2025/01/25 - 2025/01/25
336位(同エリア1856件中)
けんいちさん
けんいちの1人旅です。
昨年末、秩父三十四ヶ所観音霊場の巡礼を無事に結願しました。初めての巡礼だったこともあり、まずはすべての寺を訪れることを第一の目的として、7日間かけて巡りました。振り返ると、やや急ぎ足になってしまったため、もう一度、見どころをじっくり味わいながら巡りたいと考えました。
また、ライトアップされた「あしがくぼの氷柱」を見たいという思いもあり、寒い時期に再び巡礼を始めることにしました。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
〈1日目の巡礼歩行距離・歩数〉
14.5km・21,670歩
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
自宅を朝5時半に出発して池袋駅に着きます。前回の秩父巡礼は主に車で向かいましたが、この時期は路面凍結が怖いです。よって電車で現地に向かうことにします。
-
7時30分発 ちちぶ5号 ラビュー に乗車します。
-
乗車率は20%弱といったところでしょうか。
-
西武秩父駅に到着です。池袋駅から1時間20分の乗車でした。
-
乗客の多くはそのまま駅前のバス停に並びます。三峰神社行の乗り場には長蛇の列です。
-
私もバスに乗って1番札所へ向かいます。周りには登山ツアーの参加者が並んでいました。バスが来るまでの間、順番に地図が配られていたのですが、私もツアーの一員と勘違いされたようで、「いえ、私は違うんですよ」とお断りしました(^-^;
9時10分発 定峰行 路線T1 のりば2 -
バスは登山ツアーの参加者で満席でした。私だけが立って乗車している状態です。
しかし、途中のバス停で降車ボタンが押されると、乗客全員が降りていきました。私はてっきり、バスの行き先である定峰周辺の山へ向かうのだと思ってました。街中で降りて、一体どこへ行くのでしょう? -
西武秩父駅からバスに約20分乗り、一番札所に近い栃谷バス停で降ります。
バスを降りてスマホを見ていると、バスは発車せず、運転手さんがマイクで「お客さん、お客さん」と声をかけてきました。何事かと思ったら、「一番札所に行かれますか? それなら、交差点を右に曲がって橋を渡ったら……」と道案内をしていただきました。
私はトラッキングアプリを起動しようとスマホを見ていたのですが、運転手さんには地図アプリで道を調べているように見えたのかもしれません。
ご親切にありがとうございましたm(__)m -
第一番札所 四萬部寺(しまぶじ)
鎌倉の自宅を朝5時半に出て、現在すでに10時です。4時間半も掛かってようやくスタート地点です(^-^; -
山門では小坊主さんが出迎えてくれます。参拝2巡目ではこの小坊主さんがどこに居るか確認していきます。
-
まず、手水舎で手や口を清めるのが作法ですが・・・
-
[凍結中 水が出ません]
夜は氷点下になる秩父ならではですね。 -
境内
-
観音堂で蝋燭・線香・納め札・賽銭を納めます。こちらは靴を脱いで本堂内に入れますので、中でお経を読みます。
-
極楽之図
-
地獄之図
-
各お寺の観音堂には、観音霊験記をもとにした額絵が飾られています。小坊主さんと共にこちらも確認していきたいと思います。
-
施食堂(せじきどう)
-
十二支守り本尊
-
経塚本尊の釈迦如来像
明治末に行方不明になって、70年ぶりに銀座で発見されて買い戻された像だそうです。 -
今回は二度目の巡礼となるため、前回の納経の上から「重ね印」を押してもらいます。紙面が真っ赤になるまで巡ってみたいですね。秩父巡礼では日付印も入るため、後から見返したときに、いつ訪れたのかが分かるのも良い点です。
重ね印 200円 -
歩き巡礼をスタートです。2巡目ですので地図を見ることなく歩くことができます。昨年歩いたときには無かった新しいロゴの案内札が適所に設置されていました。
-
2番札所を目指します。
-
秩父巡礼はスタートしていきなり難所があります。200mほどをイッキに登らなくてはなりません。着ているダウンジャケットと風除けにしているレインウェアを脱ぎ、フリースのみになります。
-
念のために、熊鈴を鳴らしながら歩きます。
-
思ったより楽に登ることができました。2番札所に到着です。ここは無人です。
-
/
-
第ニ番札所 真福寺(しんぷくじ)
-
小坊主さん
観音堂の前にいました。 -
観音霊験記額絵
-
屋根にはお札が隙間なく貼られています。
-
標高は400mくらいです。遠くに秩父市街が見えます。
-
車道を下って行きます。側に川が流れる道を歩きます。
-
2番札所は無人でしたので、納経はこちら光明寺でいただきます。
-
仁王像
-
お昼12時の音楽が流れます。
-
第三番札所 常泉寺(じょうせんじ)
真正面にあるのは本堂です。 -
観音堂は少し小高い場所にあります。
-
小坊主さんは観音堂の前に居ました。
-
観音霊験記額絵
-
蓮池
ここで女性巡礼者に声をかけられました。「この業界の方ですか?」
「般若心経がお上手だったので・・・」とお褒めの言葉をいただきました。しかし私は無宗教かつ無信仰のサラリーマンで、大泉洋さんの番組(水曜どうでしょう)を見て遍路を始めたエセ巡礼者なのですm(_ _)m -
今日は横瀬川を行ったり来たりします。
-
横瀬川
-
欄干には巡礼者がデザインされています。昔からここが巡礼道だったのですね。
-
第四番札所 金昌寺(きんしょうじ)
-
境内にはたくさんの石仏です。
-
/
-
/
-
観音堂
-
慈母観音像
-
小坊主さんは観音堂の前にいました。
-
近所にいそうなおじさんの顔ですね(^-^;
-
観音霊験記額絵
-
金昌寺の境内にはお蕎麦屋さんがあるので、ここでお昼ご飯にすることにしました。
店内を覗くと、大きなテーブルを囲んで地元の人たちが集い、賑やかにお酒を楽しんでいます。先ほど、私の般若心経を褒めていただいた女性2人組の姿もありました。
天ぷらそばを注文します。テーブルの上にはさまざまな漬物や芋の天ぷら、誰かが持ち寄った葛餅や柿ピーまで並んでいて、自由に食べていいとのことです。地元の方々といろいろお話しし、楽しい時間を過ごしました。
帰り際、「またおいで」と声をかけてもらいました。次に訪れる機会があれば、ここをゴールにしてお酒を楽しみたいですね(≧∀≦) -
寸六の十一面観音
-
仁王門の草鞋
-
5番札所に向かいます。だいぶお蕎麦屋さんに長居してしまいました。14時を過ぎています。
-
道しるべ
-
第五番札所 語歌堂(ごかどう)
女性2人組の巡礼者は車なのですが、いつもお寺で会います。 -
観音堂
-
観音堂の階段下に小坊主さん・・・ん!顔がちょっとイケメンになっているではありませんか!手の位置も違います。本来はお寺のプレートを抱えるようになっているのですが、気を付けの姿勢になっています。[日本霊場合掌友の会]とあります。ニセモノのようです(^-^;
*案内看板にホンモノもニセモノもありませんが、ここでは四国霊場でも使われている標準小坊主さんをホンモノとさせていただきます。日本霊場合掌友の会のみなさまゴメンなさいm(_ _)m -
さらに小坊主さんは、観音堂の濡縁にいました。しかしそこにはお寺の名前ではなく、[まるかん]という文字と人の名前が記載されています。まるかんとは寄贈した会社や店舗名なのでしょうか?ネットで検索してもそれらしいものは出てきません。
-
まるかん小坊主さんの裏側が、寺名を掲げた小坊主さんでした。こちらが正真正銘のホンモノです。
裏を向けられ、人目に付かないホンモノ小坊主さんの無念は計り知れません(^-^; -
観音霊験記額絵
-
納経は少し離れたところにある長興寺でいただきます。
-
切り絵の御朱印が売られていましたので購入です。語歌堂の横にある藤がモチーフです。
-
風が少しずつ強くなってきました。6・7番札所を目指します。武甲山が目の前にど~んと聳えるこの道が好きです。
-
寺坂棚田
-
第七番札所 法長寺(ほうちょうじ)
次は6番札所ですが、道順では7番札所へ先に着きます。 -
小坊主さんは観音堂です。
-
牛伏堂由来の石像
-
冬の間の納経所が開いている時間は8時~16時です。すでに15時45分になっています。2巡目はゆっくり巡ることをテーマにしているのですが、やはり時間ギリギリになると急いでしまいますね(^-^;
-
第六番札所 卜雲寺(ぼくうんじ)
-
観音堂
-
夕陽を浴びる小坊主さんは観音堂前に居ます。
-
観音霊験記額絵
-
納経所が閉まる5分前に納経をいただきました。
-
16時キッカリに住職さんは寺を閉め、車に乗って帰っていきました。今日はここで札止めです。
-
西武鉄道の横瀬駅まで歩くことにします。9番札所の前を通ります。すでに観音堂や納経所は閉められています。お参りは次回とします。
-
武甲山とセメント工場
これぞ秩父の風景です。 -
横瀬駅に到着です。1番札所から14.5kmの歩き巡礼でした。
-
横瀬駅から1駅電車に乗り、芦ヶ久保駅で降ります。
[あしがくぼの氷柱]が目的です。先週友人からライトアップされた氷柱を見に行ってきたと連絡があったためです。 -
時間はまだ17時前です。ライトアップを見る時間としてはちょっと早いですね。
-
土日祝のライトアップ時間に車で訪れる人はインターネットで予約が必要です。入場時間も指定されています。西武鉄道に乗ってきた人は、駅内に整理券が置いてあるので予約や時間指定なく入場することができます。ただ入場券を購入するために1つしかない窓口に並ぶ必要があります。インターネットで予約するとQRコードをスタッフの方に見せるだけで通れるのでスムーズです。
ライトアップ時間(中学生以上) 500円
*交通系ICカードで支払うとポケットティッシュがもらえます。 -
入場口からちょっとした山道を10分ほど歩くと、あしがくぼの氷柱エリアがあります。人工的に水を撒いて氷柱を作っています。
-
徐々に暗闇が迫りライトアップが映えるようになってきました。
-
ライトの色が変化します。
-
/
-
/
-
/
-
会場ではここはと思われる場所で一眼レフを持ってその時を待っている人がいます。すぐそばを通る西武鉄道の列車とライトアップされた氷柱を一緒に撮影しようとしているからでした。特急ラビューは氷柱の前では徐行運転をします。
-
斜面を登っていきます。間近で見るより離れて見た方が綺麗ですね。
-
/
-
/
-
出口付近には薪ストーブが設置されていて、多くの人が暖をとっています。帰りはくねくねと山を下りていきます。杖を貸し出しているほどで、「疲れた」「足が重い・・」と言っている人がいました。
-
4番札所のお蕎麦屋さんでご一緒した地元の人の話では、今年の冬は暖かくて氷柱が早く溶けてしまうかもしれないと言っていました。開催期間は2月下旬までとなっていますが、見たい人は早い時期に訪れた方がいいかもしれません。
-
再び西武鉄道に乗り西武秩父駅に戻ってきました。駅の温泉で温まりましょう。
-
祭の湯
-
お風呂に1時間ほど入って、疲れ&冷えた体を温めたあと食事処で夕ご飯にします。生ビールのおいしいこと(≧▽≦) そして秩父グルメを注文します。田楽の味噌がとても美味しいです(^-^)
生ビール+田楽セット
豚味噌焼 -
20時24分発のラビュー号で帰る予定でしたが、1本あとの列車に乗ることにしてゆっくり過ごすことにします。
武甲正宗の純米酒に、ホルモンの唐揚げ、しゃくしな漬けと秩父の名産を続けます。 -
メニューを見ると[みそぽてとアイス]がありました。さすがにそれはナシじゃないかと思いましたが、興味本位で注文です。
・・・やっぱり別々の方がいいですね(^-^; -
21時24分発のちちぶ60号ラビューに乗り込みます。池袋まで寝て帰ります。
-
池袋駅では湘南新宿ラインの最終列車にギリギリ間に合い、途中横須賀線に乗り換えて鎌倉駅まで帰りました。すでに日付が変わっていました。
早朝から深夜まで余すことなく時間を使った秩父旅でした。相当な寒さを覚悟していたのですが、ポカポカ陽気で巡礼を行うことができました。氷柱ライトアップも見ることができ、地元の人とのふれあい、温泉・グルメと充実した1日になりました。巡礼の続きが楽しみですね(^-^)
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
秩父札所34観音霊場 2度目の歩き巡礼
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
秩父(埼玉) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 秩父札所34観音霊場 2度目の歩き巡礼
0
103