#05 揚げワニ

2025/08/03 - 2025/08/03

　友人のお宅を拠点に、コアラとの触れ合いやホエールウォッチング、ブリュワリー探訪などを楽しみました。

エリア ブリスベン(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船

　Sundayz Marketsに来た。朝から露店がひしめき合っている。

　売っているものは食品や玩具など。古い写真を再生するサービスなんかもある。基本的にオーストラリアでの支払いはクレジットカードだけど、お年寄りがやっている店では現金のみの扱いとなるらしい。

　湿度低いためか、唇がカサついている。まるで冬みたいだ。いや、冬だった。

　少し移動して…

　こちらのマーケットはNorthey Street Sunday Organic Farmers Marketという。オーガニック食品など、自然派の店が多い。

　プロポリスとかビーズワックスなどもある。お客さんの雰囲気もさっきのマーケットと違う気がする。

　「原子力発電はいらいない」のブースを覗いていたら、担当の高齢女性に話しかけられた。国の政策に対する不満などを熱い語りを5分ほど聴くことに。日本から来たことを話すと、「ご親類で広島で被害を受けた方がいるのでは？」などと聞かれた。はいそうです。特殊能力？

　さすがゴミ分別は3種類。燃やすごみ、リサイクル、コンポスト用。

　また移動。中央分離帯の緑が豊かで素晴らしい。

　サウスバンク。本日3つめのマーケット、コレクティブマーケットは金・土・日曜日のみ開催されている。売られているのは服やアクセサリー、アート作品など。

　美しいPS4コントローラーのケースも。

　トイレ。ブリスベンの蛇口は独特よね。頭を押すと下がるんだけど、だんだん位置が戻ってきて水が止まるという仕組み。電気の力を頼らずに水を節約しているのがいい。

　人工ビーチは監視員がいたけど、利用している人は誰もいなかった。

　日当たりがよくて、川沿いは気持ちがよい。

　子どもたちは公園にいたのだね。

　デビットカードでお金を試しに下ろしてみようとしたけど、7.5ドルも手数料が取られるようなのでやめた。

　そういえば朝ご飯を食べていない。カンガルー肉料理とかを出す店はないかなあと探して歩くも、なかなか見つからない。

　歩道の分電盤みたいなやつがおしゃれ。

　過ごしやすい気温になってきた。

ザ ウィール オブ ブリスベン テーマパーク・動物園・水族館・植物園

　だいぶ歩いて、結局クイーンズストリートモールのハングリージャックスを本日の昼食会場とした。

ハングリージャック ファーストフード

　端末が6台ほど。

　ワッパーのセットが13.5ドル。まあそんなもんだよね。

　商品が出来たら、先ほど端末で登録した名前を呼んでくれるんだね。

　日本のバーガーキングで使われるパティはオーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ産らしいけど、こちらは100%オージー。提供が早いからなのか、やや冷め気味。炭火の感じも今一つ。そもそも焼いているのかな。

　ポテイトはなかなかしょっぱい。

　一昨日は食事をしに来たThe Star Brisbaneだけど、今日は23階のスカイデッキまで行ってみよう。

スカイデック その他の料理

　おー、いい眺め。

　さっきまでいたサウスバンクの人工ビーチが小さく見える。

　床は一部透けていて、一層高さを感じる。

　帰りのリフトはまあまあ混んでいたけど、もう1人くらい乗れるかなと思って体を滑り込ませた。そしたら近くの高齢女性がちょっとイラついて「I think that's it.」と言ってきた。ブリスベンの感覚だとそんなものなのかな。日本との違いが面白い。まあリフトは3基もあるし、急ぐ必要はないか。

　サウスバンクに戻り、50セントのフェリーに乗船。

　クレジットカードのタップオン・オフが必要。ただ、クレカの履歴では料金を取られていないように見えるんだよね。なぜ？

　風が気持ちいい。

　QUT Gardens Point停留所でKitty Catに乗り換える。こちらも50セント。長い距離は運行せず、いわば渡し船の役割を果たすらしい。

　Maritime Museum停留所。

　停留所の名前の通り、クイーンズランド海事博物館はそこにある。入場料は18ドル。

クイーンズランド海事博物館 博物館・美術館・ギャラリー

　まずは船の歴史についての展示が様々。

　船と女性という面白いテーマの展示も。ジェシカ ワトソンさんは16歳の若さにしてヨットで世界一周を成し遂げたすごい人。

　非公式ながらクイーンズランドに移住が始まったのは1826年。移住者は犯罪者、兵士とその家族だったという。その後の移民は主にイギリス人とドイツ人。雇用と土地を求めて渡ってきた。

　屋外に出ると、ジェシカさんの船。2009年10月にシドニーを出発し、19,631kmを単独で航海して210日後に帰還した。

　ディアマンティーナ号は第二次世界大戦で使われた軍艦。ソロモン諸島に進出した日本軍に砲撃する任務などで使われた。

　医務室。日本軍との戦いで負傷した人はここに運ばれたのだろうか。この艦内を巡っていると、やはり太平洋戦争を起こした国に住む者として何というか、心苦しいような気持ちになる。

　ハンモックがたくさん。

　すべての見学を終えて帰るときに、受付の方に感想などをお話しする機会があった。その時に聞いた話だと、ディアマンティナ号の乗組員は150名ほどだったそう。この規模の船で150名ってのはなかなかに窮屈だったことだろう。

　トイレの表示が男子はboysじゃなくてbuoys(ブイ)、女子はgirlsじゃなくてgulls(カモメ)になっている。洒落ているね。

　トイレのフラッシュボタンがやはり2つ。香港で見たのと同じ。ってことはイギリス式なのかねえ。

　街中でよく見かけるのが「function」という言葉。「機能」じゃないの？パーティーみたいなことだろうか。調べてみると「宴会」みたいなことらしい。普段なじみのないイギリス英語の勉強になった。

　自転車は横断歩道を渡りそうな歩行者がいると、ちゃんと止まってくれる。素晴らしい。日本でもそうありたい。

　自転車専用レーンががっつり用意されているのもいい。

　カンガルーポイントでは崖登りを楽しむ人々の姿が見られた。子どももいる。

　高さは20mほどあるらしい。ちょっと買い物に来ましたみたいな服装でやっているのがすごい。

　わたしは階段で登ってみた。風は強いけど眺めはいいね。

　NightOwlというコンビニに立ち寄る。

　サンドイッチが6.5ドル、トルコ風のやつは10.95ドルだった。いい値段。サングラスを30ドルで購入。会計後に0.21ドル追加されるのが謎。

　Sea Legsというブルワリーに来た。

　天井の高い、倉庫の風情でおしゃれ。いろんな世代の客がビールと会話を楽しんでいる。

　Hazy Pale Aleをスクーナー(中)で注文。9ドルだけど、やはり謎の0.99ドル加算。ジュースみたいな飲み口でぐいぐいいける。今日はずいぶん歩いたし、体に沁みる。

　おー、この案内表示は日本語表記が使われている。

　ブルワリーの近くにKitty Catがあって助かる。Holman Street ferry terminalから乗船する。

　ストーリーブリッジを眺めながら…

　リバーサイドに到着。街中にガジュマルが存在感を放っているあたりも香港に似ているんだよな。

ブリスベンフェリー シティキャット 船系

　日曜夕方は多くの店が閉まっていて寂しいが、これがオーストラリア。

　本日の夕食会場はこちら、アライアンスホテル。1868年創業で、オーストラリア最古のパブがあるらしい。

　待ち合わせまで少し時間があるので、近くの韓国系食材店をのぞいてみる。

　コチュジャンは種類が豊富。

　雪見だいふくは5種類の展開。キャラメル味とかチョコレート味とかがある。

　友達と合流。店内は歴史を感じさせる、落ち着いた雰囲気。

　Stone & Wood Pacific Aleをスクーナー(中)で。見た目はヘイジー。これまたすっきりとして飲みやすいやつだ。

　Croc Bitesはワニ肉のフライ。歯応えやや強い部分もあるがけど、概ね鶏胸肉のような感じでうまい。レモンマヨネーズにつけてもいける。

　ブリオッシュに挟んだバージョンも一ついただいた。これもうまい。

　Wild Boar Raguはイノシシ肉料理。トスカーナ地方の煮込み料理で、パッパルデッレという平打ちロングバスタとともに供される。イノシシはちょっと味の強い豚肉のような繊維の感じ。トマトソースがよく絡んだパスタの歯応えが最高だった。

　帰りにまたマウントクーサに連れて行ってもらった。いやー、夜景は夜景で見る価値がある！明かりが色とりどりで美しい。200mmの望遠レンズで覗いたらよく見えたけど、三脚なしで撮影したらやはりブレていた。

【本日の支出】
ワッパーセット 13.5ドル
海事博物館 18ドル
サングラス 30.21ドル
ビール 9.99ドル

(小計) 71.7ドル=6,926円