2019/10/09 - 2019/10/12
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無人(muto)さん
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2019年9月末に米国入りし、23日間でいくつもの場所を回ってきた。
その旅の第11日目から14日まで、イエローストーンからグランド・ティトンを訪れた時のことを、旅行記として記録しておきたい。この23日の旅のメインイベントは BABYMETAL のUSツアーを観戦だったが、途中、1週間ほどライブがない期間があったので、この期間を利用してイエローストーンとグランド・ティトンに行ってみたのだった。
このページはイグランド・ティトンとコンサートの合間に訪れたサンフランシスコとポートランドを「その③」として掲載している。
イエローストーン前・後編も別途投稿した。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ユナイテッド航空
-
午後2時過ぎにイエローストーン国立公園の南口をでて、南下しグランド・ティトン国立公園へ向かった。グランド・ティトンは、山、湖、川、牧場などの壮大な大自然の風景を見られる、撮られるはずの場所であり、イエローストーンのどちらかというと奇景とは違う楽しみ方をするつもりだった。
15分も走るとチラチラとティトン山脈(Teton Range)の山々が見えてくる。 -
ジャクソン湖(Jakson Lake)にさしかかって最初のターンアウト(Turnout 路肩パーキング・エリア)に停めてみた。
黄色の木々、湖水、湖水の向こう側の山々...この公園では山、水、秋をテーマに撮影する風景を探してみたいと思っていた。これは、その最初の一枚。 -
次のジャクソン湖展望所(Jackson Lake Overlook)にも停めてみた。ここでは湖畔まで歩いて行けて対岸の山々がよく見える。左から2番目の頂がグランド・ティトン山(Mount Grand Teton)で正面はティトン山脈の北の方の山々だ。この頃からティトン山脈の方から雲が濃くなってきはじめていた。
更に南下していると、ジャクソン・レイク・ロッジ(Jackson Lake Lodge)の案内板が見えたのでよってみた。宿泊予約しようとしたけれど、既にシーズンが終わってクローズしていたホテルだ。がらんとしていた。 -
ホテルのすぐ近くにある アッパー・ウィロウ・フラッツ(Upper Willow Flats Overlook)という展望所からの景色。低木まで秋色になったウィロウ平原とジャクソン湖越しのティトン山脈。正面の尖った頂はグランド・ティトン山。良いアングルだ。
更に進み、すぐ先のT字路を左折して オックスボウ・ベンド(Oxbow Bend)へ向かった。ここは、スネーク川が蛇行する箇所でモラン山(Mount Moran)を背景にした景色が素晴らしいところだ。事前にネットで見て、水面が鏡面になっている状態に遭遇すれば滅茶苦茶嬉しいと思っていたところ。 -
ここだ!
山はわりとくっきり見えていたが上空に雲が広がっていて青空との対比は見られなかった。また、川面にもさざ波があった。期待通りの景色が見られたわけではなく、残念だった。 -
10分ほどいて、川面が一番静かだった時に撮った一枚。
この時、午後3時頃で日没時間午後6時48分頃に戻ってこようかとも思ったが、空模様から夕焼けは期待できそうになかったので、次の日に期待することにした。
この日の宿泊は、12kmほど東に行った牧場にあるその名もハート・シックス・ランチ(Hear Six Launch)というホテル(?)だった。US-287をそのまま進み、公園のゲート、モラン・エントランス(Moran Entrance Station)を通過し、バッファロー・バレー・ロード(Buffalo Valley Road)へ左折。3kmほど行くと牧場にたどり着く。 -
スネーク川、牧場、黄葉、ティトン山脈の山々・・・ホテルロッジ前に広がる牧場の光景
チェックインをすませ荷物を部屋に入れたのだが、目の前の風景が素晴らしいので散歩した。 -
馬が移動している時の一枚
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まだまだ沢山いる。
ホントに飽きない風景だった。
ホテル・キャビンは木造の長屋のような棟の一室でかなり古いようで設備更新もされていない様子だった。また小綺麗とはとは言えず、「まあ、こんなもんか」という感想。 -
あ~あ、天気がよくない...目覚めの感想。
さて、どうしようかと思った。旅行日程を変えることはできなさそうだということも確認し(ジャクソン・ホール→L.A.の便が取れそうにない。翌日、天候が劇的に回復するという予報でもない。どちらかというと悪化。)、くよくよ考えてもが仕方ない。なるようにしかならないと思い直した。 -
ということで、もう9時近かったが、ゆっくりと朝食をとることにして、レストランに行ったのだが「暖かいものが食べられるのでよしとする」といった程度のレベル。
全てにおいて(景色は除く)上等とは言えない宿泊施設だった。 -
By Google Maps
この時はどこに行くか漠然とした目的地しかなかったが、結果的にティトン・パーク・ロード(Teton Park Road)を中心に回った。
ハート・シックス・ランチをでて、US-89/191へ入りオックスボウ・ベンドを過ぎたところで、左折してティトン・パーク・ロード(Teton Park Road)に入る。ジャクソン湖、ジェニー湖(Jenny Lake)を回ってUS-89/191にぶつかって、もう一度モラン・エントランス付近まで戻り、そこから引き返して空港を経由してジャクソン・ホールのホテルに向かうというルートだった。 -
何じゃ、雪だと!
ホテルをチェックアウトしようと外に出るとこの状況。まだ10月の初旬で、まだ降らない...と思っていたけれど甘かった。標高2,000mくらいの高地だった。冬も早い。 -
スネーク川も真っ白
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木々には雪が付いている。真冬の景色としてはよく見るけど10月としては見たことあったかなぁというレベルの寒さ。
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オックスボウ・ベンドのターンアウトに来てもこんな感じ。黄葉に雪という...
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川の方。
30分ほど待っていたら、雪はやんで背後の山がチラリと見えた。 -
青い空と山が顔をだした!
更に30分ほど待ってからの一枚 -
オックスボウ・ベンドを離れる前の一枚。
残念ながら期待したオックスボウ・ベンドの鏡面、青空といった画は最後まで撮ることができなかった。
オックスボウ・ベンドから、公園のモラン・エントランスを通ってジャクソン湖の方へ向かったのだが、モラン・エントランスで、「イエローストーン方面通行止め」の案内板がでていた。積雪のためらしい。ということは、旅程が一日遅かったら、イエローストーンからグランド・ティトンへ来るには数百キロの迂回を強いられたかもしれない...今後来ることがあればしっかりと時期を選ぶべきだということを痛感。 -
ジャクソン湖畔のいいアングルはないかと探していたところ、シグナル・マウンテン・ボート進水プラットフォーム(Signal Mountain Boat Launch)という車で牽引して持って来たボートなどを湖に浮かべるためのスロープなどが設置してある場所を見つけた。
少し青空は見えたが、モラン山などの頂には雲がかかっていた。残念。 -
右の方の青空が広がっているあたり。目の前の島が気になるw
正面の山は標高3,433mのイーグル・レスト・ピーク(Eagle Rest Peak)
この後は、景色がよいターンアウトに停車して、写真を撮りながら進んだ。 -
ここはモラン山ターンアウト(Mount Moran Turnout)
モラン山が目の前に見えるが、雲がかかっていて「玉梓が怨霊」がでてくるような雰囲気(古っw)
次に立ち寄ったのは、マウンテン・ビュー・ターンアウト(Mountain View Turnout)だったが、前のターンアウトの時と同じような見え方で、同じような雲がかかった景色だった。 -
ただし、山が近くて麓辺りの斜面がよく見えた。
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カスケード峡谷ターンアウト(Cascade Canyon Turnout)でも様子は変わらずだった。斜面が幻想的な感じでそれなりに楽しめた。
しかし、本来の見どころのはずの峡谷はほとんど見えなかったのはいたしかたなしか。
ティトン山脈は、氷河によって削り出された山々である。幾筋もの氷河が谷を削り(U字谷)、稜線を作り、頂を残してできている。このカスケード渓谷は、そんな削り出された谷の一つであるが、その後氷河が溶けた水が流れるようになり浸食によってV字谷に変わってより深くなった。
なお、この高地全体が同じようなプロセスで形成されたとのこと。一面を覆っていた氷河がU字谷を削り出しながら後退し、氷河から溶け出した水が氷河湖を作り、削り出された土砂を堆積させ、隆起などで氷河湖の水がなくなったら平地ができあがったということ。滅茶苦茶規模のでかい「上高地」ということのようだ -
次のティトン・グレーシャー・ターンアウト(Teton Glacier Turnout ティトン氷河展望所)では少しは山が見えてきた。
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南の方を見ると氷河が形成した稜線と谷の繰り返しがよくわかる。晴れているより3D感がするのだろうか。
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これがティトンの氷河。
ここを出るとティトン・パーク・ロードからUS-89/191にぶつかって左折。モラン・エントランス方向へ戻った。 -
次のターンアウトはティトン・グレーシャー・ビューポイント(Teton Glacier Viewpoint)だったが、今までいたターンアウトとあまり変わらないビューだったのですぐに再出発。
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よく見えていたティーウィノット山(Teewinot Mountain)に繋がる稜線と背後のグランド・ティトン山
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次に行ったのはJ.P.カニングハムという初期入植者の牧場跡と残存する小屋(J.P. Cunningham Cabin)。小屋は1900年頃の建築らしい。
この場所から見えるティトン山脈はティーウィノット山とその北のセント・ジョン山(Mount St. John)が正面だが、全体に雲がかかっていて...この日は一日こんな天気だった。 -
「シェーン、カムバック!」という声が聞こえそうな感じだったのでモノクロに仕上げてみた。実際のロケ地はここではないらしいが、この辺りであることに間違いない。といっても、映画はテレビの洋画劇場かなんかで見たことがあると思うが、ほとんど覚えていない...
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最後はスネーク川展望所(Snake River Overlook)
ティトン山脈を背景にスネーク川を見下ろせる唯一のビューポイントだと思う。蛇行する川を入れたアングルは雄大としかいいようがない。 -
アメリカの写真家アンセル・アダムス(Ansel Adams)が撮った有名な写真に敬意を表し、モノクロにしてみた。手前の木が伸びて川が見えないことは残念だが、70年以上前の状況と同じということは期待できない。これで満足である。
まだ遅い時間ではなかったが、空港を下見してジャクソン・ホール(Jakson Hole)の宿に行くことにした。翌朝のフライトは8:30のユナイテッド便だったので結構早い。レンタカーを返す時に迷わないように下見することにしたのだ。実はこれが大正解。エイビスの返却場所が見当たらなかったのである。他の会社の人に聞いてみるとエイビスは町中にしかないと教えてくれた。思いもつかなかった。契約書を調べて見ると確かに町中の住所だった。町中の営業所に行ってみると、そこで返却すれば空港までシャトルをだしているということだった。朝一番の便の時間を教えてもらって。ホッ。
*2025年の情報では、営業所は空港にあり、町中にはないようである。それが普通だろう。
宿泊したところは、Mountain Modern Motel。車で泊まる典型的なモーテルだった。夕食は近くのウェンディーズでテイクアウト。撮った写真をみながら、ゆっくりした。Mountain Modern Motel ホテル
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翌朝、レンタカーをドロップし、シャトル第一便で空港へ。着いたのは6時過ぎ。ゆっくりと朝食をとって余裕で搭乗し、ロスアンゼルスへ飛んだ。
グランド・ティトンは大自然豊かなところで素晴らしい写真が撮れるポイントが多い。もし、次の機会があれば天候を考慮して計画したいものだ。 -
この旅行では、イエローストーンに来る前にサンフランシスコに4泊していた。ベビーメタルのコンサートを観るのが目的だったが、市内を回ることができた。なお、サンフランシスコではBART、地下鉄、トラム、バスを使っての観光だった。撮った写真を何枚か掲載しておく。
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イエローストーンへ飛んだ時に撮った市街地
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サンフランシスコといえば坂道
パウエル・ストリート(Powell Street) -
サンフランシスコに来ても、これまで行く機会がなかったゴールデン・ゲート・ブリッジ(Golden Gate Bridge)を観たくて、すぐ近くのビューポイントまで行くことにした。
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トーピード・ワーフ(Torpedo Wharf)からの眺望
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かの有名なアルカトラズ島(Alcatraz Island)も見える
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Google Mapで、手前の海に伸びる桟橋にZARDの「あの微笑みを忘れないで」のPVロケ地と記載があった。知らなかった。知っていたら桟橋全体を映したのに...遅し。
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翌日訪れた、ランズ・エンド(Lands End)のコースタル・トレイル(Coastal Trail)から
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シール・ロックス・ビーチ(Seal Rocks Beach)に降りてみた。
ところで、宿泊は Parc 55 San Francisco - a Hilton Hotel だった。日本を出国した時は、別のホテルに予約を入れておいたのだが、旅の途中で一緒になった米国人に「そのエリア(テンダーロイン地区)はヤバい。できれば違うところに泊まった方がいいぞ」と薦められた。コンサート会場からはあまり離れたくないので、ひとり旅には贅沢だが近くのHiton系に予約を入れたという経緯。新しいホテルではないがセキュリティもしっかりしていて安心だった。ヒルトン パーク フィフティファイブ ホテル
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素晴らしかった、ティモシー湖(Timothy Lake Googleレンズに聞いたらトリリアム湖(Trillium Lake)と言い張る。時間が経って記憶が確実ではない...悔しいので一応記憶の通りに書いておくw)
背景の山はフッド山(Mount Hood)。映り込みもきれいだった -
黄葉も映り込んでいた
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マガモかわいい
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きれいな青い鳥がいた。帰って調べたらステーシー・ジェイ(Steller's Jay)というらしい。
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湖の帰路、メインの通りから少し入ってみたら、この秋景色。
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立ち寄ったドッジ・パーク(Dodge Park)
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ヨンスルド(?)・ビューポイント(Jonsrud Viewpoint)からの眺望
素晴らしい!
住宅地にあるビューポイントだが、かつて、オレゴン州のベスト・ビューポイントの一つにも選ばれたらしい。
これで、ポートランド郊外のドライブで撮った写真掲載も終了。
4Travelに掲載したイエローストーン、グランド・ティトン、サンフランシスコ、ポートランド以外もデンバー、ソルトレークシティー、ラスベガス、フェニックス/テンピ、サンフランシスコ、ロスアンゼルス、サクラメント、シアトルを訪れた。実に満足した23日間だった。
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USA October 2019
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