箱根ゆったり旅行

2024/12/17 - 2024/12/19

平日に休みを取って、義母と家族で箱根に遊びに行ってきた。
残念ながら今回、大学生の息子が参加できなかったのだが、
例によって私も仕事後に追う感じだったし、娘も同様、
バラバラに目的地に向かい、
現地で合流するという大人の旅行になってきた。

90オーバーの義母が無理のないよう、ホテルステイでも良いくらいの予定で、
ホテル内の温泉の良いところを選び、のんびりした旅程を組んだので、
正しい意味のリフレッシュになったと思う。

ホテルは4人で二日間で100,000円程度、交通費は車利用なので不明、
日帰り温泉で利用した箱根湯寮はタオル購入を含め、4人で10,000円くらい。
強羅公園でのガラス吹き体験は、材料費・郵送代まで含めて10,000円程度、
その他食費も含めて、４人×２泊３日で150,000円程度という、
予想外に安上がりの旅だった。

エリア 箱根湯本温泉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 私鉄 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Agoda

夫と義母は車で先に箱根入りしているのだが、私は仕事をしてからの参加だったので、同様に仕事が終わってから合流する娘と、小田原駅で待ち合わせ。娘は遅いというので、先に夕食をとる。

トレタッテ グルメ・レストラン

駅構内の「トレタッテ」はごく普通のイタリアンで、ファミレス風の座席と、ちょっとファミレスよりは美味しいかな、という料理。待ち合わせには最適な場所なので、小田原で待ち合わせることが多い私には便利な店だ。

トレタッテ グルメ・レストラン

娘が小田原駅に到着する時間には、店はすべて閉まってしまうので、お弁当を購入して、ホテルで食べることにした。

小田原駅名産店 グルメ・レストラン

【箱根の森おかだ】何もないけど、レセプションに人もいないけど、広々として快適なロビーだった。
ほぼ並んで、「ホテルおかだ」「湯の里おかだ」「箱根の森おかだ」とあり、タクシーなどでアクセスするときに間違われることもあるそうな。価格は箱根の森おかだが一番安いように思う。また、直前でも空室を探せるのもこちらなので、お勧めホテルだ。

箱根の森　おかだ 宿・ホテル

そういうわけで、値段は他のホテルよりもずっと安いのだが、屋内はコーナーごとに花が活けてあったり、目隠しの屏風が凝っていたり、と古いもののしっとりした良い温泉旅館のようだった。

4人が泊まれる部屋を探すと、たいてい広々としたところに泊まれるのだが、ここも角部屋の和洋室で、十分な広さがあった。朝食だけつけた価格で一人1万円。

窓からの風景。到着したのが夜だったので、こんな感じ。

長い渡り廊下を通って、隣の【湯の里おかだ】のお風呂が使える。露天にたくさんの湯舟があって快適だった。誰もいなかったので、露天風呂の写真を撮影。

湯の里おかだ 温泉

こちらも露天風呂。終了間際とはいえ、私と娘だけで使っていたので、贅沢だなあ、と、思う。なお、脱衣所の外にあるマッサージチェアなどは、無料で使い放題だった。空いているって、素晴らしい。

【箱根の森おかだ】のモーニングスペース。広々としていて、窓からの景色も良い。

箱根の森　おかだ 宿・ホテル

モーニングスペースは奥が広くて、こんな感じのエリアもあった。

ビュッフェ形式のモーニングだったので、娘の選んだ純和風の食事を。

私と娘は二日目のみ利用したが、当日の朝でも予約できた夕食は、地元の物ばかりではないとはいえ、3000円とは信じられないくらい、立派な料理だった。

食事の途中で、揚げたての天ぷらを持ってきてくれる。
このホテルの夕食は、超超お勧めです。

2日目は日帰り温泉の【箱根茶寮】に向かった。タオル類を持っていくと安上がりなのだが、そんなことは知らなかったので、4人で1万円弱。でも、紅葉が綺麗で、素晴らしい季節に来たなあ、と思う。

箱根湯寮 温泉

こんな感じの紅葉の下を通って、古民家風の館に向かう。それは露天風呂に行っても同様で、いくつもある露天風呂の間に、紅葉が良く見えて、素晴らしかった。インバウンドの旅行者たちは、欧米人が多いようで、ゆったりとお風呂を楽しんでいた。

木製の古い農具が置いてあったり、トウモロコシが干してあったり、古民家の中を、古民家が使われていた時代に合わせて展示してある。

文字通り、古民家レストラン的な【囲炉裏茶寮 八里】　囲炉裏でアユを焼くなど、雰囲気は抜群だ。

囲炉裏茶寮 八里 グルメ・レストラン

海鮮の網焼き。ちょっと高めだったが、ホタテや焼き魚など、とてもおいしかったと思う。

注文した鍋焼きうどん。かまぼこが驚くほどおいしくて、さすが箱根だなあ、と思う。

【箱根湯寮】に置かれていた建物間を移動する時のサンダル。和風なのだが鼻緒ではなく、でも鼻緒をイメージするバンドで、とても気に入ったのでwebで検索したが見つからず。店の人に問い合わせたら、まとめて作ってもらっている、とのこと。なるほど、細かいところまで考えて、この古民家風の温泉施設ができているのだなあ、と感心した。

車で通って、その綺麗さについ立ち寄った函嶺洞門。近くで観ると崩れ落ちそうではあるのだが、だから、利用できなくなっていても仕方ないのだが、この中を箱根駅伝の線種が走ったり、車が走っていたことがあるなんて、信じられない。

函嶺洞門 名所・史跡

最終日は、強羅公園に行く。強羅駅から徒歩でもすぐで、大きな噴水があったり、カフェがあったりののどかな公園だと聞いていたが、この中にある「クラフトハウス」が目的地だ。

箱根強羅公園 公園・植物園

強羅公園は中の温室なども見ごたえ十分で、「旅人の木」を始めて見た。植物の好きな義母が喜んでくれてうれしい。

箱根強羅公園 植物園 公園・植物園

クリスマスツリーが作られていると聞いてはいる、北欧風の建物。入口が暗くて、ちょっと怪しい。

ポインセチアが山ほどあるのは、クリスマスが近いからだろう。

屋内のクリスマスツリーは、思ったより小ぶりだが美しい。ただ、どことなく映画『ミッドサマー』を彷彿とさせて、木で作られたツリーにゾワゾワした。

こちらが目的地。強羅公園の中の【クラフトハウス】で吹きガラスの体験をしたい、という娘のたっての希望で、吹きガラス体験を申し込む。web申し込みもできたようだが、当日でもしばらく待てば午後の部を申し込むことができた。体験はおよそ1時間かかる。
こんな風に係員の人にガラスを溶かしてもらい……

箱根クラフトハウス 名所・史跡

指示に従って、息を吹き入れて丸く膨らます。

口側をカットして形を整え、再び温めて、飲み口側を広げていく。

完成品はこちら。材料代、実習代、出来上がったグラスを送ってもらう輸送代も含めて、一人5000円程度。グラスの美しさと、楽しさを考えるとお買い得なセットだと思う。奥が夫作、手前が娘作。

実はクラフトハウスでのガラス吹き体験までに時間があったので、公園内のカフェ【サンドイッチカフェ一色堂茶廊】に入ってみた。ヨーロッパ風の内装で、しかもクリスマスモードになっていた、良い感じだった。

一色堂茶廊 グルメ・レストラン

娘と義母は、綺麗なお茶類に興奮して、夢中になってメニューを選んでいた。女の子同士みたいになった義母が可愛い。おばあちゃん子の娘も満足そうだ。

アフタヌーンティーを注文。キャロットラペとアボカドのサンドイッチがとてもおいしかった。正式ではない2段の皿とはいえ、紅茶も含めて3000円くらいだったので、しかも柄を合わせたカップ類もすべて可愛らしかったので、これはお得だなあ、と思う。

一色堂茶廊 グルメ・レストラン

一緒に来れなかった息子には、娘がガラス細工のアロマディフューザーホルダーをお土産に選んだ。（娘も息子も嗅覚が敏感で、部屋の匂いを大切にしている）

帰りがけに、車でいつもの【かまぼこの里】に寄る。相変わらず手が込んでいて美しいかまぼこが展示されているが、個包装の一口蒲鉾と、紫蘇かほり巻きがお勧め。

鈴廣 かまぼこの里 グルメ・レストラン

こちらの小さくてかわいいものを、同僚のお子さんへのお土産にする。

小田原城はすっかり夜だ。娘を新幹線の小田原駅に下ろし、義母を横浜に送って、葛飾の家に着いたら、夜の10時過ぎでした――