2025年7月青森の旅③八甲田から奥入瀬渓流を通って十和田湖へ、ついでにイエスの墓？も

2025/07/22 - 2025/07/22

青森の旅、最終日は八甲田から十和田湖に向かいます。ロープウェイに乗って久々に八甲田の山々を眺めようと思っていたのですが、思ってもみなかった強風でロープウェイは運休。仕方がないので早めに十和田湖に向かい、途中の奥入瀬渓谷で駐車場に車を止め、ダイジェストで自然を楽しみました

エリア 奥入瀬・十和田湖(青森)

朝、部屋からの眺め。陸奥湾に浮かぶ湯ノ島、赤い鳥居と弁財天を祀る祠がある島です

ちょっと雲は多いものの

雨の心配はなさそう

朝ご飯をいただき

喫茶室でコーヒーを飲んだら

チェックアウト。温泉むすめ「浅虫夕凪」、今まで意識していなかったけど全国展開しているんですね。日本って、こういうの好きだよね

さてさて本日は八甲田山系から奥入瀬渓流を抜け、十和田湖を経由して八戸に戻る予定。八甲田に向かう途中、岩木山展望所で一休み。「八甲田除雪隊の歌」?!　え～っと、地元では有名なんですかねえ

まずは八甲田ロープウェーに乗って、雄大な八甲田の山を味わおうと思っていたのですが

八甲田ロープウェ- 乗り物

何と、強風のために運休に！　観光タクシーでやってきたグループが残念そうに「再開します」と聞くも「難しいですね」。まあ、そりゃあ、そうだよね。よほどのことがなければ再開はないよね。待っていても仕方がない

ということで、豪雪の際によくニュースや情報番組で取り上げられる酸ヶ湯温泉へ

酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル

畳約160枚分の広さを誇る「ヒバ千人風呂」で有名な酸ヶ湯温泉旅館。日帰り入浴も可能です。とはいえ、混浴なので女性陣にはハードル高め

今回は温泉パスですが、名物の生姜味噌おでんをいただくとします

こちらは酸ヶ湯温泉旅館の湯治棟。以前、八甲田に滑りにきたときはこちらの湯治棟に泊まったんですね。鄙びた正に昭和の湯治場、みたいな雰囲気でした。今、HPを見るとそこそこ綺麗なんですが、当時はもっとぼろかった気がするんだけど、改修したのかな

酸ヶ湯温泉旅館の前にある辰五郎清水（湧水）。湧水といっても、この場所から湧き出ているわけではなくて、標高1200ｍから引いてきているんだとか（酸ヶ湯温泉は標高900ｍ）。昔、辰五郎という案内人がいたそうで、その人にちなんでいるのだとか

八甲田といえば、やはり思い浮かぶのは八甲田山雪中行軍。日露戦争間近の1902年、日本の冬季軍事訓練において最も多くの死傷者を出した事故です

夏のこの時期は緑溢れるこの地も、冬は日本有数の豪雪地帯。事件当時は天候悪化による吹雪に見舞われ、悲劇へとつながりました

八甲田山雪中行軍遭難で1番最初に発見された後藤伍長の像。夏は緑豊かなこの場所も、冬は一面の雪景色。猛吹雪の中、命を落とした人々のことを思うと、なんともいえない気持ちになります

雪中行軍遭難記念像 名所・史跡

銅像の建つ公園の駐車場に脇に設置された駒込ダム情報館。蒸し暑い中、銅像まで往復した後でエアコンの効いた室内はちょっとしたオアシス（(^0^)

八甲田から1時間ほど、国道102号を走って奥入瀬渓流へ

石ヶ戸 自然・景勝地

石ヶ戸（いしげど）の駐車スペースに車を止めて

石ヶ戸の瀬

奥入瀬渓流で1番の見せ場とも言われる阿修羅の流れ

阿修羅の流れ 自然・景勝地

穏やかな流れも多い奥入瀬渓流の中、ここは流れが渦を巻き、圧巻の力強さ

旅番組や雑誌、ポスターでも取り上げられる美しい景勝地。なので多くの観光客が集まって写真撮影に余念がない

できれば、遊歩道を歩いてゆっくり奥入瀬渓流を満喫したいところ

ただ、今回は時間がないので、阿修羅の流れから少し離れた

雲井の滝までにとどめておきます

高さ20ｍ、三段になって落下する水量豊かな雲井の滝。次回は14ｋｍほどの遊歩道を歩いて、奥入瀬渓流を目一杯楽しみたいところです

雲井の滝 自然・景勝地

雲井の滝から奥入瀬渓流の車窓を楽しみながら十和田湖へ。休屋北駐車場（500円）に車を止めたら、十和田食堂でヒメマスの塩焼き定食（1903円）でランチ

ランチを終えたら十和田湖畔を散策。土産物屋などが並ぶ通りを抜けて

日本武尊を祀った十和田神社へ

竜神をかたどった手水舎

807年（大同2年）、征夷大将軍坂上田村麻呂が祠を建てたのが始まり、ともされる由緒ある神社。江戸時代は巡礼の聖地でもあったのだとか

十和田神社 寺・神社・教会

末社の稲荷神社。鬱蒼とした木々が神聖な雰囲気を醸し出している…のですが、クマがそこら中で出没している2025年。ここにクマが出てきたら、なんて考えてしまったりして

十和田湖畔に佇む乙女の像

乙女の像 名所・史跡

詩人で彫刻家でもあった高村光太郎、最後の作品。十和田湖で有数のスポットです

御前ヶ浜

穏やかな十和田湖

砂浜をゆっくり散策

湖上に浮かぶ小島「恵比須大黒島」。十和田火山の活動の際の中央火口丘溶岩が露出したものだそうです

この日の最高気温は32.9度。湖畔の風は心地よく、都心に比べればましですが、熱いことには変わりありません

十和田湖から八戸へ。途中で気になる標識があったのでトイレ休憩を兼ねて立ち寄ったのは「イエス・キリストの墓」!?　いわゆる眉唾のB級スポットですが、面白いのでちょっと寄ってみましょう。連れは関心がないので、手早く見学するとします。しかし、協力者に駐日イスラエル大使って、マジか！

ゴルゴダの丘で死んだはずのキリストが何故青森に？　詳細を語れるほど詳しくないけれど、戦前の新興宗教が関わっているそうで……。1970年代のオカルトブームで一気に知名度も上がったらしい。そういえば、アニメ「ルパン三世」にも、キリストの墓に関わるエピソードがあったっけ

キリストの墓 （キリストの里公園） 名所・史跡

ちなみに十字架の墓は2つあって、どちらかがイエスの墓で、もう一つはイスキリ（イエスの弟）の墓ということらしい

こちら「キリストの里伝承館」で資料展示が行われています。入場料は500円也。無料か、100円くらいなら覗こうかなとも思ったけれど、連れを待たせても悪いのでここはパスします

キリストの里伝承館 美術館・博物館

ということで、17時前には八戸に戻って車を返却。少し時間があったので駅前のユートリーでお土産やらお弁当やらを物色

さあ八戸駅から新幹線で東京へ帰りましょう。株主優待券（チケットショップで3000円）を利用で9950円也

八戸駅 駅

東京までの新幹線の車中、「たこわっぱ弁当（1110円）」とビールをいただきました