スパリゾートハワイアンズ泊、翌日は福島唯一の国宝建物の白水阿弥陀堂・袋田で滝とリンゴを楽しむ

2024/10/31 - 2024/11/01

　スパリゾートハワイアンズへ泊り、翌日、福島県で唯一の国宝建物の白水阿弥陀堂、茨城県の袋田の滝とリンゴ園へ寄って帰宅しました。
　本編は、福島県の部です。

エリア いわき市(福島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 2.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

　常磐道を突っ走って小名浜で海鮮ランチ。
　小名浜は、底引き網やまき網の根拠地として有名です。なので、美味しい魚が食べられると期待したのですが、頼んだ海鮮丼は、冷凍のアルゼンチンアカエビ、ホタテ、なんだかわからない冷凍イカの細づくり、海外巻き網の冷凍B1で作った油の無いカツオの土佐づくり、筋だらけのマグロが乗って１５００円。
　有名店なので、客はそこそこ入っていましたが、私達に２度目はありません。

　部屋から見たハワイアンズのホテル棟。
　和室で。清潔度は良。
　しかし、受付の手続きに時間がかかりすぎ。
　何十年も営業しているのに、この段取りの悪さは不思議でした。

　左のドーム状の建物が有名な大プールとフラダンスショーの会場。
　プールのロッカー使用料は３００円、水着で入るスパも２００円必要です。
　プールの方を一渡り見ましたが、魅力を感じなかったし、ロッカー代がもったいなくもあったので、食事の前に入ったのはスパの方だけ。
　ホテル棟と大プールやスパとの間にあった土産物屋や飲食店は昭和の香り。

　食事はバイキングです。
　料理は多彩ですが、ごく当たり前のものばかりでした。
　そのため、部屋用の飲み物と食べ物の持参はマストです。
　

　珍しくも、ケーキを食べました。

　夕食後はフラダンスショーを見に行きました。
　会場は大プールの一角にあります。
　私達の席の料金は1人１５００円。

　メインのポリネシアングランドショーは２０時３０分開始です。
　写真は、２１時３０分頃

　２１時５０分頃

　２１時５０分頃の写真。　ショーは２２時頃に終了。
　このフラダンス、意外に良かった。というより、私が最高のフラダンスだと考えている、ハワイのワイキで見た「キクヒオビーチフラショー」に次ぐレベルで、大いに楽しめました。理由は、日本舞踊と同様、ダンサーの腰が入っており、力強さを感じさせる点です（エッチな意味ではないですよ）。
　なお、ワイキキのフラショーは、デューク カハナモク像の近くの屋外ショーエリアで毎週土曜日の夕方に、現在も行われています。無料でもあるので、ハワイへ行ったら是非見てください。

　下道で行ったためか、いくつもの道を渡っていかなければならならず、大苦労しました。
　ともあれ、阿弥陀堂（白水阿弥陀堂）は、福島県内唯一の国宝建造物です。
　ご存じでしょうが、国宝は、重要文化財のうち「世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝たるもの」（文化財保護法第27条）として文部科学大臣が指定したものです。そのため、法的には国宝も重要文化財の一種です。

　白水阿弥陀堂は、平安時代（794年～1185年）末の1160年（永暦元年）、岩城則道（岩城氏の祖）の妻・徳姫（藤原清衡の娘）が、夫・則道の菩提を弔うために「願成寺」を建て、その一角に建立した阿弥陀堂です。
　藤原清衡（天喜4年・1056年～大治3年・1128年）は、奥州藤原氏初代当主で、中尊寺を造営するなど、壮大な中世都市平泉の原型をつくり、奥州藤原氏4代100年の栄華の基礎を築いた者です。

　質素でも、凛とした佇まいは、さすが国宝です。
　阿弥陀堂には、内陣の須弥壇上に、阿弥陀如来像、脇侍の観音菩薩像と勢至菩薩像、二天像（持国天像、多聞天像）の計5体の重文の仏様が安置されています。
　また、内陣の天井や長押、来迎壁（本尊背後の壁）には、壁画の痕跡が残っていました。

　此処に安置されている二天像は、持国天像と多聞天像だといいますが、持国天と多聞天は、４体がセットの四天王の一部のはずですが２体しかありません。
　邪鬼を踏んづけているのは、四天王像の通例ですが、奈良で見てきた四天王像とは、雰囲気が大きく違います。しかも、ここの持国天像は口を閉じ、多聞天像は口を開けていること、２体しかない、像の体勢などからすると、「阿形」像と「吽形」で対になる金剛力士像の方に似ているように感じます。なお、金剛力士像で有名なのは、浅草の仁王門、東大寺の南大門、高野山などです。

　アオサギです。

　阿弥陀堂の周囲は、こんな落ち着いた雰囲気です。
　近くに他の観光場所がないせいもあるためでしょうが。

　袋田の滝に向かいます。