2025/04/22 - 2025/04/23
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ひよこ日和さん
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この旅行記スケジュールを元に
2泊3日で伊豆の温泉を旅しています。
1泊目は河津の「モダン宿坊 禅の湯」でした。
2泊目のきょうは伊豆大川の「御宿 風月無辺」です。
海の眺めと源泉掛け流しの温泉に惹かれて選びました。
最終日の昼食には、人気のお店を予約してあります。小田原の近く、風祭にある「うなぎ亭 友栄」。青鰻の鰻重が絶品です。
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春の伊豆を旅しています。
きょうは2日目。伊豆急行に乗って、伊豆大川駅に向かうところです。
車窓から東伊豆の海が見えました。昨日と同じ海なのに、きょうは違う色に感じます。海は見飽きません。伊豆急 伊豆急行線 乗り物
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伊豆大川駅は、静かな無人駅です。
今夜泊まる「御宿 風月無辺」に電話し、迎えに来ていただきました。伊豆大川駅 駅
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宿の車が停まったのは、専用モノレールの乗り場。「御宿 風月無辺」には、これに乗って行くのです。
まるで電話ボックス( 懐かしい…)のような、可愛いモノレールです。定員は4人だそう。
乗り込むと、スタッフさんが外から操作して車体が動き出しました。坂道に敷かれたレールの上を、コトコトと登って行きます。 -
木々を抜け、坂道を進むこと4分。視界の開けた場所に出ると、モノレールが停まりました。
見渡すと、海が遥か下に見えます。高いところまで登って来たのを感じました。 -
モノレールを降りると、別のスタッフさんが迎えてくれました。
お茶とお菓子をいただきながら、チェックインです。御宿 風月無辺 宿・ホテル
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手続きの後、今度はカートに乗り込みました。自動運転で客室まで行くそうです。
「御宿 風月無辺」は、丘の斜面に宿泊棟が点在しています。坂道を歩かないで済むよう、カートが活躍しているようです。 -
カートの速度は早歩き程度。
のんびり揺られながら、周囲を見渡しました。坂道が長く伸び、それに面して宿泊棟がぽつぽつと並んでいます。
奥の方の宿泊棟の前で、カートが停まりました。
この建物の2階が、今夜の部屋「離れ棟 3-2」です。 -
降りてボタンを押すと、カートは自分で帰っていきます。
今に、こういう自動運転の乗り物が普通になるのかな…?そんな事を考えながら見送りました。 -
2階に上がり、「3-2」のドアを開けました。
ホテルというよりも家のような、落ち着いた雰囲気です。
リビングルームには、掘り炬燵風のテーブルと大きなソファ。小上がりに、寝心地の良いベッドが並んでいます。
ベッド脇のクローゼットには、バスローブ、作務衣、ふかふかしたタオルがありました。
部屋の広さは66平米。ゆったりと寛げます。 -
洗面所もゆとりあるレイアウト。
Refaのドライヤー、各種アメニティ、それにオムニサンスの基礎化粧品セットが置いてありました。
隣にはシャワーブース。その奥のドアはベランダに繋がっています。 -
ベランダにあるのは、楽しみにしていた露天風呂です。
お湯は、ナトリウム カルシウム-塩化物質泉。源泉の温度が高いので加水しています。淡いカーキ色で、さっぱりした肌触りのお湯でした。 -
ベランダのむこうには、海が広がっています。建物はひとつもなく、見渡す限り自然だけです。
空と海の青、大地の緑。そこに、舞いこんだ花びらが色を添えました。
ため息です。ずぅっとここにいたい気がします。 -
(食事処の窓からの眺望)
夕方、カートが部屋の下まで迎えに来ました。食事の時間です。
食事処の半個室に案内されました。掘り炬燵風のテーブルが設えてあり、窓から海が見えます。 -
夕食は「風花懐石」コース。
凝った前菜や、粋なお椀が運ばれてきました。 -
お造り(写真は2人前)は、奥が金目鯛、中左が鮪、右が花鯛、手前が鰤です。 -
合肴は、伊勢海老と金目鯛の洋風味噌。エビがタイを枕にしています。 -
強肴の和牛ローストビーフ(写真は2人前)は、炎の演出が華やか。肉の味に深みがあって、美味しいです。
その他に真鯛のおこわ蒸し、金目鯛の炊き込みご飯などが並ぶ、おしゃれな夕食でした。
料理の味は悪く無かったです。
でも、食事処の雰囲気が今ひとつでした。
特に音です。周囲の席の話声、厨房の雑音までしっかり聞こえてくるのです。なんだか落ち着きませんでした。 -
翌朝は強い雨になりました。雲に覆われて灰色一色です。
そんな景色を見ながら、朝風呂に浸かりました。
露天風呂の中まで雨粒が飛んできます。切ないです。 -
カートで朝食に向かいました。昨夜と同じ半個室です。
金目鯛の味噌焼き、醤油漬け、塩焼きが並べられました。出汁や薬味と共にお茶漬けでどうぞ、とのこと。その他、ひじき豆や筑前煮などが並びました。
味が濃いと感じるものが多かったです。 -
出発まで部屋で寛ぎました。
外は雨が降り続いています。でも、雲がやや薄くなり、ぼんやりと海が見えてきました。ちょっと気持ちが晴れます。 -
カートが部屋の下まで迎えに来ました。チェックアウトの時間です。
これに乗るのも、今回限り…。名残惜しくなりました。 -
伊豆大川駅から、伊豆急行で帰路に着きます。
雨に濡れた電車が、ホームに入ってきました。きょうは赤いキンメ鯛電車です。
今回の旅では、色々ユニークな乗り物に乗れました。伊豆大川駅 駅
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帰る前に寄り道です。
きょうは評判の鰻屋さんで昼食にしようと思います。
小田原で乗り換え、風祭駅に来ました。風祭駅 駅
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駅から徒歩7、8分で「うなぎ亭 友栄」に着きました。この店を訪れるのは2回目です。
店頭には「本日の鰻は完売しました」との貼り紙がありました。きょうの分の鰻はすべて予約済み、ということです。
わたしたちも鰻の予約はしてあります。でも、このお店は席の予約を受け付けていません。
名前を告げ、店頭で案内を待ちました。人気のお店なので、他にも待っているお客さんがたくさんいます。うなぎ亭 友栄 グルメ・レストラン
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運良く、20分くらいでテーブルに案内していただけました。ひとまず座れたのは良かったです。注文が入ってから鰻を割くので、まだまだ待つのでしょうけれど。
テーブルに、青い鰻の箸置きがありました。
友栄では希少な青鰻を使っています。身が柔らかく脂の乗った鰻は、青っぽく見えるそう。それを箱根の湧き水で清めて調理するとのことです。
箸置きを眺めていると、お腹が空いてきました。 -
鰻重がやってきたのは、40分後です。
つやつやと輝いて見えました。でーんと大きくて、さすが青鰻と言った貫禄です。一般的な鰻重が200gなのに対し、友栄のものは330gもあるのだそうです。
箸を入れると、ふわりと身がほどけました。クセがなくて旨みが奥深いです。タレの味加減やご飯の粒立ちも完璧でした。
これは….もう、よその鰻屋さんに行けない気がします。 -
店を出ると、雨が止んでいました。雲の隙間に青空が見えています。
雨上がりの道を歩きだしました。後は電車で家に帰るだけ。旅が終わるのは寂しいけれど、元気に帰れるのは嬉しいことです。
今回の旅はこれで終わりました。
最後まで読んでくださって、ほんとうにありがとうございました。
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旅行記グループ 25’春 伊豆の旅
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