2014/11/29 - 2014/11/30
973位(同エリア988件中)
リュックさん
第3日目 11月29日(土) 晴れ
今日の予定
08:30 Lv. こがね山荘
08:50 Av. 中津駅
09:08 Lv. 中津(特急にちりんシーガイア7号)
12:07 Av. 延岡駅
13:00 Lv. 延岡バスセンター(路線バス 高千穂行)
14:30 Av. 高千穂バスセンター
14:40 Lv. 高千穂バスセンター(宿の迎え)
15:10 Av. 岩戸屋
~16:30 天岩戸神社など散策
18:30 夕食
20:00~21:00 高千穂夜神楽見学
ー 泊 岩戸屋
-
宿の車で中津駅まで送ってもらい、
事前に購入しておいた乗車券でホームに入る。
今回の旅に行く前に「JR大人の休日倶楽部ジパング」に
夫婦で入会し、九州地区のJR乗車券、特急券は
すべて20%割引制度で購入しておいた。
中津駅ホームで列車を待つ。
ホームの長~いベンチがあった。中津名物鱧を模したベンチ。
延岡駅に到着。大きな駅舎だ。
駅前は広いロータリーになっている。昼時車も人も少ない。
閑散としている。延岡バスセンター待合室でバスの到着を待つ。
待合室には多くの地元の人たちがベンチに座っているが
旅行客は我々のみのようだ。
待っている地元の人たちはほとんど高齢の女性で、
男の高齢者はいない。地方都市の典型的なパタ~ン。
バスが来た。
老女たちと一緒にバスに乗り込む。
彼女たちは途中で一人二人と下車し、
市街地を離れると車内はガラガラになった。
次第に山が近くなり、やがて曲がりくねった狭い山道を登ってゆく。
道路幅が狭いのでたまに出会う車とのすれ違いは大変だ。
可なり山深くなった。
川は渓谷となり、はるか下のほうを濁流になって流れている。
途中いくつかの村落で人々が乗り降りする。
それにしてもこんな山奥でどうやって生活しているのだろう。
高千穂はまだまだ。
バスは喘ぎながら曲がりくねった山道を登る。
やがて、広い道路にでた。
これがバイパス路でバスが上ってきた道は旧道だった。
まっすぐ伸びた広い道路。今まで深い渓谷の山道とはまるで違う。
谷合の開けた景色。
立派な道路が縦横に走り、幾つもの大きな橋が架かっている。
山裾には立派な民家が立ち並ぶ。
まるで天空の都市の感じだ。ここが高千穂。
バスは街中に入り、高千穂バスセンターにたどり着く。
延岡からここまで1時間30分の行程だった。
ここで今夜の宿から迎えに来るはず。
しかし、待てども、待てども迎えに来ない。
しびれを切らせて宿に電話をする。忘れていたようだ。
10分ほどして迎えの車がきた。
ドライバーは何となく魚臭い。今まで厨房に立っていたようだ。
「バスの到着時刻に合わせて迎えに来てくれるはずだったのに」
「どうもフロントとの連絡がうまくいってなかったようです」
「すみません」とも「お待たせしました」などの挨拶はなし。
インターネットでは評判の宿で、部屋の確保、高千穂観光など細かく親切にメールで教えてもらったのでこの宿に決めていたが、
少し心配になってきた。
車は天岩戸神社の前を過ぎ、今夜の宿、岩戸屋に着く。
若い女性がフロントから出迎えてくれた。
宿帳に記載し、若い女性に迎えに来なかったことに文句を言った。
恐縮した面持ちであったが、詫びはない。
「これからのご予定は?」
「メールで細かく打ち合わせしてあるのですが」
小生いささか気分が悪くなり、口調がきつくなった。
女性は小生とやり取りしたメールのコピーを持ってきた。
「あれ、メールでやり取りさせてもらった方はあなただったのですか」
「はい」
実はこの宿の予約はJTB経由で行っていて、
直接予約は受けていなかった。
我々は特別室を予約したかったがJTBでは「満室」とのことだったが、
この女性がJTBと調整し、「特別室」を確保してくれた。
とても親切な人だった。 -
夕食まで時間があるので、宿から数分の天岩戸神社を訪れた。
夕暮れ時なのか参拝客はまばら。 -
岩戸神社に入るとすぐにリアルな像が立っている。
これから見学する夜神楽の主役,天岩戸神楽、
戸取(手力男命)岩の戸を取り払う舞。 -
国家君が代に詠まれている「さざれ石」
岐阜県揖斐郡春日村の山中にあったこの石は学名を石灰質角礫岩。
石灰石が雨水に溶解し、
その石灰分をふくんだ水が時には粘着力の強い乳状体となって
地下にて小石を集結し次第に大きくなる。
やがてそれが地上に出て国歌によまれている如く
千代八千代、代年をへてさざれ石が巌となり苔のむすという。 -
ひっそりとした天岩戸神社 西本宮
-
天岩戸神社西本宮から岩戸川に沿って
徒歩約10分ほどの急な山道を谷川まで下る。帰りが大変。
天照大神が岩戸に隠れ際、
天地暗黒となり八百万(やおよろず)の神がこの河原に集まり
神議したと伝えられる大洞窟。
別名「仰慕ヶ窟(ぎょうぼがいわや)」とも呼ぶ。
以前は社のみがあり信仰の対象となっていたが、
いつのまにか祈願を行う人たちの手によって石が積まれていく。 -
谷合の河原のある洞窟。
うっそうとした森に囲まれ、
夕刻であったこともあり薄暗い神秘というか、
不気味な感じすらあった。 -
東本宮を訪れる時間がなく、
また鳥居から本宮まで急な長~い石段があるので割愛。
鳥居の脇には天岩戸神楽29番鈿女(天鈿女命が
身振り面白く天照大御神を誘い出させる舞)の像があった。
近くに寄ると音楽が鳴り、像が廻り出す。
宿に戻る。
夕食時、初老の女性とこの女性が客の世話をしている。
今夜はJTBのツアー客が別部屋で食事をし、かなり混雑していた。
食事を運んできた女性に
「もしかしたら、若女将?」
「はい」
「イヤー、先ほどは声を荒らげすみませんでした。
メールでいろいろご親切に教えていただいたのに」とお詫びした。
小さな声で、「こちらこそ」
どうやら、この若女将と給仕で忙しい初老の女性は若女将の母親で、
車で迎えに来てくれた男性は若女将の父親のようだ。
家族でこの宿を運営している。大変だ。
特別室は新しくはないが、
畳が新しく交換され、井草の匂いが心地よい。
ヒノキの内風呂であせを流し、
食事後、ロビーに集合してこれから宿のマイクロバスで
高千穂神社で行われる夜神楽を観に行く。
参加者は宿に宿泊したツアー客も加わり
数台のマイクロバスで夜道を行く。
高千穂神社に着いた頃には
すでにたくさんの観光バスが駐車場に止まり、
多くの人たちが会場に向かっている。
我々が会場に入ったころにはすでに満員。
前の方の隙間に座った。板の間みたいな堅い床に座る。
すぐに尻が痛くなり、足がしびれた。
ざっと見て、200~300人が詰めかけている。 -
始めに、演じられる夜神楽について説明がある。
夜神楽は4つの舞が舞われる。
最初は手力雄(たぢからお)の舞で
手力雄(たぢからお)の舞は手力雄命(たぢからおのみこと)が
天照大神の隠れている天岩戸を探し当てるところをあらわした舞。
次に鈿女(うずめ)の舞で天岩戸より誘い出す。
そして、戸取(ととり)の舞で天岩戸を開く勇壮な舞と続く。
最後にご神体の舞で二神のよる国つくりの舞で多少色っぽい。
これらの舞は笛と太鼓に合わせて舞う。
太鼓の音、リズムが腹に響き、いまでもはっきり思い出させる。
1.手力雄(たぢからお)の舞
これら4つの舞を解説した記事があったので一部引用させていただく。 -
手力雄命鈴と紅白の岩戸幣を持つ。
岩戸幣には冠がついて青幣の山冠は天と水を、
赤幣の横冠は地と土を表し、分け幣の手は青幣を立て、
赤幣は肩に当て鈴を一緒に横にして舞う。
青幣が山、赤幣は畑の象徴とある。 -
2.鈿女(うずめ)の舞
天照大神(あまてらすおおみかみ)が
天岩戸(あまのいわと)に隠れられてしまった折に、
岩戸の前で天鈿女命(あめのうずめのみこと)が
調子面白く舞ったことにより、神々が大笑いし、
不審に思った天照大神が姿を表したという
日本神話が題材にされている。
天の岩戸の所在がはっきりしたので、
岩戸も前で面白おかしく舞い、
天照大神を岩戸より誘い出そうとす舞う。
この天鈿女命の、天岩戸の前での舞いが、
神楽の起源ともいわている。
微笑みをたたえた女面に三段切りの御幣と
日の丸の扇子(おうぎ)を持ち、
素襖(すおう)の袖を巻き上げて優雅に舞う。
この舞は男神の力強さを象徴した
手力雄命(たぢからおのみこと)の戸取りとは対象的。 -
3.戸取(ととり)の舞 天岩戸を開く勇壮な舞
戸取明神 (手力雄命)は天岩戸を開き、
天照大神に再び出て頂く。
これで又世の中に光が戻る事となる。
赤面に裁着袴、たすきを腰にはさみ杖を持った
力強い手力雄の舞い。
「ああら来たり大神殿、
なんとて出でさせ給わぬものならば、
われ八百万神の神の力を出し一方の戸を取りて投げ捨つれば、
伊勢の国は山田ヶ原に着きにけり。
また一方の戸を投げ捨つれば、
日向国橘の小戸の阿波木原にぞ着きにけり。
その時日月さやかに拝まれ給うものなりやぁー」と
唱教しながら赤面の汗をはらい黒髪をふり乱し、
渾身の力をこめて戸をはらう手力雄の舞は男性的な神楽。
同じ手力雄の舞でも「手力雄」で用いる神面は
白面であるのに対して「戸取」で用いる神面は赤面。
これは戸取りという神楽の性格上、
渾身の力をこめられるため面(おもて)が
紅潮した状態を表しているそうです。 -
4.ご神体の舞 二神のよる国つくりの舞
伊邪那岐命(イザナギノミコト)と
伊邪那美命(イザナミノミコト)二神による国産みの舞で、
本来は新穀感謝祭(新嘗祭・にいなめさい)を祝うために
男女の神が新穀で酒をつくり,、神前に捧げるお神楽で
「酒おこしの舞」ともいわれる。
神道祭祀では、新穀、神酒を神前に供えて同じものを
直会(なおらい)として人々が一緒に戴き、
その行為を通して“神人一体”化すると信じられており、
それが神楽御神躰のもつ本来の意味であり、
男女二神の抱擁として表現されている。
男神は裁着袴に面をつけ餅を入れた藁苞(わらづと)を
棒にさして担ぎ、
右手の扇で棒をリズミカルにたたきながら出て来る。
男神が神庭を一回りすると頬がふくれて
おちょぼ口の愛敬のある女神が桶とザルをかついで男神に続く。 -
二人そろって濁酒をこすことになるが、
浮気心を出した男神は神楽見物の若い女性のところへ
飛び込んで行き大騒ぎとなる。
女神につれ戻され再び酒をこす作業がはじまる。
太鼓の調子に合わせてドブロクをしぼり、
酒を飲み合ううちに酔った二人は抱き合って夫婦となる。
夜神楽は一時間ほどで終了。
足はしびれ、腰が痛くなったが、
古代の民芸を鑑賞したようで面白かった。
まだ幼いころ、家の隣が御岳神社で祭礼の時に演じられた
お神楽を良く見ていたことを思い出した。
夜神楽終了で大勢の人たちが一度に駐車場に行き
迎えのバスや車に乗るので大混雑。
我々は迎えの車で宿まで戻る。
ロビーで温かい白玉しるこをふるまわれた。ありがたい。
明日は高千穂峡を訪れてから宮崎に向かう。
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