初夏の鹿児島旅行・えびの高原を散策

2025/05/31 - 2025/05/31

JALで1泊2日の鹿児島旅行。1日目は鹿児島空港からバスでえびの高原へ、池めぐりハイキングを楽しみました。

エリア 鹿児島

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

大阪、伊丹空港を早朝に出発するJALの鹿児島行きに搭乗します。

伊丹から鹿児島まで１時間ほどですが、中心街へ行く場合、新幹線を利用しても変わらないのが残念なところ。

鹿児島空港 空港

地方では比較的規模の大きな空港で、中央駅や天文館を結ぶリムジンバスが高頻度で運転されています。

鹿児島空港 空港

薩摩といえば西郷隆盛。空港にもいらっしゃいます。

鹿児島空港 空港

2日での観光になりますので、時間を無駄なく使うため、空港から霧島温泉郷へ直行するバスを利用します。

鹿児島空港 空港

霧島温泉の中心である丸尾で降りると、温泉街らしい、もくもくと湯けむりが出ています。

丸尾温泉 温泉

えびの高原へ向かうバスの待ち時間を利用して、丸尾滝を見に行くことにしました。

丸尾滝 自然・景勝地

高さ23m、幅16mという滝で、近くの栄之尾温泉、硫黄谷温泉の温泉水が流れ落ちているのだそう。温泉水だからでしょう、滝つぼが乳青色をしていました。

丸尾滝 自然・景勝地

丸尾からえびの高原行きのバスに乗ります。

えびの高原に着くと、さっそく池めぐりコースを歩きましょう。

えびの高原キャンプ村 キャンプ場

えびの高原池めぐりは、霧島錦江湾国立公園にある雄大な自然を満喫できるトレッキングコース。林野庁の「森林浴の森百選」にも選ばれています。

池めぐり自然研究路 公園・植物園

コースの途中、九州だけに咲くミヤマキリシマが見られました。

池めぐり自然研究路 公園・植物園

屋久杉を移植したともいわれる、巨木スギ。樹齢500年以上とされ、枝ぶりがすごいですね。

直径440mの火山性湖沼で、池めぐりコースの中でも代表する池の１つ。ここで少し休憩していきましょう。

六観音御池 自然・景勝地

最大深度14mで、透明度も高く、とても美しいですね。

六観音御池 自然・景勝地

池の周りはモミ、ツガ、アカマツなどの林に囲まれています。

六観音御池 自然・景勝地

さらに先に進んでいきます。空気が良いので、歩くのが心地よいです。

不動池の手前で韓国岳が見えました。この日、コースで最も美しいと感じたのがこの風景です。

直径290mの火山性湖沼で、池めぐりコースではゴールにあたる。六観音御池と同じく酸性で、青色をしています。

不動池 自然・景勝地

本来なら、硫黄山を通ってバス乗り場に向かうのですが、2025年5月時点では火山活動がみられるため、立ち入り禁止になっており、来た道を戻ることになります。

白鳥山方面に向かうコースは少し道が険しくなります。

白鳥山北展望台にて。韓国岳が見える絶景スポットの１つ。ここまでしんどい山道でしたが、感動も大きいですね。

白鳥山 自然・景勝地

韓国岳のふもとにミヤマキリシマが咲いているのが見えます。さらに火山が今も活動しているのが分かる貴重な光景。

火山帯らしい、ゴツゴツした道を進んでいきます。

白鳥山 自然・景勝地

白鳥山から見る六観音御池。周囲の緑の中で池の青さが一層映えます。

白鳥山 自然・景勝地

白鳥山山頂を目指し、もう少し頑張りましょう。

ついに白鳥山の山頂に着きました。ツツジが咲いて、背後には韓国岳が見える絶景。

白鳥山 自然・景勝地

白紫池とともに見る韓国岳。この景色を見れば、これまでの疲れを忘れることができますね。

白鳥山 自然・景勝地

えびの中継局。山頂付近は草木が生えておらず、岩がゴロゴロしています。

白鳥山 自然・景勝地

斜面から見る白紫池と韓国岳。滑りやすいので気を付けて下っていきましょう。

白鳥山 自然・景勝地

二湖パノラマ展望台に着きました。また絶景スポットですね。このコースは絶景を楽しみつつ、休憩しながら散策できるのがいいですね。

この展望台から見る六観音御池も美しい。青空になってきたので、池がコバルトブルーになってきました。

バスの時間が近づいてきましたので、バス停に向けて山を下りましょう。

キャンプ村近くにある、えびの展望台から見る韓国岳。噴火口がくっきり見えるスポットです。

えびの高原キャンプ村 キャンプ場

バスの時間までソフトクリームを。疲れた体にはうれしい。

美やま亭 グルメ・レストラン

えびの高原から丸尾まで行き、バスを乗り換えて鹿児島空港まで戻ります。

空港から鹿児島中央駅までリムジンバスを利用してもよいですが、あえて誰も使わないルートで行くことにしましょう。加治木方面行きのバスに乗って、加治木高校前まで向かいます。

鹿児島空港 空港

史跡・加治木島津屋形跡に立ち寄ることにしました。

屋敷の入り口だったと思われる石段が残っています。

現在では加治木護國神社の境内になっています。

島津義弘は薩摩の武将で、秀吉や家康にも仕え、文禄・慶長の役では朝鮮に参戦したといいます。1619年に島津義弘が亡くなるまでの12年間、この地で隠居したそうです。

島津氏や護国神社との関係は分かりませんが、苔むした石仏がありました。

島津氏の屋形前の堀に架けられていたという欄干橋が残っています。苔むしていて、その歴史を感じることができますね。

曽木家の門。島津義弘が拝領したという飯野城の大手門だったそうです。石垣もお城のものと似ていますね。

加治木駅から日豊線に乗って、鹿児島中央駅まで向かいます。国分方面からやってきた電車は多くの客を乗せていました。

加治木駅 駅

重富を過ぎた、竜ヶ水あたりでは車窓に桜島を望むことができます。

竜ケ水駅 駅

竜ヶ水駅で特急きりしま号と交換待ちです。険しいところにある駅なので、秘境駅と呼ばれることもあります。

竜ケ水駅 駅

日豊線は単線ですが、なかなかのスピードで走っていきます。久々の鹿児島中央駅に着きました。

鹿児島中央駅 駅

鹿児島中央駅と隣接するアミュプラザ。最南端の新幹線駅にふさわしい立派な駅。

鹿児島中央駅 駅

本日の宿は天文館の東横イン。アミュプラザで鹿児島名物のとんかつをいただいて、１日目の旅を締めくくりました。

とんかつ かつ寿 アミュプラザ店 グルメ・レストラン