2025/02/27 - 2025/03/02
65位(同エリア84件中)
T04さん
2回目のランパーンです。前回12月に初めて訪れた時は1泊のみでしたが、今回は3泊。そこで前回は選択肢にありながら宿泊できなかったホテルもあったので、今回は1泊ずつ”つまみ泊り”。前回体験できなかったナイトマーケットも2か所”つまみ訪問”。カフェや食堂なども色々巡り、今回の「ランパーン、つまみ食いの旅」を完成させました。
(その1)は、チェンマイからランパーンに向かった1日目です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 鉄道 自転車 タクシー 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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チェンマイ駅到着です。時間は午前8時22分。列車出発時間は8時50分です。
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レトロ感のある駅舎、良い雰囲気だと思います。
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構内に入ります。このコンコースすぐ右手が…
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切符売り場です。
ランパーンまでの所要時間は特急で2時間弱ですが、この距離だとタイ国鉄のWebページからオンライン予約ができません。そこで切符売り場で当日券を購入することになります。今回は8時50分発のバンコク(クルンテープアピワット)駅行きの特急列車8号を利用します。あっ、私も一度やらかしたことがありますが、購入にはパスポートなど身分証明書が必須ですので、忘れないようお願いします。 -
切符売り場に隣接して有料トイレがあります。トイレに有料以外の選択肢がないというのは日本国内ではないと思うので、私も最初は慣れませんでした。…というか、今も緊急事態以外は利用する勇気がありません。3THBにビビる小心者です。ちなみに車両に乗ってしまえばトイレは無料で使えます。
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コンコース左手には売店が3軒。私の好きな砂糖の入っていない「BOSSブラックコーヒー」は売っていませんでした。まあタイ人好みではないでしょうからね。甘くないお茶もOTOP烏龍茶の1種類のみです。駅の入口向かい側のセブンイレブンには「おーいお茶」も「BOSSブラックコーヒー」もあるのですが、この時はたまたま改装中で閉店中。残念。
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あっ、出発までに時間があり、ガッツリ食事がしたい人は、駅敷地内に何軒も食堂があります。
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そして売店の隣が待合ベンチ。その奥には…
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コンセントが並んでいます。携帯の充電に必要なコンセントは列車内にもありますが、車両最前列の進行方向に向かって右側と、車両最後尾の進行方向に向かって左手だけだと思います。長距離路利用時にはオンラインの予約画面で座席を選べますし、当日の切符も窓口で座席の画面を見せてもらえますので、必要な場合はリクエストして下さい。コンセントが使える座席に座ることができず、さらにモバイルバッテリーを持っていない人はこちらで充電になります。
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ちなみに、これが当日の乗車券です。レールのマークのスタンプが押されています。購入したのはチェンマイ駅発ナコンランパーン駅行き特急8号の2等車、運賃は50THBですから当日レートで220円くらいかな…。オンラインで予約をすると車掌さんにスマホ画面を見せるだけですが、この乗車券であれば車内で車掌さんが鋏を入れてくれます。若い方は初体験になるかもですね。
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さて列車が入線しました。電光掲示板にもプラットホーム番号は表示されていますが、小ぢんまりした駅ですし、このように大きな看板が置かれてあるので、迷いません。
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タイ国鉄を代表するカラーリングの車両です。
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8時29分、乗車しました。車両に新しさは感じませんが、意外に綺麗でしょ?
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シートピッチにも狭さは感じません。この後、出発時間前には座席はほぼ満席状態になりました。
先ほども書きましたが、短距離線利用の場合は当日でしか乗車券を購入できません。そこでどうしても乗車したい列車がある場合、とりわけ繁忙期などは、出発当日に余裕をもって駅に到着するなどして、乗車券購入を済ませておくことが必要になるかもしれません。
この日も出発は定刻でした。 -
タイらしい田園風景を眺めながらボンヤリ。
長距離路線であればランパーン過ぎたあたりで弁当の注文(口頭のみです)を取りに来て、ウッタラディットで弁当を積み込み、配布されますが、今回はひたすらボンヤリ。
ちなみに座席の案内や弁当・飲み物のサービスなどを行う乗務員には何故かおかまの人も多いように感じます。今回もそうでした。 -
ナコンランパーン駅です。
到着予定時間は10時38分でしたが、実際に到着したのは10時36分。タイ国鉄、やるではないか!
ちょっと逆光で分かりづらいですが、出入口には乗務員などが立ち、階段を利用する客の荷物の手伝いもしてくれます。 -
ナコンランパーン駅もプラットホーム天井にはコムファイが飾られています。北タイの風情ですね。
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いいなぁ~、コムファイのある風景。
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駅舎へ向かいます。
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小ぢんまりしたコンコースですが、とても綺麗ですよね。ただ今年開業109年を迎える駅でもあると知ると驚きです。
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駅舎玄関から駅前ロータリーをパチリ。
タイ国鉄の駅らしく、目の前には機関車が展示されています。ここからホテルまでGrabバイクを予約し、待っている間に写真撮影。 -
駅舎正面です。
今年で109周年という駅舎にしては、本当に美しく保たれていて、タイじゃないみたい(笑)。コムファイもたくさん吊られているので、夜になればライトアップされて綺麗なのでしょうね。 -
全景パチリ。
木組みの様子から、この駅舎がドイツ人技師によるという歴史も、なんとなく分かる気がしますね。 -
そしてランパーン名物の馬車をイメージしたオブジェもありました。
ランパーンに来た!と実感させてもらえます。
おっと、Grabバイクが到着したので、ホテルに向かいます。 -
駅からホテルまで、こうしてバイクに乗って景色を見ていることで、少し土地勘がつかめてきます。
「おぉ、セントラルプラザだ」。
よくセントラルのことをタイ人はセンタンと呼んでいると書く人がいますが、日本人にはそう聞こえるということでしょう。その理由は①Centralの(tr)の子音が2つ続く部分の発音が日本語にない上に、その(r)部分を軽く発音して次の(a)につなげれば、日本人的には(ta)に聞こえます。この点、なんとなく英語の発音に近いような気がしますし、少なくとも母音で終わることを基本としている日本語とは根本が違うのですから。また②Centralの語尾の文字は(l)ですが、タイ語では語尾に位置する(l)は自動的に(n)と発音することになっています。日本語だとCentralの語尾の(l)の後に実際には存在しない(u)という母音を創作して(lu=ル)と発音させています。こうして日本語でセントラルと発音・表記される言葉は、日本人にはセンタンと聞こえてしまいます。ただ日本人が(centan)と発音してもタイ人に通じてしまうのがタイ語のいいかげんなところですね(笑)。 -
1泊目のホテル「ザ・ココナッツホテル」に到着。
Grabバイクの料金は58THBでした。
到着したのは10時55分頃。タイのホテルだとチェックインできそうな時間でしたが、「2時からです」と撃退されました(泣)。荷物だけ置いて、ランパーンの目的地の1つめに向うため再びGrabバイク予約です。
この際、財布に細かい紙幣がなかったので、フロントデスクで「この100THB紙幣を20THB5枚とか、細かくして下さい」と両替を求めたのですが、色々探した結果、「今は細かいお金がなくて両替できません」とのことでした。あれ~。 -
今まで目にしたことがなかったかもしれない「6輪車以上転回禁止」の看板。
…それにしても暑い! -
「クイティアオ・カイワーン・ヤーグ・マットゥーム」に到着。11時20分。
実は2023年にBS日テレで放送された『今井翼タイ縦断鉄道の旅』で紹介されていたお店です。この番組は商業主義的過ぎない良い番組でしたし、今井翼という方を知った番組でもありました。今井さん、誠実な人柄でしたので、好印象です。
さて本題ですが、番組の中で今井さんが食べていた具がたっぷりの麵料理が頭から離れず、ついに来てしまいました。
ホテルからのGrabバイク料金は39THB。 -
まだ昼休み前ということもあってか、店内はのんびりとした雰囲気。
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左下の豪華版トムヤムラーメン。これです。今井さんが食べていたのは。
「注文しても良いですか?」と伝えたら、普通にタイ語で「紙に書いて」と言われました。私がタイ化しているのでしょうか…。
たしかに卓上に紙とペンがありました。用意してある注文用紙で注文すること自体はタイでは良くあるシステムです。ただ多くが印刷済みの注文用紙にチェックする或いは個数を数字で記入するだけですが、こちらは只の紙切れにタイ語で筆記するタイプ。まぁ、書き取りテストのようにメニューを書き写せばよいのでしょうが、苦手な人はスタッフを呼んで指差しでも注文できそうです。ただ、麵の種類には黄色い小麦麵・白い小麦麵・細い米の麵・太い米の麵・春雨・ママ―(インスタント麺)、スープも澄ましスープ(商品名にトムヤムって書いてあるのに…)・トムヤムがあり、さらに汁なし・汁なしトムヤムと種類がありますので、悩みが深くなります。ムムム… -
今井さんと同じくスープはトムヤム、麵は黄色い小麦麵(バミーですね)にしました。上から見ると迫力ですが、器は思っていたたよりも底が浅いものでした。トムヤムスープはマイルド系で、辛いものが苦手ではないくせに汗っかきの私でも、案外に平気でした。大きな手長エビが3尾も使われているので160THBという価格にも納得。追加でアイスティーとご飯を追加したので合計200THB、日本円で1000円近くですからタイでの昼食としては大盤振る舞いです(笑)。
若大将も気さくに話しかけてくれました…タイ語で。いや、確かにタイ語の日常会話くらいは大丈夫ですが、私、本当にタイ化しているのかなぁ…。 -
さすがにお腹がパンパン…ということで、土地勘も少しあるし、食後の散歩に出ました。
「ワット・スリー・チュム」というミャンマー様式の寺院がありました。
ランパーンは、かつてミャンマー王朝に支配された歴史もありますし、イギリスにミャンマーが支配されていた時代にも、イギリス商人に連れられてランパーンに移住したミャンマー人も多かったこともあり、今でもミャンマー様式の寺院が多いです。こちらの「ワット・スリー・チュム」もそうですね。創建は1892年とありましたから、イギリスがミャンマーを支配していた時代、やはりイギリス商人によって連れてこられたミャンマー人が建てた寺院の一つなのでしょう。 -
この寺院、ランパーンの最も重要なミャンマー様式寺院と説明書きにありましたが、チェンマイの人気寺院などとは違い、参拝者は私だけ、ひっそりとした雰囲気でしたが…
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この時、私の背中越しに寺院前に観光バスが停まり、欧米人観光ツアー客が30人ほど下車。ただアジアに興味を持つ欧米人観光客は異文化をリスペクしていることが多く、騒がしいこともなく、安心していられます。ちなみに今回の4日間、中国・韓国人観光客らしい人の姿は1度も見ませんでした。
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外国人参拝者向けにお布施をお願いする表示もありました。どうか、お志を。
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パホンヨーティン通りを時計塔方面に向かって歩いています。
さて歩道をふさぐ巨木。日本ならどうするでしょう。お年寄りが歩きにくい、或いは車椅子が通れないということで伐採でしょうか?都市の在り方・自然との共生など、国家運営の根幹を考えさせられた瞬間です。 -
ランパーンのシンボルは鶏。
この学校の門庭もそうですが、各所に鶏のシンボル・オブジェ・マークなどを見つけることができます。 -
ランパーンの中心といって良いであろう五叉路と、その中心に立つ時計塔に到着。
この五叉路沿いには観光案内所があったはず。せっかくなのでランパーンの地図などをもらいに向かってみました。 -
これが瀟洒な観光案内所。
実は12月に初めてランパーンを訪れた時には、まだ内装工事中でした。今回は工事中の雰囲気はなかったものの、まだオープンはされていない模様でした。ただ玄関向かって右側の植え込みに並び立つ「ツーリスト」・「インフォメーションセンター」の表示のうち、「ツーリスト」の部分は健在でしたが、「インフォメーションセンター」の部分は倒壊していました。
タイらしい…(笑)。
ドアには→と共に裏手に臨時案内所があるとの張り紙がしてあったので、向かってみます。 -
駐車場の奥にある、あの建物のようです。
…消防署と一体化した防災事務所のようでした。 -
正面入口は閉まっていたので、脇の通路を入っていくと反対側にも入口らしいものがありました。のぞいて確認していると、近くの大テーブルに座っている非番の消防士のような人が「案内所に来たのか?」、「職員は食事中だ」とのことで、背中に消防車を観ながら待機させてもらいました。13時から20分ほど待ったでしょうか。日本だったら消防署の一角にとぼけた観光客が座っていたら問題になりそうですが、タイでは良いのです。結局、職員の人は戻ってはこなかったため、とりあえずホテルに戻ることにします。
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近くに「Big C mini」があったのでお気に入りの「BOSSブラックコーヒー」を買ってからGrabバイクを予約。しばらくしたらGrabバイクの運転手から電話かかってきて、「×△?@#(←この部分は聞き取れず)なので車で良いか?」という内容。急遽バイクがバンに代わってホテルへ。写真はホテル脇のサナームビン通り。料金は48THB。
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あらためてホテルです。
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ここは「ザ・ココナッツホテル」。その名の通り…
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駐車場の向かい側はココナッツ林のある庭になっていました。ホテル名に偽りなし!
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広い庭に比してロビーは小ぢんまり。ただし、この奥にもカフェに通じる緑があります。現在のバンコク辺りではあり得ない贅沢空間ですね。
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客室に入りました。
予約したのは最も安価なスタンダードキングで4487円でした。それでも客室面積は31平米もありますし、バルコニーも付いています。 -
窓ガラスも含めてとても清潔感がありましたし、客室の淡い色合いも女性好みのように感じました。
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ソファーもありますし、鏡の部分はドレッサーになっており、これも女性には嬉しい仕様だと思います。
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入口ドアから見て左側には…
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大きな冷蔵庫があり、中にはボトルウォーター2本。横の棚にはお花が飾られ…
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コーヒーセットもありました
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テレビの裏側は広々としたウォークインクローゼット。奥はバスルームへの扉です。女性が着替えするなど使い勝手の良さそうなスペースですが…
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このハンガーの数だけはマイナス点かもです。まあ追加でリクエストはできそうですが…。
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そしてバスルーム。シャワーのみですが広めですし、給湯機の威力・水圧共に合格です。
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ただしバスアメニティは最低限です。
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ソファーに座って外を眺めるとココナッツホテルを実感します(笑)。
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バルコニーでは、さらに実感。
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夕刻、食事と買い物のためにセントラルプラザに行きました。ホテルからGrabバイクで49THB。ただし食べたいと思ったものがなく、お菓子などの買い物だけを済ませ、前庭の鶏のオブジェをパチリした後、散歩がてらホテルに戻ります。
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おっ、ランパーン空港だ!
この空港も日本軍によって拡張された歴史があるようです。場所はホテルの近くですが、就航便が少ないこともあってか、一度も離発着音などを耳にすることがありませんでした。
…それにしても、その気になれば容易に侵入できそうな空港です。 -
空港脇を通りホテルへと続いているプラバート通り、その入口近くにあるサナームビン市場で夕食用のソーセージなどを購入してホテルに戻りました。
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ホテルに到着。
客室に戻るとき、フロントデスク前で気づいた朝食の紹介と、その横にあったナイトマーケットのお知らせ。毎日開催されているアッサウィンマーケットと木曜日開催のランパーンナイトマーケット。ただ今日は疲れたので、ゆっくり休むことにします。
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