2025/06/24 - 2025/06/25
22位(同エリア358件中)
かっちんさん
十和田八幡平国立公園内の八幡平地区標高900mのところにある「松川温泉」。
今日はブナやナラの原生林に囲まれた秘湯の宿「松川温泉 峡雲荘」に泊まります。
温泉は硫化水素泉で、金属を腐食させるため、電気・水道設備は最小限のものしかありません。
浴室洗い場には水道の蛇口しかなく、源泉から流れる長い湯槽(浴槽とは別)からお湯を汲み、水道蛇口から水を出して適温にして使います。
また、近くには地熱蒸気を利用した日本初の地熱発電所があります。
松川温泉は昨日宿泊した休暇村「岩手網張温泉」とは岩手山・三ツ石山を挟んだ北側にあります。
アクセスは盛岡を経由して岩手山北側を走る花輪線大更(おおぶけ)駅から路線バスを利用します。
宿には緑がかった乳白色の露天風呂があり、豊富な山の幸料理を夕食で味わうことができます。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・いわて銀河鉄道のHP
・AXIS OF FISH=EYE「滝沢村巣子の由来」
・路上の美術館「旧西根町」
・八幡平市のHP「西根ほうれんそう」
・火の見櫓図鑑のHP
・八幡平マウンテンホテルのHP
・ファームエイジ「アブキャップ」
・秘湯の宿峡雲荘のHP
・とうほくDiary「盛岡市/雪解けの岩手山に現れる「ワシ形」は盛岡に春を告げる風物詩」
・ウィキペディア「IGRいわて銀河鉄道」「花輪線」「日本のユースホステル一覧」「松尾鉱業鉄道」「西根町」「岩手県の市町村章一覧」「松川温泉」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
「松川温泉」の位置
「網張温泉」の北側に位置する「松川温泉」。
その間には岩手山、三ツ石山があるため、盛岡からいわて銀河鉄道、好摩からJR花輪線で大更まで行き、岩手県北バスに乗り換え松川温泉へ訪れることができます。 -
「清次郎」の日替わりランチ(盛岡)
昨晩宿泊した休暇村岩手網張温泉から送迎バスで盛岡駅に来ました。
早めのお昼は、盛岡駅ビルB1Fの寿司処「清次郎」で新鮮なにぎり寿司をいただきます。 -
「JR花輪線大館行き」直通列車(盛岡駅)
盛岡~好摩間は「IGRいわて銀河鉄道」なので、JR盛岡駅の隣にある改札口から乗車します。
「IGRいわて銀河鉄道」は、東北新幹線盛岡-八戸間開業に伴い、在来線東北本線盛岡-目時間が平成14年(2002)に第三セクターとして引き継がれ開業しました。 -
駅名標「IGR 盛岡駅」
赤い太鼓のデザインは、「盛岡さんさ踊り」で使われる太鼓をモチーフにしています。
さんさ踊りは、その昔、南部盛岡城下に現れた鬼を退治し喜んだ里人たちが、「さんさ さんさ」と踊ったのがさんさ踊りのはじまりといわれています。
赤の色は、「太鼓・衣装」やさんさ踊りの「熱気」からイメージしたものです。 -
「JR花輪線 大館行き」(盛岡駅)
東北新幹線高架下にホームがあります。
IGR内は電化されていますが、JR花輪線が非電化区間なので、盛岡から2両連結のJR気動車「キハ111」が走ります。 -
「キハ111の車内」(盛岡駅)
4人掛けと2人掛けクロスシート、ロングシートがあります。
では、12:35 盛岡駅を出発します。 -
最初の駅は「青山駅」
平成18年(2006)に新しく開業した駅です。
デザインは駅近くにある岩手県営体育館の正面をモチーフ。
1967年に開設された体育館で、アリーナのほか、会議室などが併設。 -
イチオシ
「颯爽と流れる新緑」(厨川-巣子間の車窓)
-
「巣子駅(すごえき)」
ここも平成18年(2006)の開業駅。
デザインは巣子駅の西に見える春のはじめごろの岩手山。
南部片富士とも呼ばれる岩手山は、雪どけの形が飛来する鷲の形に見えるため、「岩鷲山(がんじゅさん)」とも呼ばれています。
「巣子」の由来は
江戸時代、南部藩主は岩手山麓の滝沢村に鷹狩にしばしばやってきています。
鷹狩をするには飼い慣いらした鷹が必要でした。
藩では毎年、鷹の雌雄を捕るためにこの地にやってきており、巣の子を捕る郷から「巣郷」と呼ばれ、その後「巣子」になりました。 -
「電車のすれ違い」(渋民-好摩間)
盛岡行きのIGR電車7000系です。 -
「ギャンブレル屋根」の建物(渋民-好摩間)
牛舎でしょうか。 -
「好摩駅(こうまえき)」
泣いている顔に見えるデザインは、好摩駅の東に見える姫神山と山麓にある風車です。
色は、姫神山を彩る「春の山花」や「秋の紅葉」からイメージしたものです。
好摩からIGRと分かれ、JR花輪線に入り西方向へ向かいます。 -
石積みの花輪線「好摩トンネル」
この区間は、大正11年(1922)に国鉄花輪線として開業しています。 -
白い花が咲く「クリの木」(好摩-東大更)
-
森に囲まれた区間(東大更-大更間)
-
雲に隠れる「岩手山」(東大更-大更間)
-
イチオシ
まもなく「大更駅(おおぶけえき)」
反対方向の盛岡行きがすでに停車しています。
レールのポイントは左方向に進むようになっています。 -
「大更駅」に到着
この先の線路は登り坂になっています。 -
駅名標「大更(おおぶけ)」
手前のキロポストは「9」。
JR花輪線起点の好摩駅から 9.0kmの位置に大更駅があります。 -
「列車のお見送り」(大更駅)
手のひらを窓にピタッとつけて合図してくれてる車内の人。
思わず笑ってしまいました。 -
「大更駅の駅舎」
綺麗な新駅舎は平成30年(2018)に東西自由通路を併設してオープンしました。
駅の東側には八幡平市立病院があるので便利になっています。 -
「路線バス時刻表」(大更駅前)
14:30の松川温泉行きに乗る予定で、待ち時間があるので町歩きに出ます。 -
「板張りの建物」(大更駅前通り)
昭和を思い出す建物です。 -
「立派な鬼瓦」(大更駅前通り)
Kの文字は屋号だろうか?
妻飾りの懸魚も素晴らしく、松の枝に鳥が止まっているのでしょうか・・・ -
「デザインマンホール にしね」(大更駅前通り)
岩手山を三重の円形に並べたデザイン。
北岩手郡大更村は、西根村を経て、昭和36年(1961)西根町となります。
平成17年(2005)には、西根町、安代町、松尾村が合併し、現在八幡平市となっています。
中央の町章は、「に」を図案化したもの。 -
「街の駅 大更」(大更駅前通り)
ふる郷案内人がいるようです。
ポパイがいるので、ほうれん草が特産品かな??
調べてみると、八幡平市西根地区では夏場の冷涼な気候を生かし、簡易ビニールハウスを利用した「雨よけ栽培」のブランド「西根ほうれんそう」が特産品でした。 -
「火の見櫓」(大更駅前通り)
半鐘はありませんが、丸型の見張台があります。
消防ホース干しに使われています。 -
「ユースホステル養神館」の跡地(大更駅前)
昭和56年(1981)に閉館したユースホステル。
昭和40年代後半の学生時代、国鉄花輪線のSL-8620を追いかけてた時に泊まりました。
当時は旅館も経営しており、大更駅から東八幡平駅まで結んでいた松尾鉱業鉄道が松尾鉱山で採掘された硫黄鉱石と、八幡平を訪れる観光客を運び、大更の町は賑わっていました。
駅前に「ビジネスホテル西根」があったのでフロントで昔のことをお聞きしてみると、隣に「養神館旅館」があった話から、ユースの跡地の場所がわかりました。 -
「松川温泉行きバス」(大更駅)
盛岡駅からやって来たバスです。
JR花輪線に乗れる「大人の休日倶楽部パス」を持っていたので、大更から乗車します。
これからバスの車窓を紹介します。 -
イチオシ
「お化け樹木」(自然休養村付近)
-
「踊る樹木」(自然休養村付近)
-
「栗の木」(自然休養村付近)
-
「電気機関車ED251」(松尾鉱山資料館)
松尾鉱業鉄道で使われていた東芝製凸型電気機関車「ED251」。
松尾鉱山資料館で保存・展示されています。 -
「八幡平マウンテンホテル」
八幡平の自然の中にあるホテルです。 -
緑の絨毯が広がる「八幡平マウンテンホテル」
-
不思議な形をした「アブキャップ」(八幡平マウンテンホテル)
これは電気も薬も使わない「次世代型アブ捕獲器」。
アブの温度の高いものへ近づいていく習性を利用しています。
日光で熱を帯びたボール部に乗ってきたアブは、血を吸おうとボールの上を歩きまわり、次第に上がっていきます。
上部にある筒は、アブが一度入ったら出られない仕組みになっているのです。 -
「松川温泉」に到着
大更駅から1時間2分で到着します。 -
秘湯の宿「峡雲荘」
-
「みちのくの名湯 松川温泉」(峡雲荘)
-
「日本秘湯の守る会の宿」(峡雲荘)
-
くつろげる「囲炉裏」(峡雲荘ロビー)
-
「昔のスキー板」(峡雲荘)
昔は長い板でした。 -
「親子熊の敷物」(峡雲荘)
壁をよじ登っているみたい・・・ -
宿の周辺散策
発電所へ行ってみます。 -
新緑真っ盛りの道
坂道を下ると川に出ます。 -
「松川地熱発電所」
5分程で到着。
東北自然エネルギー(株)は、東北電力のグループです。 -
「松川地熱発電所のしくみ」
地熱貯留層と蒸気井は、天然のボイラー。
蒸気井から出てくる蒸気は分離器で泥や岩粉などを分離しタービンへ。
タービンで発電機を回して電気を作り、蒸気は復水器で冷却されて温水になり体積が減少することで、タービン効率を高めます。
温水は冷却塔に導かれ冷却後再利用されます。
松川地熱発電所の冷却塔は、温水を落下させる間に空気をさらして冷却させる自然通風式です。 -
イチオシ
「松川地熱発電所の冷却塔」
-
「松川2号井主弁」
主弁は井戸の深部から噴出する蒸気の量を調整する装置です。
松川2号井は、昭和41年(1966)から運転開始し50年間にわたり、一般家庭4,000世帯分の電気の源となる高温・高圧の蒸気を生み出してきました。
平成28年(2016)にその役割を終え、地上部分の主弁を保存・展示しています。 -
太くて長い「蒸気輸送管」
-
美しいピンクの花「タニウツギ」(散策道)
-
「ガクアジサイ」(散策道)
-
イチオシ
「豪華な夕食」
露天風呂で疲れをとり、いよいよ夕食を部屋でいただきます。
地元の食材が並びます。
イワナの塩焼き、八幡平サーモン・イワナ・イトウのお刺身、山菜、短角牛陶板焼きなど、豊富な山の幸を味わいました。
イトウのお刺身は初めて。開高健が北海道の釧路川で釣り上げるサントリーのCMを思い出します。
ここのイトウは養殖物だそうで、何となく納得。 -
「ご当地チューハイ」(夕食)
「岩手 山のきぶどう」と「北限のゆず」のクラフトチューハイ。
アルコール度数7%だったので、酔ってしまいました。 -
翌朝の盛岡行きバス
朝一番のバスは9:45発です。
次のバスは夕方なので、帰る人はみんなこのバスに乗ります。 -
ややっ、「ボンネットバス」(宿に展示されている写真)
標高が高い松川温泉に上がる道は急坂なため、路面が凍結する冬季は通常のバスでは走行困難なため、四輪駆動のボンネットバスが走ります。
冬に訪れて乗ってみたいですね。 -
確かに急坂(帰りのバス車窓)
-
駅の向かい側にある「BU-KEカフェ」
10:42 大更駅に到着。
昨日は気が付かなかったのですが、駅のはす向かいに最近オープンしたカフェを見つけました。
BU-KEは「ブーケ」。お洒落な名前は、大更(おおぶけ)が由来ですね。
左側に建築中の建物は八幡平市の図書館になります。
この場所にあった「釣り具屋」さんが敷地を明け渡し、はす向かいにカフェが作られました。 -
イチオシ
ハンバーグランチ(BU-KE)
手作りハンバーグ、生ハムと新鮮野菜の盛り沢山サラダ、コンソメスープのランチを美味しくいただきました。 -
イチオシ
線路を歩いて来た「ハクセキレイ君」(大更駅)
大更駅で列車を待っていると、向かい側の線路を歩いている「ハクセキレイ」を発見!
隣の駅から歩いて来たのやら・・・
飛んでくる方が早いのにね。 -
立ち止まる「ハクセキレイ君」(大更駅)
少し考えて、ここは大更駅だとわかったようです。 -
突然、飛び立つ「ハクセキレイ君」(大更駅)
-
改札口へ向かう「ハクセキレイ君」(大更駅)
ホームに上がり、改札口へ向かっています。
律儀な「ハクセキレイ君」です。 -
「盛岡行きが到着」(大更駅)
列車に乗り、盛岡へ向かいます。 -
「南部片富士」(大更付近)
今日は岩手山がよく見えます。
岩手山は、東岩手・西岩手の2つの外輪山からなる成層火山です。
形が富士山に似ており、東側のJR花輪線から見ると片側が削れたように見えることから「南部片富士」と呼ばれています。 -
「緑のトンネル」(大更-東大更間)
盛岡に到着後、旅は続きます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
八幡平(岩手側)(岩手) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
66