バルセロナ旅行記3 ピカソとガウディを見る

2025/09/07 - 2025/09/13

主人と娘と3人でバルセロナへ行ってきました。

目的のサグラダファミリア教会は雨のため塔には登れず(旅行記2でご紹介)。

旅行記3では３日目、ピカソ美術館からグエル公園、祝日前夜のボルン地区の様子などをお伝えします。

バルセロナの2人の偉大な天才の作品は見応え十分でした！

エリア バルセロナ(スペイン)

3日目は朝9時からピカソ美術館。
日本でHPから予約済み。
宿泊先のHotel Goticoのすぐ横の大通りを渡ればピカソ美術館のあるボルン地区。
ホテルから歩いてすぐなので今朝は朝も少しゆっくり。

ボルン地区、初散策！

なかなかピカソ美術館が見つからない。
ウロウロして狭い道に入り込んだところで素敵なアートを発見！

もしかしてここが入り口かな？まだ9時前だし。
そう思ってウロウロしてたら中にいる警備員さんがこちらに手を振って全身で「入口は向こうだよー」ってジェスチャーで教えてくれた。
ありがとうございます、優しいわ、バルセロナの方。

結構狭い通りに入り口がありました。
木の扉が閉まっててわかりにくいのよ。でも1人並んでる方がいたのでわかりました。
この方がいなかったらまた素通りしてたかも。

9時になると同時に開門。
まだ10人も並んでなかったかな、スタッフに誘導されてQRコードを見せたらイヤホンガイドを借りに行きます。

ピカソ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

こちらがイヤホンガイドと大きな手荷物を預けるところ。
主人のザックはお預かり対象である。

イヤホンガイドは日本語はこれね、みたいな簡単な説明をされてポンと人数分渡された。

有線のイヤホン持ってきてなかったので小さな音で耳に当てて聴きながらまわる。

子供の頃の作品から順を追ってピカソの絵の変遷を辿れる展示は見応えありすぎてかなり時間を要します。

フラッシュ焚かなければ写真を撮っていいヨーロッパの美術館、有名な絵の前はちょっとした人だかりができます。

私はピカソのこの鳩の絵が大好きなので現物を見る事ができて大感激です。

ピカソ美術館は建物も古くて立派。
かなり手が加えられてますが、中にはこういう立派なお部屋も残してあります。

ピカソの絵の上を見上げると無茶苦茶豪華な天井だったりするのも面白かった。

ピカソ美術館のカフェでコーヒーを飲んでひと息ついたら11時半過ぎ。
2時間半も滞在してました。

ボルン地区をぶらぶら歩いていたら可愛いチョコレートショップを発見！
こちらはバルセロナ最古のチョコレート屋さん、アマリエのボルン店。

ミュシャの絵の缶が有名で、日本でも買えますね。

こちら、ばらまき用にぴったりのチョコ、bonbon。
花の形のチョコの中にオレンジやフランボワーズ、カバなどが真ん中に入ってます。
Made in Catalonia、しかも個包装でパッケージもご覧のようにとても可愛い！

量り売りもしていたので必要な数を買いました。

Chocolate Amatller (AMATLLER FLAGSHIP STORE) スイーツ

一旦チョコをホテルに置きに戻り、お昼ご飯を食べにサンタカテリナ市場にやってきました。
ランブラス通り沿いのボケリア市場よりも規模は小さく、観光客は少なめ。

建物は有名な建築家のデザインだそうで、なかなか斬新。

サンタ カテリナ市場 市場

中はとっても庶民的。
野菜や肉、魚、チーズにナッツやドライフルーツなど色々な食材の店が並んでいます。　　　
地元の方がお買い物されてました。

12時過ぎ、カタリナ市場にあるクイナス　サンタカタリナというお店にランチに入りました。
何軒か食事ができるお店がありますが、正面入り口の向かって一番右のお店。
ガラス張りの天井や窓から日が入る、明るく広いお店です。

クイナス サンタ カタリーナ 地元の料理

マグロとアボガドのサラダ。
このお店は和食の調味料を取り入れた料理も結構ありました。
ハンバーガーなどの定食もあり、地元の方も次々と入ってきてよく流行ってました。

お魚のフライ。
ポン酢とレモンと一緒に出てきました。
ビールが進みます！

バルセロナに来たら食べたいと思っていたパエリア。
こちらはシーフードパエリア。
ムール貝、エビ、イカが乗ってます。

お店の人がおすすめの山のパエリア。
うさぎ肉、なんかわからん黒いキノコみたいなのが乗ってます。
これはちょっとオイルが多め、肉は美味しかったです。

15時から予約しているグエル公園へ行く前に王の広場へ立ち寄り。
滞在したホテルのすぐ近くなのにまだ行ってなかった。

この辺りはバルセロナでも最も古い地区、中世の雰囲気が残ってます。

コロンブスが女王に新大陸発見の報告をした場所。
正面の階段を登り右手のライエタナ教会で謁見したと言われてます。

王の広場・宮殿 建造物

目を引くビルのような建物はかつて見張り台として使われた望楼だそう。

ゴシック地区散策の後は地下鉄とバスでグエル公園へ向かいます。

Google mapに従いJaume1駅からＬ4に乗り、Ｖ19のバスに乗り換えて向かいました。

バス停は公園入り口まで徒歩3分、とても近くまで行く事ができました。
ただしバスは激混み。地元の方も多い路線でご迷惑をかけてしまったと反省。
素直にタクシーに乗って行くべきでした。

グエル公園は事前に公式サイトで予約。天候が微妙だったのでバルセロナ入りしてから日時変更をしました。
空きがあればスムーズに変更できます。
東側の入り口からQRコードを読み取ってもらって入園。

最初にたくさんの柱の並ぶ丘に登りました。

柱の上には独特の形状の手すり。

結構急な坂を登っていきます。
この日は27℃。湿度が低いので日本よりマシですが、日差しが強い！

坂の上からは海まで一望出来ます。
面白い形状のベンチもあってしばらくのんびり景色を眺めて休憩。

ちょっと南国ぽい花や木が植えられているのも異国感があって面白い。

こちらはガウディが住んでいた家。
現在はガウディ博物館になっています。
別途料金がかかります。
特に並んでいる様子はありませんでした。

ガウディの家博物館 博物館・美術館・ギャラリー

中央広場までの坂道の途中には巨大なプランターが列を成してます。
乾燥地帯で育つ植物を中心に植えられているようです。

中央広場まで下りてきました。
こちらが有名な波型のタイル張りのベンチのある場所です。

現在ギフトショップになっている管理事務所の塔の上にある「4本腕の十字架」と海が見えてます。

グエル公園 広場・公園

おや、鳩。
モザイクタイルはどれもカラフル、ガウディが人が座りやすいようにと工夫して作ったベンチは本当に座り心地良し！

同じ中央広場からの眺め。
サグラダファミリア教会や海までよく見える！

波型のタイル張りベンチに座りたくさん写真を撮りました。

広場から下に降りるとこちらの回廊へ行くことができます。
ちょっと平衡感覚狂いそうな不思議な造り。

回廊を外側から見るとこんな感じ。
ずっと先まで行くと公園の端、管理事務所のある正門へとつながる道に出ます。

広場の下は市場として使う為に設計されたスペース。
柱は他とは違ってスッキリ。
広場に降った雨水が柱を通じて地下の貯水槽に集まる仕組み。
広場は実は濾過装置でもある、ガウディ天才！

天井には意匠を凝らした装飾が。
全て違うデザインで、こちらは太陽をモチーフにしたもの。

タコの足みたいなのもありました。

市場を抜けると正門へと続く階段に出ます。
ここは最も有名なあの子がいます！

トカゲくんです！
ドラゴンと紹介されることもありますが、私は大きなトカゲに見えました。

トカゲの置物がお土産で売ってたのを買わなかったこと、とても後悔してます…。

トカゲくんの反対側の腕のあたり、修復中なのかビニールシートで覆われてました。

トカゲくんの下には蛇のモチーフのオブジェ。

階段のサイドの市松模様の壁も素敵。

階段の下、ちょうどこの壁の後ろ側に広いトイレがあります。

階段の下にはお土産店になっている管理事務所と歴史博物館になっている守衛小屋が正門を挟んで建っています。

歴史博物館は建物に沿って並ぶ列ができてました。

お土産店はかなり狭いのですが、2階でmade in バルセロナのリングをゲット。
カサミラで同じリングをチェックしてたので、こちらで買えてラッキーでした！

トカゲの置物、買っておけばよかったと日本に戻ってから後悔。

グエル公園正門の門扉、グエルデザインの凝った作品です。

3時に入園して出たのが5時。
ここから坂を下り地下鉄L3のLesseps駅まで15分ほど歩いて行きました。

駅の階段を降りる時、後ろから来たお姉さんが娘に「カバンを体の前に持って行くように」と、ジェスチャーで注意を促してくれました。

地下鉄に何度か乗って「綺麗だし安全じゃない？」とちょっと気が緩んでいたのですね。
声をかけてくれたお姉さんに感謝です。

地下鉄L3のLiceu 駅を降りると地上はランブラス通り。
ホテルに戻る途中にレイアール広場があるので立ち寄りました。

レイアール広場 広場・公園

レイアール広場にある、ガウディ設計のガス灯。

広場を囲む建物は現在も人が住んでいて、一階はレストランやバルが軒を連ねてます。

Ferran通りからの入り口にあるTKOタコスというお店はいつも地元の方の行列ができてました。

レイアール広場からカテドラルへ行く途中のジェラート店に立ち寄り。
ジェラートのお店はたくさんありますがGoogle mapで評判の良かったこちらGelaaati Di Marcoへ。

種類が多く迷っていたらお店のお兄さんが試したいのある？と何種類も試食させてくれました。

暑い中、溶けないように急いでサンジャウメ広場の市庁舎の影に移動、腰かけて食べました。美味しかった～!

ジェラーティ！ スイーツ

一旦ホテルに帰って一息ついたら晩ご飯食べにまた出かけます。
ゴシック地区のホテルの近く、L Antic Bocoi del Gotic
Google mapで高評価のお店。18時半頃予約無しで伺いました。

時間が早かったので席に空きがありスムーズに入店できました。

オーナーが英語でメニューの案内をしてくれます。
オススメのトマトとツナのサラダ。めちゃくちゃ美味しかった、また食べたい。

ここでもビール。

イベリコ豚の生ハムとバンコントマテ
パンにトマトとニンニク、オリーブオイルを塗ったパンコントマテに生ハムを乗せて食べます。
どちらも最高！

この頃には店内ほぼ満席。

平たいパン、フラットブレッドに肉や魚を乗せるのがこの店のメイン料理。カタルーニャ地区伝統のコカスというそうです。

オーナーオススメの魚のグリルを乗せたコカスをオーダー。
お腹いっぱい！
ビール3杯、ボトルの水と合わせて72.75€！！

20時半、お店を出るとゴシック地区の路地は人も減って落ち着いた雰囲気。
開いているお店も多いのでそこまで危険な感じはなく、もう少し歩くことに。

ボルン地区のサンタ.・マリア・ダル・マル教会に来ました。
夕方から無料で見学出来るそうです。

この日はカタルーニャの日という祝日の前夜。
警察車両が広場に何台も停まっていて物々しい雰囲気。

教会の裏側の広場には明日のデモ行進の為の旗やTシャツを売るテントが立ち、多くの人で溢れていてびっくり！

これはマズイと早々に立ち去りました。

ボルン地区から歩いて海の方へ。
海岸沿いの道にはロイ・リキテンスタイン作のバルセロナヘッド！
少し先にはラ・ガンバというエビのモニュメントもあります。

バルセロナ ヘッド モニュメント・記念碑

21時頃の海沿いの広場には散歩したり座っておしゃべりしたりと多くの人が集まってきていました。祝日前夜で人出も多いよう。

この辺りは雰囲気が横浜にとってもよく似ています。

しばらく海辺で涼んだら歩いてホテルに戻りました。
祝日は美術館が無料との情報をゲット、この日のうちにカタルーニャ美術館を予約。

最終日、カタルーニャの日はどんな雰囲気か、そして突然の雨に見舞われた最終日の様子は旅行記4でお伝えします！