2024/01/04 - 2024/01/04
19位(同エリア246件中)
とーりさん
ひさびさの外国である釜山関門旅行を何とか熟し、海外旅行欲が頭を擡げてきました。ここのところ長期休暇が取りにくく、纏まった休暇を堂々と取れる年末年始はせめて海外へ・・・、と言う事で日程は確保したものの、未だ海外旅行の勘を掴みあぐねていて不安なこともあり、手近で親しみやすい台湾に行く事にしました。
台湾へは既に8回、台北以外の都市もあちこち回っており、大方行き尽くしていると思われがちですがさにあらず、奥が深いのも台湾の魅力です。また、最後に訪れてから12年以上が経過し、定番の観光地にもひさびさ訪れてみたくもなりました。
行ってみると地下鉄など交通網はとても充実したものとなっており、アシスト自転車やスクーターなども利用し行動範囲も広がりました。今回は定番中の定番の台北は故宮博物院や総統府、郊外の淡水の街並みなどに加え、国際情勢の緊張感が増す金門島へ初めて行き、国境最前線の状況を感じることができました。その他三度目の訪問となる高雄や未訪問だった新竹にも足を延ばすことができ、充実した旅となりました。
日程は以下の通りです。
1日目(1/3)羽田 ⇒ 台北(松山)・・・ホテル・・・台北市内・・ホテル
2日目(1/4)台北 ⇒ 金門島 ⇒ 高雄・・・高雄市内・・・左営・・・台北
3日目(1/5)台北市内・・・淡水観光・・・台北市内
4日目(1/6)台北・・・新竹観光・・・台北 ⇒ 羽田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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到着しました。国境最前線の島なので入国審査はなくとも、何かしらチェックがあるかと思いましたがそんなことは無く普通の国内線、ローカル空港でした。
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さてまず行くところはレンタバイクのカウンターです。事前に調べ「金豐租車」というところで予約しておきました。小さい空港なので早速カウンターを探しあてましたが受付は8:30からということでまだ誰もいませんでした。
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8:30になり受付カウンター開店。ここで事前にメールとLINEで問い合わせと予約をした旨伝え手続きしました。ちなみにこちらは事前に確認した内容の翻訳文。記載にあるように台湾では電動バイク(電動自行車)は免許不要とのことで念のため持参した日本の免許証とその翻訳文は結局使わず、パスポート預けもありませんでした。
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手続き後、書類を持って空港ターミナルの向かいの乗場でバイクを借りるよう言われたので行ってみます。改めて空港ターミナルを見ましたが、小さな建物でした。
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場所はすぐわかりました。カウンターにいた係員に受付で貰った紙を提示します。
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案内されたのがこちら、見た目まんま日本のスクーターです。台湾はご存知の通りスクーター大国で世界基準の125ccが街中を走り回っています。日本で中型免許しかない私は台湾のスクーターは乗れないのですが、電動バイクは免許自体不要ということで乗ることができます。日本で言うなれば電動アシスト自転車と同じ扱いといったところでしょうか。
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エンジンとブレーキの説明、これは日本と同じでした。料金は後払いで300元(≒1,500円程度)と割安、フル充電で70kmくらい走るとのこと。充電器の交換をすればもっと走れるでしょうが一日借りるだけなので交換方法は確認しませんでした。ちょっと遠目の金門大橋を渡って小金門へ行きたいというと、行けなくはないけれどお勧めはできないとのこと。概要を確認したのでいざ出発です。
(空港8:43 ⇒ 9:03莒光樓) -
ちなみに予定ルートはこちら。欲張っても仕方ないので大金門島の東側は諦め、大陸に近い小金門島の名所を回って来ようという算段です。
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緊張しながら一般道へ。空港区域を出ると金門島市街地である金城あたりまでは何もないところを走ります。電動バイクは私がかつて乗っていた日本の古いスクーター、「スズキの蘭(古いですねぇ)」のようで快適ですがやはり「自行車」の名の通り、スピードは30km/h程度しか出ません。慣れない右側通行で隣をびゅんびゅん車が追い抜いて行って少し怖いです。
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金城方面は左折かぁ、日本では右折ですがこちらは左折に気を使います。
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それでもなんとか空港から20分で最初の目的地「莒光樓」に着きました。
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こちらが「莒光樓」、思ったよりずっと大きな建物です。中国の戦国時代に領土の大部分を占領された斉が、僅かに残った莒県を足掛かりに領土の回復を成した故事から、中華民国が台湾、なかでもここ金門島を足掛かりに大陸奪還を目指す意味合いを込めた名前です。
(莒光樓 9:03~9:14) -
拝観は無料で中でビデオ案内やガイドの無料案内があるようです。
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ところで台湾の急行列車にあたる種別は「莒光号」という名前で、この建物同様の故事からつけられています。ちなみに特急列車は「自強号」、こちらは中華民国が国際連合を追われたときに造られたスローガンから取られていて国是というか、悲願が込められており、日本の特急〇〇1号とか急行△△3号といった所謂「愛称」とはちょっと異なります。それでも昨今は自強号に「太魯閣」や「普悠瑪」など愛称が付けられるなど近年変化も見られます。ちなみに台湾新幹線の開通や自強号の拡充に伴い、日本の急行列車同様この「莒光号」の本数は大分少なくなったとのことです。
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内部は吹き抜けがあったりがらんとしている印象もありますが、しっかりした造りです。
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国共内戦で活躍した軍人と思われる「胡璉将軍」という方の博物館的な展示もあります。
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「青天白日勲章」というのが飾られていました。
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階上のバルコニー部分から外を眺めることができます。こちらは出たところにある扁額です。
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ここから大陸方面を眺めることができます。といってもこの先小金門島があるので大陸はさらにその先です。
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よく見ると金門大橋が見えます。あの長い橋をこれから渡ると思うとわくわくします。
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「莒光樓」を出て周辺を歩いているとこんな小屋が。公衆電話ボックスでした。
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その隣には模擬大砲がありました。大体こんなところで観光終了、次へ移動します。
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この旅行記へのコメント (2)
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- sanhaoさん 2025/11/25 12:03:10
- 小金門島へ
- 私も電動バイクでしたが、金門大橋を渡って小金門島に行きました。
とても良かったのに何故バイク屋さんはお勧めできないと言ったのでしょうね?
https://4travel.jp/travelogue/11793319
- とーりさん からの返信 2025/11/25 22:24:30
- コメントありがとうございました。
- sanhaoさん初めまして、とーりと申します。
そうですね、あまり考えていませんでしたが、小金門訪問についてバイク屋さんがお勧めしないと言ったのは、日帰りというか半日の日程で、125ccではなく電動バイクでの小金門訪問は時間的にキツイと思ってお勧めしないと言っていたのではと思っています。日程的に無理しましたので。
sanhaoさんの金門島旅行記も拝見しました、金門大橋や小金門をじっくり回られてますね、羨ましいです。私も数日かけて過ごせればよかったなと後になって思いました。
また訪問させていただきます、コメントありがとうございました。
とーり
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