「葡萄牙、西班牙旅記」vol.3　エントロンカメントの鉄道博物館＜3日目＞

2024/12/01 - 2024/12/31

2週間ほどイベリア半島の2か国をふらふらしてきたので旅記を書いたよ。



vol.3の要点とか

・次なる目的地に向かいがてら途中下車して鉄道博物館へ
・〇〇を見せれば鉄道博物館の入場料が半額になる
・かなり見ごたえのある鉄道博物館でありますため、特に鉄おたの皆様方におかれましてはお時間を多めにご準備いただきますよう。
・鉄道博物館の公式サイトのバーチャルツアーがかなりおすすめ
・4traのポルトガルのエリア選択肢は90近くあるのにエントロンカメントが無い！仕方ないんで「中部・ベイラス地方」を選択。



※1ユーロ≒169円とする。出発直前に行った金券ショップでの外貨両替時1ユーロが169円だったんで。


※記載価格は2024.12の放浪時点のもの。入場料とか運賃とか諸々2025.1から値上げになってるところが多いようなので行く人は要確認のこと。





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「葡萄牙、西班牙旅記」index

▽vol.1　万里の長城だと言ったのは誰だ？＜1－2日目＞
https://4travel.jp/travelogue/11956387/

▽vol.2　口 力 山甲＜2日目＞
https://4travel.jp/travelogue/11956816/

▼vol.3　エントロンカメントの鉄道博物館＜3日目＞
https://4travel.jp/travelogue/11957527/

▽vol.4　ポルトガルのポルト＜3－4日目＞
https://4travel.jp/travelogue/11957692/

▽vol.5　コインブラぶらぶら＜5日目＞
https://4travel.jp/travelogue/11958799/

▽vol.6　我、ここに泊まる。＜6－7日目＞
https://4travel.jp/travelogue/11959037/

▽vol.7　カステロブランコイダーニャアノーヴァ＜7日目＞
https://4travel.jp/travelogue/11960426/

▽vol.8　モンサントと除草剤の関係＜7ー8日目＞
https://4travel.jp/travelogue/11962922/

▽vol.9　出血熱とは無関係＜8ー9日目＞
https://4travel.jp/travelogue/11962999/

▽vol.10　宿代込1万円で楽しむリスボン滞在30時間＜9ー10日目＞
https://4travel.jp/travelogue/11963048/

▽vol.11　これが本場のバレンシアオレンジなのか？＜10－11日目＞
https://4travel.jp/travelogue/11963190/

▽vol.12　イベリア放浪マドリードで〆＜11－12日目＞
https://4travel.jp/travelogue/11964564/

▽vol.13　放浪最終盤のお年玉企画＜13－14日目＞
https://4travel.jp/travelogue/11965403/

エリア ポルトガル

■3日目■

宿の朝食

メニューは少なめだが、宿代に含まれてるんで前日もこの日もいただいた。

リスボンへ向かう

数分程度の遅れはしょっちゅうあるようなので1本早めのにした

シントラ出るときはガラガラだったが　後で混んできた

Lisboa Orienteで乗り換え



ポルトガル鉄道（Comboios de Portugal　略して CP）の駅で、リスボンにある主な駅は複数あり、はじめてだとどの駅を使ったらいいのか結構迷う。

・Lisboa Oriente 空港から北線やシントラ線、シントラ線から北線などの乗り継ぎに便利な駅

・Lisboa Rossio シントラ線の始発駅。サンタ・ジュスタのエレベータが近くにあり、リスボン大聖堂、コメルシオ広場なども徒歩圏内。

・Santa Apolinia ポルトガルの主要路線である北線の始発駅

・Cais do Sodre カスカイス線の始発駅。リスボンからシントラの方をぐるっとまわる場合に利用する駅。

IC（特急）でエントロンカメントへ

2等席　14.05EUR≒2375円

シントラからエントロンカメントまで通しで買っても、バラで買っても金額は同じだったのでシントラからリスボンまではnaveganteカードを利用した。


進行方向反対向きの座席は嫌い。座席を回転させられるように作ればいいと思うんだが。


ポルトガル鉄道（CP）の列車の種類

列車の種類／日本の鉄道のイメージ／座席
AP／ミニ新幹線／全席指定席
IC／特急／全席指定席
IR／快速／全席自由席
R／普通／全席自由席
U／普通（近郊列車）／全席自由席

2時間弱くらいでエントロンカメント到着

前方に見える跨線橋を左に行けば鉄道博物館

ちょうど車両が邪魔で見えないが、ホームから屋外展示が見える

Sintra(青) → Lisboa Oriente(緑) → Entroncamento(赤)

こんな感じで移動してきた

エントロンカメントって最初舌噛むんじゃないかと思ったが慣れてくると結構言いやすい。もちろんバリバリのカタカナ読みだが。

エントロンカメントというのは地名ではあるんだが、ポルトガル語で「ジャンクション、分岐点」という意味の名詞でもある。ポルトガルの2つの主要都市リスボンとポルトを結ぶ北線とスペインとの国境の方に伸びる東線、2つの鉄道路線が交わる場所ということでエントロンカメントという地名になったそうだ。考えるのが面倒だからって適当に命名したのか？


Entroncamento(英語版wiki)
https://en.wikipedia.org/wiki/Entroncamento


ポルトガルの鉄道路線に興味のある人は下記wikiも

List of railway lines in Portugal(英語版wiki)
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_railway_lines_in_Portugal

跨線橋から見える鉄道博物館

しかし、入口まではぐるっと半周（半周も無いけど）

国立鉄道博物館入口

英語表記だとNational Railway Museumとなってるんで「国立鉄道博物館」が正式名称なのだろう。


エントロンカメントまでの切符を見せれば、入場料がなんと半額！！（別に驚くほどのことでもない）

どうも3日以内の切符でもいいらしい。前後3日以内のポルトガル鉄道の切符なら。

6EURの半額で3EUR≒507円


受付のとこで「ロッカーある？」と聞いたらロッカーは無かったが荷物預かってくれた。


国立鉄道博物館の入場券についてのページ（英語版）
https://www.fmnf.pt/en/visit/plan-your-visit/national-railway-museum/

公式サイトに日本語のpdfもあったが、情報が古いうえに割引のこととか書いてない
https://www.fmnf.pt/apps/frontend/public/static/site/MNF_JP.pdf

自分はベリーライトな鉄おたで乗り鉄派所属なので、鉄道車両とかパーツ類とかの細かいことは全然わからん。展示品について知りたい場合は下記URLから（ポルトガル語）
https://colecao.fmnf.pt/


公式サイトには鉄道博物館に行った気分になれるバーチャルツアーもアルヨ。スマホの小さい画面ではなくパソコンのモニタとかで見ればかなりリアルだし、列車の音がしたりしてなかなか面白い。ちょい操作しづらいけど。
https://vr.unit360.pt/mnf/index.htm

いろいろ展示

店舗とかの置物にしてもよさそうなしゃれおつな時刻表

汽車模型

測ったわけではないんで違っとるかもしれんが、情報通り軌間（レール幅）が広く感じた。この写真に写ってる中で一番広いのが1668mmかもしれん。


ポルトガルの軌間はすごく広い。日本の新幹線の軌間が1435mmで、この間乗ったモルドバ国鉄の軌間が1520mm、ポルトガルの軌間は更に広い1668mm。

『イベリア軌間とは、イベリア半島、特にスペインやポルトガルの特徴的な軌間である。ヨーロッパ大陸の鉄道で多数派を占める標準軌より233mm軌間が広く、イベリア半島の複雑な地形で機関車の安定性を損なうことなく、速度を上げるために採用された。』とwiki先生が解説している。

ポルトガルの鉄道すべての軌間が1668mmというわけではなく、例えばリスボンメトロは1435mm。


イベリア軌間(wiki)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A2%E8%BB%8C%E9%96%93

屋外展示もアルヨ

銘板とか

1900年製ってこと？

偉い人が乗る列車（たぶん）

たくさんの車両が展示されてるエリア

来場者はほとんどおらず、終始ほぼ貸し切り状態だった

電車でGo

いろいろ道具とか

本当にこうやって並べて設置してあったのか？

こんな感じの色の組み合わせの車両、日本にもあったよな

ポルトガルの車両ってなんか強そう

これすごくええがな

日本の鉄道より軌間が広いからか車内の幅がかなり広い気がした

わざわざ人多いところに行かんで　もっとみんなココに来ればいいのに。

中見えるのわくわくするねー

クハ　キハ　クモハ

日本の運転席とは違う感じがする

屋外の展示（屋根はあるが）

かわいい車輌

今も回転させられるのか？

半円形の展示エリア

ポルトガルではいつ頃までこういうのが走ってたんだろうか

車輪がかっこいい

さあ行くんだ～ その顔を上～げて

乗り鉄派所属だがSLには乗ったことない。日本にいくつか乗れる区間があるけど。

博物館内では現役の線路を渡るところがあるんで係員が誘導してくれる



かなり見ごたえのある鉄道博物館だった。リスボンからポルト（ポルトからリスボン）の途中にあって駅からも近くて行きやすいんで、そんなに興味ない人も時間あったらおすすめ。

エントロンカメントからIR（快速）でポルトへ

自由席　17.25EUR≒2916円

特急だと2時間ちょいだが快速だと3時間弱かかる。ポルトに着くのは夕方、今日は観光できそうにないが仕方ない。のんびり行こうぜ。


鉄道博物館、思っていたより見るのに時間がかかって予定の特急に乗れず、その次の快速に乗車。どのくらい時間かかるかわからなかったんで特急の切符は購入していなかった。

というか、特急発車時刻の20分くらい前にネットで購入しようとしたら残席がゼロだった。ま、最後の方、特急の時間を気にし端折って見てたんで、次の快速列車にしたことでゆっくり見れた。鉄道博物館見るのに2時間あれば余裕っしょと考えてたが全然余裕じゃなかった。

Entroncamento(青) → Porto Campanha(赤)

3時間弱の乗り鉄旅　出発

この旅行記へのコメント （1）

• yanosonoさん 2025/03/22 18:35:39

  ここ　おもしろかったですね

  屋外展示はガラクタ置き場の感じでしたが