【赤犬の尻尾】日本ブランド in FRA ＋喰探

2025/10/15 - 2025/10/23

欧州の大きな都市には、日本の店が出ているところがありますが、いま私が住んでいるフランクフルト圏には、そんな店がありません。と書いたら、そーいや良品計画が2012年に出店してたっけと思い出しましたが、私にとり有用でない店です。「ロンドンにできた尾張のカレー屋ができないかなぁ?!」なんて思っていました。

が、2025年になって会津のラーメン屋が出店、そして今月四角い赤いマークの衣料品店が出来ました。
こんな店、ドイツ人にも受けるのかなぁと思い、その様子を見に行ってきました。

ここではそれに加え、フランクフルトでの「日本ブランド」を紹介します。

いつもながら、ちっとも面 白くない旅行ですが、どうぞご了承ください。

なお、私はここに掲げた企業の回し者ではありません。念のため。

エリア フランクフルト(ドイツ)

• 旅行の満足度: 3.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 2.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

10月15日、ある地下鉄駅構内で見つけた広告です。
曰く、「新規開店 10月16日10時」。
これを見て、へぇーと思ったのが、今回の旅行記上の行動の始まりです。

うちの女衆に聞くと、何ぞの開店セレモニーがあって、最初の80オイロ以上購入者100名は景品としての福袋が貰えると。
衣服に頓着しない私には関係ないが....
（画像は、ユニクロサイトの画面キャプチャ。）

上のコマ記載の時刻の少し前に行ってみたら（電車が頻繁に遅れるので余裕を持って乗ったら定時に着いただけ）、もうすごい人だかり。

ビーバーガッセ通り 散歩・街歩き

予定時刻より５分も早く、セレモニーである太鼓演奏が始まりました。
ドイツ人手配なら、逆に遅れるんだけどね。

そして、すでに入店のための長い列も。
写真左側正面に見えるビルに突き当たってすぐ右隣りが当該店舗で、200ｍ（国電10両分）くらいあるかなぁ？

10時開店。
列が動きますが、さらに人が加わり、列は短くなりません。
買う気はないものの、中に入ってみたかったのですが、諦めました。
昼メシ（後述）と別件の用が終わって夕方行ってみても、（少し短くなったものの）列はあり、帰ろっと。

　◆　◆　◆　◆

けっこうプレスが来ていたので、帰宅後ネットで見てみました。
独第一テレビ局：
https://www.tagesschau.de/wirtschaft/uniqlo-mode-kette-japan-100.html
第三地元局であるヘッセン局：
https://www.hessenschau.de/tv-sendung/uniqlo-eroeffnet-neues-geschaeft-in-frankfurt,video-216478.html
https://www.instagram.com/reel/DP359fPDxED/
地元しかし独最強老舗新聞社：
https://www.faz.net/aktuell/rhein-main/frankfurt/uniqlo-neu-in-frankfurt-was-deutsche-innenstaedte-fuer-internationale-marken-interessant-macht-110735610.html
地元紙：
https://www.fr.de/frankfurt/neuer-uniqlo-store-in-frankfurt-die-fotos-der-eroeffnung-93991508.html
いずれも著名なメディアです。

その後も二日に一度くらいこの辺りに来たので行ってみたのですが、短い列はありました。そこまでして入る店じゃないと思うんだけど。
んで、一週間経った10月23日、やっと列が消えていたので入ってみることにしました。

日本の皆さんには見慣れた光景で、別にどーってことない感じ。
でも、というか当たり前な話、大きいサイズが多く、日本人に合うものがあるのか心配、かなぁ？
ちなみに、セレモニーで挨拶したのは日本人だったけど、一般スタッフに日本人はいませんでした。「ぽい」人に日本語で話し掛けたら、ドイツ語で返ってきました。

こんな展示も。

客はドイツ人というか白人というか、ここではトルコやアラブ系も多いので多国籍人が多く、日本人は見かけませんでした（声が大きい大陸人はいた）。
うちの娘も言っていましたが、ここは価格も日本に比べれば安くないし、円安なので、日本に行く機会がある者はここで買い必要ないと。オイロを持って日本の店舗に行けば３～４倍の物が買えそう！
品揃えも違うしねぇー。

開店当日の想像に反した賑わいで入店せず時間が出来ちゃった私は、そーいえばの無印良品に行ってみました。
こっちは閑散としていてもちろん列はなく、路上生活者が隣で寝ている始末。

店内の文房具売り場。
こういうものは、ドイツ人の若い連中にも人気で、うちの娘も日本で買ったものを切らしたら買いに行くことがあります。
ちなみに、値段は倍くらい。

ここはフランクフルト初の日本で人気の喰い物屋のひとつです。
この一連は、別時期です。今年の春くらい。

店内。

品書き。

Kitakata Ramen、15オイロ。
実勢レートだと2600円超？ 当地で昼メシに15は、それで終われば（飲み物なしで）当たり前というか、ちょっと安い感じ??

ここのは、日本でのそれと全く同じ味！
知る限り、フランクフルトで一番旨い!!

これは、帰国時にたまたま歩いていた新宿通り沿いにあった、同じ店の立て看板。
喜多方ラーメン890円!!!! フランクフルトはこの３倍だね。

なお、この項初めに「フランクフルト初」と書いちゃいましたが、日本発の喰い物屋は過去にも、
ユーハイム(Juchheim)がバウムクーヘン等の菓子類のほか、
キッコーマン(KIKKOMAN)が醤油じゃなくて「大都会」という、
ポン食レストランをやっていましたが、これらは当時日本での食堂は無かったはず。
いずれもずいぶん前に閉店していますが、前者には1990年前後に良く行きました。

喜多方ラーメン 坂内 四谷店 グルメ・レストラン

話はガラッと変わって、高層ビル群を背にするのルネッサンス様式の由緒ありそうなお屋敷での話。

中庭。
壁に張り付いている能書きに依れば、ここは「Palais Livingston」という1882年に建てられたもので、今は一部が食堂になっています。
ユニクロ後の昼メシは、ここにしました。

厨房。

店内。
なぜかオードリーの大きな写真。

門扉に掲げられた品書き。

曜日ごとに固定して設定された木曜の、牛肉巻き煮にしました。
品書きどおりに記すと、
Rinderrouladen mit Rahmwirsing und Kartoffelrüree
（リンダーロゥラーデンのちりめん(ｻﾎﾞｲ)キャベツクリーム煮とすり潰しじゃがいも添え）
です。20オイロ。
ワインは、
Cotes Du Rhone "Domaine Fond Croze" Rhone
（正しくはアクサン スィルコンフレックスが付いてCôtes du Rhôneだと思う）。8,50オイロ。

中には玉葱やピクルスが入っていて、その少しの酸っぱさがソースと合って美味しゅうございました。
なお、こうやってここで纏めていて気付いたのですが、メニューには「Rinderrouladen」と複数形にも拘わらず、実際には上のコマのごとく一個しかありませんでした（単数では語末の「n」がない）。これは虚偽記載？ 次回聞いてみよっと！
また、付け合わせのヴィルジングって、今まで旨いと思ったことがなかったのですが、ここのは味付けと調理が良く、またピュレーもホンのホンの少し粒が残っていて「芋」を感じ、これまたけっこうでした。
ワインもタンニンを豊富に含んでいて、かといって渋いだけでなく濃厚な味わいがあり、牛に良く合って、久しぶりに旨い独逸メシ喰いました（ワインは仏ものだけどね）。

喰い物ついでに、ＤＢ駅にあったマクドの広告看板。
ここでもSamurai Macだって。醤油ソースらしい。だから喰ってないけどね。
右下には、MacFizz Sakura／Südkorea（南鮮）って書いてあるけど、あすこんちではサクラって言わないだろう?! また文句言われなきゃ良いけど、ドナルドさん！

最後に上とは全然関係ないけど、多くの欧州各国では、今日未明より標準時に戻りました。
https://www.youtube.com/watch?v=OS4-1Qn4ONU（「フランクフルト・アム・」下の大きな時刻表示は「時計」アプリでなく切り替えられておらす、その上の小さな時刻と左下の針時計に注目！）
ＥＵでは、2019年に夏時間を止めるって決めたのに、未だに実行されていません。
早くじゃなくて速くやってくれよー！ 時計の針変えるのめんどいし、体調は優れなくなるし（特に標＞夏）、何よりPCなどのNTSCシステムと、メモリカードなどのFAT32間でタイムスタンプが１時間ずれて、バックアップコピーと同期するの大変なんだから!!
（了）