2025/06/29 - 2025/07/06
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Kei-y83さん
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トラブルとどたばた続きの旅の記録
すこしでも誰かのスイス旅行の参考になれば。
~初めての投稿で手間取ってますがゆっくり投稿していきます~
【スイス旅行記 3日目】
波乱の移動日:ツェルマットへの到着とホテル探し
(注)この日は色々あって写真が少ない日となっています。そして旅行記というよりネタのような内容となっています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
予定より2.5時間遅れでフィスプに到着し、ツェルマット行きのローカル線に乗り換えとなりました。リゾート地へと向かう人々の波と共に移動し、ほぼ満員となった電車に揺られながら、さらに山間部へと進んでいきます。高度を上げながら進む車窓からは、九十九折れの道路や切れ落ちた谷、山あいから覗くアルプスの山々が流れていきました。
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途中、自然災害のためバスによる代替輸送区間を挟み、ツェルマットへ。ツェルマットは自動車の乗り入れが禁止されているため、鉄道でないと入ることができません。
電車の不通区間をバスに乗り換えて進みます。 -
バスから再び電車に乗り換え、ようやくツェルマットに到着しました。予定より2時間30分以上遅れてしまいましたが、無事に到着できたことに心から安堵しました。
しかし、駅に着いただけで、ここから重い荷物を持って宿泊するホテルを探さなければなりません。Googleマップで確認するとホテルは山の上にあるらしく、電話をかければ迎えに来てくれるらしいのですが、電話がありませんでした。たとえ電話があったとしても、言葉がうまく伝えられないし聞き取れないことが分かっているので、まずは駅の横にあるインフォメーションでホテルの場所を確認することにしました。地図を出してもらい、ペンで行き先を示してくださったおかげで、おおよその場所は何となく把握できました。 -
ウェブの情報で日本語観光案内所があると書かれていたので、その場所を探すことにします。ホテルとは方向が違いますが、日本語で情報がやり取りできるのであれば頼ってみたいと思い、街を移動しますが、それらしきものが見当たりません。しばらくさまよいましたが、おそらく現在は日本語観光案内はないものと思われたので、宿泊するホテルへ向かうことにしました。
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インフォメーションでもらった地図を頼りに街の地図を見ていると、通りかかった婦人の方が「Can I help you?」と声をかけてくださいました。そこで宿泊する「Hotel Alpen Royal」の場所を尋ねたところ、少し先にトンネルがあり、そこに入ってエレベーターで上がったところにあると丁寧に教えていただきました。スイスの地で、日本の例えでいうまさに「地獄に仏」とはこのことだと感じました。
写真のトンネルの奥にエレベーター。他のホテルのエレベータだけどアルペンロイヤルが使わせてもらっているエレベーターのようです。 -
教えてもらった通りにエレベーターを使用し上がったところ、ここがどこか分かりません。何度か行ったり来たりしているうちに、「こっちです」と教えてくれる方が現れ、その通りに行ってみると、ようやくホテル前に到着しました。そのホテル前で、やっとこの街の象徴でもあるマッターホルンの姿を正面に見ることができました。街をさまよっている間も姿は見えていたのかもしれませんが、肉体的にも精神的にも疲労が重なり、景色を楽しむ余裕がなかったのかもしれません。ただ、この日のマッターホルン山頂は雲の中に隠れてしまっていたので、全容を眺めることはできませんでした。
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そしてホテルです。ホテル前に到着したものの、エントランスが分かりません。どうやら私たちがいる場所はホテルのレストランの入り口で、カウンターらしきものが見当たらないため、妻が場所を聞きに行ってくれると、レストランの中に入っていきました。しばらくすると妻が出てきて、「こっちこっち」と言うので行ってみると、ほんの数メートル上がったところに小さな入り口がありました。
妻はホテルの中に入って受付カウンターで「Hotel Alpen Royalはどこですか」と尋ねたので、中の受付の女性が「???」という顔で対応してくださったらしいです。
写真がレストランの入り口 -
写真の左側の建物の看板のところがホテルのエントランス。
ひとまずチェックインを済ませ、部屋へと案内してもらうのですが、ここで衝撃的なエレベーターに出会いました。まず扉が手動の手押しドアとなっています。そして扉を閉めて行き先階を押すとエレベーターが動き出すのですが、内扉がないために壁が直接見えているエレベーターなのです。これまで様々なエレベーターを見てきましたが、日本国内では見ることのないエレベーターでした。そして目的階(3階)に到着すると、また手で扉を押して外に出るというエレベーターでした。外扉を開ける前にランプボタンを押してかごがあるかどうか確認するシステムだったこともかなり珍しいです。 -
朝からのミス、トラブル、予期せぬ事態、そして長い移動距離を終え、ようやくホテルの部屋に入ると、真正面にマッターホルンの姿が見えました。事前にホテルからの知らせで、マッターホルンの前に工事中のクレーンがあること、そして部屋はマッターホルン側ではないと聞いていたので、これは予想外の驚きと嬉しさでした。ただ、目の前にはクレーンもちゃんとありました。
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荷物を置いてゆっくり休みたいところですが、明日の予定であるマッターホルンのハイキングの詳細が、日本では調べられない箇所があったので、駅前のインフォメーションに再び聞きに行くこととしました。
駅前へ行く際にも、途切れ途切れではあるもののマッターホルンの姿を見ながら歩きました。
駅前のインフォメーションで、明日のハイキングをする際の順路と交通機関について、片言の英語と翻訳アプリを使いながらやり取りをしました。翌日の予定は、ツェルマットからゴルナーグラードまで上がり、山頂より一駅下ってハイキングでリッフェルベルグまで下る。そこからロープウェイでフーリに向かい、マッターホルン・グレッシャー・パラダイスに行くというルートを説明し、その乗り物のチケットの効率の良い買い方を聞きました。お互いになんとなく分かるものの、しっかりとした確認が取れないもどかしいやり取りを繰り返しました。最終的には、「とりあえず明日頑張る」という根性論に近い結論で話は終了となりました。 -
その後、駅前にあるモンベルに立ち寄り店内を見て回りましたが、めぼしいものもなかったため、夕食の買い出しにすぐ隣にあるCOOPに行きました。このあたりで、疲労困憊がピークに達してしまいました。妻には悪いと思いながらも、温かいものを食べて休みたいことを伝えました。スイスに来てから、ほぼ温かいものを食べていないことや、風呂にも入れていない上に激動の一日の午後になり、さすがに体の限界を感じていました。
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汗を流した後に妻が部屋に戻り、食事を済ませます。この日の食事は惣菜とエナジードリンク。妻は瓶ビールを買いましたが、栓抜きが部屋になかったのでフロントに借りに行くと、フロントの女性に瓶を持ってくるように言われ、フロントにて栓を抜いてもらいました。
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この日のマッターホルンは、結局最後までその全容を見せてくれませんでしたが、夕日の差した赤い山肌は見事でした。こうして長い7月2日が終わりました。
追記として日本からのメールが入り、7月4日に乗車予定の氷河急行に関し、乗り換えの可能性が出ていることをチケットを取ってくれた代理店から連絡が入っていました。本日の乗り換えもありましたので仕方ないかと思いつつ、明日の確認事項に入れておくことにしました。
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