2025/03/26 - 2025/04/02
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walkingmanさん
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大韓国空のマイルが失効目前だったので、これを回避すべくソウルへでかけました。
韓国は3回目、ソウルは2回目(といっても、前回は30年も前ですが)。
人気の旅先ランキングで常に上位の韓国ですが、私の中では優先順位は低い。安全だし安心感があるし居心地も悪くはないのだが、日本と似ている点が多いから、外国に来たという気がしないのです。韓流ドラマもKポップも興味ないしね。
それなのになぜ韓国かというと、大韓航空のマイルが失効期限がせまっていたから。もったいなくて、飛行機、とっちゃいました。出発1週間前になってようやくあーだこーだと調べはじめたところ、ソウルとその周辺には多くの世界遺産があることに気づきました。今回は世界遺産巡りをメインにします。
観光資源としても注目される世界遺産ですが、実際には地味で見ごたえない遺産が多い。それでも「世界が貴重と認めたものを実際に見ている」という満足感がそこはかとなく味わえるから、私、好きなんです。
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関西空港からソウル金浦空港へ。大韓航空で金浦でも仁川でも同じマイル数で飛べる。ならば都心部に近い金浦便にしました。
コロナ禍もあって6年ぶりの海外旅行。機内食はべつにおいしくはないけれど、狭いプレートの上でナイフとフォークを使って食べるのは、家の食事とは違ってイベントみたいでなんか楽しい。 -
金浦到着は13時50分、中心部にでて、まだ少しは観光できそうな時刻。荷物を置きたかったけど、ホテルに寄る時間がもったいないので、金浦空港から地下鉄で直接宗廟へ。
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偶然にもこの日(最終水曜日)は入場無料。ラッキーなのである。入場料はたったのW1,000だから、得といってもわずかな額だが、気分的にうれしい。韓国は観光文化施設の入場料が安くて偉いと思う。
ちなみに、このあと訪ねた昌徳宮も無料だった。 -
世界遺産「宗廟」。
歴代の朝鮮王と王妃の位牌を祀っている廟。お墓ではありません。
敷地内は木造瓦屋根の建物と松を中心とした緑。やっぱり日本と似てますね。
たまたま僕の前を日本の団体さんが歩いていたので、こっそりくっついてガイドさんの解説を聞いてやろうかと目論んでいたところ、ガイドさんの方から「いっしょにまわりますか」と声がかかった。あとでわかったのだが、日に数回、施設主催の日本語ガイドツアー(無料)があるそうで、偶然その時刻に宗廟を訪れたのでした。 -
位牌が祀られている正殿。
あいにく工事中であった。横長の建物に19の部屋があり、それぞれに歴代の国王の位牌が祀られている。 -
永寧殿。正殿に入れなかった王の位牌が祀られている。
正殿の部屋の数が限られているので、王様の数が増えて部屋が足りなくなった時、この永寧殿を造って、例えば短命だったり、時代が古くて現国王からみて縁のうすい王の位牌を永寧殿に移したという。「王が亡くなられて正殿に祀ることになったから、今、正殿にある〇〇王は永寧殿に移ってもらい、場所を一つあけましょう」てな決定がされたらしい。
基本的には古い王から順に移されたというが、初代王や功績のあった王の位牌を正殿から追い出すのははばかられて、そのまま正殿に祀られているのだとか。逆の見方をすれば、移されてしまった王はそういう評価をくだされたということ。なんだかシビアな話ですね。 -
続いて、宗廟の隣にある「昌徳宮」を訪ねました。こちらも世界遺産。260年もの長きにわたり王宮だった場所です。
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朝鮮らしい配色。赤青黄緑と系統が異なる色の組みあわせだが、色調が落ち着いているのでまとまった感じがする。
でも彫刻は日本より簡素。龍とかの彫り物は日本の寺社のほうが生き生きとして躍動感がある。これは昌徳宮がというより、韓国と日本の差。 -
玉座ってやつです。
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正殿の他にもいろんな建物がある。
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ここに限らずだけど、韓国の若い人ってあちこちで写真撮ってる。時間かけてアングル決めて、ポーズも顔もキメキメで。ウエディングフォトとかならわかるけど、学生服とか普段着でだよ。SNSにあげるのだろうか。
言っちゃあなんだが、カワイイとかカッコイイとか、容姿に関係なく、誰でもがそう。自己肯定感が高いのだろうか。 -
昌徳宮は庭がいいらしいのだが、入園時間が遅かったのか入れてもらえなかった。まだ閉園40分前なんだけど。
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翌日、3つめの世界遺産「南漢山城」へやってきました。
地下鉄の山城駅からバス。このバスがどんどん標高上げて走って、町がとぎれてやがて南漢山城に着きました。運転の粗いドライバーで、ちょっとひやっとしました。 -
南漢山城はソウルに非常事態が起こったときに臨時政府を置く意図で造られたといわれています。
全長11kmほどの城壁が続いていて、行宮を中心とした建物群をぐるりと囲んで守っています。 -
行宮は王がソウルを離れて地方にでかけた際に滞在する場所。写真の建物は王が政務をするための場所です。
ソウルの昌徳宮と比べると小さく簡素ですが、王が滞在するわけですから、それなりの建物が建てられています。 -
柱には漢字の書かれた額が飾られている。漢詩の一説だろうか?。
ハングルが朝鮮の世宗大王時代に発明され、今では漢字が使われることはほとんどないと聞きましたが、当時は漢字も普通に使われていたようですね。
ところで、今の韓国人はこの漢字の意味をどの程度理解できるのかな?。韓国にも多くの中国人観光客がいたが、彼らの方が理解できるのかも。 -
城壁の回りをちょっと歩いてみた。南漢山城というぐらいですから、山坂です。坂道をあがり行宮が見おろせる場所へ。赤松の幹がじゃまだけど。
パンフレットによれば4時間程で一周できるそうです。僕は30分程しか歩いていないけど、アップダウンがあってきつく感じました。 -
韓国にもご当地マンホールがあった。
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三陵公園にやってきました。
ここには成宗と中宗という二人の王のお墓があります。朝鮮歴代の王墓は韓国各地に点在していて、そのいくつかが「朝鮮王陵」として世界遺産に登録されています。
三陵公園は地下鉄でアクセスできるから、どこかひとつ見学するとなると、ここになるかと思います。
航空写真を使った案内図がありました。森を開いてお墓を造ったということでしょうか、写真はほぼ緑一色です。 -
都会の真ん中なのに公園は広い。新宿御苑とか、あるいは明治神宮のイメージでしょうか。王墓まで結構歩きます。
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こちらが成宗王墓。三方を囲まれて、あるいは立入制限されて、この位置からしか見学できません。近づいて見たいが、王墓だから誰でも好きに歩き回るというわけにはいかない事情も理解できる。しょうがないか。
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円墳を守るように動物と臣下の石像。
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こちらは中宗王墓。
建物の奥、盛土の上のちょこんとした丸いのが王墓です。 -
石畳の道が敷かれているが、その中央は通行禁止と書かれていました。
日本の神社では参道の真ん中は神様がお通りになるから歩いてはいけないというが、同じような考え方なのでしょう。 -
昌徳宮の隣にある景福宮。朝鮮王朝を立てた李成桂が造った王宮で昌徳宮よりも歴史があり規模も大きい。
ただ、こちらは再建されて新しいからか、世界遺産には登録されていません。が、観光客が楽しむなら昌徳宮よりオススメ。事実、入場者は景福宮の方がだんぜん多い。 -
池ととりあわせた中国っぽい建物や、
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韓洋折衷?の建物もあって、景福宮の方が昌徳宮よりも見ごたえがあります。
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東大門と城壁。ソウルの町も、かつては城壁に守られて頑丈な門で出入りが監視されていました。
南漢山城はソウルと同じ発想でつくられていることがよくわかります。 -
青瓦台。
元大統領府。最高権力者の館という意味では昌徳宮と同じかもしれない。 -
青瓦台の壁には歴代大統領の肖像画が並んでいました。
宗廟には歴代王の位牌が並んでいましたが…。
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