2024/01/04 - 2024/01/04
742位(同エリア4445件中)
とーりさん
ひさびさの外国である釜山関門旅行を何とか熟し、海外旅行欲が頭を擡げてきました。ここのところ長期休暇が取りにくく、纏まった休暇を堂々と取れる年末年始はせめて海外へ・・・、と言う事で日程は確保したものの、未だ海外旅行の勘を掴みあぐねていて不安なこともあり、手近で親しみやすい台湾に行く事にしました。
台湾へは既に8回、台北以外の都市もあちこち回っており、大方行き尽くしていると思われがちですがさにあらず、奥が深いのも台湾の魅力です。また、最後に訪れてから12年以上が経過し、定番の観光地にもひさびさ訪れてみたくもなりました。
行ってみると地下鉄など交通網はとても充実したものとなっており、アシスト自転車やスクーターなども利用し行動範囲も広がりました。今回は定番中の定番の台北は故宮博物院や総統府、郊外の淡水の街並みなどに加え、国際情勢の緊張感が増す金門島へ初めて行き、国境最前線の状況を感じることができました。その他三度目の訪問となる高雄や未訪問だった新竹にも足を延ばすことができ、充実した旅となりました。
日程は以下の通りです。
1日目(1/3)羽田 ⇒ 台北(松山)・・・ホテル・・・台北市内・・ホテル
2日目(1/4)台北 ⇒ 金門島 ⇒ 高雄・・・高雄市内・・・左営・・・台北
3日目(1/5)台北市内・・・淡水観光・・・台北市内
4日目(1/6)台北・・・新竹観光・・・台北 ⇒ 羽田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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電動バイクを返却して向かい側にある空港へ。
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早めに帰ってきたので出発まで約1時間あります。空港内で昼食をと思って見回しましたがあまり食指が動くものはありませんでした。土産物屋を冷かしながら搭乗を待ちます。
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行きは立榮航空というエバー航空の子会社でしたが今度は「華信航空」というチャイナエアラインの子会社でここから台北ではなく高雄へ飛びます。見ての通りのプロペラ機です。
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搭乗は一番後ろからこんな感じで乗ります。機自体小さいくタラップも乗りやすいです。
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台北からの機は満席でしたが、こちらはかなり余裕があります。まあその方が私としてはいいのですが。
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プロペラがブオンブオン鳴っていよいよ離陸です。
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ジェット機に慣れた自分にとってはプロペラ機はちょっと頼りないですが一生懸命走って離陸しました。
(金門13:08 ⇒ 14:01高雄) -
暫く海上を飛行し、20分ほどすると眼下に陸地が見えました。どうやら島のようです。
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経路はこんな感じだと思います。というと見えたのは台湾が実効支配する澎湖諸島と思われます。
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後で地図と照らし合わせると写真を撮ったのは矢印の辺りで右窓から眼下を眺めていたことになります。こういうのも後でわかると面白いものです。
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高雄空港にはほぼ定刻に到着しました。沖止めなので歩いてターミナルへ行きます。
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小さい機ですが頑張って飛んでくれました。
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預け荷物は無いので直ぐ移動できます。予定ではターミナル前にあるレンタサイクル「You Bike」の置場があるはずなので探して挑戦してみようかと思います。こちらは金門島の電動バイクではなく、アシスト付自転車です。
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と、ターミナルを出たらタクシーがいたのでつい発作的に乗ってしまいました。楽な方に流れるのは自分の悪い癖です。
(高雄空港14:14 ⇒ 14:27紅毛港保安堂) -
ということで空港から15分ほどで到着しました「紅毛港保安堂」です。長居する予定はなかったのでタクシーの運ちゃんに暫く待ってもらい、参拝後地下鉄駅まで乗せてもらいたかったのですが、言葉が通じずダメということで料金を支払って降ります。小さな慰霊堂のようなイメージだったのですが保安堂は思ったよりも立派な造りです。
(紅毛港保安堂14:27~14:39) -
入口脇になんと「安倍晋三像」がありました。特に保安堂の由来などには関係ないようにも思えますが。
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生前安部氏は台湾に対し友好的であったと評価されてのことでしょう。銅像は亡くなられてわずか2か月後には落成したということです。
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私が訪問したのはお亡くなりになってから1年半くらい経っていますが、足元には今でも献花が絶えません。
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それでは保安堂の中に入ってみます。外観よりもさらに豪華な造りが目を瞠ります。他にも日本からの観光客の方がいて係員の方に説明を聞いています。
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こんな御神輿みたいのがありました。先ほどの係員の方は先客の案内を終えたと見え、私のところにも来て「ご案内しましょうか」と申出ていただきました。ボランティアで解説いただいているとのことです。残念ながらあまり時間も無いので丁重に辞退しました。名刺をいただきましたが、日本人の方でした。
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御神輿の上に扇子が置いてあり「かいふだいげんすい」と書かれています。ここ紅毛港保安堂はこの「海府大元帥」が由来となったもののようです。保安堂がなぜ日本の軍人や軍艦を祀っているのかは以下に少し書きましたが、さらに複雑な経緯があるので各種案内を参照していただければと思います。
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「神艦 38にっぽんぐんかん」という御神体も祀られています。
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この「38にっぽんぐんかん」のモチーフとなったのがこちら「駆逐艦 蓬 」改め「第38号哨戒艇」です。駆逐艦も哨戒艇も厳密には軍艦ではなく艦艇ですが。
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この艦は駆逐艦「蓬」として就役し、のちに哨戒艇に艦種変更され、大戦末期にバシー海峡で米潜に撃沈されました。霊媒師に憑依した38哨戒艇長を名乗る人の言を信者が辿り、この艦に行きついたとのことです。
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こちらが第38哨戒艇長「高田又男大尉」です。ここでは「海府大元帥」として祀られています。でも「大元帥」とは天皇ただひとりを言うのであって、本人が聞いたら恐れ多いと遠慮してしまうことでしょう。
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こんな感じで艇長?の人形も置かれています。
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ここにも安部氏の写真展の案内がありました。随分親しまれていたんだなあ。
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こんなのもありました、観光地状態です。外国で日本の元号が併記されているのは初めて見ました。
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さてそろそろ紅毛港保安堂を後にしようと思います。最寄の駅まで結構歩かねばならないので流しのタクシーを探してみますが、この辺りは閑静な住宅街なのでそんなのは来そうにありません。先ほどのボランティアの方にお願いすれば呼んでくれるとは思いますが、説明の申し出を断っておいてご好意に縋るのも気が引けます。とりあえず徒歩で地下鉄駅へ向かいながら途中でタクシーを拾えれば乗ろうかと思います。
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残念ながら流しのタクシーは拾えず、結局地下鉄駅まで20分ほど歩き切ってしまいました。紅線の「草衙駅」です。
(紅毛港保安堂14:39 ⇒ 15:02草衙駅) -
ここから乗車し高雄の中心部、橙線との乗換駅「美麗島」駅が次の目的地です。
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美麗島までは6駅です。予定では三多商圏で下車しアシスト付自転車で高雄の港湾部も走ってみたかったのですが、時間的にあまり余裕がなくなって来たので美麗島駅を見てから次へ移動する予定に組み替えました。
(草衙15:12 ⇒ 15:24美麗島) -
着きました「美麗島」駅。地下鉄2路線が交差するジャンクションです。
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目指す広場はどこじゃいな?まあとりあえず階段を上がってみます。
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おおっ、ありましたありました。こちらが「光之穹頂」というステンドグラスで彩られた広場です。世界一か二位かわかりませんがもっとも美しい駅に選定されたとか。噂に違わぬ美しさです。
(美麗島駅15:24~15:32) -
反対側に回って見てみます、こちらもなかなか。ちなみにこの広場では定時に光のショーを行っているとのことです。残念ながら私は時間が合わず見ることができませんでした。再び地下鉄紅線に乗って次へ移動します。
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