阿里山森林鉄道に乗って巨木の森へ　３日目

2025/08/15 - 2025/08/20

阿里山森林鉄道が全線開通したと聞いたので、念願の阿里山へ行ってきました。登山鉄道はなかなか切符がとれないと、たくさんのブログに書いてあったので、行きか帰りのどちらかでも登山鉄道に乗れればよい（最悪バスで）と考え、覚悟を決めて航空券とホテルを先に予約しました。

行きの列車は発売日に３席しか発売されず自分の情報を打ち込んでいるうちに売り切れてしまったのですが、帰りの列車は５席分の発売で焦りながら自分のパスポートナンバーなどを打ったら運よく予約できました。行きの列車の切符は、乗車二日前（日本を発つ日）の朝、５席分が売り出され、予約できました。結果、往復とも列車で移動できました。ふたを空けてみたら、帰りの列車はかなり空いていたので、直前に旅行社向けに確保されていた分が放出されるのかもしれません。

列車はかなり揺れるので酔い止めが必要とありましたが、そんなに酔うこともなく無事でした。ただ、初めはちょうどよかったエアコンの温度ですが、列車が進むにつれだんだん寒く感じられるようになって、途中でウィンドブレーカーを着ました。冷房対策は必要かと思います。レインコートや雨傘も忘れずに。

台湾の言葉、英語、日本語であらかじめ録音された案内が車内放送で流れますが、あまり内容が聞き取れませんでした。これとは別に、女の車掌さんが台湾の言葉と英語でずっと説明をしてくれますが、これもほとんど聞こえませんでした。全部で４時間かかりますしチケットも安くはないですが、車内でのアナウンスも含めて特別な観光列車と思えば体験してみる価値はあると思います。

エリア 阿里山周辺(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 航空会社: エバー航空

ヨーヨーホテルの朝食

「冬瓜檸檬」と書いてありました。
今まであじわったことのない不思議な味がしました。

このホテル駅前にあってとても便利です。
グーグルマップに掃除が行き届いていなくてほこりだらけと書いてあり、恐れていたのですが、それほど汚くはなかったです。施設は古いけれど、特に汚いとも思いませんでした。

阿里山の前後にここで２泊しました。１泊目、窓なし部屋は除湿器のようなものがゴウンゴウンとうるさく、時々壁から謎の機械音もしていたのですが、２泊目のツインの部屋は広くてきれいでよかったです。スタンダードツインかダブルの部屋を選べば問題ないかと思います。

ヨーヨー ホテル ホテル

ホテルのビュッフェです。泊まっている方は地元の方が多かったようです。

ビュッフェ会場からの眺めです。線路の目の前です。

線路がよく見えるので、鉄道好きな方はそちら側の部屋をリクエストするのもありかもしれません。

朝、嘉義の駅へやってきました。往復の切符は昨日のうちに窓口で発券してもらいました。
これは向かいの台鉄嘉義駅のホームに入ってくる列車です。

台鉄嘉義駅 (嘉義火車站) 駅

古い給水塔のようなものがあります。今は使われていないのかな。

時間があるので給水塔？のところまで行ってみました。中にガラクタがおいてありました。「南無阿弥陀仏」の文字があります。

いよいよ出発です！満席でした。

日曜日だったので、家の前で列車が通るのを待っていて、手を振っているお父さんと小さい息子さんがいてアッと思ったら、家の前で手を振っている５歳と３歳くらいの姉妹もいました。
ちゃんと時刻に合わせて家の前で列車が通るのを待っているんです。森林鉄道は地元の人に愛されています。

みんな終点の阿里山まで行くのかと思ったら、奮起湖の駅で降りていったお客さんがけっこういました。

台風の影響でしょうか。
途中、倒木や折れた枝があちこちに見られました。線路を塞いでしまわないよう、切ってありました。

心配して朝から酔い止めを飲んでいたのですが、全く酔いませんでした。
でも、かなり急カーブを行くので、酔い止めは絶対のんでおいた方がよいです。

奮起湖で停車、列車は６５分後に発車します。

みんな大きな荷物は置いたままでした。

奮起湖弁当です。自分の席を確保してから、注文の列に並ぶのがポイントです。
先に注文の列にならんでしまい、注文の時、お店の方に「先に席を見つけてきてください」と言われ、席を見つけてからもう一度注文の列の後ろに並び直すことに。

奮起湖の街は（私の予想以上に）大きくて、商店だけでなく、宿などもそこそこありそうでした。
もっと散策してみたかったです。

Fenchihu Hotel ホテル

こんなふうに、線路をまたいで自由に歩き回れます。

トイレのトイレットペーパーがきれていたので、自分のティッシュペーパーを持って行くのを忘れずに。列車が到着すると人が集中してしまい、なくなってしまうのかも。
そして女子トイレ混んでいると１０分くらい並びます。発車時刻が迫っているとあせるので、早めに並んだ方がよいです。

二萬平駅で５分ほど止まりました。（トイレへいっている人もいました。）

車掌さんがみんなの動きに注意しているので、万が一にも置いて行かれることはないと思いますけれど、ハラハラします。
眺めがよければ写真を撮るのですが、霧が出てきました。

３時に阿里山の駅に着きました。気温は１７度です。
雨がザーザー降っていました。

明日のご来光鑑賞列車は４時４０分発で、日の出は５時４０分です。
天気はどうなるかわかりませんが、えいやっと窓口で明日の切符を買ってしまいます。

日の出が見られた日は〇、見られなかった日には×が記されています。
今月（８月）は今のところ五分五分の確率ですね。

夕飯はニラ餃子定食で簡単に済ませます。

雨は降っているし、暗くなりかけていましたが、慈雲寺まで傘をさして歩いて行くことにしました。

途中、豪華ホテルのロビーのシャンデリアが見えました。
ああ、あそこに泊まりたかった。
他の方のブログによるとケーキがおいしいみたいです。今度行ったらお茶だけでも飲みに行きます！

帰りには道がどんどん暗くなり周りに人はいないし、恐ろしくなって小走りでホテルまで戻ってきました。そこら中に猿がいて、人がいないと思ってリラックスしているところ、桟道を私が走ってくるのに気づいて、あわててちりぢりに逃げ去っていきました。驚かせてごめん。

有名な阿里山郵便局です。竜宮城みたい。

この隣の敷地に私の泊ったホテルがありました。