。
調べてみましたら、フランクフルトからアシャッフェンブルクでバスに乗り継いで1時間半ほどで行けるようです。
ヴュルツブルクからも遠くない地で、お生まれになったのですね。
ヘッセンタール巡礼教会とあわせて、いつか訪ねることができたらと、またも新しい目標ができました。
ありがとうございました。
ハッピーねこ
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