GWを上海、杭州で過ごす旅2-杭州の西湖、清河坊編-

2025/05/03 - 2025/05/03

2日目は上海から杭州への移動と杭州観光。杭州までは上海虹橋駅から高鉄で1時間前後。2等席を予約したつもりが、立ち席になっていたので、1時間以上スーツケースを持ったまま移動。寝不足もあって結構つらい。

杭州東駅から地下鉄でホテルまで移動。ホテルはヒルトン系列で、ゴールド会員のせいかアーリーチェックインをさせてくれたので、しばし休憩。

地下鉄で杭州の観光地の一つである清河坊へ。古い建物をリノベーションして、多くのお土産屋さんや食べ物屋さんなどが立ち並ぶスポット。昼食を食べたり、お土産を購入。

配車アプリのDiDiで雲隠寺に行こうとしたが、ネットがうまくつながらず、歩いて行ける西湖に行くことにした。杭州の中心部にある1周16㎞ほどある湖を散策。

その後は、すぐ近くにある繁華街である延安路付近を散策。西湖のようなのんびりしたところのすぐ近くに、渋谷のような繁華街が近くにあることに驚かされてしまった

エリア 杭州(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

11:30杭州東駅に到着。Alipayを上海から杭州に変更して無事に通過できた。杭州は浙江省になる

杭州東駅 駅

コインロッカーもある

杭州は地方都市かと思いきや、駅もとても広いし人も多い。

地下鉄6号線でホテルがある星民駅へ向かう。杭州の地下鉄もきちんと荷物検査がきちんとある。Alipayもきちんと利用できた

20分ほどで星民駅到着。Google　Mapでホテルに行くがビルはあるのだが、ホテルが全然見つからない。ビルの中にあるのかと思い、探すがホテルは見つからない。事前にGoogle Mapでチェックを付けておいたので困ってしまった。

ビルにある会社のお姉さんに、翻訳ソフトを介して聞くがビルにホテルはないし、ホテルも分からないとのこと。それでも一生懸命色々調べてくれたが、結局わからず。仕事中にもかかわらずお手を煩わせて申し訳なかった。ちなみにこのお姉さんとてもチャーミングな方だった。

高徳地図をスマホに入れたのを思い出したので、使ってみるとようやくわかった。そういえば、フォロワーのMさんにGoogle　Mapは微妙に位置がずれていますよといわれたな。

ということで無事にホテルに到着。なんてことはない、駅のB出口からすぐのところにあった。今回お世話になるのはHampton by Hilton Hangzhou Binjiang。ちなみに杭州は英語表記だと、Hangzhouとなり最後まで覚えることが私の脳みそではできなかった

Hampton by Hilton Hangzhou Binjiang ホテル

12:30チェックイン完了。朝早くて寝不足だったのと、高鉄で1時間以上立ちっ放しなので、疲れてしまったのでチェックインできないかと思ったら、チェックインは3時からだが、現在12:30にもかかわらず、チェックインできるとの事で助かった。

事前に決済したつもりがされておらず。ヒルトンアメックスで決済したかったのだが、持ってくるのを忘れたため他のクレジットカードで決済。ポイントを損してしまった。635.33元なので￥13,000くらい。朝食込み

ロビー脇にはレストラン。こちらが朝食会場のよう

12階の部屋にアサインされた。キングスーペリオールルームを予約したが、特にアップグレードとかはないよう。でも部屋は綺麗で十分な広さ。

ヒルトンの公式から予約したが、どのプランも朝食付きのプランばかりなので、ゴールド会員の特典として考えられるのは、レイトチェックアウトが2時まで、アーリーチェックインをさせてくれたことくらいかな。

杭州はヒルトン系のホテルが20件以上ある。とくにHamptonという初めて耳にするブランドが特に多かった。日本には未上陸なので、もちろん初めての滞在。イメージとしては、ガーデンイン以上ダブルツリーと同じくらいといった感じ。

こちらのハンプトンヒルトンは少し前にできたようなので、とてもきれい

２本のミネラルウォーター

スプライトとコーラが冷蔵庫に入っていた。あとでフロントで聞いたら無料との事。フロントの方は英語を話させる方もいてよかった。さらには少しだけだが日本語を話す方もいた。さすがヒルトン

水回り。清潔感もあってスペースも余裕がある

残念ながらバスタブはないが、シャワールームは広くてきれい

杭州の街を見渡せる。西湖側には高いビルが多く立ち並ぶ。

観光に行こうと思ったが、１時間ほど休憩

星民駅からメトロ6号線に乗り、オリンピックセンター駅で7号線に乗り換えて呉山広場駅へ。杭州の有名観光地の1つ清河坊へ。

フードカーが立ち並ぶ。昼食がまだなのでお腹が空いてきた

清河坊街は、南宋の都・臨安で最も繁華な商業街の一つだった。少し前に古い建物をリノベーションして、レストランやお土産屋さん、茶館にしたところ、杭州を代表する観光スポットになった

さすが杭州を代表する観光地。日曜ということもあってとても多くの人で賑わっている

入口付近には、七福神の布袋さんが鎮座。観光客が触りすぎて、もともと金色だった布袋様が銅色に変化している。もちろん私もご利益があるように触る

多くの人が一つの建物に入っていくので、私も行くことに。

後で調べ見ると朱炳仁銅雕芸術博物館といい、中国で著名な美術師である朱炳仁の同作品を見ることができる

入場料は無料

仏像

中国では金が縁起がいいとされ大人気。奥側にあるのは金（当然メッキだろうけど）の肉まん

銅板をトンカチでたたいて何かと作っている

14:30さすがにお腹が空いたので、裏道を歩いていたらレストランを見つけた。老杭州土菜というお店。現金をあまり持っていなかったので、Alipayを利用できるか聞いたら使えるとの事。といってもなかなか通じずに困った。

意外と清河坊にはレストランがないのと、どうせメニューは中国語だけだろうと思ったので、建物に写真が貼ってあり、通じなかったら写真を指させば注文できるだろうと思い、ここを選択

中でも食べられたが、テラスに通された。気候もちょうどいい

案の定すべて中国語のメニュー。何となくはわからなくもないが、結局建物に貼ってあった写真を指差して注文。翻訳アプリでもいまいち何が書いてあるかわからない

いろいろ迷ったが、事前に近くにある西湖でとれる魚を使ったメニューが有名と分かっていたので、とりあえず名物を頼んでおく主義なので、西湖鮮魚(６８元）を注文。これはさすがにわかった

写真でもある程度は想像できたが、実際来てみるとなかなかボリューミー。湖でとれる魚なので泥くさいだろうと思ったが、案の定泥臭さは感じたが食べられなくはない。淡白な白身魚に黒酢がかかっている。一人だとさすがに飽きてくる。正直そこまで美味しいものではないし。

ご飯はセルフで食べ放題、水が来たと思ったらお湯なのも中国らしい。とりあえず杭州名物が食べられてよかった。無事にAlipayで決済完了

レストランはないが店頭ではいろいろなものが売っている。特に目についたのが、羊肉の串焼き

歩いているととてつもなく大きな文字が見えてきた。これは、漢方屋さんの看板らしい。有名らしくみんな写真を撮っていた

お土産屋さんがあったので入店。いかにも中国っぽい布製のうちわがあったので購入。杭州の象徴である西湖が刺繍されている。家のリビングに飾ってあるがなかなか良い。２０元くらいだったかな

蜂蜜焼面包。見た感じフレンチトーストの串焼き？

美味しそうだなと思ったら、その近くには、蚕とかサソリなど昆虫の串焼き。年末年始に行ったタイやカンボジアでも見かけたが、まだ食べる勇気はない

その横にはワッフルを使ったスイーツ。どういう取り合わせなのだろうか

口直しというわけではないが、蟹味噌の小籠包が売っていて、美味しそうだったので注文(28元)。皮が薄くて、スープも美味しかったが、もう少しボリュームが欲しかったな

中国はGoogleやYoutubeが使えなかったり、アメリカの物を締め出しているイメージだが、スタバはいろいろなところで見かけた。街並みにきちんと建物を合わせている

飴とピーナッツを混ぜたものをぺったんぺったんと餅をつくようにとんかちでたたいていた。お土産で買ったがとても美味しかった

杭州は、お茶の名産地でもある。龍井茶といい、龍井茶を使ったソフトクリームも色々なところで見かけた。お土産で購入。小缶18元。

そろそろ次の目的地である霊隠寺に行くことにする。6時までやっているらしいので今から行っても間に合うだろう

歩きながら、Alipay内の配車アプリDiDiを使おうと思ったが、なかなかつながらない。アプリの調子が悪いのかと思ったが、他のアプリもなかなかつながらない。
どうやら１G分のデータを使い果たしてしまい、帯域制限がかかっているよう。データ無制限プランがあったことを思い出したが、なかなかつながらない。結局、霊隠寺にこの日は行くのをあきらめて、明日行くことにする。これがまたもやトラブルのもとになるのだが、それは次の旅行記で。

徒歩15分のところに西湖があるのでいくことにした　

西湖の入口に到着。柳浪聞鶯

柳浪聞鶯 広場・公園

杭州の中心にある西湖。大きさに圧倒される。

唐の時代からその美しさから多くの詩人や画家に愛されてきた。周辺には雲隠寺などの寺院や庭園が造られた。南宋の時代になると、杭州が首都になりさらに西湖十景として西湖は有名になり今に至っている。世界遺産にも登録されている

西湖 (杭州西湖の文化的景観) 滝・河川・湖

遠くに見えるのは雷峰塔。西湖は、中国の有名な伝説「白蛇伝」の舞台になった湖であり、中国4大美女の一人西施が入水した場所としても有名。

また、西湖の周りには「西湖十景」と呼ばれる景勝地が１０か所ある。池の周りを反時計回りに散策

遊覧船で西湖を巡ることもできる。50元くらいなので乗ってみようかと思ったが、結構行列しており断念

電動遊覧船 (西湖) 船系

逆光になってしまったが、暑いので龍井茶のソフトクリームを購入、18元。1周16kｍもあるので1周歩くのは難しいと思うが行けるところまで行ってみることにする

湖畔に浮かぶ遊歩道。遊歩道は濡れているし、柵もないので一歩間違えたら、湖に落ちそう

太極拳でもやっているのだろうか

しばらく歩いているとおしゃれなレストランやカフェが軒を連ねる西湖天地に到着

西湖天地 エンターテイメント

その一角にスタバがあったので、ここまで歩きっぱなしなのでで一休み

日曜だし観光地であるから日本のスタバのように大混雑していると思いきや、ガラガラで全然人がいない。

ガラス張りのスペースがあったのでこちらで休憩することにした

アイスミルクコーヒーLを注文(38元）。物価の安い中国だが、スタバはややお高め。西湖を見ながらしばしのんびり

だいぶ日も暮れてきた。ちょうど日没を見ることができた

中国の伝統衣装を着ている若い女性を多く見かけたが皆さん綺麗。チャイナドレスもいいけど、こちらの伝統衣装もいい。

面白かったのが、警察官がパトロールしているのだが、中国人は映えスポットの撮影に老いも若きも男女問わず熱心で、撮影のためには入ってはいけない芝生に撮影するのもお構いなし。警官がそれを注意するのだが、警官がいなくなるとみんな芝生に入り込んで撮影している。何がそんなに駆り立てているのだろう？

湖の上に浮かぶ東屋風の建物は、集賢亭。西湖でも1、2を争うくらい有名な建物。清朝時代に建てられたが、10年ほど前の暴風雨で倒壊してしまったが、現在は再建されている。

樽に人が乗っている（?)銅像。いったい何を表しているのだろうか？何かの物語の登場人物とか？

だいぶ日も暮れてきた

夜になるとまた別の顔を見せる西湖。また四季折々の季節によって、さまざまな顔を持つ。いつ来ても楽しめるといえる。

時間の関係で東部の一部しか散策できなかった。遠目で見ただけの雷峰塔、白堤など西湖十景はほとんど見られなかったので、次に杭州に来たときは、西湖を1周したい

繁華街らしきスポットを見かけたので、西湖の観光はこれくらいにして、繁華街の散策をすることにした

日曜日の夜ということもあり人で大賑わい

杭州は先ほどの西湖のようにのんびりとした観光地なのかと思ったら、まるで新宿や渋谷のようなスポットもあり、びっくりしてしまった。あちらこちらにデパートやショッピングモールがある

最近中国の発展ぶりを示すときに、立体的な映像の広告が紹介されるが、目の前で見ると改めて驚かされる

杭州に来るまではただの地方都市と思っていたので、想像以上の発展ぶりにびっくりしてしまった。

そろそろ夕食でもしようと思い、レストランに行くのだがどこも人でいっぱい。待つのはいいのだが、日本のように紙に書いて待つのではなく、店頭にある予約専用のQRコードを読み取って予約をしないといけないのだが、予約をするにあたって電話番号が必要なのである。中国での電話を持ってないので途方に暮れてしまう。

仕方がないのでウェイティングのないお店を探することにした。

20:00 ようやくウェイティングのないレストランを発見。蟹満皇

店内は若い人でいっぱい。周りを見渡すと皆さん蟹のあんかけがかかった麺を食べてみる。店の名前からして蟹を使った料理が名物のよう

注文したのは、蟹の卵入り小籠包(29元）。期待したがスープは少なく蟹の風味も弱め

作るのに30分ほどかかるといわれたの蟹の卵の和え麺(98元）。確かに30分ほど待たされた、出来合いではなくきちんと作っているのだろう。麺は少し固まっていたのとこちらも少し蟹の風味が弱め。まずくはないし、美味しかったのだが少々期待が高かった分少し残念

街のあちらこちらで見かけた南宋胡記。杭州で有名なお菓子屋さんのようなのでのぞいてみる

中は美味しそうなお菓子がいっぱい。お土産でも買って帰ろうと思ったが、生菓子なのであまり日持ちはしないようなので断念。ホテルで食べる自分用のお饅頭を購入。だいたい20元くらい

先ほどぶらぶら歩いているときに見かけた満記甜品に入店。店頭で見たマンゴーのスイーツの写真が美味しそうだった

人気店のようで人でいっぱい

注文したのは楊枝甘露と思われるもの(32元)。マンゴーピューレとココナッツミルクにたくさんのマンゴーにポメロ、プチプチとした触感のタピオカがたくさん。これはとても美味しかった。

先ほどのお店もそうだが、だれも現金を使っておらず、AlipayやQRコードで決済していた

西湖の方が盛り上がっているので行ってみると、噴水ショーをやっていた。噴水の吹き上げがすごいのとカラフルな照明が効果的に使われていてなかなかの大迫力。残念ながら、湖の遊歩道は規制で近寄れず遠目から眺めていたが、なかなかだった。

近くの長龍橋駅から、メトロ1号線にのり江陵路で6号線に乗り換え星民駅へ。

地下鉄に乗るときは荷物の検査は当然のこと、あちらこちらにビデオカメラがある。そして、街には多くの警察官がいて目を光らせている。そのため、この後の上海もそうだが、夜歩いても危険は感じず、日本と同じくらい治安はいいといえる。ただ、逆に言うと、どこにいても見張られているようなものなので、プライバシーをとるか治安をとるかは人それぞれ意見はあるだろう。

22:00ホテル最寄りの星民駅に到着。

ホテルは、杭州中心地から少し離れているのだが、それでも多くのビルが建っている。夜になるとライトアップされとてもきれい。また、ビルの建設ラッシュであちらこちらに建設中のビルが見られた。新都心的な位置づけなのだろうか？

ホテルの周りを少し散策。コンビニやレストランがある。マッサージ店を見かけたので、この日はよく歩いたのでフットマッサージを受けることにした。当然英語も通じないが翻訳アプリやジェスチャーで何とか伝わる。60分110元。マッサージをやってくれるのかと思ったら、足の爪を切ったり、皮剥きをしてくれる。そんなの頼んでないのだけどなと思ったら、最後の10分間でフットマッサージをしてくれた。上手でとても気持ちよかったが、もう少しフットマッサージをやってほしかった。

それとあなたは足が悪いから薬を使ったマッサージをした方がいいといわれたが、＋128元かかるといわれたが断る。

23:25ホテルに帰還。シャワーを浴びて、冷蔵庫のスプライトを飲みながら、先ほどの南宋胡記で買ったスイーツをいただく。甘さもくどくなくとても美味しかった。

この日はこれで終了。明日はこの日行けなかった霊隠寺に午前中に行き、午後は上海に行く。

予定外のトラブルで霊隠寺に行けなくなってしまったのだが、西湖散策を堪能できた

Hampton by Hilton Hangzhou Binjiang ホテル