2023/06/10 - 2023/06/10
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piglet2017さん
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グラウビュンデン州の旅の仕上げとして、州都クールを訪れました。ホテルのいたるところにアロイス・カリジェの作品が飾られている歴史あるホテルHotel Sternにチェックイン後、クール旧市街を散策しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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クール観光は、町全体が見渡せる木造の東屋展望台(1879年築)からスタートしました。
クール旧市街の展望スポット by piglet2017さんHaldenhuttli 散歩・街歩き
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ホテルに隣接しているSt. Regula教会の鐘楼が見えています。背後の山は、2805mのカランダ山です。
クール旧市街の展望スポット by piglet2017さんHaldenhuttli 散歩・街歩き
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カランダ山は、クールの地ビールCalandaにも描かれていました。
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反対方向には、葡萄畑の向こうにクール大聖堂と聖マルティン教会が見えました。
クール旧市街の展望スポット by piglet2017さんHaldenhuttli 散歩・街歩き
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展望台から坂道を下り、旧市街の高台に建てられた大聖堂の前までやってきました。
クール大聖堂 (聖母寺院) 寺院・教会
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展望台から旧市街を一望している間、大聖堂の鐘がずっと鳴り続けていましたが、夕方のミサが始まる合図だったようで、扉は固く閉ざされていました。扉上のアーチは、彩色を施した様々な文様で装飾されています。
クール大聖堂 (聖母寺院) 寺院・教会
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大聖堂から旧市街へ続く階段から、アルプスの山を背景に、聖マルティン教会の時計塔がきれいに見えます。
聖マルティン教会 寺院・教会
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聖マルティン教会横の小路Kirchgasseには、花の装飾の中央にハサミが描かれた古い建物がありました。中世の仕立て屋のギルドハウスです。
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教会前の聖マルティン広場には、聖マルティンの泉がありました。この日の聖マルティン広場は、ミュージシャンのミニコンサート会場のようになっていて、広場に集まった人々が音楽に合わせて踊りながら盛り上がっていました。
聖マルティン教会 寺院・教会
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聖マルティン教会の時計塔の外壁では、古代ローマの軍人だったマルティンが剣で自分のマントを半分に切り、寒さに震えている物乞いに分け与えています。午前中に訪れたツィリス村、トゥルン村の聖マルティン教会でも見た、聖マルティンを象徴する場面です。
聖マルティン教会 寺院・教会
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聖マルティン教会内には、アウグスト・ジャコメッティが手がけたステンドグラスがありました。
聖マルティン教会 寺院・教会
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聖マルティン広場からアルカス広場へ向かいます。アルカス広場へ入る入口付近にある家の壁絵をよく見ると、ここにも物乞いに分け与えるために自分のマントを切っている聖マルティンが描かれていました。教会のみならず、一般の家にまで描かれているとは、本当に人気者の聖人のようです。
アルカス広場 広場・公園
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旧市街の広場の中で一番広かったアルカス広場です。
アルカス広場 広場・公園
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壁絵のドラゴンに追い打ちをかけるかのように、剣のようなものが壁に埋め込まれている家もありました。
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両側の家にギュッと挟まれるように建つ旧市街の入口、オーバー門です。
オーバー門 建造物
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オーバー門をくぐって旧市街の外に出てみると、ラウンドアバウトの先にアルプスの人々の暮らしを描いた壁絵の家がありました。
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コルン広場には、アロイス・カリジェが1955年に描いた壁絵で飾られた家もありました。
コルン広場 散歩・街歩き
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この日のクールは町全体がお祭り会場となっていて、旧市街の広場はどこも屋台と観客で埋め尽くされ、広場を通り抜けるのも大変な状況でした。人がいない方向へ歩いて行くと、こちらのかわいい壁絵を発見しました。
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絵本のようなタッチで、アルプスの人々の暮らしが描かれています。
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Hotel Freieckの壁は、ライオンに挟まれた出窓の屋根の金色が目を引きます。
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Altes Gebau宮殿の広大な庭園フォンタナパークは整形花壇できれいに整備されていました。
フォンタナ パーク 広場・公園
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公園の名の由来となっているフォンタナさんの戦闘像です。スイスでは、ウィリアム・テルのような英雄の一人なんだそうです。
フォンタナ パーク 広場・公園
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フォンタナパークからグラーベン通りに入ると、州都にふさわしい豪華な建物がありました。旧郵便局で、今は図書館になっていました。
ポスト広場 広場・公園
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グラーベン通りを挟んで旧郵便局の向かいに建つビルも豪華です。1911年に建てられたグラウビュンデン州立銀行本店です。
ポスト広場 広場・公園
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グラーベン通り側の建物側面は、出窓を支える彫刻や破風の装飾など、銀行本部とは思えない仕上がりです。
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窓の下も、民俗的な工芸モチーフで飾られています。ビュンドナー郷土様式で建てられていて建築資材も地産地消、グラウビュンデン州への郷土愛が感じられる興味深い建物でした。
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この日開催されていたクールのお祭りの正体は、大道芸人のためのフェスティバルでした。
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レーティッシュ鉄道本部ビル前の広場でも、小さな子供たちを前にSammyさんがシンプルな手品を披露していました。
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本日滞在するHotel Sternに戻ってきました。金色の星の吊看板が目印となっている1677年創業のクール随一の老舗ホテルです。ホテルの公共スペースから客室まで、ホテル経営者一家の友人だったアロイス・カリジェの絵画で飾られていて、小さなカリジェ美術館のようです。
アロイス・カリジェ美術館のような老舗ホテル by piglet2017さんロマンティック ホテル シュテルン ホテル
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ホテルのレストラン入口の装飾も美しいです。円の凋落で気軽にレストランに入ることができなくなり、本当に残念です。
アロイス・カリジェ美術館のような老舗ホテル by piglet2017さんロマンティック ホテル シュテルン ホテル
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フロント周辺は、スグラフィート装飾が施されたアーチ型の柱や彫刻で飾られた木製の家具など、グアルダ村の家々を思い出させる温かいインテリアです。
アロイス・カリジェ美術館のような老舗ホテル by piglet2017さんロマンティック ホテル シュテルン ホテル
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スーペリアルームを予約したのに、階段でワンフロア上がらなくてはならない屋根裏部屋になりました。ただ、部屋に飾られた絵は、カリジェの代表作『ウルスリのすず』でした。この絵が展示してあるからスーペリアルームになっているのかもしれません。
アロイス・カリジェ美術館のような老舗ホテル by piglet2017さんロマンティック ホテル シュテルン ホテル
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「ウルスリの部屋」と勝手に名付けた屋根裏部屋に飾られていたもう一枚の作品は、ウルスリが大きなすずを取りに山の家へ向かう場面です。
アロイス・カリジェ美術館のような老舗ホテル by piglet2017さんロマンティック ホテル シュテルン ホテル
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マイエンフェルト村で山羊たちに水を飲ませるペーター少年を彷彿とさせる絵も架けられていました。
アロイス・カリジェ美術館のような老舗ホテル by piglet2017さんロマンティック ホテル シュテルン ホテル
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「ウルスリの部屋」はウルスリの時代を再現しようとしているのか、ベッドサイドにしか照明がなく日没後は部屋が暗闇と化したので、公共スペースの明るい「カリジェの間」に避難しました。
アロイス・カリジェ美術館のような老舗ホテル by piglet2017さんロマンティック ホテル シュテルン ホテル
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「カリジェの間」に展示されていたこの作品には、東方の三博士の扮装をした子供たちが家々を回ってクリスマスキャロルを歌う場面が描かれています。トゥルン村の小学校の壁にも描かれていた東方の三博士です。
アロイス・カリジェ美術館のような老舗ホテル by piglet2017さんロマンティック ホテル シュテルン ホテル
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カリジェの絵でおなじみの鳥たちを描いた作品もありました。
アロイス・カリジェ美術館のような老舗ホテル by piglet2017さんロマンティック ホテル シュテルン ホテル
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牧羊犬を従えて、子羊を抱いてポーズを取る羊飼いです。
アロイス・カリジェ美術館のような老舗ホテル by piglet2017さんロマンティック ホテル シュテルン ホテル
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