2025/08/27 - 2025/09/03
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tamtravelさん
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所用で急遽渡英することになったので、それに合わせてウェストミッドランズエリアの世界遺産を巡る旅。
この日はバーミンガムから西に向かい、2つの世界遺産を見る予定。
最初は「アイアンブリッジ峡谷」(1986年世界文化遺産登録)を訪れました。
次に「ポントカサステの水道橋」(2009年世界文化遺産登録)を訪れました。
どちらも長年行ってみたいと思っていた場所だったので、とても感動しました。
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ホテルで朝食。
ホリディインなので、アメリカ人も多いみたいです。3つ星ホテルですが、グルテンフリーのパンやシリアル、ソイミルクまで揃っています。今日も美味しく頂きました。ポップアップトースターの使い方にも慣れ、トーストの焼き加減も良い感じ。美味しい。
初日のトーストは黒焦げ。
https://4travel.jp/travelogue/12003282ホリデイ イン エクスプレス バーミンガム オールドベリー バイ IHG ホテル
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所用先で食べたキャロットケーキ。美味しかった。地方都市なので、これでGBP8.65とお手頃価格。(2人分)
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バーミンガムの西に位置するストーブリッジはガラス製造が有名だったそうです。
産業革命で栄えたウェストミッドランズ地方は、「ブラック・カントリー」と呼ばれます。「大量の石炭を燃やすことによって空が真っ黒になるほどの深刻な大気汚染がおきた」ことがその理由です。「石炭と運河」この二つが産業革命に重要な役割を果たし、それが今も残り、一部は世界遺産登録されているということです。 -
これが「グラスコーン」と呼ばれる建物です。
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その地下では、ガラスの材料を溶かすための石炭投入口。
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製造工程。
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石炭を含む材料や、完成したガラス製品運搬のための運河があります。
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現在は使用されていない運河。イギリス中に運河が張り巡らされています。
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そこから更に西へ進み、世界文化遺産の「アイアンブリッジ峡谷」に着きました。
イギリス産業革命の始まった地として知られる鉄鋼業の街、コールブルデイルにある峡谷です。イギリス最長354kmのセヴァーン川流域の景観も美しい。アイアンブリッジ峡谷 文化・芸術・歴史
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アイアンブリッジの上から。
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下から見るアイアンブリッジ。長年行ってみたいと思っていたので感動。
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アイアンブリッジ。
セヴァーン川の峡谷に世界初の鋳鉄製の橋が架けられたのは1779年。当時この地は製鉄産業の中心地でした。この地でとれる豊富な石炭、鉄鉱石などを運搬するために便利な長く大きな川セヴァーン川。その地に当時の技術の粋を集めて作られた鉄橋。 -
かつては橋の通行料を徴収していました。
通行料金を支払うための「トールハウス」。今はお土産物屋さんとパネル展示場として利用されています。
現代では通行料も不要で、無料で見学できます。駐車場は有料。 -
橋の全長は約60m。高さは約12m。
大きい船を通すため、間に橋脚はありません。また、橋の高さも十分にあるので、かなり大きな船を通すことを目的に作られたと思われます。 -
下から。
写真を撮った場所のすぐ近く家が何軒もあり、普通に生活されています。川沿いにソファーをおかれて楽しまれているようです。世界遺産の下に住むってどういう感じかしら。 -
周辺にはお土産物屋やカフェ、レストランもあり、多くの観光客で賑わっていました。
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アイアンブリッジの見学を終え、次の目的地へ向かい更に西へ車を走らせます。
途中にある中世の街シュールズベリーに(私は)行きたかったのですが、全く興味のない運転者(オット)は、一直線に次の目的地に向かって車を走らせます。 -
ウェールズに入りました。ウェールズ語の標識も出てくるので更に分かり難く、運転者(オット)もナビゲーター(私)も大変です。地名のスペルにある「LL」って何?もう勝手になんちゃってスペイン語読みでいくよ。
なんとか次の世界文化遺産「ポントカサステの水路橋」(2009年登録)へ着きました。ちなみに「ポントカサステ」のスペルは"Pontcysyllte"、地名の「スランゴレン」は"Llangollenl"。ポントカサルテ水道橋と運河 建造物
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ポントカサステの水路橋。
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左側を人が歩き、右はナローボートが進みます。
橋の全長約300m。幅約3.4m(水路含む)。人が歩く道の道幅は、人が行き交うには狭いのですが、犬を連れた人やランニングしている人までいて、運河に落ちそうで本当に怖い。運河は水深1.5mくらいあります。荷物も自分も落ちないようにドキドキしながら往復しました。 -
ポントカサステ水路橋から下に見える橋は、ここに到着するまえに通った橋。随分低いところにあります。この橋の位置に運河を通すと効率が悪いので、高い位置に作ったのですね。
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レンタルナローボートで楽しむ人もいました。道を歩く人とお喋りしたり楽しそう。
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橋の高さは約38mもあります。産業革命で必要になった大量の石炭を運搬するために運河が果たす役割は大きいものでした。高低差のあるこの地に運河を通すことは非常に難しかったため、高い位置に橋を架けそこにナローボートを通す水路橋を作ったということです。完成は1805年。世界一高い場所にある水路橋です。感動的な美しさ。
駐車場代は有料ですが、見学は無料です。トイレの設備も整っており、お土産物屋さんもあります。夏休み中なので、お弁当持参で来てピクニックを楽しむ家族連れの姿も。 -
Transport Trustによる銘板。
"Opened in 1805 as the tallest navigable aqueduct in the world"
そして水道橋の建設に尽力した人々を紹介する銘板。
左からトーマス・テルフォード、ウィリアム・ハゼルダイン、ウィリアム・ジェソップ。 -
車でマンチェスターに戻ります。事故もなく無事にマンチェスターに着きました。レンタカーとラウンドアバウトに慣れたころに車とお別れです。
今日のホテルは「イビスバジェットマンチェスターエアポート」です。第2ターミナルから徒歩5分程。近くて便利。2022年にできたばかりなので綺麗です。
部屋は安定のイビスバジェットクオリティ。スーツケースを持って移動したくなかったので、ここに2泊します。イビス バジェット マンチェスター エアポート ホテル
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「イビスバジェット」らしく、部屋にはティッシュペーパーも、バスマットも、ドライヤーまでも無い程の徹底ぶりですが、イギリスらしくティーセットはありました。でもカップは紙コップ。
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翌朝。ホテルの朝食。シリアル、トースト、果物、ヨーグルトと、温かいものはありませんが普通に美味しい。イビスだからコーヒーは美味しい。
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この日は、メトロリンクの1日券を購入し、マンチェスター観光を楽しみます。メトロリンクは市内中心部は道路上に新設した線路を、郊外は既存の鉄道線路を利用しています。マンチェスター空港から1本で市内に入ることができるので便利です。空港から市内まで約40分。郊外の街の様子を見るのも楽しい。
メトロリンクを降りて科学産業博物館に向かいます。 -
これはキャッスルフィールドにあるローマ時代の砦マムキオンです。
キャッスルフィールド・アーバン・ヘリテージ・パーク 広場・公園
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紹介パネル
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ローマ時代の砦マムキオンとすぐ後ろを走るメトロリンクの高架。ここでは既存の鉄道を利用しています。
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公園の栗の大木に実がたくさんついています。この栗食べるのかしら?
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マンチェスターも運河が張り巡らされています。キャッスルフィールドを出て科学産業博物館に向かいます。
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