【寝台特急 サンライズ】楽しすぎて 寝不足の旅

2025/10/07 - 2025/10/09

35年前「寝台特急 カシオペア」で
東京から 函館へ行き
　
18年前「ブルートレイン 銀河」で
大阪から 東京へ移動
　
それ以来となる 寝台列車の乗車は
楽しすぎて 寝不足になるという
本末転倒な 電車旅
　
最高でした
　

エリア 丸の内・大手町・八重洲(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

日付が変わる直前
終電が迫っている JR大阪駅
　

大阪駅 駅

人が少ない 駅構内を歩き
11番ホームへ向かう
　

日付は変わり
午前0時すぎの ホーム上は
この通り ほぼ無人だが
　
その30分後…
　

電車が入線してくると
どこからともなく 乗客が現れ
一斉に カメラを構える
　

もはや 説明不要の人気列車
「サンライズ出雲・瀬戸」
　

新幹線を筆頭とした 列車の高速化で
次々と 寝台列車が姿を消す中
　
この サンライズ号は
東京～出雲　東京～高松
この 2路線を 今も現役で運行中
　

旅情気分に浸れる 寝台列車
　
チケットは 争奪戦で
発売直後に売り切れるのが当たり前だが
　
今回 運良く 寝台席を確保
　
ウキウキ気分で 終点・東京を目指す
　

午前0時半すぎ
サンライズは静かに 大阪駅を発車
　
ホーム上は 完全に無人となっていた
　

電車が左右に揺れる中
自分の寝台室へ向かう前に
まずは 車内散策
　
高揚した気分は 抑えられないな
　

車内配置図は こんな感じ
　
1～7号車の サンライズ出雲 と
8～14号車の サンライズ瀬戸
　
上りは この2列車が 岡山駅で連結され
終点・東京へ向けて 走ることになる
　

2階建て部分の B寝台を抜けた
隣りの車両が
　

「ノビノビ座席」
　
ただ「座席」といっても 席はなく
雑魚寝できる スペースが あるのみ
　

寝台料金 不要で
指定・特急料金だけで乗車できるため
この日も ほぼ満席
　
難点は 列車がカーブするたびに
頭が下がったり 上がったりするので
若干の気持ち悪さがある
　

さらに隣の車両に付いているのが
この シャワー室
　
利用するには 車内で発売している
「シャワーカード」が必要なため
誰でも入れるわけではない
　

今では珍しくなった 自販機も設置
　
長旅だしね
　

その奥には ラウンジ席もある
　

乗客なら 誰でも利用可能なので
夜の車窓を眺めながら
自販機のコーラを飲むのも悪くない
　

ラウンジの横に
シャワーカード発売機を発見したが
　

すでに「完売」
　
上り列車も 下り列車も
始発駅で売り切れるのが通常とのこと
　
ちなみに A寝台の利用者には
1人 1枚 シャワーカードが付くらしい
　

だいたい散策が終わったところで
ようやく自席へ向かう
　

今夜の「宿」は
サンライズ瀬戸 14号車の1階部分
　

B寝台シングル 2号室
　
客が入っていない部屋は
このように ドアが開いている
　

まずは外から じっくり観察
　
ベッドの広さは十分
窓も大きく 車窓を楽しめそうだ
　

ベッドの上には
枕・掛け布団・浴衣 が置かれ
　
小さなテーブルには
使い捨てコップ
　
足元には スリッパが置かれ
ゴミ袋も設置されていた
　
ここまで見終え ようやく室内に入る
　

テーブルの脇に コンセントがあったので
翌日に備え スマホを充電させていただく
　

ブラインドを開けて 外を見てみる
　

車窓は こんな感じ
　
車体に合わせ 窓がカーブしているが
これが 景色に広がりを持たせ
なかなか良い
　

一応「客室」なので
セキュリティも万全
　
室内からの ドアロックは もちろん
　

洗面・トイレなど 外出の際は
外側から「暗証番号」で ロック可能
　
物騒な世の中　これは安心だ
　

ハンガーに 服をかけ
狭めのスペースに荷物を置き
就寝準備
　

ベッドに座ると こんな感じ
　
1階部分の客席だが 天井の高さは充分
　
ただし…
　

浴衣の丈が 短すぎるな
　

大阪駅を出発した サンライズ
　
京都にも 名古屋にも停車せず
熱海までの 途中駅は どんどん通過
　

たまに 乗務員の交代で停車したが
客車のドアは開かないようだ
　

寝台列車なのに 寝る時間を惜しむのは
本末転倒か 至極当然か
　
深夜3時近くまで 読書したのち
　

せっかくの寝台列車なので
寝るのも楽しむとする
　
が しかし
　
ガタンゴトンの走行音と
　　心地よい 左右の揺れで
なかなか 眠りにつけなかった
　

ふと 目が覚めたのは 午前5時すぎ
　
サンライズの車内から
　　サンライズが見えた
　
それはそうと
熱海を出発したの 気付かなかった
　
短時間だけど 熟睡してたか…
　

通過駅のホームに
通勤・通学客の姿が見え
　

横浜駅 駅

京浜東北線と並走するようになれば
終点・東京駅は 目前
　

JR京浜東北線 乗り物

出発準備をし
数時間 世話になったベッドを片付け
後ろ髪を引かれるように下車
　

午前7時すぎ
サンライズは 東京駅に到着
　

サンライズ瀬戸 乗り物

反対側に停車した山手線からは
大勢の客が下車
　
現実に引き戻される光景だ
　

その 山手線に乗り換えて
目的地へ向かう前に
　

東京駅 駅

とりあえず 記念撮影しておいた
　

サンライズ出雲 乗り物

で 諸々と用事を済ませ
大阪へ戻るのだが
　
帰路は「ぷらっとこだま」の
グリーン車プラン
　

東海道新幹線 乗り物

往路は 寝台列車
帰路は 新幹線グリーン車
　
こんな旅も たまには悪くない
　
　
「鉄オタ」の旅　おしまい