平泉の旅・・世界遺産の毛越寺と観自在王院跡を訪ねます。

2025/04/17 - 2025/04/17

毛越寺（世界文化遺産）は、奥州藤原氏二代・基衡が造営に着手し、三代・秀衡が完成させた大寺院で、その伽藍は中尊寺をしのぐ規模であったと伝わります。当時の建物は全て焼失していますが、敷地いっぱいに広がる浄土庭園は良好な状態で残っており、平安時代の優美な浄土世界を今に伝えています。

観自在王院跡（世界文化遺産）は、奥州藤原氏二代・基衡の夫人により造営されたと伝わります。極楽浄土を表現したとされる浄土庭園は、ほぼ完全な形で残っており、平安末期の庭園遺構として貴重な存在です。”舞鶴が池”を中心に史跡公園として整備され、地元の人たちの憩いの場ともなっています。

エリア 平泉(岩手)

平泉駅です。
待合室・売店・トイレ・コインロッカー・貸自転車・観光案内所が併設されています。

平泉駅前ロータリーです。
右手にバス乗り場、左手にタクシー乗り場、駅正面に旅館・ホテルの送迎車が発着します。

平泉町の市街地マップです。

毛越寺（世界文化遺産）の解説版です。
毛越寺は慈覚大師円仁により開山され、藤原氏二代・基衡から三代・秀衡の時代に多くの伽藍が造営されています。

毛越寺の入口（拝観券発行所）です。

正面が毛越寺の本堂です。

毛越寺（もうつうじ）の案内図です。

宝物館です。

手水舎です。

松尾芭蕉の ”夏草や 兵どもが 夢の跡”の句碑です。
左の碑は芭蕉の直筆と言われています。

南大門跡です。

毛越寺の浄土庭園です。
「大泉が池」をその中心に、中央に中島があり、対岸に臨池伽藍が並んでいました。

出島石組と池中立石、その向こうが州浜です。

毛越寺の本堂です。

毛越寺の本尊は薬師如来坐像です。

あやめ園です。
約300種、3万株の花菖蒲が咲き誇ります。

開山堂です。
毛越寺を開山された慈覚大師円仁を祀るお堂です。

開山堂前からの借景です。

築山と本堂です。

大泉が池の北岸には、金堂円隆寺・経堂・鐘楼などの臨池伽藍が並んでいました。

嘉祥寺跡です。

講堂跡です。

金堂円隆寺跡です。
毛越寺の中心的な堂で、東西に廊が出て南に折れ、その先端に鐘楼・経楼がありました。

遣水（やりみず）です。
池に水を引き入れる水路です。

流れの底には、玉石が敷き詰められ、水切り、水越し、水分けなどの石組が配されています。
毎年新緑の頃に開催される「曲水（ごくすい）の宴」の舞台となります。

鐘楼跡です。

鐘楼跡前からの借景です。
中島、築山、本堂です。

常行堂です。
常行三味の修法が行われます。

本尊は宝冠を被った阿弥陀如来坐像です。

地蔵菩薩です。

鐘楼堂です。
有料（祈願を受け付けています）で、鐘つきができます。

常行堂・法華堂跡です。

観自在王院跡側（東側）からの借景です。

州浜と出島石組・池中立石です。

出島石組と池中立石です。

毛越寺の甘味処、「松風庵」で休憩です。

抹茶セット（わらびもち）700円を頂きました。

観自在王院跡（世界文化遺産）の解説版です。
藤原氏二代・基衡の夫人が造営したと伝えられています。

南門跡です。
観自在王院は、南北約240m・東西約120mあり、南と西に出入口の門がありました。

土塁跡からの借景です。
倉庫群が並んでいました。

車宿（くるまやどり）です。
毛越寺との境にある玉石の敷地は、観自在王院に入る前に牛舎や牛を留め置くところでした。

土塁跡です。
車宿に沿っての残っています。

舞鶴が池です。

中島です。

滝の石組です。

遣水（やりみず）です。
池に水を引き入れるための水路で、源流は毛越寺の弁天池です。

西門跡です。

舞鶴が池の北岸には、大阿弥陀堂・小阿弥陀堂・鐘楼などの伽藍が並んでいました。

阿弥陀堂跡です。
現在の仏堂は、18世紀の享保年間に再建されたものです。

阿弥陀堂跡からの借景です。
右手に荒磯（滝の石組み）、中央奥に中島が見えています。

伝鐘楼跡です。

八重ベニシダレザクラです。

八重ベニシダレザクラが満開です。

伝普賢堂跡です。

中島への木橋は通行禁止でした。

ソメイヨシノです。

ソメイヨシノも満開です。