バルセロナ旅行記2 サグラダファミリア教会雨に泣く

2025/09/07 - 2025/09/13

バルセロナへ主人と娘と3人で行ってきました。

雨の少ないバルセロナで雨に見舞われ、残念ながらサグラダファミリア教会の塔に上がれず。

最終日は祝日、カタルーニャの日で街中ではデモ行進が！

旅行記2ではサグラダファミリア教会、カタルーニャ音楽堂の様子を中心にお伝えします。

雨で予定を変更しながらの王道バルセロナ観光の様子をお届けします。
皆様の参考になれば幸いです。

エリア バルセロナ(スペイン)

バルセロナ２日目の朝。
ホテルゴテイコの朝食は7時から10時半まで。
朝食付きでの予約だったので毎日利用しました。

この日は7時過ぎに朝食会場へ。

沢山のペストリーにサラダ、フルーツ、卵料理など、かなり充実してます。

ゴティコ ホテル ホテル

毎日同じものが並びますが品数が多いので飽きずに利用できました。
スペインは果物がとてもおいしい！
葡萄、スイカ、メロンいずれも甘くて毎朝たくさん頂きました。

２日目は朝イチでサグラダファミリア教会を予約しているので地下鉄で向かいました。
ホテルの目の前がJaume 1駅。
T-FAMÍLIA という家族で使い回せるチケットを買いました。
1人がタッチしてゲートが開いたら次の人にカードを渡すという、なかなか面白い仕組み。

地下鉄の乗り継ぎはちょっと不安でしたがGoogleマップの経路検索に従い移動。
駅の表示は東京の地下鉄とよく似てます。
地図やサグラダファミリア教会マークで出口を表示しているので分かりやすい。

着いた！ここに来たくてバルセロナに来たんです！
公式サイトから塔に登るツアーを予約して楽しみにしてました。
ただこの日は朝から雨が降ったり止んだりしていました。なんだか嫌な予感…。

チケットはアプリをインストールしてQRコードを提示。
最初の入り口で目視でチケットチェックを受けたら建物内でセキュリティチェックを受けます。
セキュリティチェックは空港並み。
最後にチケット改札機にコードをかざすと入場です。
パスポートは提示不要でした。

9時前に門の前で待機していると9時ちょうどに開門。

生誕のファザードから入ると真正面にマリア像。
その美しさに胸が詰まって泣きそうになりました。

サグラダ ファミリア 現代・近代建築

完全予約制なので朝イチは人も少なく、厳かで静かな聖堂の中をゆっくり見て回れます。
塔の最初の案内が9時15分から。
朝イチで入ったのは大正解でした。

さて、そろそろエレベータに並ぼうかと乗り場へ向かう。あれ、まだ誰も並んでない,…

係のお姉さんが申し訳なさそうに、雨で塔には登れないという。エレベータ分は公式サイトからの予約だから何もしなくても返金されるから安心して、と。(ちゃんとカード会社に返金されてましたよ)

天候によっては登れない事はわかってたけどショックでしばし呆然。

でも気を取り直し、美しいサグラダファミリア教会をじっくり見ることにしました。

とにかく立派！
見どころも多くて中も外もじっくり見たので教会を出たのは１２時過ぎてから。

サグラダファミリア教会の最も太い4本の柱の一つ。
この上に塔が立っているらしい。
柱と柱の間に椅子が並べてあり、正面が祭壇になってます。

地下の資料展示も充実！
明確な設計図はないと言われるサグラダファミリア教会。
このような模型を使って実際の建築を進めているらしい。

地下にはガウディのお墓もあり、資料館からガラス越しに見ることが出来ます。

こちらはガウディがサグラダファミリア建設にあたり作った逆さ吊り模型(フニクラ)の復元。
力学的に可能か、こうした実験をして熟考の上に建てられていることが地下の展示でよく分かります。

その他にも彫刻やステンドグラスなど、建築に関わる史料がわかりやすく展示されている地下も必見です。

ちなみに地下には二箇所トイレがありますが、一見するとただの壁です。でも人が並んでるのですぐわかります。

こちらは現在建築中の栄光のファザードの扉のレプリカ。
各国の言葉で主の祈りの一節が書かれています。右上の方に日本語もあります。

栄光のファザードが祭壇の正面の門、正門になります。

アプリから音声ガイドをダウンロードして聴きながら見て回りました。
とても分かりやすく丁寧です。
場所ごとに音声が分かれているので便利。
聴きながらじっくり見ていると時間はかかりますがオススメです。

こちらの生誕のファザード側の彫刻は写実的。
キリストの生誕の様子が描かれているファザードです。

こちらは受難のファザードの門。

キリスト誕生の喜びを表す生誕のファザードに対し、受難のファザードはゴルゴダの丘で十字架にかけられたキリストを表していて固い印象を持たせる造り。

門の柱もまるで骨や張り切った筋肉の筋のようです。

受難のファザードは人体をモデルにしていて、こちらはまるで背骨のよう。

後方には建築中のクレーンが見えます。

因みにこの時も直前まで土砂降りの雨。

午前中は傘が必要な本降りの雨でしたが、見学を終えて有料エリアを出る頃には晴れ間が出てました。

外に出る12時過ぎには教会内部はかなりの人で溢れていました。
朝イチの厳かで圧倒される雰囲気は格別だったので、塔は登れなかったけど9時入場を選んでよかったです(ちょっと負け惜しみ感)。

サグラダファミリアを出て近くのパン屋さんへ。
こちらはバルセロナウォーカーというサイトで紹介されていたところ。
サグラダファミリアから歩いて5分ほどのform mas
Calidaf
カウンターでパンと飲み物を選んで中の席に着いて食べました。

私たち以外は地元の方がほとんどのよう。
手前の甘ーいパンとエンパナーダという中に具材の入った餃子みたいな形のパンが美味しかった！ソーセージクロワッサンは普通でした。
どれも大きいので軽い昼食には十分。そして12.15€と安かった！

お昼を食べたらサグラダファミリア教会の全景を見るべく、教会の横にある公園へ。

池のある公園は生誕のファザード側。
池と教会を一緒に撮るための人がたくさん！

そしてなんと！この時間には塔の上へ人が登っているではありませんか！これだけは運なので仕方ないけど本当に残念でした。

反対側、受難のファザード側の公園も多くの人で賑わってました。

本当は午後にグエル公園へ行く予定でしたが、天気の良さそうな翌日に変更。
午後はグラシア地区のガウディ建築を見に移動です。

地下鉄Ｌ５でSagrada FamiliaからDiagonal まで移動。
そこから歩いてカサ・ミラへ。
入場料がお高いので外観を見てその後は一階のミュージアムショップへ。
こちらの店がとても素敵でついつい長居。主人は娘にリングを買ってあげてました。甘いなぁ～

カサ ミラ 現代・近代建築

カサ・ミラ前のグラシア通りは名だたるブランド店が並ぶ銀座のような通り。
歩道が広く、ベンチもあるのでちょっと座って休憩も出来る。

ロエベは外まで人が並ぶほど混んではいませんでした。
まあ、入店してないので中の様子は分かりませんが。

グラシア通り 散歩・街歩き

カサ・ミラからしばらく下っていくとカサ・バトリョがあります。
こちらもガウディを代表する建築。
見学の人の列が少しできてました。
ここも結構お高いんですよ。

この後にカタルーニャ音楽堂へ行きたいのでパスです。

カサ バトリョ 現代・近代建築

２日後の9月11日はカタルーニャの日という祝日。
街中にはカタルーニャの旗やこのような飾りがたくさん出てました。

カタルーニャ音楽堂に入る前に近くのチュロスのお店　Laietanaに入りました。
狭いしクーラー効いてなくて暑かったけどチュロスとホットチョコレート、それに熱々のカフェコンレチェ(カフェオレ)どれも美味しかった！
全然英語通じないけどカタコトのdos cafe conlecheが通じて嬉しかった。

チュレリア ライエタナ スイーツ

チュロスは揚げたてでサクサク！
おじさんがとにかくずっと揚げているので出来たてが食べられる。地元の方もたくさんいらっしゃるお店なので長居は無用。
帰り際には忙しい中お店の人が笑顔で声かけてくれる。いいお店でした。

チュロスを食べたらカタルーニャ音楽堂へ。大きな通りから少し奥に入った狭い道にあります。
当日券は一階の券売機でガイド付きツアーが購入できました。
我が家はその場でネットから入場券を購入。時間指定があり、ちょうどいい時間を取れたのですぐに入場できました。

カタルーニャ音楽堂 建造物

中は本当に豪華でカラフル、可愛い！！
このテラスの柱は全部少しずつ模様が違います。

インスタ映えスポットなので海外の方も順番に並んで写真撮ってました。

一階席からステージを眺めると正面に立派なパイプオルガン、右手にはベートーベンの胸像が見えます。

ガイドツアーの方は一般の立ち入れないステージにも上がって話を聞いていました。

3階席に上がると窓や天井の素晴らしいステンドグラスをより間近で見る事ができます。
淡いパステルカラーでとても落ち着く色合い。夜のコンサートで見学も可能なカタルーニャ音楽堂ですが、このステンドグラスの美しさは昼でないと見られません。

この天井！本当に綺麗なブルーだったんですよー。
ホール内の席に座って涼みながら休憩も出来るので暑い中カサ・ミラから歩いてきた私たちにとってはまさにパラダイスでした。

三階席で休んでいると突如パイプオルガンの音色が！
ガイドの方がツアーの最後に弾いてくれるんです。
私たちも一緒に聴かせて頂きました、おこぼれありがとう。
長居したので二回オルガンを聴くことができました、ラッキーです。

天井にはベートーベンやショパンなどの名前も！
とにかくどこを撮っても絵になる、なんとも可愛く美しい建物でした！

カタルーニャ音楽堂の中を堪能したらまたまたカサ・バトリョの近くまでテクテク歩いて戻りました。

目的はこちら、Vinitus で晩ご飯！
相変わらず予約もせずに、のこのこと出かけましたが18時前だったので店内のテーブル席にスムーズに案内してもらえました。

クロケッタ、本日のおすすめのピンチョスを二つ。
そしてここでもビール。

ビニトゥス 地元の料理

今回絶対食べたかったマテ貝。
とても美味しかった！

店員さんのサーブもスマートで英語もわかりやすい。

カウター席とテーブル4つが一階、2階もあるようです。
私たちの後しばらくして一階のテーブル席は埋まりました。

vinitusか系列の旗艦店Cerveseria Catalanaに行ったら絶対頼もうと思っていた一品、牛肉とフォアグラのピンチョス
オーダーで困らないようにメモに書いてあったのを見せたら笑顔で用意してくれました。
赤身のお肉、最高！！

これも食べておくべきだよな、と頼んだタコのガルシア風

バルセロナのタコ、柔らかい
バルセロナのエビも柔らかかった

最後のデザートにクレマカタラナとアイスを頼みました。
86.7€、飲み物は多分ビール2杯とグラスワイン、クララというビールをレモンジュースで割ったもの、水だったかな。

グラシア通りのadidasの看板、大きなスーパースターが乗ってて素敵。
グラシア通りから歩いて帰る途中にデパートに立ち寄りオリーブオイルを購入。
娘は途中のZARAで試着の為に並んで洋服買ってました。
ZARA、よく混んでたな。
この後はホテルまで歩いて帰って就寝。
昨日も今日も2万歩、しっかり歩いてました。