2025.3　つかの間の岡山名所巡り #1　昼と夜の倉敷美観地区篇

2025/03/29 - 2025/03/29

珍しく出張へ行くことになり、業務のある日が月曜日だったので「土曜日から前乗りしてもいいですか…？」と恐る恐る申し出たところ、なんと無事快諾。
というわけでお言葉に甘えてちょっと早めに目的地の岡山へ向かうことにしました。
岡山は何度か通過や経由こそしたことがあるものの、ちゃんと留まって楽しむのは今回が初めて。岡山出身の友達にも名所やオススメを尋ね、軽くリサーチしてから向かいました。

新幹線で岡山駅を目指し、一旦コインロッカーに荷物を置いて身軽になってから向かったのは、美しい街並みが保全されていると評判の倉敷。
到着が昼過ぎ＆夜には宿に戻る必要があったため、あまりたっぷり時間は割けませんでしたが、なんとか時間をやりくりして回った様子をお楽しみください。


【旅程】
3月29日（土）
☆今回ここから☆
・新幹線で東京駅から岡山駅へ
・一旦スーツケースを岡山駅に置く
・在来線で倉敷まで移動
・美観地区
・大原美術館
・岡山市内の宿に戻る
★今回ここまで★

3月30日（日）
・路面電車で岡山城下へ
・岡山城（再建）
・後楽園
・岡山さくらカーニバルを見物
・ホテルに戻る

3月31日（月）
・社用終了後、岡山駅へ
・新幹線で東京へ帰着

エリア 倉敷(岡山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずは東京駅へ。あいにくの雨模様でテンションが下がりますが、一度新幹線に乗れてしまえばこちらのもの

東京駅 駅

いつもは大体京都か新大阪で降りるので、岡山まで乗り通すのは初めて。
東京を出た時はたいそうな混雑っぷりで、毎度挟まれる「自由席の方々は詰めてお立ちください」という車内アナウンスに慄きながら指定席での時間を過ごしました。

とはいえ、京都でかなり乗客が減り、新大阪で更にお客を下ろした後、車内はだいぶスカスカに

東京駅を出て3時間ちょっと、岡山駅に到着です！

岡山駅 駅

やたらピンクの新幹線が向かいのホームに停まってて、「何これ？桜？」と思ってたらまさかのキティちゃん新幹線
JR西日本のイベント車両みたいです

めちゃくちゃ尖ってました
東京では見られなくなった500系を使っているのでしょうか

ひとまずスーツケースを置いて身軽になりたくて駅周辺をふらつくも、週末ということもあってかなかなか空きが見つかりません
これはそんな焦りとイライラをおちょくるかのように佇む桃太郎像を腹いせに撮ったものです笑

さんすて館 グルメ・レストラン

何とか奇跡的にロッカーの空きが見つかり、リュックサック一つになれたので、そのまま岡山駅から在来線に乗って倉敷駅まで来ました。
各停電車でも20分足らずで着きます。

倉敷駅 駅

友人の奥様が岡山に住んでいた人で、友人伝いに「ぶっかけうどんは倉敷発祥らしいからオススメだよ」と聞いたので、さっそく見つけたこちらのお店に行ってみることに

ぶっかけうどん ふるいち 仲店 グルメ・レストラン

かなり空腹だったのでめっちゃ盛ってるこちらの一品にしました。
ダシがしっかり濃くて美味しい！

ちなみに部活帰りと思しき野球部の少年達も店内にいました。どうやら地元の若者もここで腹を満たしているようです。

ぶっかけうどん ふるいち 仲店 グルメ・レストラン

腹ごしらえが済んだので、商店街を抜けて一路倉敷美観地区を目指していきます。

倉敷センター街商店街 市場・商店街

アーケードを抜けると、急に開けたエリアに突入します。
いきなり神社が！

阿智神社 寺・神社・教会

いい雰囲気の道が伸びています。

ちょっと混んできました。
やっぱりこういう観光地の風景には人力車がつきものですね

駄菓子屋さんを発見

更に進むと、地元の名士の記念館だというごっつい建物が現れました

児島虎次郎記念館 美術館・博物館

それなりに観光客はいて賑わっているのですが、オーバーツーリズム感は一切感じません。
やっぱりこれくらいの込み具合が訪問する側としてはちょうどいいんだよなあ

こういうレトロな公衆電話好きです

倉敷美観地区のメインエリア、運河がある辺りに来ました！

倉敷美観地区 名所・史跡

いい意味でドラマのセットみたいな雰囲気です

洋館みたいな建物も目立ちます。左の建物は観光案内所も兼ねていたような記憶

運河の脇に並べられている和傘は、夜のライトアップイベントの時に活用されるようです。

運河を船が進んでいきます。
舟は何艘か浮かんでいるのですが、このお二人は着ている着物の雰囲気が抜群に違いました。結婚式かその前撮りかな？

「なかばし」とのこと。読めない。

中橋 名所・史跡

相場屋さんを模した建物（っぽく見える）のようですが、書いてることがめちゃくちゃ現代でギャップがすごい…

大原美術館に着きました。
美術に特別造詣があるわけではないし、閉館時刻まで2時間足らずだったので迷いましたが、ここまで来て入らないのもどうかと思い入館

大原美術館 美術館・博物館

美術館にはだいたいいるタイプの宗教チックな銅像

美術館にはだいたいいるタイプの裸の銅像
小学生とかだったら「裸だー！！」って指差してゲラゲラ笑うやつです。

内部は全面的に撮影禁止なので残念ながら写真は無いのですが、中庭の桜が綺麗だったのでたまらず撮りました。

桜にはちょっと早いかな？って感じの時期だったのですが、ここのはいい感じに咲き始めててまあ写真に撮りたくなる撮りたくなる

本館から繋がっている「東洋館」
ただ土蔵が連なっているだけのように見えますが、中は廊下ですべてつながっており、西洋美術押し一本の本館とは違い、日本の芸術家による東洋チックな芸術品がこれでもかと収蔵されています。

大原美術館 工芸・東洋館 美術館・博物館

なんだかんだで閉館時刻近くまで居座ってしまった…

運河の開始地点あたり。ここの桜も枝ぶりがいい感じ

今橋 名所・史跡

白鳥までいました！
名物らしいです

残念ながら入れなかったカフェ。「エル・グレコ」という名前は、おそらく大原美術館の名物展示の画家のものでしょう

エル・グレコ グルメ・レストラン

美観地区の終わりあたりにあるお菓子屋さんに、休憩がてら立ち入ることに

橘香堂 美観地区店 グルメ・レストラン

銘菓だという「むらすずめ」が抹茶とセットで頼めるようなので、試食も兼ねて早速注文。

薄めの生地のどら焼きみたいな感じで、めちゃくちゃ美味しかったです。もちろん、お土産用に即購入決定。

橘香堂 美観地区店 グルメ・レストラン

美観地区へと引き換えし、倉敷デニムストリートをちょっと覗いてみました。
地元で作られたデニム生地によるショップがいくつも並んでいます。

…もう少し金持ちになってから来ようと思いました。ユニクロで満足して生きてるわたしには、ちとハードルが高かったかも…

倉敷デニムストリート グルメ・レストラン

狂気のレストランを発見。ドリンクはまだしも、食べ物のインパクトがクソ強い。デニムまん！デニムドッグ！　アメリカのケーキみたいなエグい鮮やかさ！

倉敷デニムストリート グルメ・レストラン

美術館他の建物はおおかた閉まり、一旦美観地区も店仕舞い感が漂ってきました。
あとなぜか運河の両岸に各種作品のコスプレイヤーたちが集結していました。夜のイベント狙いでしょうか。

高砂橋 名所・史跡

路地を散策しながら、いくつかお土産を追加購入

倉敷アイビースクエアという、旧倉敷紡績所の工場をリノベした施設がありました。

倉敷アイビースクエア 名所・史跡

倉敷美観地区のすぐ横にある小高い丘は、この神社で占められています。
到着時に見つけた入口とは別の入口から登ってみることに。
階段がなかなかしんどい…

阿智神社 寺・神社・教会

階段がしんどい分、中腹からでも眺めはなかなかのもの
美観地区を含めた街の様子を上から見ることができます。

本堂に着いた！

…が、お賽銭を投げる位置がよく分からなかったので、お供え物を投げ込む用と思しき箱に硬貨を入れておきました。ご利益ありますように

ここの桜もまだ満開には早いかな、といったところ

日が落ちてだいぶ空も暗くなってきたころ、なんかいい感じのお店を発見。
表では立ち飲みのようなイベントもやっていたので、わたしも混ぜてもらうことにしました

岡山の日本酒をいただきます！いい感じにピリッとしてて美味しかった！

再び運河エリアに戻るため、本町通りをひたすら歩きます。
暗く静かな中、営業しているお店の明かりがちらほら。
浅草や京都のような過剰なガヤガヤ感は一切なく、幻想的な気持ちで歩けます。

ちょうどライトアップが始まってて、運河の水面に映る明かりが綺麗！
舟の入り込み方もいい感じです

倉敷美観地区 名所・史跡

橋の上から撮った風景です。明るい時に訪れた時に気になっていた和傘に明かりが灯され、それが運河の水面に映ってとてもいい雰囲気…

桜もいいけど、柳もいいもんですね。
このエリアの雰囲気にとても合っています

運河脇の建物の佇まいとカラフルに光る和傘のおかげもあり、エリア全体が幻想的な雰囲気に

イベントリスペクトなのか、ペットをライトアップさせて歩いている方々がいました。みんな可愛い可愛い言ってましたね

運河から離れたエリアでもライトアップが少し開かれていました。
ただ、そろそろ岡山駅に帰ってホテルにチェックインしないと…

というわけで10分少々歩いて倉敷駅まで帰ってきました。
ためしに反対側（北口。倉敷美観地区へ通じるのは南口）を見てみたところ、からくり時計（でも故障中…）がそびえていました。

調べてみたところ、背後にある商業施設の辺りは昔テーマパークだったようです。

倉敷駅 駅

岡山行きのホームに向かおうとしたら、ハトがトテトテと歩きながら同じ方向へ歩いていました。こいつも電車に乗る気なのかしら…

スーツケースを取り出し、10分ほどコロコロしながら歩いて今夜の宿へ。
2月に仙台へ行った時にえらく感銘を受けたスーパーホテルのプレミアバージョンに今回も宿泊しております。（ポイント還元がアツかったので）

スーパーホテル岡山駅東口 宿・ホテル

シングルの割には広々とした部屋。仙台で泊った時のツインルームよりも下手したら広いかもしれない

このあと軽く飲み、倉敷の思い出に浸りながら過ごしたのでありました…。

翌日は夕方から社用が始まるもののそれまでは時間があるので、岡山市内をちょっと散策してみようと思います！