2025/04/13 - 2025/04/13
1109位(同エリア4462件中)
ニーコさん
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台湾おひとりさまツアー。
2日目は台南、高雄へ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 2.5
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
台中のホテルを8:30に出発して、高速道路で一路台南へ。
台湾はそんなに大きくない島国ながら、高い山が多くて、島の東側は山がちで農業には適さないのだとか。
こちら西側は平野になっていて、農業が盛んな土地だそうです。 -
1時間20分ほど走ったところのSAでトイレ休憩。
併設のコンビニでは日本風のおにぎりや煮卵なんかが売っていました。
機会があったら食べてみたかったなぁ。 -
SAにはこんな遊具があったりしました。
すごい小さい子が1人で乗ってて二度見しちゃったw -
10:45 台南の赤崁楼に到着。
道が空いていたというのもあるのかもしれませんが、2時間ほどで着きました。
修復工事のため、海神廟は覆われちゃってます。赤崁楼 (赤嵌楼/紅毛城) 史跡・遺跡
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赤崁樓が建てられたのは、1653年。
オランダ人によって建てられた「普羅民庶城(プロヴィンティア城)」が最初。
当時は海に面していて、防衛のための拠点だったそうです。
写真の石碑は清時代のもの。背負っているのは亀ではなく「贔屓」という龍の子なのだそう。 -
オランダ軍を倒した鄭成功による時代が始まると、「赤崁樓」と名前が改められ、役所のような役割を果たすようになりました。
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狛犬たちがみんなちょっと上向き加減なので、下の方から見ると犬?カエル?となりますw
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清朝の時代に入ると、城部分はほとんど全壊してしまいます。
その後、残された土台の上に中国の楼閣建築の「海神廟」と「文昌閣」が建てられました。
海神廟は修復中で覆われていますが、文昌閣の方は内部の見学ができました。 -
オランダ時代、プロヴィンティア城の模型。
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2階には、学問の神様とされる魁星爺。
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軒下の彫刻が凝っています。
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天気予報ではこの日は最高気温30度になると聞いていたのですが、予報がはずれたみたいで終日Tシャツ1枚では肌寒いくらいでした。
カーディガンを羽織ってちょうど良いくらいだったので、23、4度だったのかな。
暑いよりは観光するには良かったです。 -
工事用の仕切り板に絵が描かれていたのですが、現代アーティストの作品らしく、かわいい。
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オランダ時代、プロヴィンティア城の稜堡部分の遺跡が一部残っていました。
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ガジュマルの木、蘭デコレーションバージョン。
ガジュマルの木はたくさん見かけました。
やっぱり南国なんですねー。 -
車窓から。
日本統治時代に台南州庁舎として建てられた建物。
現在は国立台湾文学館と言っていたような。 -
11:20
孔子廟。
孔子廟は各町にあるらしいです。
ガイドのLさんは学校で論語を暗唱させられたそう。
中華圏では孔子の教え(儒教)ってデフォルトなのかな。孔子廟 (台南) 寺院・教会
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こちらの孔子廟は、1665年に創建され、台湾で初めての孔子廟だそうです。
清朝末期までは台湾政府の最高学府とされ、台湾の「儒学」の中心だったとのこと。 -
現在の建物は、日本統治時代の1917年に改修されたものだそうです。
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正殿。
ちなみにこのエリアに入場するには入場料40元がかかるようです。
(赤崁楼も入場は有料。) -
こういった額が国宝って言ってた気がします。
なんか偉い人の書いたものなのかな。 -
正殿を囲む建物の中には、祭礼用具などが展示されています。
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恥ずかしながら台湾の歴史について全く知らないまま訪れた今回の旅。
観光をしている中でオランダとか、鄭成功とかの名前を聞いて、遅ればせながら調べてみました。
(と言ってもガイドブックの情報を読んだだけ…(^^;))
1624年 オランダが現在の台南地域を制圧
1662年 鄭成功の攻撃によりオランダが台湾を撤退
1683年 鄭氏政権が清朝に降伏して滅亡
1895年 日本による統治開始
1945年 日本の敗戦により、中華民国に復帰 -
昔の門の跡。
ものすごく大雑把にすると、
オランダ→鄭氏→清朝→日本→中華民国
という歴史の流れ。 -
門の跡の前にある池。
おじさんwith犬が、鳥と対峙してました。
日本では見たことがない鳥。
私が見たことないだけで日本にもいるのかもしれないですが。 -
12:00
ガラーンとしただだっ広いレストランで昼食タイム。 -
旅程表には「小皿料理」と書いてありましたが、ほとんどは大皿で出てきましたw
今回はメニューがありました。
豚軟骨の醤油煮込み
カニ味噌の豆腐煮込み -
台南風海老の巻き揚げ
キャベツと桜海老炒め
台南タンツーメン
椎茸入り鶏肉スープ
破布子風味の豆腐蒸し魚
破布子って何だろう?
破布子(はぶし)は「日本では奄美群島以南で生息するムラサキ科の果実」だそうです。
「台湾では醬油や塩の代わりに使用されることが多く、味噌と醤油を合わせたような匂い、食材自然の甘さを引き立ってくれる万能調味料です。」とのこと。
初めて食べました! -
13:00
食事後に訪れたのは、延平郡王祠。
本当は食事もさっさと終わったのでもっと早くに来れたのですが、青いミニバスの調子が悪かったそうで、私たちの食事中に運転手さんが車の修理屋さんに行ってきたのだそうです。
結果としてはすぐに直らない不具合だったそうで、代替のバスを手配するとのこと…
延平郡王祠の入口の前で、目の前をリスが走り抜けて行きました。
ガイドさんによると病気を持ってるから絶対触っちゃダメだそうです。延平郡王祠 寺院・教会
-
台湾を占領していたオランダ人を駆逐した鄭成功を祀った廟。
日本統治時代には開山神社という神社だったそうです。
なんだかこの建物の配置、デジャヴ…
昼食前に訪れた孔子廟に似ています。 -
鄭成功は中国明代の軍人ですが、お母さんは日本人で平戸で生まれたのだそうです。
ちなみに鄭成功が生まれた1624年は、3代将軍の徳川家光の時代。 -
そんなに見どころがあるわけではないので5~10分で見終わってしまいましたが、代替バスが来るのに少し時間がかかるとのこと。
歩いてすぐ行けるところにお店とか見どころはなさそうだし。 -
周辺をブラブラ歩いていたら人で賑わってる廟を見つけたのでちょっとお邪魔します。
Google mapによると台南臨水婦人馬廟という子授安産を叶えてくれるという女神が祀られているところとのこと。 -
内部はキンキラキンで参拝者がたくさん。
延平郡王祠よりも全然賑わっていました。
ガイドさんが言っていた通り、台湾の人は現世でのご利益を願うのですね。 -
13:40に代替の大きなバスが到着して、出発します。
VOLVOって書いてあるけれど…VOLVOのバスなの?
ここから台南を後にして高雄に向かいます。
ツアーだから今回はしょうがないのですが、台南はまた改めてゆっくり滞在したいです。
というのも、川島小鳥さんの「愛の台南」という台南案内本を数年前にジャケ買いしていつか行きたいとずっと思っていたので。
食べ歩きしたりしたい! -
14:40
蓮池譚に到着。
くまモンみたいな彼は「高雄熊」というゆるキャラだそうです。
熊本に熊はいませんが、台湾には山の方に生息しているんだとか。
高雄市にはいなさそうですが。蓮池潭風景区 史跡・遺跡
-
有名な龍虎塔。
つい最近まで修復中だったそうですが、修理が終わっていました。
ガイドLさんが3週間ほど前に来た時にはまだ工事中だったとか。
ちょうど良いタイミングでした♪左営蓮池潭/龍虎塔 滝・河川・湖
-
龍の口から入って、虎の口から出ると開運効果があるのだとか。
龍の口から入ると中には陶器でできた何かのストーリーのレリーフ。
地獄の様子とかもあったりして、見応えがあります。 -
塔には上らなくても良いのですが、せっかくなので上ってみます。
池の向こうに見える廟とこの龍虎塔はセットだそう。
通路がジグザグになっているのは、悪霊が入ってこないように。 -
龍虎塔が有名ですが、蓮池譚はこんなに大きな池で、龍虎塔以外にもいくつか池の上に塔みたいなのが建っています。
-
5階まで上ってきました。
息が上がります…
手すりが低いので怖い…。 -
虎の口の中は偉い人たちのレリーフがありました。
-
ちょっとシュールですが、なかなか楽しいところでした。
龍の口から入って虎の口から出てきたので、福が訪れますように! -
池の近くでは台湾オペラをやっていました。
京劇っぽい感じ。
学生の時に観た映画「さらば、わが愛/覇王別姫」がすごく好きで、その後5年ほどは私の好きな映画ベスト3に君臨していましたw なので京劇ってツボです…。
(ちなみにベスト1はマルグリット・デュラス原作の「愛人/ラマン」) -
車窓から。
「高雄流行音楽中心」という2021年にオープンしたミュージックホール。
この後、ツアー旅行ではお約束のお土産屋さんへ。
ラジウム含有の「北投石」の説明をされましたけれど、いろいろと「?」でした。
北投石はもう採掘禁止だからブレスレットは湯の花を固めたもの、とか。
マイナスイオンを測る機械でブレスレット有りと無しで測定したり。
ラジウムの測定機もあったけれどそれってガイガーカウンタなのかな。
そして北投石のブレスレット (数珠みたいなやつ) は日本円で5万円~ぐらいでした。
着けると快眠できるんだって…
やたらとお店の従業員の数が多くて、昨今、人件費すごそうでやっていけてるのかなとか思っちゃうw
まだこういうお店って健在だったんですね。
何も買わなくてごめんなさい (^^; -
16:20
一旦ホテルにチェックインします。
キングシップホテル カオシュン/漢王洲際飯店
レトロなホテルです。キングシップ ホテル カオション インター コンチネンタル ホテル
-
部屋は12階。
廊下も独特な雰囲気w -
部屋は…
レトロですが、味があると言えなくもありません。 -
TVはありますが、ここはNHKは映りませんでした。
冷蔵庫も電気ポットもあるし、1Lのミネラルウォーターもありました。
WiFiも有り。 -
水回りは前日の台中のホテルよりもさらに古い…
あんまりお湯を溜めて入る気になれず、ここのホテルではシャワーだけで済ませました。
でもお湯とかは普通に出たので特に問題無し。 -
窓の横に緊急避難用のロープ?縄梯子?
えーこれで脱出は無理なんだけどΣ(゚д゚lll) -
窓からの眺め。
-
館内図。
部屋に荷物を置いたら、またすぐに集合してバスに乗って出発。 -
車窓から。
高雄港埠クルーズターミナル。
クジラの形をしているみたいです。 -
17:10
この日も早めの夕食@海鮮レストラン。 -
海鮮レストランっぽいメニューは海老だけで、あとは今までの食事とほぼ変わらない大皿中華でした。
毎回出てくるのはキャベツ炒めと厚揚げ煮込み。
炒飯というよりはおこわっぽいご飯ものが割と美味しかったです。 -
18:15
サクッと食事を終えてバスに乗り、次の観光スポット、美麗島駅へ。美麗島駅 駅
-
ここに来て今回の旅行中初めての雨が降ってきました。
地上の出口は日本人の高松伸氏が設計したそうです。
植田正治写真美術館や長崎港旅客ターミナルを設計した建築家の方。 -
わざわざこの駅に観光に来た目的は、こちらのステンドグラス。
イタリアのステンドグラスアーティスト、ナルシサス・クアグリアータ(Narcissus Quagliata)が、4年半をかけて製作したという「光之穹頂(光のドーム)」という作品です。 -
4500枚ものステンドグラスがはめられているのだとか。
-
大きく壮大な作品です。
私の受けた印象としては映画アバターの世界っぽい。 -
すごいんだけど、5分も見れば十分かな (^^;)
構内は割とスペースが広くて、街角ピアノがあって若者が弾いていたり、コスプレした子達が写真や動画を撮影していたりしました。
そういう場所なんですね。 -
18:35
駅を出て、歩いて六合夜市へ。
美麗島駅が最寄り駅で、徒歩3分くらいでした。六合夜市 市場
-
まだ小雨が降っているので人は少なめなのかも。
いろんなお店があってワクワクします。
食べてみたいものはたくさんあれど、夕食を食べたばかりだったのでお店を冷かしながら歩きます。 -
フルーツのお店。
ガイドさんと添乗員さんのお薦めのアテモヤを購入。
時期的にライチやマンゴーはまだありませんでした。 -
豆花の店を発見!
台湾でやりたいと思っていたこと①は、豆花をたべること。 -
豆花の小(小豆トッピング)35元≒167円。
温かいのと冷たいのがあって、冷たいのにしました。
美味しくてヘルシー♪
小でも結構量があって、お腹に溜まりました。
満足。 -
雨も止みました。
さらっとでしたが、夜市も体験できて良かったです。 -
19:20
ホテルに戻って来ました。
ホテルのすぐ隣に有名なかき氷屋さんがありましたが、豆花食べたばかりだったのと、何よりも涼しくてかき氷を食べる気にはならず… -
ホテルの部屋に戻る前に、徒歩5分ほどのところにある足つぼマッサージ店に行ってみます。
Google mapで調べておきました。 -
割と繁盛しているお店のようで、急遽召集されたらしいおじさまに担当してもらいました。
スマホで日本語に訳して話しかけてくれたり、とってもフレンドリーでした。
50分の足マッサージ+10分の首肩マッサージ=60分で900元≒4,284円
強いマッサージが好きな私ですが、そんな私でも衝撃の強さの首肩マッサージにしびれましたw
翌日の揉み返し(筋肉痛?)もすごかったけれど、癖になりそう…
近くにあったら通っちゃいます。 -
ホテルに戻って、夜市で買ったアテモヤ(100元≒476円)をつまみます。
初めて食べるフルーツでしたが、甘ーい。
さっぱりというよりねっとり系でした。
美味しかったですが、甘くていっぱいは食べられませんでした。
この日も充実した長い1日でした。
シャワーを浴びて、おやすみなさい… -
翌朝。
今回のツアー、参加者は6名とこじんまりでしたが、男女内訳は男性1名女性5名でした。そしてどうも私が最年少らしい…
それにしても皆さん良い方たちでとても居心地が良かったです。
この日も朝早く目が覚めたので、6:40ぐらいに朝食会場に行ったら、すでにお姉さま方4名は朝食を召し上がってたので合流させていただきます。 -
ここのホテルのビュッフェはそんなに種類は多くなくてほとんど台湾メニュー。
でも、お粥にやわらぎっぽいメンマ乗せたのとか、カスタードまん、胡麻あんまんとかあって、なかなか良かったです。
女子5人でゆっくり1時間超おしゃべりしながら朝食タイムw -
3日目は8:45集合で、朝から新幹線で台北に戻ります。
☆その3に続きます☆
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この旅行記へのコメント (2)
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- クラウディアさん 2025/04/27 15:30:25
- 台湾
- こんにちは。
台南も高雄もコロナ禍を利用して、新しい建物や施設ができたり改装したり、旅行記拝見していて今すぐ台湾に行きたくなりました。
1895年 日本による統治開始
1945年 日本の敗戦により、中華民国に復帰
民国内混乱により1949年–1987年戒厳令施行
台湾の歴史は非常に繊細
戒厳令期間の短い間、高雄の学校に行きました。なので懐かしさ満載ですみません。
「愛の台南」を知りませんでした。早速、取り寄せて読んでみようかなと思います。
ツアーでご一緒になる方々がよい方でよかったですね。ご一緒になる方々によって旅の印象も変わりますよね。
そしてこのツアー!おもしろいですね~。バスで南下して左營から高鐵で台北に行くのですね。続きも楽しみです。
- ニーコさん からの返信 2025/04/27 21:15:17
- RE: 台湾
- クラウディアさん、こんばんは。
台湾にお住まいだったことがあるんですね!
台南、高雄は観光するよりも暮らすように滞在したい街だなぁと思いました。
台湾の歴史はいろいろ複雑ですね…
遅ればせながら旅行から帰ってきてから調べてみています。
ツアーの中でいろんな方とお話ができたのも楽しかったです♪
新幹線で台北に戻り、そこから十分と九フンに行きましたー。
今、旅行記絶賛作成中ですw
ニーコ
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