2025/03/05 - 2025/03/11
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ちいちゃんさん
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四泊六日のツアーも最終行程、アグラからデリーに入りフマユーン廟とクトゥブ・ミナールを観光。合計8つの世界遺産をめぐる三都市周遊も終わりに近づくにつれてCo2たっぷりのインドにもすっかり慣れ、ツアーならではの効率の良さもありかなという気になります。もうちょっと個々の雰囲気を堪能したかったなという思いは残りますが。
初日に「トランプさんでインドの株価が下がって大変だよ」とぼやいていたガイドのSさん、今の世界中を巻き込んだ雪崩のようなトランプショックの影響で食欲が落ちているんじゃないかと心配です。そのSさん、お土産にふさわしいような品物を扱うお店には連れて行ってくれません。そのかわりかどうかデリーに向かうバスの中でカタログ販売開始。なぜかお値段がドル設定、インドではドルが幅を利かせているらしいと手持ちのドルを持参した私はひとつ35ドルのダージリンホワイトティーを二つ50ドルでと交渉してあっさりOK。もっと値切れる余地があったのかしら。値段があってないようなインド、おそるべし。
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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アグラから早朝に出発、バスはデリーに向かい19:55発のJAL30便までの時間を残り二か所の世界遺産観光と、ガイドのSさんが組み込んだ雑貨屋さんでのショッピングで過ごします。
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デリーへ向かうバスの車内から。何を燃やしているのかたなびく煙、インドは地方へ行けば行くほどCo2の排出に無関心。
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車内でSさん、カタログショッピング開始。表示はすべてドル、もちろん米ドルです。
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商品は紅茶、カレーパウダー、香辛料にお香、なんと沈香まである。お買い物できる場所はほかに空港しかないと悟っている私たちは次々にオーダー。TVショッピングのように「在庫はあと数点です。お急ぎください」なんて言わなくても集まる注文用紙。
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インドの電気普及率は100%と言われていますが、幹線道路沿いなのに送電線が見えない。日本だとここに人が暮らすんだろうかという場所でさえ鉄塔と電線があるじゃない。
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こちらはデリーへ向かう途中、昼食レストランのお庭に咲いていた花。
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ランチはビリヤニ(インド風炊き込みご飯)とカレー、もはや食べたいという気も起らず咲き誇る花で食欲を満たす。
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つきましたデリー。まずはフマユーン廟
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1530年、ムガル王朝初代皇帝バーバルが47歳で亡くなると長男のフマユーンが跡を継ぐ。
バーバルは病気がちの息子フマユーンの健康を占星術師に頼り、コーヘ・ヌール(光の山)と呼ばれるダイアモンドを授ける約束をしたんだとか。もっとも実際に授けたかどうか、というのもこのダイアモンドの行方がなかなかのミステリー。インドは謎がいっぱい。謎が謎を呼び歴史書のページをめくる手が止まらない。迷宮に迷い込んだよう。 -
政治の中心もアグラだったり、デリーだったり、その時々で違うのが不思議でしたが、占星術の影響もあったのかしら。
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見えてきましたフマユーン廟。1530年に22歳という若さで父バーバルから帝位を譲られたフマユーン、スール朝(アフガン系の王朝、実に短命)との戦いに負け王妃の実家があるペルシャで長い亡命生活。1555年に援軍を得て北インドを奪還、再びムガル王朝は復活します。フマユーンの時代は1530年から1540年の第一次王朝と1555年から1556年の第二次王朝。
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そうなんです、フマユーンさん王朝復活わずか数か月後、階段から足を踏み外すという事故で亡くなり第二次王朝はあっさりと終わりを告げます。
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亡命先で、父親から譲られた帝位を失った夫の苦悩を見ていたに違いない王妃ハージ・ベーガム、亡くなった夫のためにと10年近い年月をかけて廟を完成。ともに苦労を重ねた夫婦の強い絆。
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ペルシャから建築家を呼んで建てられたフマユーン廟。タージマハルが亡き妻をしのんで作られたのならこちらは妻が夫を思いやって建てた廟。亡き夫の面影を重ねたのか華やかなイスラム風のなかに凛々しさがある。
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赤砂岩と大理石を合わせ左右対称のどっしりした風情、病気がちだった若い日のフマユーンからはちょっと想像できないイメージ。亡命先でも頼れる夫だったんでしょう。ムガル帝国再興をあきらめなかったフマユーン、父バーバルから受け継いだ志は亡命先のささやかな平穏に満足しなかった。
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もちろんこれだけの建築、王妃の一存だけではなく第三代皇帝となった息子アクバルの理解があってのこと。夫を思う妻、母の気持ちに寄り添う息子、いつの時代も家族って良い。
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タージマハルほど混んでいないのでゆっくり見て回れる。
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この辺りは観光客の通行も多いのでさすがにあります横断歩道。車が止まってくれるかどうか保証の限りではありませんが。それがインド。
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次の目的地まで渋滞でなかなか進めません。これもインド。
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観光客を待つオート・リキシャがずらっとスタンバイ。お値段は交渉で決まるのでしょう。
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デリーを楽しむならリキシャは小回りがきいて使い勝手がよさそう
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あちこちに見どころが多くてデリーだけで充実した観光が期待できそう。次行くとしたらデリーだけで十分かも。年々頭が知識を吸収できなくなるの。
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長くイギリスの支配下に置かれていたから武力抗争でダメージを受けたものと思っていたので、デリーに歴史的な建造物が多く残っているのに驚く。来てみなきゃわからないことってたくさんあります。こちらのレッドフォートはチラ見だけ。かすむ外気の中、色もわからず。
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圧倒的に多いスズキの車。誇りたい日本の技術力。技術力、五回口にするとちょっとした早口言葉。
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そうそう、Sさんに連れて行かれた雑貨店でのショッピング、私はそこで見っちゃったんです。
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何を見たかというと、私たちが入店したあとスタッフが扉を閉めたんです。こういうことをするお店が通常の値段で商いをしているとは思えません。小規模なぼったくりでしょうか。だれも購入せず。
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通りすがりに見かけたちょっとおしゃれなレストラン
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一度はこういうところでお食事を楽しみたかったと心残り
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バスは渋滞の中を縫うように走り
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街中の排気ガスの臭いは日本の高度成長期を思わせる。旅が進むにつれ空気が悪いのにも慣れて、視界が悪いのは天候のせいだと思うようになるから不思議。
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バスの中にも排気ガス、もはや排気ガスまみれ。これもまたインド。
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見えてきましたクトーゥブ・ミナール、こちらは世界で一番高いミナレット、お値段じゃなく高さです。以前は378もある階段を上階まで登れたようですが今は外から眺めるだけ。それでも重厚感は十分伝わります。
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石をどうやってここまできっちり積み上げたのか、やっぱり私にはわからない数式を重ねたんでしょうか。インドといえば数学、わかったつもりの積分。かすかにわかる微分。ツアー最終日、私も疲れが出ています。
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大陸に位置するインド、特に北インドは他国からの圧力も多くて複雑な歴史にギブアップ寸前ですが、ちょっとムガル帝国の時代から350年ほど戻ってみませんか。
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1193年、イスラムのゴール朝の武将クトゥブディーン・アイバクがデリーを占拠する。お名前が長いので以降アイバクさんで。
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こちらはクトーウブ・ミナールのモスクだった建物。アイバクさんがここを治めていた時代を奴隷王朝と呼びますが、これはアイバクさんをはじめ宮廷に奴隷出身の方が多かったからだそう。奴隷王朝はインドで初めてのイスラム王朝と言われています。
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意外な発見も、カリフはイスラム教の宗教的最高権威のお方、スルタンはイスラム教の行政上の最高権力者。イスラム世界最初の女性スルタンは奴隷王朝のラジィヤ。
インドって男尊女卑なイメージしかなかったのでこれは意外でした。ラジィヤは貴族勢力との権力争いに敗れ殺害されてしまうんですが、表面だけなぞっていても歴史って面白い。 -
その奴隷王朝も1290年に内紛で弱体化しトルコ系のハルジー一族の手に落ちる。そのハルジー朝の天下もわずか30年。
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奴隷王朝が滅びてから、その後ムガル帝国が成立するまで五つのイスラム王朝がデリーで興亡を繰り返す。
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インドは広い。イスラム王朝が栄えた北インドに対し、南インドはヒンドゥー教の王朝。
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イスラムとヒンドゥーの融和をはかりムガル帝国が政権を安定させる第三代皇帝アクバルの時代までまだまだ遠い。アクバルさん、お母さんの願いフマユーン廟の建立を助けただけじゃなくて政治家としても有能。
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風雨にさらされるまま自然に侵食されて、滅びるなら滅びてしまえというような潔さに妙に心惹かれる。どんなに栄華を誇っても最後はこうなる。インドは時に人を哲学者にする。
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圧倒的な存在感、来てよかった。出会えてよかった。軽いノリでツアーに参加したけれど、思いがけず重厚な旅になってしまった喜び。とんでもない拾いものをしたような、それこそが旅のだいご味。
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市内はあちこち工事中で土埃がすごい。ただ掘り返しているみたいに見える。
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数日滞在すると街中にいる牛に見向きもしなくなる。バスは空港を目指し帰国の途に。
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保安検査を終え、出国審査の時、審査官が私のパスポートと私を交互に見ながら笑っているんです。私は何かアホなことをしでかしたかと心臓パクパク。そういえばビザ申請時帰りの空港も記入したような記憶が。ビザのプリントアウトはスーツケースの中。やばいぞ私。
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大丈夫、携帯にファイルを保存したはずと不安におびえながらあれこれと考える。私の頭はオーバーヒート状態。なのになんとそのお方お隣のブースの同僚に私のパスポートを見せて笑いあってるじゃない。それもある箇所を指さしながら。
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お二人で私を見てまた顔を見合わせ笑いだす。思い切って「何がそんなに可笑しいの?」と聞いたら、私の生年月日を見てはしゃいでいたみたい。おいおい、ドキドキハラハラの時間を返してよ。何もしていないのに笑いを取る私。
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高い乳児死亡率も含まれてのことですがインドの平均寿命は60代だそう。一方アジアの小国日本から来たシニアの私は今でも旅を楽しんでいる。パスポートからわかる多くの渡航先。日本の手厚い医療体制、海や山のものが簡単に手に入る食環境。それってある意味奇跡のようなことなのかも。ツアーを楽しむ極意その七、自分が置かれている環境に改めて感謝。カレーに飽きたなんて言っていた自分を恥じる。
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JALはEncalm Priveラウンジが利用できます。エンカームプリヴェと発音するのかプライブなのか悩むところです。カレーと離れて一安心、バーのお兄さんがビールをジャグリングみたいに手渡してくれたので泡が噴出したよ。インドのお兄さんたち、結構お茶目
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JALの機内食、お腹がすいていないのでCAさんにアドバイスをいただいてメイン料理外して和食。
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機内で折り鶴の箸置きを見るとホッとする。箸置きはこの位置が好き、ちょこっと斜め向きの鶴。
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ご飯抜きでお味噌汁とお漬物をお願いし、シャンパンは2センチでとわがままな客でスマン。お味噌汁が沁みる、お漬物一切れも大事に食べます。
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早朝6時過ぎに羽田に到着、いつもならまだ惰眠をむさぼっている時刻。
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食事を控えめにしたせいかエンジン音も気にならずにしっかり眠れました。
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こちらはSさんから50ドルでお買い上げのホワイトティー。タージマハルという紅茶が無料でつきます。
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初インド旅、そうそう、ある町でガイドのSさんが憤りを抑えきれないときがありました。今でも地方へ行くほど残っているカースト制度の現実を目にした時です。感情をあらわにした声で「いつまでもこんなんじゃこの国はダメになる!」と。Sさん、そういう怒りを口にする人がいる限りインドは大丈夫。私、カレーは当分食べなくてもいいかな。
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この旅行記へのコメント (7)
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- ぽぽさん 2025/04/23 16:36:52
- 思い出した!
- ちいちゃんさん
こんにちは(^^)
桜満開ですねー❀*゜
我が家の桜も綺麗に咲いてます。
クトーゥブ・ミナールに行った時、ガードマンが写真撮るよって言ってくれたのでお願いしました。
撮影後、チップ請求されてビックリ!
それがインドなんですね。
カレー食べてください。
最近キーマカレーが人気(我が家)
我が家のカレーがナンバー1です(^^)
ぽぽ
- ちいちゃんさん からの返信 2025/04/24 09:41:50
- Re: 思い出した!
- ポポさんお帰りなさい。お嬢さんと一緒のハワイ、一人ハワイとまた違う楽しみを見つけたんじゃないかしら。うちは親子でも趣味も好みも違うし。私は一人ハワイ派です。
どちらにお泊りになったのかしら、ディナーはとかうかがいたいことがいっぱい。
ガードマンにチップ要求されるとは、きっと人当たりが良い人に見えたんですよ。怖そうなおばさんにはシャッター押してあげようかなんて言い出しもしません。インドでは何でも良いほうに解釈する、これが一番みたい。
北インドは海産物を手の入れるのも大変そうで、カレーはいつもチキンでした。キーマカレーよりチキンに飽きました。
ちいちゃん
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- 164-165さん 2025/04/21 07:14:19
- インド
- 圧倒的な存在感のインドですね。歴史があり、頭がついて行きませんでした。読み直してみても無理でした。
CO2の問題はインドでは有名ですね。健康に影響はあるのでしょうが、寿命が短いのはまだ関係はないのでしょうか?
税関で笑われたのは、ちいちゃんさんが若いと言う理由で、当然だと思われます。日本でも若く見られること間違いないですから。インドの税関に感心されたのですね!
次は何処の旅行記が見られるか楽しみです!
【164-165】
- ちいちゃんさん からの返信 2025/04/21 12:27:13
- Re: インド
- 164-165さん、書き込みありがとうございます。
えっ、私の見た目?パスポートをぺらぺらとめくっていたのでアクティブシニアな私にだと思いますよ。更新したのが2019年、コロナを挟んでも結構な数のスタンプですから。あと何年旅を楽しめるだろうと不安になるときもありますが。
さくらの旅行記を待っているんですが、今年は期待してもいいですか。できれば葉桜になる前にお願いします。
ちいちゃん
- 164-165さん からの返信 2025/04/21 16:06:59
- Re: インド
- 残念ですが、花見の予定はありません。旅行記の編集で忙しいのです。記憶が飛んでしまう前にまとめようと必死です。
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- yae☆八重さん 2025/04/20 08:56:13
- インドのお花
- ちいちゃんさん、おはようございます♪
インドのお花、沖縄と同じようなお花が咲くのですね。
イメージが全く違うインドと沖縄
それでもお花は同じとは、なんとなく不思議な気がしました(^^)
街中にいる野良「牛」
いや、野良では無いのかな。。。
最初はビックリしてもだんだん見慣れてくるのですね。
それも不思議~
JALの機内食の箸置き
日本らしくていいですね♪
ANAも青で作ればいいのに(≧▽≦)
たぶん私はインドには、怖くて一生行けないかもしれません。
ちいちゃんさんの旅行記で拝見できて
とても勉強になりました!
ありがとうございました。
八重
- ちいちゃんさん からの返信 2025/04/20 10:10:46
- Re: インドのお花
- yae☆八重さん、コメントありがとうございます。
インドは暑い国なのでハイビスカス、ブーゲンビリアなどが咲き誇っていますが、やはりイメージする花は蓮やマリーゴールドですよね。季節によるのか蓮の花はついぞ見かけませんでしたが。
野良牛と野良犬はどこで食料を調達するのかわかりませんが、街中の至る所にいます。デリーの空港に到着して駐車場で闊歩する牛を見たときはさすがに驚きましたが不思議なものでこういう光景にすぐに慣れてしまうんです。
旅を終えた私が言うのも変ですが、インドへ行きたいと思っていなかったので、やはり呼ばれたのかしら。カレーはともかく、歴史好きにはヨーロッパと同じくらい好奇心を刺激する旅先でした。
ちいちゃん
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